ちょっと付き合ってよ!

十六夜ノ月

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遊園地に来たよ!

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「わーーい!遊園地!来たあー!」

「…ちょっとうるさいよ」

「遊園地だからいーの!」

伊織の案の遊園地か、
満の案の美術館。

長いジャンケンの末、伊織が勝利を収めた。


「…何から乗る?」

「え?決まってるでしょ?あれ!」

伊織が指差したのは、この遊園地内で最も激しいジェットコースターだった。

「…え?…ちょ、え?」

明らかに動揺している満を横目に、伊織はニヤッと笑った。


「いいから!いいから!!ほら、行くよっ!!!」



伊織は満の腕を引っ張ってジェットコースターの方に向かって行った。
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