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069 : 至福の喜び
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「こらぁ!ドニス!出て来やがれっ!」
激しい勢いで扉を開いたリュックが、大きな声で怒鳴った。
「なんだ…リュックじゃねぇか
一体、どうしたってんだ?」
「どうしたんじゃねぇやい!
おまえ、どういうつもりなんだ!
ナディアを泣かせるような真似しやがって!」
「何?ナディアの奴が、泣いてたのか?」
「当たり前だろうが!
突然、プロポーズしろだなんて…
おまえにはデリカシーってもんがないのかっ!」
「デリカシー?
ずいぶんと似合わないことを言うんだな。」
そこへ、息を切らしたナディアが入って来た。
「ナディア…どうした?
泣いたって…そんなに、プロポーズするのがいやだったのか?
おまえ、リュックのことが好きだったんじゃないのか?」
「それは……」
ナディアの瞳には、みるみるうちに涙が溢れてきた。
「もう、やめろよ!」
「やめろって…
俺は、ナディアに泣いた理由を聞いてるだけだ。
それのどこが悪いってんだ?」
「だから…!!
それがデリカシーがないって言ってるんだ!」
「なんだよ!
デリカシー、デリカシーって馬鹿の一つ覚えみたいに…!
俺はナディアの父親だぞ!
デリカシーもへったくれもあるもんか!」
「なにが、父親だ!」
「もう、やめて!!」
いまにも掴み合いの喧嘩をしでかしてしまいそうな二人の間に、ナディアが割って入った。
「ナディア……」
「ごめんなさい、リュックさん。
私のせいでこんなことに…」
「あんたのせいじゃないさ。」
「……父さん…ごめんなさい。
私が、泣いたりなんかしたからリュックさんが…」
「ナディア…すまなかったな。
俺はな…おまえに幸せになってほしかっただけなんだ。
いやな思いをさせたかったわけじゃない。
おまえが、リュックのことを好きなことはわかってる。
リュックもおまえのことを好いてる。
だから、おまえとリュックが結婚して、二人で幸せになってほしかっただけなんだ。」
「父さん…ごめんなさい。
私……私、自分でもよくわからないの。
どうして、あんなに涙が出てしまったのか…自分でもわからないの。」
激しい勢いで扉を開いたリュックが、大きな声で怒鳴った。
「なんだ…リュックじゃねぇか
一体、どうしたってんだ?」
「どうしたんじゃねぇやい!
おまえ、どういうつもりなんだ!
ナディアを泣かせるような真似しやがって!」
「何?ナディアの奴が、泣いてたのか?」
「当たり前だろうが!
突然、プロポーズしろだなんて…
おまえにはデリカシーってもんがないのかっ!」
「デリカシー?
ずいぶんと似合わないことを言うんだな。」
そこへ、息を切らしたナディアが入って来た。
「ナディア…どうした?
泣いたって…そんなに、プロポーズするのがいやだったのか?
おまえ、リュックのことが好きだったんじゃないのか?」
「それは……」
ナディアの瞳には、みるみるうちに涙が溢れてきた。
「もう、やめろよ!」
「やめろって…
俺は、ナディアに泣いた理由を聞いてるだけだ。
それのどこが悪いってんだ?」
「だから…!!
それがデリカシーがないって言ってるんだ!」
「なんだよ!
デリカシー、デリカシーって馬鹿の一つ覚えみたいに…!
俺はナディアの父親だぞ!
デリカシーもへったくれもあるもんか!」
「なにが、父親だ!」
「もう、やめて!!」
いまにも掴み合いの喧嘩をしでかしてしまいそうな二人の間に、ナディアが割って入った。
「ナディア……」
「ごめんなさい、リュックさん。
私のせいでこんなことに…」
「あんたのせいじゃないさ。」
「……父さん…ごめんなさい。
私が、泣いたりなんかしたからリュックさんが…」
「ナディア…すまなかったな。
俺はな…おまえに幸せになってほしかっただけなんだ。
いやな思いをさせたかったわけじゃない。
おまえが、リュックのことを好きなことはわかってる。
リュックもおまえのことを好いてる。
だから、おまえとリュックが結婚して、二人で幸せになってほしかっただけなんだ。」
「父さん…ごめんなさい。
私……私、自分でもよくわからないの。
どうして、あんなに涙が出てしまったのか…自分でもわからないの。」
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