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水嶋ゆらぎ(無口で無表情、大人っぽい金髪ロングちゃん。女医さんの魔の手で)
水嶋ゆらぎアフター②
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ぴちゃん、と薬のしずくが一つ、紅茶のカップに垂れ、赤みがかった水面を波立たせた。
ゆらぎのカップと、リンネのカップに一滴ずつ。
「さあ、これでいいわ」
リンネは薬瓶を引き出しに大事そうに仕舞った。
ルイボスティーには見た目も香りも変化はない。
「飲みましょ」
二人同時にカップを持つ。ゆらぎはリンネが口をつけたのを見てから、唇にカップの縁を当てた。
二人は当たり障りのないおしゃべりをしながら、ゆっくりとカップを空にした。ほのかな甘み。いつもの美味しい紅茶。体の芯が熱く火照り、全身がポカポカと暖かい。ハンカチで額の汗を拭いた。
「だんだんと効いてきたわね。こちらへ来てくれる?」
いつもは診察室のベッドでマッサージをされるのだが、今日はリンネの私的な居住スペースの、寝室に通された。
ダブルサイズのベッド、雰囲気のある照明、棚の上には大人のオモチャ。
ゆらぎは初めて見るオモチャに驚き、顔を赤らめたが、何も言わずに、促されるままベッドに腰掛けた。リンネが白衣を脱ぐと、胸元の強調されたセーターに、タイトスカートという格好。隣に腰掛けて、そっとゆらぎの肩を抱いた。
ゆらぎの心臓が早鐘を打つ。吐く息が熱い。すぐ目の前にリンネの美しい顔があるが、とろんとして同じように熱い息を吐いている。リンネはぷっくらとした唇を、濡れた舌でなめ、ごくりと唾液を飲み込む。瞳にはゆらぎの顔だけが写っている。
キスされる、と思ったときには、もう唇の温かさを感じていた。ゆらぎは少し唇を開いて隙間を作り、舌を出した。リンネが求めている気がしたから。リンネの舌が触れてきたのを合図にして、互いに大きく唇を開いて舌を絡ませ合った。
頭がぼーっとする。唾液の立てるいやらしい水音が、頭に直接響いて耳鳴りのようだ。リンネの手のひらがゆらぎの腰の辺りに触れた。触ってもいいんだと思い、ゆらぎもリンネの背中に手を回した。二人は互いの身体を引き寄せて抱き合った。リンネの豊満な胸の心地よい圧力。身体の柔らかさ。体の奥がじんじんと疼く。股の間にも、熱が集まってきている。
リンネがゆらぎの太ももに手を這わせた。ゆらぎはその感触に意識を委ね、脚を少し開いた。熱いところに触れてほしかった。リンネの手がプリーツスカートの中、股の間に滑り込み、しばし太ももの際どいところをくすぐっていたが、やがて下着の上からクリトリスの辺りを撫でた。異様に硬く膨らんでいるのを、ゆらぎは自覚した。
本来は女性の体に存在しないもの、つまり男根へと、クリトリスが変形して成長しつつあるのだ。
「んっ」
ゆらぎは声を漏らした。
リンネの指先が肥大した新芽の周囲を円を描きながらなぞるように刺激してくる。びくっと体が動いてしまう。
「私のも触って。刺激すれば、だんだん大きく立派になってくるから」
ゆらぎは股間から上ってくる甘美な刺激を堪えて、リンネの太ももに触れる。ムチムチとした肉とストッキングの肌触りがずっと触っていたいくらい心地よい。タイトスカートを少し捲り上げて奥に手を潜らせ、脚の付け根のほうへ手を伸ばしていくと、陰部に突き当たった。指の腹で強めに押すと、硬くて熱い突起が押し返してくる感触があった。
「そこよ。もっと触って」
ゆらぎは言われるままに、その突起をこすったり押したりする。リンネは喘ぎ声をあげはしなかったが、かすかな息遣いには熱がこもっているし、身体もゆっくりと波打つように揺れて、時折「んっ」とくぐもった音を漏らす。リンネが自分の指で感じてくれているのだと思うと、ゆらぎはもっとリンネの身体を喜ばせたいという気持ちになった。単調にならないように、様々な動きで、強弱をつけて、突起を刺激する。喘ぎ声は聞けなくても、リンネの身体が歓喜に燃え、喉が震えるのがわかる。そして、それに応えるようにリンネもゆらぎの新芽をねっとりとまとわりつくような触り方で撫で上げてくる。抱き合った二人の身体がより熱くなっていく。
再び口づけを求められ、ゆらぎは求めに応じる。もっと気持ち良くなりたい。もっと気持ち良くしてあげたい。もっと……もっと……。刺激が欲しい。快楽が欲しい。リンネに愛されたい。脳がとろけていく。
二人はベッドに倒れ込んだ。
ゆらぎのカップと、リンネのカップに一滴ずつ。
「さあ、これでいいわ」
リンネは薬瓶を引き出しに大事そうに仕舞った。
ルイボスティーには見た目も香りも変化はない。
「飲みましょ」
二人同時にカップを持つ。ゆらぎはリンネが口をつけたのを見てから、唇にカップの縁を当てた。
二人は当たり障りのないおしゃべりをしながら、ゆっくりとカップを空にした。ほのかな甘み。いつもの美味しい紅茶。体の芯が熱く火照り、全身がポカポカと暖かい。ハンカチで額の汗を拭いた。
「だんだんと効いてきたわね。こちらへ来てくれる?」
いつもは診察室のベッドでマッサージをされるのだが、今日はリンネの私的な居住スペースの、寝室に通された。
ダブルサイズのベッド、雰囲気のある照明、棚の上には大人のオモチャ。
ゆらぎは初めて見るオモチャに驚き、顔を赤らめたが、何も言わずに、促されるままベッドに腰掛けた。リンネが白衣を脱ぐと、胸元の強調されたセーターに、タイトスカートという格好。隣に腰掛けて、そっとゆらぎの肩を抱いた。
ゆらぎの心臓が早鐘を打つ。吐く息が熱い。すぐ目の前にリンネの美しい顔があるが、とろんとして同じように熱い息を吐いている。リンネはぷっくらとした唇を、濡れた舌でなめ、ごくりと唾液を飲み込む。瞳にはゆらぎの顔だけが写っている。
キスされる、と思ったときには、もう唇の温かさを感じていた。ゆらぎは少し唇を開いて隙間を作り、舌を出した。リンネが求めている気がしたから。リンネの舌が触れてきたのを合図にして、互いに大きく唇を開いて舌を絡ませ合った。
頭がぼーっとする。唾液の立てるいやらしい水音が、頭に直接響いて耳鳴りのようだ。リンネの手のひらがゆらぎの腰の辺りに触れた。触ってもいいんだと思い、ゆらぎもリンネの背中に手を回した。二人は互いの身体を引き寄せて抱き合った。リンネの豊満な胸の心地よい圧力。身体の柔らかさ。体の奥がじんじんと疼く。股の間にも、熱が集まってきている。
リンネがゆらぎの太ももに手を這わせた。ゆらぎはその感触に意識を委ね、脚を少し開いた。熱いところに触れてほしかった。リンネの手がプリーツスカートの中、股の間に滑り込み、しばし太ももの際どいところをくすぐっていたが、やがて下着の上からクリトリスの辺りを撫でた。異様に硬く膨らんでいるのを、ゆらぎは自覚した。
本来は女性の体に存在しないもの、つまり男根へと、クリトリスが変形して成長しつつあるのだ。
「んっ」
ゆらぎは声を漏らした。
リンネの指先が肥大した新芽の周囲を円を描きながらなぞるように刺激してくる。びくっと体が動いてしまう。
「私のも触って。刺激すれば、だんだん大きく立派になってくるから」
ゆらぎは股間から上ってくる甘美な刺激を堪えて、リンネの太ももに触れる。ムチムチとした肉とストッキングの肌触りがずっと触っていたいくらい心地よい。タイトスカートを少し捲り上げて奥に手を潜らせ、脚の付け根のほうへ手を伸ばしていくと、陰部に突き当たった。指の腹で強めに押すと、硬くて熱い突起が押し返してくる感触があった。
「そこよ。もっと触って」
ゆらぎは言われるままに、その突起をこすったり押したりする。リンネは喘ぎ声をあげはしなかったが、かすかな息遣いには熱がこもっているし、身体もゆっくりと波打つように揺れて、時折「んっ」とくぐもった音を漏らす。リンネが自分の指で感じてくれているのだと思うと、ゆらぎはもっとリンネの身体を喜ばせたいという気持ちになった。単調にならないように、様々な動きで、強弱をつけて、突起を刺激する。喘ぎ声は聞けなくても、リンネの身体が歓喜に燃え、喉が震えるのがわかる。そして、それに応えるようにリンネもゆらぎの新芽をねっとりとまとわりつくような触り方で撫で上げてくる。抱き合った二人の身体がより熱くなっていく。
再び口づけを求められ、ゆらぎは求めに応じる。もっと気持ち良くなりたい。もっと気持ち良くしてあげたい。もっと……もっと……。刺激が欲しい。快楽が欲しい。リンネに愛されたい。脳がとろけていく。
二人はベッドに倒れ込んだ。
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