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side 和彦
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「あの…お昼のお弁当買ってきますね。」
「い、いえ、それなら俺が行ってきます。」
俺は家を飛び出した。
何もないとは思うが、野々村さんがいない間に、赤ん坊に何かあったら怖いから。
出産後だから、コンビニ弁当より良いものを食べさせてやりたいが、何かないだろうか。
家の近くで、少し探したが特に見つからず、スーパーに行って、お惣菜を買った。
「ありがとうございます。
今、温めますね。」
「あ、俺がやりますから。」
買ってきた惣菜をレンジで温める。
こんなことしか出来ないのが情けない。
炊事はマイケルとアッシュに任せていたから、俺には何も出来ない。
これから先、どうしよう。
野々村さんは子育てで大変だろうし、家政婦さんでも頼んだ方が良いか。
「すみません。」
「いえ、俺に出来ることなんてたかが知れてますが、なんでも言って下さい。
あ、家政婦さんかシッターさんを雇いましょうか?」
「そんなのいりませんよ。
体の調子も悪くないですし、最低限のことは習いましたから、大丈夫だと思います。」
会話していて、ふと気付いた。
俺達はもう夫婦になったというのに、以前とまるで変わっていない。
でも、急に変えるのも難しい。
少しずつ変えていこう。
「い、いえ、それなら俺が行ってきます。」
俺は家を飛び出した。
何もないとは思うが、野々村さんがいない間に、赤ん坊に何かあったら怖いから。
出産後だから、コンビニ弁当より良いものを食べさせてやりたいが、何かないだろうか。
家の近くで、少し探したが特に見つからず、スーパーに行って、お惣菜を買った。
「ありがとうございます。
今、温めますね。」
「あ、俺がやりますから。」
買ってきた惣菜をレンジで温める。
こんなことしか出来ないのが情けない。
炊事はマイケルとアッシュに任せていたから、俺には何も出来ない。
これから先、どうしよう。
野々村さんは子育てで大変だろうし、家政婦さんでも頼んだ方が良いか。
「すみません。」
「いえ、俺に出来ることなんてたかが知れてますが、なんでも言って下さい。
あ、家政婦さんかシッターさんを雇いましょうか?」
「そんなのいりませんよ。
体の調子も悪くないですし、最低限のことは習いましたから、大丈夫だと思います。」
会話していて、ふと気付いた。
俺達はもう夫婦になったというのに、以前とまるで変わっていない。
でも、急に変えるのも難しい。
少しずつ変えていこう。
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