最強魔法戦士は戦わない ~加藤優はチートな能力をもらったけど、できるだけ穏便に過ごしたいんだあ~

まーくん

文字の大きさ
326 / 382
第14章 そして神になった

34【スタンピード3】

しおりを挟む
<<シノブ視点>>

わたしとうとう異世界に来ちゃいました。

和也君を追いかけて交差点に入ったら光ってトラックが来て.......

もしかしたら死んじゃったのかな。よくある設定だよね。

お父さんお母さんにサヨナラを言いたかったけど、まっいいか。しようがないよね。


「.......や、やったーーー!ついについに異世界に来たんだーーー!
さあ無双するぞー!!!!」

異世界を実感してきたら、あんまり元の世界に執着が無くなってきたみたい。

思わず叫んじゃった。

和也君がちょっと引いているみたいだけど気にしないわ。

「ねえねえ和也君、魔王がいるの?それとも内政チート?いやあ文明を創るのかなあ!わたし料理は苦手だから無理よっ!」

どんなチートを貰えたのかなあ。ステータスも見たいし。

「ステータスオープン!!」

しーーーーん

何も起こらない。和也君「へっ」って顔してる。

もしかして和也君の元の時代って「ステータスオープン」って言わなかったのかな。

「ステータスオープン!!」

しーーーーん

何も出ないよ。どうして?

「和也君、わたしのステータスが出ないんだけど?」

「ステータスってなに?」

「ステータスって言ったら異世界物の常識でしょ。強さとか魔力とか使える魔法とか能力が一覧表示されるヤツよ。」

「そんなの無いよ。一応ね女神様から転移時に貰える力はあるんだけど、そのことかな?」

「たぶん、そうだと思う。でもステータスが見えなきゃ何を貰えたのか分かんないじゃない。」

「うーーーん。今回の転移時にはポーラ様の部屋を通らなかったみたいだから、その辺よく分からないなあ。

特にしのぶさんの場合、予定外についてきたからねえ。そんな能力って無いんじゃない?」

「えええええええーーーー!!そんなーーーーーー!!

女神さまーーーーーーー何かチートな能力下さーーーーーーーーーーい!!」

はたしてわたしの悲痛な叫びは天に届いたのか、目の前に女神様が現れた。

真っ白な何も無い空間の中、女神様はちょっと困り顔。

「カズヤさーーん、こっちへ来てってお願いしたけど、早速彼女連れてくるってどうなのよ!」

彼女だって。わたし和也君の彼女だって言われたわ。

「ごめんなさいポーラ様。しのぶさんは彼女じゃ「彼女です」...だそうです。

いやそうじゃなくて、彼女はたまたま俺の召喚に巻き込まれたというか、そう事故なんです。」

「そうねえ、見てたから知ってるわよ。でもね、もう彼女も死んだことになっちゃったからねえ、戻せないわよ。」

やっぱり死んじゃったんだ。

「ポーラ様、わたしのチート能力は何ですか?能力貰えたんですよねー。」

思い切って聞いてみる。だってせっかくの異世界なんだもの、チートの1つや2つ貰っておかないと話にならないじゃない。

「チートってよく分からないんですけど、カズヤさん、分かりますう?」

「どうやら彼女達の読んでいるラノベっていう本に書かれている凄い能力ってモノらしいです。

異世界に来たらそのチートとかで、無双するんだとか。」

「あー、そう言えば前にシールが言ってた気がする。たしかシールの時はこれとこれが欲しいって言われて困ったって言ってたっけ。

で、あなたは予定外だったから何も能力を与えてませんよ。
能力が欲しいのですか?」

「はい、欲しいです。いっぱい欲しいです。」

もちろん即答よ。当たり前じゃない。

「うーーーん、今のところこの世界も順調だし、カズヤさんもいますからねえ、あんまりかき混ぜたくないからなあ.......」

何か嫌な予感。

「あのお、とりあえず魔法を使いたいです。身を守れるくらいで良いですから。
それと出来れば頭に思っただけで現実に作り出せる能力とか。」

「うーーーん、まあ身を守る魔法ぐらいならこの世界の住人達でもある程度持ってるし.... でも創造の魔法はダメよ。

この前ユリアのところで言われるままに渡しちゃったら、大変なことになったんだから。

あの世界はまだ不完全だったから、まだ良かったけどここじゃ困るわ。

とりあえず魔法だけね。後はちょっと相談してからね。


ところでカズヤさん、つい先日戻ったばかりなのに呼び戻してごめんね。

ちょっとまずいことが起こったのよ。

しおりを挟む
感想 10

あなたにおすすめの小説

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません

下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。 横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。 偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。 すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。 兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。 この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。 しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。

社畜サラリーマン、異世界でパンと魔法の経営革命

yukataka
ファンタジー
過労死寸前の30代サラリーマン・佐藤健は、気づけば中世ヨーロッパ風の異世界に転生していた。与えられたのは「発酵魔法」という謎のスキルと、前世の経営知識。転生先は辺境の寒村ベルガルド――飢えと貧困にあえぐ、希望のない場所。「この世界にパンがない…だと?」健は決意する。美味しいパンで、人々を笑顔にしよう。ブラック企業で培った根性と、発酵魔法の可能性。そして何より、人を幸せにしたいという純粋な想い。小さなパン屋から始まった"食の革命"は、やがて王国を、大陸を、世界を変えていく――。笑いあり、涙あり、そして温かい人間ドラマ。仲間たちとの絆、恋の芽生え、強大な敵との戦い。パン一つで世界を救う、心温まる異世界経営ファンタジー。

スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

『異世界ごはん、はじめました!』 ~料理研究家は転生先でも胃袋から世界を救う~

チャチャ
ファンタジー
味のない異世界に転生したのは、料理研究家の 私!? 魔法効果つきの“ごはん”で人を癒やし、王子を 虜に、ついには王宮キッチンまで! 心と身体を温める“スキル付き料理が、世界を 変えていく-- 美味しい笑顔があふれる、異世界グルメファン タジー!

断罪後のモブ令息、誰にも気づかれずに出奔する

まる
ファンタジー
断罪後のモブ令息が誰にも気づかれないよう出奔して幸せを探す話

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

処理中です...