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3章:魔王選抜トーナメント
34話:魔力検査
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「アビス様、契約を遊びで使うのはやめてくださいよ。」
あ、やっぱりそういう契約なんだ。
お母様すご!
「だって貴方たち、私の要件も聴かずに帰っていくんですもの。」
「あぁ!?アンタの娘と息子に挨拶ってだけだろ!?違うのかよ!?」
「違うから呼んだんでしょう。もう、困った坊やたちね。」
坊や!?この大人二人捕まえて坊や!?
え、ちょっとまってお母様いくつなの!?実はめちゃくちゃ年とってるの!?
「それで、アビス様。御用というのは?」
「そうそう!サクラとシトリンにも魔力検査をやってもらいたくって。大丈夫かしら?」
「魔力検査ですか?うーん、問題ないと思いますよ。例年通り水晶は多めに準備しておりますが、今回は誰も壊さなかったのでお二人の魔力検査ぐらい大丈夫ですよ。」
「そう!よかったわ!」
「アンタに頼まれて”出来ない”なんて言えねぇだろ。」
「ジャック、なんか言ったかしら?」
「…何でも。」
「ところでキース、水晶の色は?」
「例年通り黒ですよ。黒が三つありますね。」
「なら二つ壊してしまっても大丈夫ね。それじゃあ、魔力検査しましょうか!」
そういうとお母様は立ち上がり、皆でワープゾーンに入った。
ワープゾーンを抜けると、想像していた大きな階段の上に大きな椅子がある広い場所に出た。
「うっわ!懐かしい、ここでママと戦ったんだよ!うっわ~、綺麗になってるなぁ!!」
懐かしさからかお父様がキョロキョロあたりを確認する。
地元に帰ってきたおじさんか。
にしてもやっぱりここが魔王の座る所か…!
さっきの部屋と違って禍々しいのはそのせいか!すっごいカッコイイな!
「もう、恥ずかしいんだから。ほら、サクラ、シトリン。これが魔力検査する黒の水晶よ。」
そういってお母様についていくと、黒い水晶が三つ等間隔に並んでいた。
「シトリンくんこちらへ、サクラちゃんはそちらへどうぞ。ジャック。」
「ッチ。サクラ嬢。てめぇの補助は俺様がつく。俺様がいったようにやれよ。」
「シトリンくんには僕がつきますから安心してくださいね。」
「よろしくお願いいたします。」
え、私がこのジャックさんなの!?
というかキースさん、明らかにシトリンを贔屓してますが!?
「おら、黒い水晶に手を置け。」
その言葉に慌てて水晶の上に手を置く。
「おっし、それでいい。じゃあ何を感じても俺様がいいと言うまで手を離すなよ。」
「は、はい。」
「いい返事だ。」
何が起きてるんだろう?
黒い水晶に手を置いて、じーっと見つめる。何を感じても手を離すなって言われても何にも感じないんだけど…。
はて?
魔法は使えたから魔力はあると思うんだけど…。
まさか魔力全然ないとか!?元魔王と元勇者の娘なのに!?
あ!そういえばお母様相殺したかもって言ってたよね。そのせいで私、全然魔力ないとか!?
そんなことを考えていると急にジャックさんに手を引かれる。
「え?」
そう言った時には黒い水晶は粉々に壊れていた。
それは隣で魔力検査をしていたシトリンの水晶も同様だった。
あ、やっぱりそういう契約なんだ。
お母様すご!
「だって貴方たち、私の要件も聴かずに帰っていくんですもの。」
「あぁ!?アンタの娘と息子に挨拶ってだけだろ!?違うのかよ!?」
「違うから呼んだんでしょう。もう、困った坊やたちね。」
坊や!?この大人二人捕まえて坊や!?
え、ちょっとまってお母様いくつなの!?実はめちゃくちゃ年とってるの!?
「それで、アビス様。御用というのは?」
「そうそう!サクラとシトリンにも魔力検査をやってもらいたくって。大丈夫かしら?」
「魔力検査ですか?うーん、問題ないと思いますよ。例年通り水晶は多めに準備しておりますが、今回は誰も壊さなかったのでお二人の魔力検査ぐらい大丈夫ですよ。」
「そう!よかったわ!」
「アンタに頼まれて”出来ない”なんて言えねぇだろ。」
「ジャック、なんか言ったかしら?」
「…何でも。」
「ところでキース、水晶の色は?」
「例年通り黒ですよ。黒が三つありますね。」
「なら二つ壊してしまっても大丈夫ね。それじゃあ、魔力検査しましょうか!」
そういうとお母様は立ち上がり、皆でワープゾーンに入った。
ワープゾーンを抜けると、想像していた大きな階段の上に大きな椅子がある広い場所に出た。
「うっわ!懐かしい、ここでママと戦ったんだよ!うっわ~、綺麗になってるなぁ!!」
懐かしさからかお父様がキョロキョロあたりを確認する。
地元に帰ってきたおじさんか。
にしてもやっぱりここが魔王の座る所か…!
さっきの部屋と違って禍々しいのはそのせいか!すっごいカッコイイな!
「もう、恥ずかしいんだから。ほら、サクラ、シトリン。これが魔力検査する黒の水晶よ。」
そういってお母様についていくと、黒い水晶が三つ等間隔に並んでいた。
「シトリンくんこちらへ、サクラちゃんはそちらへどうぞ。ジャック。」
「ッチ。サクラ嬢。てめぇの補助は俺様がつく。俺様がいったようにやれよ。」
「シトリンくんには僕がつきますから安心してくださいね。」
「よろしくお願いいたします。」
え、私がこのジャックさんなの!?
というかキースさん、明らかにシトリンを贔屓してますが!?
「おら、黒い水晶に手を置け。」
その言葉に慌てて水晶の上に手を置く。
「おっし、それでいい。じゃあ何を感じても俺様がいいと言うまで手を離すなよ。」
「は、はい。」
「いい返事だ。」
何が起きてるんだろう?
黒い水晶に手を置いて、じーっと見つめる。何を感じても手を離すなって言われても何にも感じないんだけど…。
はて?
魔法は使えたから魔力はあると思うんだけど…。
まさか魔力全然ないとか!?元魔王と元勇者の娘なのに!?
あ!そういえばお母様相殺したかもって言ってたよね。そのせいで私、全然魔力ないとか!?
そんなことを考えていると急にジャックさんに手を引かれる。
「え?」
そう言った時には黒い水晶は粉々に壊れていた。
それは隣で魔力検査をしていたシトリンの水晶も同様だった。
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