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三話:欲求不満(攻めオナニー)
欲求不満-2※
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side:ニコラス
「っ……ぁ、ふ……」
自分の背後から聞こえるくぐもった声に、俺はぼんやりと目を覚ました。
ジャックが寝ぼけているのだろうか、いや、でも、俺には関係ないな。と、そのまま眠りにつこうとしたが、自分の腰あたりから聞こえる布擦れの音と、僅かに聞こえる水音に、意識は一気に覚醒した。
(こいつ、なにやってんだ?)
よく聞いてみれば、背後から聞こえる声は熱を孕んでいる。ふうふうと耐えるような息遣いは、過去に二回抱かれたときに奴が漏らした吐息とそっくりだった。
俺が頭の下に敷いた奴の腕はしっとりと汗ばんでいて、その先の腕は俺を抱きしめるように肩に回されている。
その指先から感じる微かな震えはきっと、強く抱きしめすぎて俺を起こさない為我慢している結果のものだろう。
――自慰に使われている。
自覚すると、顔から火が出るように熱い。
そんな、そんなにシたかったのかよ。俺と。
「ッ、ニコラス……」
囁くような小声に、ぞくりと快感が走る。求められていることを意識すると、欲はむくむくと膨れ上がっていく。
(っやばい、これ、俺も……)
俺も、ジャックとしたい。
だからと言って、この状況で素直に「抱いて」と言えるほど、おれの肝は座ってないし、なにより、俺をオカズにしてオナニーするジャックをもう少しだけ感じていたい。
「は、ッ……すまん」
ジャックはそう言うと、俺のガウンをゆっくりとたくし上げる。心臓がばくばくと高鳴る。おれは今から、一体なにをされるのだろう。
奴は俺の尻が露出するぐらいまでガウンを捲ると、腰を寄せておれの両太ももの間に挿入するように腰を進めた。
「ぅ、ぐ……」
気持ち良さそうな呻き声が、耳の側で聞こえる。脚の間に挟まった熱が、あまりにもあつい。
(これで奥トントンされると、すげえ気持ちいいんだよな)
脳内で快感がフラッシュバックして、背中に電流が走ったように快感を感じる。
触れられてもいない俺の性器はみっともなく先走りを垂らして、ガウンに染みを作った。
思わず、はぁ、と重い息を漏らす。ジャックは気が付かなかったようで、そのまま、まるで挿入しているかのように、ゆっくりと腰を動かした。
「は、ぁ……」
太腿をぬるぬるとした熱いものが往復するたびに、俺の興奮も募る。
性感帯じゃない場所への刺激のはずなのに、擬似セックスをしているようでどうしようもなく脳が気持ちいい。
それに、ジャックの性器が、掠めるように会陰に触れるのが、微かな刺激になって身体が震える。
声が出そうになるのを我慢して、密かに口元を抑えても、燻った熱は徐々に大きくなって、次第に抑えが効かなくなった熱は遂に指の隙間から漏れだした。
「ふ、ぁ……♡」
「ん……?」
起こしたか? とジャックは熱の篭った声で問いかけた。
「ぅ、ん、起きた」
「すまない、我慢できなかった」
しかし、口では謝っても行為を中断するつもりは毛ほどもないようで、寧ろ開き直ったのか、先程までそっと触れてた腕はしっかりと俺を抱きしめて離そうとしない。
「もう少し付き合ってくれ、あと少しだから」
「ん、イイけど」
ありがとう。とジャックは言って、緩々と律動していたそれを、まるで奥まで挿入するようにグリグリと下生えを擦り付けて密着した。
「っあ、おく……」
腹の奥がきゅうきゅうと切ない。挿れてほしくて堪らない。
プライドなんてどうでもいいんじゃないか。と頭の奥の方で自分が言っているのを感じる。だって、この男はプライドや恥を捨てて、正義までねじ曲げて俺を抱いているじゃないか。
「ジャック、なあ、これ欲しい」
自分の太腿に挟まったそれを指でするりと撫でる。びくりと大袈裟に身体を揺らしたジャックは、恨めしそうな声で「明日はベッドから動けないと思え」とギラギラした欲望をおれに向けた。
「っ……ぁ、ふ……」
自分の背後から聞こえるくぐもった声に、俺はぼんやりと目を覚ました。
ジャックが寝ぼけているのだろうか、いや、でも、俺には関係ないな。と、そのまま眠りにつこうとしたが、自分の腰あたりから聞こえる布擦れの音と、僅かに聞こえる水音に、意識は一気に覚醒した。
(こいつ、なにやってんだ?)
よく聞いてみれば、背後から聞こえる声は熱を孕んでいる。ふうふうと耐えるような息遣いは、過去に二回抱かれたときに奴が漏らした吐息とそっくりだった。
俺が頭の下に敷いた奴の腕はしっとりと汗ばんでいて、その先の腕は俺を抱きしめるように肩に回されている。
その指先から感じる微かな震えはきっと、強く抱きしめすぎて俺を起こさない為我慢している結果のものだろう。
――自慰に使われている。
自覚すると、顔から火が出るように熱い。
そんな、そんなにシたかったのかよ。俺と。
「ッ、ニコラス……」
囁くような小声に、ぞくりと快感が走る。求められていることを意識すると、欲はむくむくと膨れ上がっていく。
(っやばい、これ、俺も……)
俺も、ジャックとしたい。
だからと言って、この状況で素直に「抱いて」と言えるほど、おれの肝は座ってないし、なにより、俺をオカズにしてオナニーするジャックをもう少しだけ感じていたい。
「は、ッ……すまん」
ジャックはそう言うと、俺のガウンをゆっくりとたくし上げる。心臓がばくばくと高鳴る。おれは今から、一体なにをされるのだろう。
奴は俺の尻が露出するぐらいまでガウンを捲ると、腰を寄せておれの両太ももの間に挿入するように腰を進めた。
「ぅ、ぐ……」
気持ち良さそうな呻き声が、耳の側で聞こえる。脚の間に挟まった熱が、あまりにもあつい。
(これで奥トントンされると、すげえ気持ちいいんだよな)
脳内で快感がフラッシュバックして、背中に電流が走ったように快感を感じる。
触れられてもいない俺の性器はみっともなく先走りを垂らして、ガウンに染みを作った。
思わず、はぁ、と重い息を漏らす。ジャックは気が付かなかったようで、そのまま、まるで挿入しているかのように、ゆっくりと腰を動かした。
「は、ぁ……」
太腿をぬるぬるとした熱いものが往復するたびに、俺の興奮も募る。
性感帯じゃない場所への刺激のはずなのに、擬似セックスをしているようでどうしようもなく脳が気持ちいい。
それに、ジャックの性器が、掠めるように会陰に触れるのが、微かな刺激になって身体が震える。
声が出そうになるのを我慢して、密かに口元を抑えても、燻った熱は徐々に大きくなって、次第に抑えが効かなくなった熱は遂に指の隙間から漏れだした。
「ふ、ぁ……♡」
「ん……?」
起こしたか? とジャックは熱の篭った声で問いかけた。
「ぅ、ん、起きた」
「すまない、我慢できなかった」
しかし、口では謝っても行為を中断するつもりは毛ほどもないようで、寧ろ開き直ったのか、先程までそっと触れてた腕はしっかりと俺を抱きしめて離そうとしない。
「もう少し付き合ってくれ、あと少しだから」
「ん、イイけど」
ありがとう。とジャックは言って、緩々と律動していたそれを、まるで奥まで挿入するようにグリグリと下生えを擦り付けて密着した。
「っあ、おく……」
腹の奥がきゅうきゅうと切ない。挿れてほしくて堪らない。
プライドなんてどうでもいいんじゃないか。と頭の奥の方で自分が言っているのを感じる。だって、この男はプライドや恥を捨てて、正義までねじ曲げて俺を抱いているじゃないか。
「ジャック、なあ、これ欲しい」
自分の太腿に挟まったそれを指でするりと撫でる。びくりと大袈裟に身体を揺らしたジャックは、恨めしそうな声で「明日はベッドから動けないと思え」とギラギラした欲望をおれに向けた。
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