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第13章 魔獣と古代人
23【宇宙連合誕生】
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<<ランス視点>>
シンゲン星から戻って2ヵ月経ちました。
その間お父様は大忙しだったみたい。
毎日国際連合各国の首脳陣を集めて今回の顛末を説明した後、トレス王から預かってきた親書と平和通称条約文書を説明、検討していました。
親書はともかく、条約文書は500ページもあり上下巻の辞典ほどあったから、その精査に時間がかかっていたそうです。
元々その条約文書はお父様が作られた物なので、お父様は誰にも文句は言えないそうですが。
文書の量もそうですが最大の問題はその言語にあります。
シンゲン星では長い年月の間に文字が進化し、話し言葉は同じでしたが文字は全く異なるものでした。
当然お父様が条約の草文を作る時はあちらの文字で書いてあります。
お父様や僕達はマリス様の加護もあり、問題なく読めましたが、この星の方達には読めません。
結局、条約の内容を一番よく知っているお父様が翻訳してもう一通条約を書くことになったのです。
えっ、たしか1晩で作ったんじゃなかったっけって。
お父様曰く、最初作った時は様々な文献を取り寄せて切り貼りしたから早かったけど、全てを読み直して翻訳して書き出していくと10日掛かったって言ってました。
翻訳後、国際連合総会で条文の要約について、仮承認を取り、その後各国で内容の精査をして、それを持ちよっての調整を経てようやく全ての国が了承したのが僕達が戻って来てから6週間後。
ようやく完成した条約文書を2言語に翻訳した文書それぞれ2通づつを用意して、こちらの代表団を連れてシンゲン星の向かい、あちらとの最終調整と条約締結に更に4週間必要だったのです。
こうして両星間の星交樹立が成り、シンゲン星のトレス王国では盛大なお祝い式典が行われました。
僕達の星ラスク星からの友好大使には僕とイリヤが任命され、シンゲン星の友好大使にはトレス王国の第4王女のアルベスタちゃんが任命され、両星間の友好を約束したのでした。
なお、僕達の最初の仕事は、辞書の作成です。
双方の文字が異なるため、文字を比較するための辞書が必要となります。
もちろん文化も違うので、それぞれにしかない言葉を翻訳することも必要です。
だから友好大使の最初の仕事が辞書の作成になったのです。
昨日からアルベスタちゃんがウチに来ています。
こちらの文化を体験してもらい、一緒に辞書を作るためです。
当然サルベスタ王妃様も一緒で、護衛としてミラベスタさんとクラシケラさんも来ていますよ。
これから3ヵ月掛けてこちらの国々を見てもらう予定です。
その後僕達ももう一度シンゲン星に行くことになります。
サルベスタ王妃様やアルベスタちゃんもウチの屋敷を気に入ってくれたみたい。
サルベスタ王妃様は、地下室にある礼拝堂のマリス様像が気に入ったみたいで、お父様に制作を頼んでました。
シンゲン星でも、マリス様信仰が本格化して、たくさん神殿が出来ているみたいです。
ちなみにマリス様像の隣にはお父様の像があるそうですが、お父様には黙っておきましょう。
シンゲン星との条約締結のためにあちらに行った代表団が語るシンゲン星の様子は、カトウ運輸のオンライン網を通じて全世界に配信され、シンゲン星の話題は世界中で持ちきりです。
そんな中、友好大使の来訪で各国では歓迎ムード一色でお祭り騒ぎになっており、各国が減税や特別給付金を発行したことも重なり、世界中が好景気に包まれています。
ネクター王、ガード王、レイン皇帝のおじさん達も降って湧いた好景気にホクホク顔です。
まだまだシンゲン星との交易については未知数ですが、シンゲン星もラスク星も一緒に繁栄していけることを願うばかりです。
第13章完
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新作が出ました。
「100年生きられなきゃ異世界やり直し~俺の異世界生活はラノベみたいにはならないけど、それなりにスローライフを楽しんでいます~」
こちらも本作同様、よろしくお願いします。
シンゲン星から戻って2ヵ月経ちました。
その間お父様は大忙しだったみたい。
毎日国際連合各国の首脳陣を集めて今回の顛末を説明した後、トレス王から預かってきた親書と平和通称条約文書を説明、検討していました。
親書はともかく、条約文書は500ページもあり上下巻の辞典ほどあったから、その精査に時間がかかっていたそうです。
元々その条約文書はお父様が作られた物なので、お父様は誰にも文句は言えないそうですが。
文書の量もそうですが最大の問題はその言語にあります。
シンゲン星では長い年月の間に文字が進化し、話し言葉は同じでしたが文字は全く異なるものでした。
当然お父様が条約の草文を作る時はあちらの文字で書いてあります。
お父様や僕達はマリス様の加護もあり、問題なく読めましたが、この星の方達には読めません。
結局、条約の内容を一番よく知っているお父様が翻訳してもう一通条約を書くことになったのです。
えっ、たしか1晩で作ったんじゃなかったっけって。
お父様曰く、最初作った時は様々な文献を取り寄せて切り貼りしたから早かったけど、全てを読み直して翻訳して書き出していくと10日掛かったって言ってました。
翻訳後、国際連合総会で条文の要約について、仮承認を取り、その後各国で内容の精査をして、それを持ちよっての調整を経てようやく全ての国が了承したのが僕達が戻って来てから6週間後。
ようやく完成した条約文書を2言語に翻訳した文書それぞれ2通づつを用意して、こちらの代表団を連れてシンゲン星の向かい、あちらとの最終調整と条約締結に更に4週間必要だったのです。
こうして両星間の星交樹立が成り、シンゲン星のトレス王国では盛大なお祝い式典が行われました。
僕達の星ラスク星からの友好大使には僕とイリヤが任命され、シンゲン星の友好大使にはトレス王国の第4王女のアルベスタちゃんが任命され、両星間の友好を約束したのでした。
なお、僕達の最初の仕事は、辞書の作成です。
双方の文字が異なるため、文字を比較するための辞書が必要となります。
もちろん文化も違うので、それぞれにしかない言葉を翻訳することも必要です。
だから友好大使の最初の仕事が辞書の作成になったのです。
昨日からアルベスタちゃんがウチに来ています。
こちらの文化を体験してもらい、一緒に辞書を作るためです。
当然サルベスタ王妃様も一緒で、護衛としてミラベスタさんとクラシケラさんも来ていますよ。
これから3ヵ月掛けてこちらの国々を見てもらう予定です。
その後僕達ももう一度シンゲン星に行くことになります。
サルベスタ王妃様やアルベスタちゃんもウチの屋敷を気に入ってくれたみたい。
サルベスタ王妃様は、地下室にある礼拝堂のマリス様像が気に入ったみたいで、お父様に制作を頼んでました。
シンゲン星でも、マリス様信仰が本格化して、たくさん神殿が出来ているみたいです。
ちなみにマリス様像の隣にはお父様の像があるそうですが、お父様には黙っておきましょう。
シンゲン星との条約締結のためにあちらに行った代表団が語るシンゲン星の様子は、カトウ運輸のオンライン網を通じて全世界に配信され、シンゲン星の話題は世界中で持ちきりです。
そんな中、友好大使の来訪で各国では歓迎ムード一色でお祭り騒ぎになっており、各国が減税や特別給付金を発行したことも重なり、世界中が好景気に包まれています。
ネクター王、ガード王、レイン皇帝のおじさん達も降って湧いた好景気にホクホク顔です。
まだまだシンゲン星との交易については未知数ですが、シンゲン星もラスク星も一緒に繁栄していけることを願うばかりです。
第13章完
☆☆☆☆☆☆☆☆☆
新作が出ました。
「100年生きられなきゃ異世界やり直し~俺の異世界生活はラノベみたいにはならないけど、それなりにスローライフを楽しんでいます~」
こちらも本作同様、よろしくお願いします。
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