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3章:魔王選抜トーナメント
36話:修行開始!
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「サクラもそれで大丈夫そう?」
そう人畜無害に聞いてくるお母様に、心の中で悪態をつきながらもしぶしぶ了承した。
でも、魔王選抜トーナメントに出るって私が使える魔法って『怪我を治す魔法』と『ワープ』だけだよ?
攻撃魔法も防御魔法も知らないのに、戦いなんて出来るわけないじゃん。
しかも魔王選抜トーナメントがいつ開催されるのかもわかんないのに…!!
やっぱり今からで自辞退したい!って言おうかな?
でも言う勇気はない…。元社会人の悲しい性…。トホホ…。
「お母様、シトリンの修行はお父様がみるみたいだけど、私はどうしたらいいの?」
せめて生き残るだけの努力はしよう。
そう思い私の修行を誰が見てくれるのかお母様に確認する。
「サクラはママとパパの二人で見るわよ?」
「え!お母様とお父様のお二人が!?」
「えぇ。だって闇の魔力と光の魔力、両方扱える者はいないけど片方ずつのスペシャリストはここにいるじゃない?だから何が合ってもサクラを助けられるようにね。」
「ち、ちなみにどんな修行をする予定でしょうか?お母様?」
「うーん。そうねぇ…。」
出来るだけ危なくないの!
そして出来れば防御魔法多めでお願いします!!
「パパからは体術と光の魔力の使い方。ママからは闇の魔力の使い方かしら。」
よかった。意外と体育みたいな内容そう。
見本見してもらって、はいやってみてね?的な奴でしょ?
ここでは命の心配はなさそうかも!!いやー、いくら元勇者と元魔王でも親だもんね!
安心!安心!
「教え方はどうするんだ?ママ」
「実践あるのみよ!」
「おぉ!ならアレだな!?」
「そうね!実際に戦ってみればいいだけの話よ!!」
…。
神様。私何か悪い事でもしましたか…?
「それじゃあ!まずパパからシトリンとサクラの体術を見てもらいましょう!!あ、あとシトリンはどんな魔力系統なのかも調べなきゃ!なんだかとってもワクワクするわ!!」
お母様だけです。はしゃいでるの。
ある程度開けた広場のような場所に到着。到着した途端お父様が何かを唱えたのか地面から木が生えて、木刀が三振り出来上がった。
「え、光魔法ってそんなことできるの!?」
「光魔法…?あぁ!!サクラ違うぞ!これは自然魔法だ。いい感じの木刀があった方が実践に近いだろう。これで剣術向きなのか体術向きなのか確認しよーと思ってな。」
お父様は一振りずつ私とシトリンに投げて渡す。
「よぉーし!!二人同時でいいから俺を殺す気でかかってきなさい!!」
そう人畜無害に聞いてくるお母様に、心の中で悪態をつきながらもしぶしぶ了承した。
でも、魔王選抜トーナメントに出るって私が使える魔法って『怪我を治す魔法』と『ワープ』だけだよ?
攻撃魔法も防御魔法も知らないのに、戦いなんて出来るわけないじゃん。
しかも魔王選抜トーナメントがいつ開催されるのかもわかんないのに…!!
やっぱり今からで自辞退したい!って言おうかな?
でも言う勇気はない…。元社会人の悲しい性…。トホホ…。
「お母様、シトリンの修行はお父様がみるみたいだけど、私はどうしたらいいの?」
せめて生き残るだけの努力はしよう。
そう思い私の修行を誰が見てくれるのかお母様に確認する。
「サクラはママとパパの二人で見るわよ?」
「え!お母様とお父様のお二人が!?」
「えぇ。だって闇の魔力と光の魔力、両方扱える者はいないけど片方ずつのスペシャリストはここにいるじゃない?だから何が合ってもサクラを助けられるようにね。」
「ち、ちなみにどんな修行をする予定でしょうか?お母様?」
「うーん。そうねぇ…。」
出来るだけ危なくないの!
そして出来れば防御魔法多めでお願いします!!
「パパからは体術と光の魔力の使い方。ママからは闇の魔力の使い方かしら。」
よかった。意外と体育みたいな内容そう。
見本見してもらって、はいやってみてね?的な奴でしょ?
ここでは命の心配はなさそうかも!!いやー、いくら元勇者と元魔王でも親だもんね!
安心!安心!
「教え方はどうするんだ?ママ」
「実践あるのみよ!」
「おぉ!ならアレだな!?」
「そうね!実際に戦ってみればいいだけの話よ!!」
…。
神様。私何か悪い事でもしましたか…?
「それじゃあ!まずパパからシトリンとサクラの体術を見てもらいましょう!!あ、あとシトリンはどんな魔力系統なのかも調べなきゃ!なんだかとってもワクワクするわ!!」
お母様だけです。はしゃいでるの。
ある程度開けた広場のような場所に到着。到着した途端お父様が何かを唱えたのか地面から木が生えて、木刀が三振り出来上がった。
「え、光魔法ってそんなことできるの!?」
「光魔法…?あぁ!!サクラ違うぞ!これは自然魔法だ。いい感じの木刀があった方が実践に近いだろう。これで剣術向きなのか体術向きなのか確認しよーと思ってな。」
お父様は一振りずつ私とシトリンに投げて渡す。
「よぉーし!!二人同時でいいから俺を殺す気でかかってきなさい!!」
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