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2章:王国でのパーティー
12話:王子様の不安
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━エタンセル王国、エタンセル城の一室。
「父上、お呼びでしょうか?」
「よく来たなルイス。」
白髭が生えた厳格な立ち振る舞いのエタンセル王国の国王、エタンセル四世。
そのすぐそばには黒髪赤目の美少年、エタンセル王国のルイス王子がいた。
エタンセル四世がルイス王子を見つめ、真面目な顔つきで話し始める。
「ルイス。パーティーの準備は順調か?」
「はい。私のお披露目とのこと順調に準備を進めております。」
「そうか。」
「…何かご心配な事がございますでしょうか?」
神妙な顔をしたエタンセル四世が椅子に座る。
立派な白髭を触りながらルイス王子に向かい説明をし始める。
「大きなパーティーの際、私はいつも招待している男がいるだろう?」
「はい。あの元勇者様の…。」
「あぁ。ユウヤ殿だ。」
「ですが元勇者様は地元で結婚されたとお聞きしました。」
「その結婚相手が問題なんだ。」
「結婚相手、ですか?」
「…元魔王のアビスだ。」
「っな!元魔王のアビスって歴代で最強と言われたあの魔王ですか!?勇者によって倒されたと聞いておりましたが!?」
「表向きはな…。」
「なぜそのような事に!?」
「まぁ色々問題のある勇者だったからな…。色々あるんだ。色々。」
「父上なぜそんな遠い目を…?」
「兎に角その二人の間に一人娘がいるんだ。確か名をサクラといったか?」
「一人娘…。」
「お前と近い年だ。今後の事もあるからなその娘も招待する事にした。」
「勇者と魔王の子を…招待…。」
「ルイス、今回はお前のお披露目も兼ねている。だから貴族たちは必ずお前の婚約者にと自分の娘を紹介してくるだろう。」
「はい。」
「婚約者争いは水面下で行われるが、その時にサクラ嬢が巻き込まれないとも限らん。そんなことになれば…。」
「サクラ嬢の機嫌を損ねて、魔王アビスが飛んでくる…。」
「そのうえ勇者の怒りも買う。アイツの人脈と力は恐ろしいものだ。私も気を付けてみるが、気軽に手はだせん。その為にもルイス、お前に動いてもらいたんだ。」
そう言うと国王はルイスの肩に手を置き、不安そうなルイスに優しい目をして口を開いた。
「酷だということは分かっている。だが、私は信じているぞ。」
「…はい。拝命いたしました。父上。」
不安げな足取りでルイス王子は部屋を出ていく。
その後ろ姿を見送ると、国王はベットに寝転び考え込むように眠りについた。
「父上、お呼びでしょうか?」
「よく来たなルイス。」
白髭が生えた厳格な立ち振る舞いのエタンセル王国の国王、エタンセル四世。
そのすぐそばには黒髪赤目の美少年、エタンセル王国のルイス王子がいた。
エタンセル四世がルイス王子を見つめ、真面目な顔つきで話し始める。
「ルイス。パーティーの準備は順調か?」
「はい。私のお披露目とのこと順調に準備を進めております。」
「そうか。」
「…何かご心配な事がございますでしょうか?」
神妙な顔をしたエタンセル四世が椅子に座る。
立派な白髭を触りながらルイス王子に向かい説明をし始める。
「大きなパーティーの際、私はいつも招待している男がいるだろう?」
「はい。あの元勇者様の…。」
「あぁ。ユウヤ殿だ。」
「ですが元勇者様は地元で結婚されたとお聞きしました。」
「その結婚相手が問題なんだ。」
「結婚相手、ですか?」
「…元魔王のアビスだ。」
「っな!元魔王のアビスって歴代で最強と言われたあの魔王ですか!?勇者によって倒されたと聞いておりましたが!?」
「表向きはな…。」
「なぜそのような事に!?」
「まぁ色々問題のある勇者だったからな…。色々あるんだ。色々。」
「父上なぜそんな遠い目を…?」
「兎に角その二人の間に一人娘がいるんだ。確か名をサクラといったか?」
「一人娘…。」
「お前と近い年だ。今後の事もあるからなその娘も招待する事にした。」
「勇者と魔王の子を…招待…。」
「ルイス、今回はお前のお披露目も兼ねている。だから貴族たちは必ずお前の婚約者にと自分の娘を紹介してくるだろう。」
「はい。」
「婚約者争いは水面下で行われるが、その時にサクラ嬢が巻き込まれないとも限らん。そんなことになれば…。」
「サクラ嬢の機嫌を損ねて、魔王アビスが飛んでくる…。」
「そのうえ勇者の怒りも買う。アイツの人脈と力は恐ろしいものだ。私も気を付けてみるが、気軽に手はだせん。その為にもルイス、お前に動いてもらいたんだ。」
そう言うと国王はルイスの肩に手を置き、不安そうなルイスに優しい目をして口を開いた。
「酷だということは分かっている。だが、私は信じているぞ。」
「…はい。拝命いたしました。父上。」
不安げな足取りでルイス王子は部屋を出ていく。
その後ろ姿を見送ると、国王はベットに寝転び考え込むように眠りについた。
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