ハイスペ男からの猛烈な求愛2

鳴宮鶉子

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仕事とプライベート

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チビモンの仕事が終わり、新たな仕事として新作のバトモンの連動スマホアプリの依頼を受け、すれ違い通信とアプリで楽しめるイベント作成で開発を進めた。

家では無害だけど、仕事では妥協せずに小言が多い颯太に日々苛立ちを感じ、家でも剣幕な空気が流れてる。

「仕事とプライベートは切り替えろ!!」

と言われても野良猫みたいにシャーと毛を逆立て、夕ご飯をカップラーメンにしたり、空き部屋にシングル布団買い込んで同じ家に住んでいても家庭内別居を始めたりした。

賃貸マンションは解約せずにそのままにしてる。
だから、賃貸マンションに戻る事も検討してる。

「咲希、仕事とプライベートは別にしろ!!咲希を虐めたくて無理難題を言ってるわけじゃない。できると思って言ってるんだ!!」

トイレが我慢できずに出たら、颯太に掴まる。

「ーー辞めて!!嫌い!!ここから出てくよ!!」

颯太は仕事に関しては無理難題言って強気になれても、プライベートではミジンコ級にヘタレでわたしに無理矢理キスをしてきたりはしなかった。

パドモンのアプリは3ヶ月で完成した。けれど、その間、颯太に対して反抗的になってたわたしは週末も仕事し、一緒に住んでいても寝室は別で最低限の家事しかしなかった。

颯太と一緒に暮らす意図が見えず、仕事が落ちついたら賃貸マンションに戻ろうと思った。

「咲希、久しぶりに気晴らしにデートに行こう!!」

「納期に間に合わなくなるから、仕事に行く」

「納期に間に合わなくなくてもいいから、気晴らしにどこか行こう!!」

と言う颯太の腕を振り払い、わたしは週末も早朝から夜遅くまで仕事をした。


パドモンのアプリ開発も終わり、仕事に関して颯太といがみ合う事もなかったけど、平日は夕食を先にとり、シャワーを浴びて勝手に自分の部屋にした空き部屋にこもった。

週末も一緒にご飯は食べても、わたしからは話しかけず不機嫌オーラを放ってたから、颯太も無言だった。

「明日、チビモンの発売日でチビモンのアプリの配信だな。初日にどれだけ反響があるか楽しみだな」

チビモンのアプリ開発を終えて、颯太と同棲を始めて5ヶ月経ってた。

「……週末、一緒にミニモンしような」

特に急ぎの仕事はなかったけど、仕事と言って、クエッションに出勤してた。

24時になり、ソフトのダウンロード版とスマホのアプリが配信されて、それを見届けて寝ようと起きてた。

24時5分。スイッチのソフトはすぐにダウンロードできたけど、アプリゲームがダウンロードできずネットワークがパンクしてるからと思っていたら、配信担当の社員から電話がかかってきた。

『真宮主任、エラーが出て配信ができません!!どうしたらいいですか!!』
ネットワークのパンクではなかった。

「今から行くから待ってて!!」

タンスから適当に服を出し、急いで着替えて会社に駆けつけようとしたら、颯太もパーカーとジーンズのラフな服装に着替えていて、「俺も行く」と着いてきた。

会社につき、配信用のパソコンの画面を見る。
何がいけないかわからず、焦った。

「ちょっといじっていいか」
颯太がそう言ってネットワークに繋げるプログラムを書き換えた。

アプリゲームは専門外のはずなのに、1時間かけて確認をし、訂正をして、実行した!!

「真宮さん主任!!アップデートできました!!」

午前2時半。無事にアプリが配信できてほっとした。



無事に配信を見届け、iPhoneで動作確認をし、問題がなかったから帰宅する。

「颯太、ありがとう。後、ごめんなさい」
仕事の鬼だから、かなり怒られそうな気がして恐々謝った。

「気にするな。2時間半ダウンロードできなかっただけだから問題ない。アプリ版より先にスイッチ版をダウンロードしてやってるだろ」

ソフトは特典目当てにダウンロード版より店舗で購入するだろうと思いつつ何も言わなかった。

スイッチ版のダウンロード版をダウンロードして、帰宅後、ソファーに座って各々ゲームをしてた。

剣と盾。わたしが剣で颯太が盾。

「ねぇ、ソーナンズがゲットできないんだけど、なんで?」

「ーーそう簡単にゲットできない仕様にした!!」

「マックスボール10個無駄にしたんだけど?」

「 ……… 」

おとなげないけど文句を言い、颯太からソーナンズを奪った。
使わないけど図鑑は全て埋めたい。

疲れてるのに、ついついミニモンを明け方までしてしまった。

土曜日。3時間ほど寝室のベッドで颯太に抱きしめられて眠り、9時に起きて、京都駅側のショッピングモール内にあるミニモンパークへ行った。

ピカチョーが20体来ると聞き、目覚ましをかけて、眠い目こすって駆けつけた。

小さい子達がピカチョーに抱きついてて、それを両親がスマホとデジカメで写真を撮ってた。

「……子供、可愛いな」
わたしの隣で颯太が言う。

イベントに参加している親子、スイッチとスマホでゲームを楽しみながら、とても幸せそうな表情を浮かべてた。

わたしの幼少期では考えられなかった親子関係を見て微笑ましかった。

「……咲希、俺、咲希との間に子供が欲しい。一緒にゲームをしたり遊びに行ったりしたい」

イベントが終わり、近くのイタリアンのお店でパスタを食べてマンションに戻ると、家の中に入ってすぐに抱きしめられて言われた。

「仕事ではキツイこと言うかもしれないけど、家では良い夫と父親をするから、だから、俺と結婚して!!」

颯太との生活は、話も合うし気も使わない。何より一緒にいて楽しくてほっとする。

「ありがとう。不束者ですが颯太の奥さんにして下さい」

わたしが見上げてそう言うと、颯太に唇に熱いキスを落とされた。

2ヶ月ほど颯太を避けてたから久しぶりのキスだった。

「……寝不足で体力的にきついから、寝よう。起きたら、抱かせて」

「……真昼間は嫌。ミニモンしよ!!」

「  ………  」

そんな事を言いつつ、寝室に入ったら、ゲームのしすぎでお昼寝するつもりが夕方まで体を交わらせた。

「……結婚はまだしてないけど、子供作る?」

「……それしたらお袋にしばかれる」

寝不足で体力的にきつく、1度達した後に何も身につけないまま颯太に抱きしめられて眠りについた。



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