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第12章 終焉
207:進化
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「…え!?人族って、私達の祖先!?」
美香の背中に両手を回して抱き締めていたレティシアが頭を上げ、前方のパネルへと目を向ける。ロザリアはレティシアの声を無視し、柊也への説明を続けた。
『そもそもMAHOは、温暖化防止をはじめとする地球環境の保護と改善、貧困地域を中心とした生活向上を目的としたサービスです。そのため本来、ユーザがナノシステムへ命令できる範囲も、飲料水の生成や炊事用の火の確保、家事の負担軽減を目的とした軽量化、空調と言った、日常生活の枠内に抑えられ、それ以上の命令は受領しないよう設定されていました。
ところが、後に人族と呼ばれるようになる一部の人々はその枠を超えた命令を発し、ナノシステムはそれを実行するようになります。彼らが引き起こす自然現象は、人に火傷を負わせるほどの火力を有し、人の頭ほどの固い岩や氷を高速で飛ばし、肉を裂くような高圧な空気の層を作り出しました。彼らの一部は明確な悪意をもって活用し、強盗や殺人などの犯罪を繰り返すようになります』
ロザリアの説明に、柊也が首を傾げる。
「何故、一部の人々に限り、その様な命令を下す事ができたんだ?」
『後の研究の結果、彼らはいずれも、幾つかの特徴的な遺伝子を有している事が判明しました。それらの遺伝子が彼らの生物的な行動に、通常の人々とは異なる変化を齎したのです。一例を挙げると、個性的な波長で発声する、手足を動かす際に皮膚が特定の周波数で振動する、と言ったものとなります。この微細な動きをナノシステムが検知し、誤作動を引き起こしたのです。いわば彼らはMAHOに適応し、より優位な力を得るために進化した新人類と言えます』
「なるほど」
前を向いて頷く柊也の後ろで、オズワルドが自分の手を見つめている。「癒しの手」を発動させてみたが、オズワルドには自分の手が震えているようには見えなかった。
『彼ら人族はMAHOに対する優位性を有していましたが、外見を含め、それ以外は全く人類と違いがありませんでした。彼らは自分達が人族である事を知らないまま人類社会に溶け込み、人類として生涯を送ります。そして人類との間で子を儲け、優性遺伝によって少しずつ人族の数を増やしていきました』
「…」
ロザリアの説明を聞き、レティシアは美香を抱き締めたまま固唾を飲んだ。自分達の祖先が、柊也達人類を少しずつ取り込んで行く様相に、引き込まれる。
『西暦1万6000年代にようやく原因を突き止めたMAHOの運営組織はその是正に乗り出そうとしますが、その矢先、一人の人族がMAHOを使った大事故を起こし、世間を騒がせました。幸い死者は出なかったものの数多くの負傷者を出し、人族の持つMAHOへの影響力を危険視した運営組織は急遽、人族に対する全サービスの提供を停止します。ですが、その対応が、世界中から大きな非難を浴びたのです。
当時、“人族”という括りは、差別的な考えとされていました。人族は自分達を人族ではなく、生粋の人類であると考えており、侵食される側であった人類も同意見でした。“人族”と言う差別は認められず、自動翻訳機能まで利用できなくなった人族の姿は、人々の目に迫害と映りました。あくまで全員が人類であるという認識の下、サービスの公平性と個人差の尊重という国際世論に負け、運営組織のトップは責任を取って辞任。MAHOは、人族に対する自動翻訳機能の提供を再開します。
一方、人族のユーザ登録とナノシステムの利用については、行使する人族への健康被害を理由に各個人に対する事前検査が必要と発表。先の大事故を起こした人族が後遺症で死亡した事もあり、事前検査は社会に受け入れられました。ナノシステムの誤作動を修正できなかった運営組織は数万台にも及ぶ検査機を用意して人族を一人一人検査、人族に対するユーザ登録はロックされたまま、MAHOや人体に影響を及ぼさない範囲でサービス利用権限を付与しました』
「…それが、『ロザリアの祝福』のはしりか…」
『左様でございます』
「何てこと…」
レティシアが口に手を当て、驚きの表情を浮かべる。中原に伝わる祝福と感謝に溢れた輝かしい儀式が、その様な血なまぐさい経緯で誕生した事を知り、衝撃を受けていた。
『一連の騒動を経た運営組織は、密かに組織の中枢やMAHOの管理者選定チェック機能に人族遺伝子の除外項目を加え、人類組織としての“純血”の維持を目論みます。将来のテロへの悪用を未然に防止するためのものでしたが、その後、ナノシステムを利用した生活支援機能は、一旦廃れます。この頃人類は最も繁栄の時代を迎え、発展途上国のインフラも一通り整備されて、生活支援機能が必要なくなったのです。
1万7000年代に入ると、世界は退廃の時代を迎えます。社会では遺伝子操作に対するタブー感が薄れ、富裕層を中心に遺伝子改良が流行しました。彼らは自分達の受精卵に手を加え、これから生まれる子供達の寿命や身体能力、容姿と言った点を改良しました。ファッションや嗜好と言った理由で子供達に犬や猫等、愛玩動物の特徴を付け加える親も数多く見られ、社会には人類の枠には収まらない、多種多様な遺伝子を持つ人々で溢れました。彼らはやがて長い時を経て、エルフ、獣人の祖先となります。彼らの多くは富裕層に属し、もはや無用の長物と化した生活支援機能を利用する必要がなかったため、彼らに対するMAHOのユーザ登録などの機能拡張は、行われませんでした』
「え!?人族とエルフ、獣人って、元はみんな同じなの!?」
セレーネが驚きの声を上げてシモンと顔を見合わせ、その隣ではオズワルドとゲルダが顔を見合わせている。三姉妹の神話で、エルフと獣人はサーリアから生まれた存在と言い伝えられていたが、ロザリアから生まれたとされる人族まで同じルーツであったとは、予想していなかった。
『1万8000年代に入り、世界は戦乱の時代を迎えます。1万8022年、最後のバージョンアップとなるVer.162.9リリース当時の運営組織のトップは、人類至上主義者でした。彼は、人類のナノシステムの利用範囲が日常生活の枠に抑えられている事に我慢できず、人類に対する制限を撤廃。人類も人族同様、ナノシステムを利用した殺傷能力を獲得します。特に人類は人族と違って全てのサービスを利用できるため、大きなアドバンテージとなりましたが、この当時はまだ世界は高度な文明を維持していましたので、目立つ事はありませんでした。しかし、その後勃発した世界大戦により人類社会は崩壊、その後1000年以上に渡る戦乱によって知識は失われ、文明は急速に衰退します』
「ローマ帝国の崩壊と、暗黒時代の再来だな…」
柊也は諦観の念を籠め、大きな溜息をつく。紀元前から紀元後3世紀頃に渡って繁栄したローマ帝国は堅牢な石造りの橋や建物を幾つも建設したが、紀元後5世紀に滅亡して暗黒時代を迎えるとローマ時代の知識は失われ、人々はローマ時代の建築物を悪魔が作ったものとして恐れた。柊也の予想は的中する。
『文明が衰退すると、人々はナノシステムを活用して生活を営み、戦いを続けました。この頃になると、すでに人類は人口比で人族に大きく水をあけられ、しかも遺伝上の劣性によって人族に吸収される一方となります。人族の検査はMAHOの利用権限を授かる神聖な儀式へと昇華し、検査機は聖遺物として崇められました。そして人類は、神聖な儀式を経ずして力を行使する邪悪な存在として迫害され、やがて絶滅しました。MAHOはユーザ・管理者として登録できる種族を失い、以降AIによる自律管理が続きます』
「…」
「大丈夫よ、ミカ。大丈夫だから…」
ロザリアの説明を聞き、美香がレティシアの腕の中で身を震わせる。それに気づいたレティシアが慌てて美香を抱き締め、優しくあやす。
『エルフ、獣人の祖先達も検査機を入手し、MAHOの利用手段を獲得。以降、人族、エルフ、獣人達はナノシステムを頼りに長い年月を生きる事になります。彼らの間では時折戦いが治まり、長く平和な時代を迎える事もありましたが、以前の様な高度な文明が再来する事はありませんでした。その間も検査機は使われ続け、MAHOと同様自動修復機能を有しておりましたが、悠久とも言える時間の中で次第に数を減らしていきます。
そして、8200万年にも及ぶ長い時の中で、新たな生物の進化が始まります。人族同様、MAHOのナノシステムを利用できる動物の出現、――― 魔物の誕生です』
美香の背中に両手を回して抱き締めていたレティシアが頭を上げ、前方のパネルへと目を向ける。ロザリアはレティシアの声を無視し、柊也への説明を続けた。
『そもそもMAHOは、温暖化防止をはじめとする地球環境の保護と改善、貧困地域を中心とした生活向上を目的としたサービスです。そのため本来、ユーザがナノシステムへ命令できる範囲も、飲料水の生成や炊事用の火の確保、家事の負担軽減を目的とした軽量化、空調と言った、日常生活の枠内に抑えられ、それ以上の命令は受領しないよう設定されていました。
ところが、後に人族と呼ばれるようになる一部の人々はその枠を超えた命令を発し、ナノシステムはそれを実行するようになります。彼らが引き起こす自然現象は、人に火傷を負わせるほどの火力を有し、人の頭ほどの固い岩や氷を高速で飛ばし、肉を裂くような高圧な空気の層を作り出しました。彼らの一部は明確な悪意をもって活用し、強盗や殺人などの犯罪を繰り返すようになります』
ロザリアの説明に、柊也が首を傾げる。
「何故、一部の人々に限り、その様な命令を下す事ができたんだ?」
『後の研究の結果、彼らはいずれも、幾つかの特徴的な遺伝子を有している事が判明しました。それらの遺伝子が彼らの生物的な行動に、通常の人々とは異なる変化を齎したのです。一例を挙げると、個性的な波長で発声する、手足を動かす際に皮膚が特定の周波数で振動する、と言ったものとなります。この微細な動きをナノシステムが検知し、誤作動を引き起こしたのです。いわば彼らはMAHOに適応し、より優位な力を得るために進化した新人類と言えます』
「なるほど」
前を向いて頷く柊也の後ろで、オズワルドが自分の手を見つめている。「癒しの手」を発動させてみたが、オズワルドには自分の手が震えているようには見えなかった。
『彼ら人族はMAHOに対する優位性を有していましたが、外見を含め、それ以外は全く人類と違いがありませんでした。彼らは自分達が人族である事を知らないまま人類社会に溶け込み、人類として生涯を送ります。そして人類との間で子を儲け、優性遺伝によって少しずつ人族の数を増やしていきました』
「…」
ロザリアの説明を聞き、レティシアは美香を抱き締めたまま固唾を飲んだ。自分達の祖先が、柊也達人類を少しずつ取り込んで行く様相に、引き込まれる。
『西暦1万6000年代にようやく原因を突き止めたMAHOの運営組織はその是正に乗り出そうとしますが、その矢先、一人の人族がMAHOを使った大事故を起こし、世間を騒がせました。幸い死者は出なかったものの数多くの負傷者を出し、人族の持つMAHOへの影響力を危険視した運営組織は急遽、人族に対する全サービスの提供を停止します。ですが、その対応が、世界中から大きな非難を浴びたのです。
当時、“人族”という括りは、差別的な考えとされていました。人族は自分達を人族ではなく、生粋の人類であると考えており、侵食される側であった人類も同意見でした。“人族”と言う差別は認められず、自動翻訳機能まで利用できなくなった人族の姿は、人々の目に迫害と映りました。あくまで全員が人類であるという認識の下、サービスの公平性と個人差の尊重という国際世論に負け、運営組織のトップは責任を取って辞任。MAHOは、人族に対する自動翻訳機能の提供を再開します。
一方、人族のユーザ登録とナノシステムの利用については、行使する人族への健康被害を理由に各個人に対する事前検査が必要と発表。先の大事故を起こした人族が後遺症で死亡した事もあり、事前検査は社会に受け入れられました。ナノシステムの誤作動を修正できなかった運営組織は数万台にも及ぶ検査機を用意して人族を一人一人検査、人族に対するユーザ登録はロックされたまま、MAHOや人体に影響を及ぼさない範囲でサービス利用権限を付与しました』
「…それが、『ロザリアの祝福』のはしりか…」
『左様でございます』
「何てこと…」
レティシアが口に手を当て、驚きの表情を浮かべる。中原に伝わる祝福と感謝に溢れた輝かしい儀式が、その様な血なまぐさい経緯で誕生した事を知り、衝撃を受けていた。
『一連の騒動を経た運営組織は、密かに組織の中枢やMAHOの管理者選定チェック機能に人族遺伝子の除外項目を加え、人類組織としての“純血”の維持を目論みます。将来のテロへの悪用を未然に防止するためのものでしたが、その後、ナノシステムを利用した生活支援機能は、一旦廃れます。この頃人類は最も繁栄の時代を迎え、発展途上国のインフラも一通り整備されて、生活支援機能が必要なくなったのです。
1万7000年代に入ると、世界は退廃の時代を迎えます。社会では遺伝子操作に対するタブー感が薄れ、富裕層を中心に遺伝子改良が流行しました。彼らは自分達の受精卵に手を加え、これから生まれる子供達の寿命や身体能力、容姿と言った点を改良しました。ファッションや嗜好と言った理由で子供達に犬や猫等、愛玩動物の特徴を付け加える親も数多く見られ、社会には人類の枠には収まらない、多種多様な遺伝子を持つ人々で溢れました。彼らはやがて長い時を経て、エルフ、獣人の祖先となります。彼らの多くは富裕層に属し、もはや無用の長物と化した生活支援機能を利用する必要がなかったため、彼らに対するMAHOのユーザ登録などの機能拡張は、行われませんでした』
「え!?人族とエルフ、獣人って、元はみんな同じなの!?」
セレーネが驚きの声を上げてシモンと顔を見合わせ、その隣ではオズワルドとゲルダが顔を見合わせている。三姉妹の神話で、エルフと獣人はサーリアから生まれた存在と言い伝えられていたが、ロザリアから生まれたとされる人族まで同じルーツであったとは、予想していなかった。
『1万8000年代に入り、世界は戦乱の時代を迎えます。1万8022年、最後のバージョンアップとなるVer.162.9リリース当時の運営組織のトップは、人類至上主義者でした。彼は、人類のナノシステムの利用範囲が日常生活の枠に抑えられている事に我慢できず、人類に対する制限を撤廃。人類も人族同様、ナノシステムを利用した殺傷能力を獲得します。特に人類は人族と違って全てのサービスを利用できるため、大きなアドバンテージとなりましたが、この当時はまだ世界は高度な文明を維持していましたので、目立つ事はありませんでした。しかし、その後勃発した世界大戦により人類社会は崩壊、その後1000年以上に渡る戦乱によって知識は失われ、文明は急速に衰退します』
「ローマ帝国の崩壊と、暗黒時代の再来だな…」
柊也は諦観の念を籠め、大きな溜息をつく。紀元前から紀元後3世紀頃に渡って繁栄したローマ帝国は堅牢な石造りの橋や建物を幾つも建設したが、紀元後5世紀に滅亡して暗黒時代を迎えるとローマ時代の知識は失われ、人々はローマ時代の建築物を悪魔が作ったものとして恐れた。柊也の予想は的中する。
『文明が衰退すると、人々はナノシステムを活用して生活を営み、戦いを続けました。この頃になると、すでに人類は人口比で人族に大きく水をあけられ、しかも遺伝上の劣性によって人族に吸収される一方となります。人族の検査はMAHOの利用権限を授かる神聖な儀式へと昇華し、検査機は聖遺物として崇められました。そして人類は、神聖な儀式を経ずして力を行使する邪悪な存在として迫害され、やがて絶滅しました。MAHOはユーザ・管理者として登録できる種族を失い、以降AIによる自律管理が続きます』
「…」
「大丈夫よ、ミカ。大丈夫だから…」
ロザリアの説明を聞き、美香がレティシアの腕の中で身を震わせる。それに気づいたレティシアが慌てて美香を抱き締め、優しくあやす。
『エルフ、獣人の祖先達も検査機を入手し、MAHOの利用手段を獲得。以降、人族、エルフ、獣人達はナノシステムを頼りに長い年月を生きる事になります。彼らの間では時折戦いが治まり、長く平和な時代を迎える事もありましたが、以前の様な高度な文明が再来する事はありませんでした。その間も検査機は使われ続け、MAHOと同様自動修復機能を有しておりましたが、悠久とも言える時間の中で次第に数を減らしていきます。
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