お気楽少女の異世界転移――チートな仲間と旅をする――

敬二 盤

文字の大きさ
80 / 188
第二章『予想外!意外と良い場所魔王国!』

第二十六話 うそっ!私の友達、強くない!?

しおりを挟む
視点変更 美堀→実穂



「ご主人様、その人は誰ですか?」

「えっとね、私の元の世界の親友で美堀って言うの」

「よろしくね」

「はい、よろしくお願いしましす、私はクルミです」

うんうん、やっぱり仲良しが一番、まあこの二人ならすぐに仲良くなれると思うけどね、美堀、可愛いもの好きだし。

「………」

「クルミ?どうしたの?」

「………ご主人様、身長が欲しいです」

………もしかして背が低い事気にしてたの?そのままの方が可愛いのに。

ちなみにライトの方が誤差で高いよ。

「実穂、この子凄い可愛いんだけど」

美堀が小声で言ってきたね。

「抱き締めてあげたら?」

「え?良いの?本当に良いのね」

「本人に確認とってね」

………テンション上がりまくってるじゃん。

「クルミちゃん、ちょっと抱き締めて良い?」

ストレートに言った!?

「え?………い、良いですよ」

恥ずかしがってるクルミ可愛い………あれ?ライトが私を見て頭抱えてる?何でだろ?

「………」

美堀が無言になって抱きついてるね、クルミの力って凄い!

「………実穂、あれってどうやって止めるの?」

「十分位はそのままだよ」

「………」

あ、ライトが諦めた。

何かするつもりだったのかな?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「美堀さん、この実践テストの審判を勤めさせていただく光海と申します」

「実践テスト?」

そんなのやるんだ。

「つまり私の力がどれぐらいか測るって訳ね」

「そんな感じです………では初めてください」

「先攻はそっちで良いよ」

相手はライトだね。

「美堀ー、頑張れー!」

「頑張るわ!」

美堀が私の四倍位のスピードでライトへ向けて走ってく………何か早くなってない?

そして美堀がライトに飛び蹴りを放つ………それをライトが軽く避けたら通りすぎる寸前でライトを掴み飛び蹴りのスピードを使ってライトを投げて地面に激突させた。

うん、凄い、私も《スローワールド》使っておいて良かった、そうじゃないと全く見えないし。

「………強いねぇ………《実力制限》解除」

おお、ライトの魔力が凄い増えた!

「そっちも地面に叩きつけられて無傷とかどんな体してんのよ」

「いや、一回死んだからね」

あ、本当だ、さっき叩きつけられた所に灰が散らばってる。

「じゃあ今度はこっちからね!」

ライトが美堀に向かって剣で突きを放つ………って剣使って良いの!?美堀怪我しない!?………そういえばライトの剣って肉体にはダメージを与えないんだっけ?

「………ハッ!」

「ほっ………っと、危ないねぇ」

先程起こった事、ライトの剣を美堀が掴んで受け流しつつ下から蹴りあげた………柔道って何だっけ?完全に別物じゃん。

まあ空中で姿勢を戻しつつ魔法の準備してるライトもライトだけど。

「《アイスランス》!」

いつもの六本セットだね。

………美堀、恐ろしい子!?

氷の槍を壊さない程度の力で攻撃して六本を衝突させたし。

「えー………」

ほら、ライトも呆れてるよ、もう少し押さえて良いぞ、もっとやれ

「………《セイクリットフレア》」

何か金色が混じった炎が美堀に襲いかかる、それを避けてライトの方へ向かおうとしたら………炎が追尾してきた。

仕方ないよね、うん、美堀の戦法は相手の攻撃ギリギリを移動する戦法なんだから、追尾なんて戦った事ないでしょ………あ!そういえばもろに焼かれてたじゃん!流石にライトなら丸焼きとかはしないと思うけど………大丈夫かな?

あ、炎が消えたとたんペタンって座ってる美堀が出てきた、流石にあれは怖かったかぁ。

「………セーフ」

「ライトそれどういう意味?」

もしかして焼きかけたとか?

「いや、非殺傷魔法で勝てそうなのがこれ位しか無くてね、避けられてたら終わってたんだよ」

ああ、そういう意味のセーフね。

「………油断さたわ、まさか追尾とはね」

「《セイクリットフレア》はアンデットにしか効果が無い代わりに追尾性能が凄いからね、でも普通の《ジェットファイア》でも魔力を増やせば同じ事が出きるからね、注意だよ………《実力制限》」

「………こっちに来て正解だったわね、実穂に会えるし私より強い相手に会えるし」

「………実穂さんや、もしやこの子、戦闘狂?」

「いや、違うと思うよ、多分、きっと、おそらく………うん、多分違うね」

「自信無いんだね」

だって元の世界でも泥棒とか見かけたら速攻倒しに行くタイプだし………あ、やっぱり戦闘狂だったね。

「マスター、夕食の準備が出来たそうです」

「丁度良いね、食べようか」

「そうだね」

「私もお供します」

「この世界の食べ物ってどんな物なのかしらね」

食事へレッツゴー!

………あれ?ラキトどこ行った?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


視点変更 実穂→ラキト


「はっ!」

俺がパンチすると衝撃波でどんどん魔物が消えていく………今回も魔石が残らなかった………よし、次。

どうにかしてこのスキルを兄ちゃんの魔道具無しでも制御できるようにしないと………「はっ!」………ま駄目だ。

………どうやったら制御できるんだろう?

俺の攻撃力はキックには対応しないし………いっその事蹴り主体に切り替える?

いや、でもそれだと火力不足………どうすれば良いんだ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「どうも皆さんこんにちは、あとがき担当のディメンだぜ」

ライト「どうも皆さんこんにちは、ラキトに無理しなくて良いんだよって言ってあげたい、ライト スターダストです」

ディメン「ラキトの問題は攻撃力が高すぎるのか、クルミの呪いみたいな感じか?」

ライト「いや、それよりも凶悪、呪いじゃなくてパッシブスキル、しかも何をしても消えない」

ディメン「スキル進化は?」

ライト「無い」

ディメン「合成は?」

ライト「出来ない」

ディメン「………それもう呪いで良くね?」

ライト「うん、僕もそう思うよ………今回のステータスだよ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


・進和 実穂 
・性別 女 年齢 18歳
・種族 人間
・職業  ?
・LV 5  9/25
・握力 5
・HP 30
・MP 50
・AT  21
・DE 20
・IN 24
・MD 20
・AG 19
・EX 11

スキル
・実力鑑定 Lv 4
・物質鑑定 Lv 4
・支援魔法支配 Lv 1
・聞き耳 Lv 1
・合成魔法 Lv 4
・読み聞かせLv 4

パッシブスキル
・異世界言語
・?高?の??
・自衛術
・幻影魔法耐性Lv 1

加護 呪い

称号
・異世界人
・?高?の??
・助けられた者
・空を飛ばされし物
・トラブルメーカー
・弱者
・生者
・死者
・支援の支配者


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ディメン「そういやお前、何で実穂見て頭抱えてたんだ?」

ライト「だってね、実穂のクルミへの依存が親心だったなんてね」

ディメン「………つまり何らかの異常があるとは思ってだけど実は違ったって事か?」

ライト「そうだね………うん、そういう事」

ディメン「………まあ、ドンマイ………今回はこの小説を読んでくれてありがとな」

ライト「誤字脱字やストーリー矛盾等がありましたらご報告の方をお願いします」

ディメン「それでは皆さん」

ディメン&ライト「「さようなら」」
しおりを挟む
感想 35

あなたにおすすめの小説

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める

遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】 猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。 そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。 まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。

狼になっちゃった!

家具屋ふふみに
ファンタジー
登山中に足を滑らせて滑落した私。気が付けば何処かの洞窟に倒れていた。……しかも狼の姿となって。うん、なんで? 色々と試していたらなんか魔法みたいな力も使えたし、此処ってもしや異世界!? ……なら、なんで私の目の前を通る人間の手にはスマホがあるんでしょう? これはなんやかんやあって狼になってしまった私が、気まぐれに人間を助けたりして勝手にワッショイされるお話である。

家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~

北条新九郎
ファンタジー
 三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。  父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。  ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。  彼の職業は………………ただの門番である。  そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。  ブックマーク・評価、宜しくお願いします。

異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。

もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。 異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。 ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。 残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、 同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、 追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、 清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

文字変換の勇者 ~ステータス改竄して生き残ります~

カタナヅキ
ファンタジー
高校の受験を間近に迫った少年「霧崎レア」彼は学校の帰宅の最中、車の衝突事故に巻き込まれそうになる。そんな彼を救い出そうと通りがかった4人の高校生が駆けつけるが、唐突に彼等の足元に「魔法陣」が誕生し、謎の光に飲み込まれてしまう。 気付いたときには5人は見知らぬ中世風の城の中に存在し、彼等の目の前には老人の集団が居た。老人達の話によると現在の彼等が存在する場所は「異世界」であり、元の世界に戻るためには自分達に協力し、世界征服を狙う「魔人族」と呼ばれる存在を倒すように協力を願われる。 だが、世界を救う勇者として召喚されたはずの人間には特別な能力が授かっているはずなのだが、伝承では勇者の人数は「4人」のはずであり、1人だけ他の人間と比べると能力が低かったレアは召喚に巻き込まれた一般人だと判断されて城から追放されてしまう―― ――しかし、追い出されたレアの持っていた能力こそが彼等を上回る性能を誇り、彼は自分の力を利用してステータスを改竄し、名前を変化させる事で物体を変化させ、空想上の武器や物語のキャラクターを作り出せる事に気付く。

氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依
ファンタジー
 氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。  死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。  大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。

処理中です...