ちょいクズ社畜の異世界ハーレム建国記

油揚メテオ

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第二章 吸血鬼編

第47話 逆襲 ②

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 薄暗い洞窟の中を歩きながら、俺はルーナが怪我をした時の事を思い出していた。

 あの時、俺は死角からの攻撃に全く反応できていなかった。
 考えてみれば当たり前で、目で見えない場所で何が起きているかなんて、判別しようがないのだ。
 達人とかなら、気配とかで察知できるのかもしれないが、俺はつい数か月前まで、普通のサラリーマンだったのだ。
 そんな漫画みたいな事ができるわけがない。
 剣の技術だけは、スキルのおかげで上がっているが。
 ニュータイプスキルとかないんだろうか。
 こう、危機を察知すると、眉間にピキピキーンと閃きが走る的な。
 あれ一回やってみたい。

 とにかく、死角からの攻撃はやばい。
 なので、死角を作らないように気を付けなくてはいけないのだ。
 あの時のように、大人数に囲まれるような状況は作ってはいけない。
 今回は、たまたま通路が狭いお陰で、一人でも山賊達に囲まれるような事態には陥っていない。
 気を付けなければいけないのは、狭い通路から、広い空間に出た時だ。
 数の利を活かせる場所だったら、たちまち俺は囲まれて、殺されるだろう。

 というか、あの時もルーナが庇ってくれなかったら、俺はボコボコにされていたか、最悪殺されていたと思う。
 その場合、残されたルーナはどうなっていたのだろう。
 あの女は結構強いので、もしかしたら難なく切り抜けられたのかもしれない。
 それでも、多勢に無勢だ。
 ルーナがあの薄汚い野党共に犯されていた可能性は十分ある。
 そう考えるだけで、腸が煮えくり返りそうになる。
 一刻も早く、ここの山賊どもを皆殺しにしなくては。

 そんな事を考えながら歩いていると、空気の流れが変わるのが分かった。
 狭い通路の先に目を向けると、広い空間に繋がっているのがわかる。
 結構な人数が待機できそうな空間だ。
 空間からは、わずかな明かりが漏れているが、相変わらず薄暗くて中の様子はよくわからない。
 耳を澄ませてみたが、人の話し声などは聞こえなかった。
 無人なのだろうか。

 それでも、俺は気を引き締めて、通路を進んだ。
 さっきも考えていたが、広い空間に出るときは注意が必要だ。
 大人数が隠れていて、更に待ちかまえられていた場合、囲まれる可能性がある。

 なので、ちょっと覗いて何者かがいたら、すぐに通路に引き返さなくてはならない。
 そう思いながら、通路に足を踏み入れた。

「あう!」

 その時、何かに足を取られてバランスを崩してしまう。
 瞬間的に、足元を見ると、そこには黒く塗られたロープがピンと張られていた。
 しまった。
 こんな単純な罠に。
 辺りが薄暗いせいと、ロープが黒く塗られていたせいで気づかなかったのだ。

 俺はそのまま広い空間に倒れた。

「今だ!」

 突然、声がしたかと思うと、ドスドスと何本もの槍が降ってきた。
 隠れていた山賊たちが一斉に槍を突き下ろしてきたのだ。

「くっ!」

 必死に身をよじって、槍を躱す。
 それでも、槍は俺の左肩と右の脇腹を貫通した。
 貫通した個所から、衝撃と焼けるような熱を感じる。
 HPが2割ほど減っていた。
 しかし、痛みは全く感じない。

『痛覚耐性レベル10が発動しました。』

 この前、無理やり回復魔法を使い続けた時に、痛覚耐性はカンストしていた。
 この程度の痛み、あの時に比べたらクソみたいなものだ。

「よし、仕留めたぞ! おい、とどめだ!」

 部屋の至る所から、山賊どもがわらわらと湧き出てくる。

 ダメージは大したことがないが、地面に縫い付けられたように槍に貫かれているのは問題だ。
 身動きが取れない。

「くそっ! よくも仲間を!」

 山賊たちは思い思いの武器を手に取り、俺に向かって構えている。

 このままじゃやばい。

 無理やり全身に力を入れて跳ね起きる。
 俺を貫いていた槍は、あっさりと折れた。
 筋力ステータスの恩恵だ。

「ば、ばかな!」

 跳ね起きざまに、俺に武器を振り下ろそうとしていた山賊どもを力任せに大剣で薙ぎ払う。
 勢いよく振られた2本の大剣は、山賊たちを一瞬で肉片に変えていた。
 5、6人は仕留めただろうか。

 俺は体勢を整えながら、山賊たちを睥睨して、剣を構える。
 意外にも山賊たちの反撃はなく、辺りは水を打ったように静まり返っていた。

 この隙にジリジリと立ち位置を変える。
 部屋の入り口を背負うようにすれば、いざという時の逃げ道になるし、囲まれることもない。

「お、おい、こいつ本当に人間か?」

「……見た目は人間っぽいが」

「槍でぶっさしてやったのに、ぴんぴんしてるぜ……」

「……こんなのに勝てるわけねえぜ。一瞬で6人が吹き飛んだんだぞ……。逃げた方がいいんじゃ?」

「逃げるったって、唯一の逃げ道をあいつが塞いでるぞ……?」

 盗賊たちは、ざわざわしながら俺を見てビビっている。
 なんか物凄く失礼な事を言われている気がする。
 槍に刺されたくらいでは、HPが2割しか減らなかったのだ。
 HPが8割もあれば、戦闘に問題はない。
 RPGの基本だろうに。
 何が人間じゃないだ。

「……クソ、やるしかねえのか」

 山賊たちから、一斉に生唾を飲み込む音が聞こえる。
 そして、それぞれの武器を構えた。

 そうだ。
 かかってこい。
 俺は、せっかくポジショニングしたこの場所を動く気はない。
 こっちから攻め込めば、あいつらに囲まれてしまう。
 フルボッコは嫌だ。

 今、この部屋にいる山賊たちは大体20人くらいだろうか。
 その山賊たちが、一斉に俺に向かってきた。

 願ったり叶ったりだった。
 山賊たちを迎え撃つように、俺は大剣を振るう。

 大剣を一振りするたびに、山賊たちの首や手足が舞う。

 ガイン、という音がして突然、大剣がひしゃげた。

 山賊たちの中に、鉄製の胴当てを着込んだ奴がいたのだ。
 大剣は、胴当てごと、その山賊を真っ二つにしていたが、代償に剣は潰れてしまった。

「クソが!」

 俺は大剣を手放すと、皮の腰当から、予備として持っていた銅のナイフを引き抜いて装備した。

 山賊たちの残りは半分ほど、約10人くらいだ。

 好機と見たのか、山賊たちは一斉に俺に向かってくる。

 まずは大剣を薙ぎ払って、数人を切り飛ばす。

 その大剣の一撃を搔い潜った奴らは、短剣で切り付けたが、いかんせん攻撃力が乏しい上に、リーチも短い。

「殺った!」

 山賊の一人が、俺を剣で斬り付ける。
 剣は、右の肩から入るが、皮の鎧に阻まれて途中で止まる。
 それでも、勢いよく血が噴き出ている。

 俺は咄嗟に、銅のナイフを捨てると、切り付けてきた山賊の顔を掴んだ。

「な、なにを!」

 そして、そのまま握りつぶす。

「ひ、ひい!」

 もう一人、懐に入ろうとしていた山賊は、顔面を殴りつけた。
 山賊の顔が吹き飛ぶ。

「……ば、化け物だ」

 残った山賊は一人だった。
 俺を見て、後ずさっていく。
 その股間には、染みができていた。
 辺りに強烈なアンモニア臭が漂う。

 臭いので、大剣で山賊を真っ二つにしてやった。

 これで、この部屋にいた山賊は全滅したはずだ。

 最後に右肩を斬られたせいで、HPはもう1割減って、7割ほどになっていた。
 まあ、徐々に回復しているが。

 それにしても、結構焦った。
 やっぱりモンスターを相手にしている時とは違う。
 相手は人間なので、頭を使うのだ。
 罠にかけられるなんて思ってもみなかった。

 俺は、とりあえず新しい大剣を拾ってから、銅の剣も2本腰に差しておいた。
 他にも良いものがないか物色してみたが、山賊の死体からは特に目ぼしいものは見つからなかった。

 一人だけ鉄の胴当てを着ている奴がいたが、胴当てはすでに真っ二つになっていた。
 非常にもったいない。
 他にもよく見ると、同じく鉄製の鎖帷子のようなものを着込んでいる奴もいたが、同じく真っ二つになっていて、とても装備できる状態じゃなかった。
 そろそろ鉄の武具を装備したいんだけどな。
 皮シリーズをコンプリートしてから、まだ1時間も経っていないが。

 俺はとりあえず、そのまま洞窟を奥に進んだ。
 さっき罠にかけられたのを警戒して、結構慎重に進んだつもりだったが、反撃らしい反撃はなく、たまに決死の形相を浮かべた山賊が2、3人ずつかかってくるだけだった。

 そんな山賊たちを片っ端から、返り討ちにしながら、かなり洞窟の奥の方まで進んでいた。
 そろそろ100人くらい殺しただろうか。
 めんどくさくて数えていないけど。
 最初の入り口のところの狭い通路で、だいぶ殺した気がする。

 そして、俺の目の前には入り口と同じような木の扉が出現していた。
 なんか嫌な雰囲気が漂っている。
 ダメージを受けてから結構経っているので、俺のHPは9割くらいまで回復していた。
 大剣も予備の剣もまだ問題なく使える状態だ。
 ほぼ万全に近い状態だったので、俺は扉を勢いよく開けた。
 慎重に開けるべきな気もしたけど、慎重に扉を開ける方法が俺にはよくわからなかったので、とりあえず勢いよく開けてみたのだ。

 扉の奥は、こじんまりした部屋になっていて、そこには3人の男がいた。
 手前のテーブルに2人、奥の椅子に1人。
 3人とも、他の山賊たちとは違って、いい装備をしている。
 早く倒して、剝ぎ取ろうと思った。

「お前か、さっきから上で騒いでいた襲撃者と言うのは――ぶべらっ!」

 手前のテーブルにいた一人が何か喋りだしたが、お構いなく大剣を振り下ろした。
 大剣はあっさりと男を一刀両断にする。
 ああっ、せっかくいい装備を着ているっぽかったのに。

「……喋っている途中の人間を突然殺すなんて、なんと極悪非道な……」

 もう一人の男が、俺を見てドン引きしている。
 山賊に極悪非道なんて言われる筋合いがなかったので、その男にも問答無用で大剣を振りかぶった。
 今度は上手いこと、男の首だけを飛ばすことができた。
 これで装備は無事である。

「……強いな。まるで悪鬼のようだ」

 奥に座った男が、ゆっくりと立ち上がる。
 男は、偉丈夫でなんというか、強そうな雰囲気をばんばん感じる。
 全身を鉄製の防具で身を固め、その背中に立派な意匠の大剣を背負っている。

「ここまで来たということは、上にいた連中はみんな殺られてしまったのか?」

 男には威厳が漂っていて、大会社の部長クラスのオーラを出している。
 なので、俺は完全に威圧されて、黙って頷いた。
 対人恐怖症がマックスで発動している。

「……そうか。まさか一人でここまで来れるやつがいるとは思っていなかったのでな。悪いことをした。こんな事なら、初めから私が出ていればよかった」

 男はそう言いながら、背負った大剣を引き抜く。
 その仕草には1点の無駄もなかった。
 引き抜かれた大剣は、刃が薄く光を帯びていた。
 なにあの剣、めちゃくちゃかっこいいんですけど。
 絶対、聖剣なんちゃらという名前だと思う。

「なあ、最期に聞かせてくれないか? なぜお前は、突然、ここに攻め込んできたんだ?」

「……お前たちが、俺の女を傷つけたからだ」

「そうか。お前が、例の廃村に住み着いたという魔法使いか。エルフの妻がいるという」

 ルーナは妻ではないが。

「部下を律しきれなかった私の責任だな。報復か?」

「……報復じゃない。今後、俺たちに危害を加えないように、ゴミ掃除に来ただけだ」

 そう答えると、男は険しい顔つきをした。

「……そんな理由で、私の部下を皆殺しにしたのか? お前ほどの強さなら、妻を守ることは容易いだろうに。危険があるかもしれないという理由だけで、これだけの人間を皆殺しにしたのか?」

 なんか怒っているが、俺には逆切れにしか聞こえない。

「山賊を殺して何が悪い?」

「確かに、私たちは今は山賊だ。だが、もともと山賊だったわけではない。皆、やむにやまれぬ事情があって、山賊に身を落としたのだ。お前の妻に危害を加えた事は詫びよう。だが、彼らにとっても女は必要だ。この腐った国では、女は奪い取るしかない。それがわかって、言っているのか?」

 多分、山賊の長であろう男は、なんかよくわからないが激おこだった。
 女は奪い取るしかないってどこの世紀末の話だろう。

「お前が住んでいた廃村はな、つい数年前までは、普通の村だった。しかし、この土地の領主に若い男は、戦争に連れていかれ、女はその兵士たちの慰み者として連れていかれた。残った老人たちは、畑を耕す体力もなく、武器を取って山賊となった。……お前が、先ほど殺した者の中に含まれているだろう」

「…………」

 そういえば、さっきの山賊どもの中には年寄りも結構いた気がする。

「今、この国には、同じような理由で山賊になった者たちがたくさんいる。そんな者たちに対して、山賊だから殺してもいいなんて言わないでほしい。なぜあんな廃村に住んでいるのかは知らないが、魔法の使えるお前は貴族なのだろう? 貴族にはわからないのかもしれないが」

 だから、貴族じゃないってば。
 なんか、よくわからないがルーナも最初、同じような事を言っていた気がする。
 この世界では、魔法使い=貴族なのだろうか。

 というか、男の言っていることがイマイチ腑に落ちない。
 なんかイイハナシダナーで纏めようとしているが、どんな理由があったにせよ、ルーナに怪我をさせた事は許さない。
 他の人間の事なんて、知ったこっちゃない。
 俺は、自分さえよければいいクズ人間なのだ。
 ……自分じゃないルーナの為に、ここまでしているのはどうなんだろうと思うが。

 俺は、両手に握った大剣を構えて、男を見据えた。

「……残念だ。言葉は通じないようだ」

 男は、小さくため息をついて、淡く光る大剣を構える。

 一瞬の静寂。

 そして、俺たちは同時に踏み込んだ。

 男に肉薄する寸前。

 俺は両手の大剣を同時に振りかぶる。

 ギャンギャンと音を立てて、俺の大剣は男の大剣に防がれる。

 男はすばやく大剣を振り下ろす。

 俺は、両手の大剣を交差させて、男の大剣を受け止めた。

 たった数度打ち合っただけだが、俺にはわかった。

 この男、結構強い。

「そんなナマクラで、私の月光魔剣が受け止められるか」

 え、なにそのかっこいい名前。
 そう思いながらも、俺は愕然とした。
 男の大剣を受け止めた俺の大剣がじわじわと溶け始めているのだ。
 男の大剣の力だろうか。
 なんかバフかかってるっぽい。

 一瞬迷った後に、俺は大剣を手放す事にした。
 もともと大剣は大人数を薙ぎ払うために装備していたのだ。
 1対1の戦闘においては、普通の剣の方が小回りが利いていい。

 大剣からパッと手を放すと、男は力の行き場を無くして、バランスを崩す。

「何!?」

 俺は、その隙を見逃さずに、男の懐に飛び込む。
 そして、そのまま腰に差した銅の剣を引き抜いて、男の胴を薙いだ。

「ぐはっ」

 腸を撒き散らせながら、男は地面に膝をつく。
 勝負はついた。

「……見事だ」

 俺は膝をつく男の首に、剣を当てる。

「なあ、お前は、それ程の強さを何に使うつもりだ?」

 男は死を覚悟した諦めたような表情を浮かべて、俺を振り仰いだ。

「……自分の為に使うに決まってんだろうが」

 そして、俺は男の首を跳ね飛ばした。

『1024ポイントの経験値を獲得しました。』

 山賊のくせに、いっぱしの人物を気取っているのに腹が立った。

 辺りに静寂が訪れる。

 おそらくこの男が、最後の山賊だろう。

『レベルが17になりました。』
『スキルポイント1を獲得しました。』

 遅れて、そんなログが流れた。
 随分山賊を殺したが、最後の男から取得できた経験値はかなりのものだった。

 とにかくこれで、俺とルーナを脅かす脅威は取り除かれたのだ。
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