愛知らぬ

愛する人を悲しませずに消えることが出来たなら・・・

賢王と称えられる王様と孤児は運命的に出会い惹かれ合う。しかし、いつしか孤児は王様を喪うことへの恐怖に取り憑かれるようになる。
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童話ちっくな短編です。
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