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不運な幸運
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「やはり、気になる…!」
ファーリンドは、突然立ちあがり、部屋を出ていこうとした。
「ファーリンド様、どこへ行かれるのですか!?」
「王の祠だ。
先程から妙な胸騒ぎがしておさまらない。
気のせいかとも思ったが、どうやらそうではなさそうだ。
王の祠でそれを確かめてくる。」
「では、我々も…!」
ファーリンドの外出は、そうあることではない。
普段のファーリンドは、リュタンの村のはずれにある住居に住まい、外へ出るのもその付近を散策する程度の事だ。
いまだにファーリンドの姿を見たことがない若いリュタンも多い程、彼の外出は稀なことなのだ。
王の祠も、リュタンの村の中心地からははずれた場所にある。
そのため、ファーリンド達はそこに着くまでにリュタンに出会うこともなかった。
祠に着いたファーリンド一行は、リュタンには不似合いな大きな門の鍵を開ける。
ここから先はファーリンド以外は立ち入る事を許されてはいない。
すべてのリュタンを統べる王の紋章が描かれた扉を押し開け、ファーリンドは中へと足を踏み入れた。
「…うっ…」
扉を開けた瞬間、ファーリンドは何か言いようのない邪悪な者の存在を感じた。
しかし、あたりには何も変わったことはない。
目を閉じ心を落ちつかせて、もう一度、ファーリンドはあたりを見渡した。
そこには、やはり何の異変も感じられなかった。
(気のせいだったのか…?)
あたりには何もおかしい所はない。
しかし、どこかすっきりしない。
朝から感じていた胸騒ぎがここに来てさらに大きくなったように感じながらも、異変はどこにもみつからないのだ。
ファーリンドは、真っ直ぐに祭壇に進み、そこで一心に何かを祈り続けた。
時間を忘れ、ただひたすらに祈りを捧げる…
数時間が経ち、ようやく祠の扉が開かれた。
「ファーリンド様!いかがでしたか…?!」
「……いまだ、どこかすっきりしないのですが…
何も異変はありませんでした…」
「そうでしたか!
それはよろしゅうございました。
お疲れになったでしょう。
早くおやすみにならなければ…」
数人のリュタンに囲まれながら、ファーリンドは家路に着いた。
(本当に気のせいだったのだろうか…?)
ファーリンドのいやな胸騒ぎは、なおもおさまることがなかった。
「やはり、気になる…!」
ファーリンドは、突然立ちあがり、部屋を出ていこうとした。
「ファーリンド様、どこへ行かれるのですか!?」
「王の祠だ。
先程から妙な胸騒ぎがしておさまらない。
気のせいかとも思ったが、どうやらそうではなさそうだ。
王の祠でそれを確かめてくる。」
「では、我々も…!」
ファーリンドの外出は、そうあることではない。
普段のファーリンドは、リュタンの村のはずれにある住居に住まい、外へ出るのもその付近を散策する程度の事だ。
いまだにファーリンドの姿を見たことがない若いリュタンも多い程、彼の外出は稀なことなのだ。
王の祠も、リュタンの村の中心地からははずれた場所にある。
そのため、ファーリンド達はそこに着くまでにリュタンに出会うこともなかった。
祠に着いたファーリンド一行は、リュタンには不似合いな大きな門の鍵を開ける。
ここから先はファーリンド以外は立ち入る事を許されてはいない。
すべてのリュタンを統べる王の紋章が描かれた扉を押し開け、ファーリンドは中へと足を踏み入れた。
「…うっ…」
扉を開けた瞬間、ファーリンドは何か言いようのない邪悪な者の存在を感じた。
しかし、あたりには何も変わったことはない。
目を閉じ心を落ちつかせて、もう一度、ファーリンドはあたりを見渡した。
そこには、やはり何の異変も感じられなかった。
(気のせいだったのか…?)
あたりには何もおかしい所はない。
しかし、どこかすっきりしない。
朝から感じていた胸騒ぎがここに来てさらに大きくなったように感じながらも、異変はどこにもみつからないのだ。
ファーリンドは、真っ直ぐに祭壇に進み、そこで一心に何かを祈り続けた。
時間を忘れ、ただひたすらに祈りを捧げる…
数時間が経ち、ようやく祠の扉が開かれた。
「ファーリンド様!いかがでしたか…?!」
「……いまだ、どこかすっきりしないのですが…
何も異変はありませんでした…」
「そうでしたか!
それはよろしゅうございました。
お疲れになったでしょう。
早くおやすみにならなければ…」
数人のリュタンに囲まれながら、ファーリンドは家路に着いた。
(本当に気のせいだったのだろうか…?)
ファーリンドのいやな胸騒ぎは、なおもおさまることがなかった。
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