【創作BL】溺愛攻め短編集

めめもっち

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【名有】不感症な受けは単なる開発不足でした♡

8話 二人で寄り添って

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───開発し始めて5日目。

ずっと気になっていた事があって、その日の夜。浅海に問いただしてみる事にした。

「………開発し始めてから、浅海、自分処理は……オレの前ではしてないよね?」

「…………」

あまりそこを聞かれたくなかったのか、浅海はギクリとした顔で口をつぐんだ。

「……オレのためを思ってくれてるのはわかってるんだけど……気になっちゃって。ごめん」
「そ、そんな事ないよ!深鳥に触れた手で触るのは凄く興奮したし……」

「え」

「う……その……深鳥が思っているほど我慢してないって意味で……」
「ああ……うん……それは……よかった」
「ごめん、俺、変に興奮してばっかで」
「責めたかった訳じゃないから…!なかなかテンション合わせれなくて、こっちこそ、ごめん」
「ううん。深鳥が触っていいって思ってくれてるだけで嬉しいから。深鳥のペースでやってこう」
「……ありがとう」

浅海は優しい。けれどこの優しさに甘えてしまうと、いつまでも甘えてしまう自分がいる。
だから、自分にできる事はしていきたい。なにより抵抗感は大分なくなってきているのだから。

「あのさ。今日は……道具使ってもいいよ」
「ん、いいけど。いいの?」
「うん。解すまでは……浅海の手でやって欲しい。慣らしは……道具にして、余裕があったら浅海の方も気持ちよくしてあげたいなって」

すると浅海が何もなしに喉を詰まらせて、咳払いをした。

「ン”ン"……それは……えと」
「できたら……だけど。オレも浅海のこと触りたいな」
「み……とり……」

浅海は一瞬、腕をこちらに回そうとしたが思い直したのかそれをひっこめた。こちらを驚かせない為だとわかってはいるが、そこか少し一抹の寂しさを感じた。そのまま落ち着かない素振りで逡巡すると

「いやだったり、辛かったりしたら……すぐ言ってね。俺、興奮すると中々止まれないと思うから……」
「そ、それは……きっと大丈夫……」

ある意味、あの襲われた夜のお陰で免疫が付いたかもしれない。もし素面の浅海から最初の一歩を踏み出していて、突然興奮して止まれなくなった浅海を見る羽目になったら、関係を見直すこともなく怖いまま終わってしまっていたかもしれない。

───一通り確認し終わったあと、今夜の営みが始まった。

薄暗いなりに、それなりには見えるようにテーブルランプのあんず色の灯に照らされて、二人の輪郭が浮かび上がる。

「ふ……ぅ………っ…」

ローションを馴染ませたそこへ、浅海の指がくにくにと入口をマッサージするように解していく。その窄まりに他人の指が触れる感覚は、まだ慣れず、どこか違和感があって恥ずかしい。それでも前回よりは柔らかくなっていて、浅海も少しコツを掴かみ始めたのか、窄まりはもう指を受け入れやすく開き始めていた。

「じゃあ……まず小指から入れてみるね」
「ん……」

耳元で囁かれる言葉に甘い痺れを感じながら、つぷ……と浅海の指が挿ってくるのを受け入れていく。

「はぁ……ぅ……」
「へいき?」
「ぅ…ん…前より、へいき…」
「……じゃあ動かしてみるね?」
「んん……ぅんっ」

浅海が小指をゆっくりと抜き差しすると、ローションのぬめりでちゅぷちゅぷと粘着質な音が響いていく。その水音に反応してか、自分の前も少しずつ芯を持ち始めていて、浅海の指の動きに合わせてぴくぴくと小さく震えていた。

「んっ……ふぅっ……」
「……今日は人差し指入れてみようと思うんだけど……いけそう?」

こくこくと首を縦に振ると小指がゆっくり引き抜かれ、入り口を改めてくにくにと指の腹で刺激したあと、ゆっくりと浅海の人差し指が挿ってきた。

「あ……っくぅ……!」

浅海の人差し指は、やはり小指より太くて長くて。その違和感に少し身体が強ばる。けれど前を触られながらゆっくり抜き差しされると、少しずつ力が抜けていくのが自分でもわかった。浅海もこちらの反応を見ながら、中を傷つけないように慎重に進めているのがわかる。

「はぁ……ぅう……」
「……苦しくない?」
「ん……だいじょぶ……」
「よかった……じゃあ、もうちょっと動かしてみるね」

浅海はゆっくりと指を動かしていく。最初は少し苦しいけれど、その圧迫感もだんだんと慣れてきて、小指よりも奥に進んでいる実感がある。まだ内壁は解れ切っていないのもあり、浅海は抜き差しするというよりは動きに沿って軽く押し込んでいくように進んでいく。

「……今日は大分挿入れたね、そろそろ道具使っても……いいかな?」
「う……ん……」

ずる、と浅海の指がゆっくり抜けていくと、名残惜しさで少しばかりの喪失感を感じた。浅海は雲形定規で描いたような湾曲した細長いそれを取ると、ローションを塗り、改めてそこに宛がった。

「ゆっくり……挿れるね」

浅海は宣言通り、ゆっくりとそれを挿入していく。ずぷずぷと入っていく感覚は指よりも異物感が強く、無機質で体温のないソレは少し怖い。けれど浅海がずっと手を握っていてくれていて、その温かさに安堵していた。

「……ッ!」
「大丈夫?」
「……ん……」

そのまま挿入できる範囲まで入りきると、浅海はふぅー……と深く息を吐いていた。

「………苦しい?」
「ん、……すこ、し」

浅海は額にキスを落としてくれると、労わる様に顔を寄せてきてくれた。そのままお互いに、所々、触れるだけのキスを落としていく。道具の異物感に慣れるまで、浅海は甘いキスをたくさんくれた。次第に、唇同士が触れ合い、段々と艶めかしい水音が部屋にこだましていく。

「………ね。こうしたいんだけど、いいかな……?」

唇同士が銀糸を通しながら離れていくと、そっと浅海のものが、自分のそれと触れた。

「……いい、よ……」

ごくりと生唾を飲み、浅海は手で包み込んだ二つのものをゆっくり扱き始めた。すでにお互いのものは先走りがにじんでいて、その滑りを塗り付けるように重ね合わせていく。恐る恐る、自分も手を添えると、浅海がもう一方の手を重ねてくれた。最初は軽く、そしてだんだんと激しく、二人でやる初めての共同作業は確実に快感を拾っていた。

「あっ……ぁッ……ぅ……」
「……気持ちいい?」
「ん……っ、いい、かも……っ」

こくこくと頷くと、浅海は嬉しそうに笑って、またキスをしてくれた。

「俺も……俺も気持ちいい……!」

浅海は更に手の動きを激しくしていき、刺激されて頭がぼんやりとしてくる。すると突然、浅海の親指が先端の窪みをぐりっと抉った。

「みとり……!みとりっ……!」
「あさみっ……♡ぁあっ、あ!♡」

ビクンと二人の腰が震えて、白濁がお互いの手に飛び散る。ひとつ達した疲労感で多くの酸素を取り込むように激しい呼吸が部屋中に響き渡る。

「はぁっ、はぁ……」

少しずつ呼吸が落ち着いて余韻に浸っていると、浅海がぎゅぅっと抱きしめてくれた。自分もその背中に腕を回して抱きしめ返す。二人で顔を見つめ合って笑い合うと、どちらからともなくキスをした。お互いの舌を絡ませ合い、唾液を交換しながら夢中で貪り合った。
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