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また逢う日まで
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俺の名前は にゃん太郎。この辺りの縄張りのボス猫だ。
ご飯を貰いに おっちゃんの所に来たら、ウッシーが浮かない顔をしていた。
どうしたんだろう ? 疑問に思い気がついた。
子猫達が居ない ! あわてて聞こうとしたら1匹だけ小屋から出て来てウッシーに甘えだした。
「 ウッシー ………子猫達は、どうしたんだ ? ココア や ウッシーの子供達の姿が見えないんだが ………」
ウッシーが何処か遠くを見詰めながら話してくれた。
「 モカと私の子供達ならお店の お客さんに貰われて行ったわ。
あの子猫達の事を思えば、野良猫より飼われた方が幸せだと思って我慢したんだけどね、やっぱり寂しいわね 」
しみじみ ウッシーは言うが『 モカ 』って誰だ ?
「 ………ココアの事よ。 ココアを貰ってくれたお客さんが、その場で名前を付けていたわ ………」
何か、不満そうだなぁ~ ? まだ何か あるのかな、だが 聞き返したら ヤバい気がするからウッシーの話を聞くことに専念しよう。
俺は 空気を読む雄猫なのだ。
「 『モカ』は良いわよ ! だけど、私の子供達の名前は おっちゃんが名付けた名前のままなのが、納得いかないわ !
みんな、面白がって おっちゃんの付けた名前にしたのよ ! 信じられないわ 」
好奇心に負けて、つい聞いてしまった。
俺達は、好奇心の塊なんだ ! 誰が俺を責められようか、否 いないはずだ !
「………『 大福』と『 お餅』と『白玉』よ ………」
俺は 恐る恐る聞いてみた。
「 残った子猫にも名前を付けて貰ったんだろう
名前を何て言うんだい ? 」
ウッシーが ワナワナ震えながら
「 『 小判』よ………意味は知らないけど、名前を聞いたお客さん達が大笑いしていたから ロクでもない名前に決まっているわ ……」
うわぁぁぁぁぁぁー おっちゃん、また やらかしたのかよ !
そろそろくるぞ ………
「 もー ! もー ! もー ! おっちゃんのネーミングセンスは、どうなっているのよ ! 私達 親子に 恨みでもあるわけなのぉ~ 」
ウッシーの小屋の上の部屋では、オコゲが必死に笑いを堪えていた。
ガラ ガラ ガラ ガラ ガラ ガラ 客間のガラス窓が開いた。
お店の お客さんが、ウッシーを見るなり
「 スカーレット ! やっぱり スカーレットだわ
お母さん、近所のおばさんが このお店で見たと言うのは本当だったのよ 」
「 あら、イヤだ ! 本当にスカーレットだわ
おいでよ、スカーレット ! 」
ウッシーが よろよろとお客さんに向かって歩いて行った。
「 ニャア ニャア ニャア ニャア !( お母さん、お姉ちゃん、逢いたかったよぉー ! )」
そう言いながらお客さんに飛びついて行った。
「 良かったなぁ~ ウッシー ! 飼い主が見つかって本当に良かったよ 」
「 ウニャァ~ ウニャァ~ ウニャァ~( おっちゃん、ありがとう。 お母さん と お姉ちゃんを探してくれて)」
その後、ウッシー と 小判は お客さんに連れてかれて帰ってしまった。
あのウッシーが とても幸せそうな顔をしていたから本当に飼い主だったんだろう。
突然の別れに成ってしまったが、ウッシー………スカーレットが幸せなら良いかと思う事にした。
しかし、スカーレットか。 ウッシーの方が良い名前だと思ったのは内緒だ。
もう、逢えないのは寂しいが幸せになれよ ウッシー………否 スカーレット !
と、思っていたら おっちゃんの店に スカーレットが現れた。
「 おい、ウッシー………じゃ無くて スカーレット !
飼い主の家に帰ったんじゃないのかよ、それとも 又 家出してきたのか ?」
「 今回も前回も家出じゃないわ !
前回は、たまたま玄関が開いてて好奇心で外に出たら帰れなく成っただけよ」
「今回は ? もしかして近くに家があったのに気が付かなかったのか」
「 引っ越してきたのよ、お店の近所に !
こんな近くに家が有って迷う訳無いでしょう 、今回は散歩がてらに寄っただけよ 」
「 そうか、良かったよ ! 突然の別れになるかと思ったよ、ウッシー…………否 スカーレット 」
「 ウッシーで良いわよ。 お母さん達も ウッシーと呼んでいるしね
おっちゃんがウッシーと呼んだ時に反応したせいか名前がスカーレットからウッシーに変更に成ってしまったわ 」
久しぶりに逢えて油断したせいか、つい言ってしまった
「 良かったな、ウッシー。 スカーレットは流石に………なあ~ 」
「 もー ! もー ! もー ! おっちゃんのせいで『 ウッシー 』で名前が、固定されてしまったじゃないの !
せっかく私に相応しい名前、スカーレットに戻れると思っていたのに」
苦笑するしかない俺と小屋で笑うのを必死に我慢するオコゲ。
俺の名前は にゃん太郎。 苦労の絶えないボス猫だ。
※ 猫は子猫の時、ご飯や お世話をしてくれる人を『 親 』と思う
て云うのを聞いたので こんな形に、なりました。
ご飯を貰いに おっちゃんの所に来たら、ウッシーが浮かない顔をしていた。
どうしたんだろう ? 疑問に思い気がついた。
子猫達が居ない ! あわてて聞こうとしたら1匹だけ小屋から出て来てウッシーに甘えだした。
「 ウッシー ………子猫達は、どうしたんだ ? ココア や ウッシーの子供達の姿が見えないんだが ………」
ウッシーが何処か遠くを見詰めながら話してくれた。
「 モカと私の子供達ならお店の お客さんに貰われて行ったわ。
あの子猫達の事を思えば、野良猫より飼われた方が幸せだと思って我慢したんだけどね、やっぱり寂しいわね 」
しみじみ ウッシーは言うが『 モカ 』って誰だ ?
「 ………ココアの事よ。 ココアを貰ってくれたお客さんが、その場で名前を付けていたわ ………」
何か、不満そうだなぁ~ ? まだ何か あるのかな、だが 聞き返したら ヤバい気がするからウッシーの話を聞くことに専念しよう。
俺は 空気を読む雄猫なのだ。
「 『モカ』は良いわよ ! だけど、私の子供達の名前は おっちゃんが名付けた名前のままなのが、納得いかないわ !
みんな、面白がって おっちゃんの付けた名前にしたのよ ! 信じられないわ 」
好奇心に負けて、つい聞いてしまった。
俺達は、好奇心の塊なんだ ! 誰が俺を責められようか、否 いないはずだ !
「………『 大福』と『 お餅』と『白玉』よ ………」
俺は 恐る恐る聞いてみた。
「 残った子猫にも名前を付けて貰ったんだろう
名前を何て言うんだい ? 」
ウッシーが ワナワナ震えながら
「 『 小判』よ………意味は知らないけど、名前を聞いたお客さん達が大笑いしていたから ロクでもない名前に決まっているわ ……」
うわぁぁぁぁぁぁー おっちゃん、また やらかしたのかよ !
そろそろくるぞ ………
「 もー ! もー ! もー ! おっちゃんのネーミングセンスは、どうなっているのよ ! 私達 親子に 恨みでもあるわけなのぉ~ 」
ウッシーの小屋の上の部屋では、オコゲが必死に笑いを堪えていた。
ガラ ガラ ガラ ガラ ガラ ガラ 客間のガラス窓が開いた。
お店の お客さんが、ウッシーを見るなり
「 スカーレット ! やっぱり スカーレットだわ
お母さん、近所のおばさんが このお店で見たと言うのは本当だったのよ 」
「 あら、イヤだ ! 本当にスカーレットだわ
おいでよ、スカーレット ! 」
ウッシーが よろよろとお客さんに向かって歩いて行った。
「 ニャア ニャア ニャア ニャア !( お母さん、お姉ちゃん、逢いたかったよぉー ! )」
そう言いながらお客さんに飛びついて行った。
「 良かったなぁ~ ウッシー ! 飼い主が見つかって本当に良かったよ 」
「 ウニャァ~ ウニャァ~ ウニャァ~( おっちゃん、ありがとう。 お母さん と お姉ちゃんを探してくれて)」
その後、ウッシー と 小判は お客さんに連れてかれて帰ってしまった。
あのウッシーが とても幸せそうな顔をしていたから本当に飼い主だったんだろう。
突然の別れに成ってしまったが、ウッシー………スカーレットが幸せなら良いかと思う事にした。
しかし、スカーレットか。 ウッシーの方が良い名前だと思ったのは内緒だ。
もう、逢えないのは寂しいが幸せになれよ ウッシー………否 スカーレット !
と、思っていたら おっちゃんの店に スカーレットが現れた。
「 おい、ウッシー………じゃ無くて スカーレット !
飼い主の家に帰ったんじゃないのかよ、それとも 又 家出してきたのか ?」
「 今回も前回も家出じゃないわ !
前回は、たまたま玄関が開いてて好奇心で外に出たら帰れなく成っただけよ」
「今回は ? もしかして近くに家があったのに気が付かなかったのか」
「 引っ越してきたのよ、お店の近所に !
こんな近くに家が有って迷う訳無いでしょう 、今回は散歩がてらに寄っただけよ 」
「 そうか、良かったよ ! 突然の別れになるかと思ったよ、ウッシー…………否 スカーレット 」
「 ウッシーで良いわよ。 お母さん達も ウッシーと呼んでいるしね
おっちゃんがウッシーと呼んだ時に反応したせいか名前がスカーレットからウッシーに変更に成ってしまったわ 」
久しぶりに逢えて油断したせいか、つい言ってしまった
「 良かったな、ウッシー。 スカーレットは流石に………なあ~ 」
「 もー ! もー ! もー ! おっちゃんのせいで『 ウッシー 』で名前が、固定されてしまったじゃないの !
せっかく私に相応しい名前、スカーレットに戻れると思っていたのに」
苦笑するしかない俺と小屋で笑うのを必死に我慢するオコゲ。
俺の名前は にゃん太郎。 苦労の絶えないボス猫だ。
※ 猫は子猫の時、ご飯や お世話をしてくれる人を『 親 』と思う
て云うのを聞いたので こんな形に、なりました。
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