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第一章
第1話(4)タイヘイの謎
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「シ、シカオ様がやられた……」
「マ、マジかよ……」
「な、なんなんだアイツ……」
豚頭たちが困惑する。タイヘイが睨みをきかせる。
「さて、今度はお前らの番か……」
「! ど、どうする⁉」
「や、やるしかねえだろう!」
「お、俺らで歯が立つ相手かよ!」
「うろたえるんじゃないわよ。みっともないわね、これだから獣人は……」
高い声が聞こえてくる。豚頭たちの表情が変わる。
「そ、そうだ! まだあの方がいた!」
「ああ! 『猪鹿蝶』の最後の一羽!」
「フジン様!」
「うおおおっ!」
豚頭たちが大声を上げる。
「うるさいわよ!」
「す、すみません……」
「ったく、なんで私があいつらとひとくくりなのよ……」
フジンと呼ばれた蝶の頭をした者が背中の大きな羽を動かしながら現れる。タイヘイがそれを見て驚く。
「うん⁉ ちょうちょ⁉」
「そうよ、『虫人』よ」
「ちゅ、虫人……」
「『亜人連合』だからね……獣人だけだと思った?」
「じゃ、若干そう思っていた……すまん……」
タイヘイが申し訳なさそうに頭を下げる。
「別に謝らなくてもいいけど……」
「お前さ……」
「ん?」
「女か?」
「分類的にはそうね」
「そっか……じゃあ、苦しまない程度に……」
タイヘイが手を組んで骨をポキポキとする。フジンが戸惑う。
「そ、そこは手加減するとか、そういう流れじゃないの⁉」
「加減してどうにかなる相手じゃねえだろ?」
「ふっ、分かっているじゃない!」
「!」
フジンが羽を広げる。タイヘイが身構える。
「あいつらの尻ぬぐいをするのは気が進まないけど、ここでアンタを始末すれば、私の覚えもめでたくなるはず……! 始末させてもらうわ!」
「やれるもんなら……やってみろ!」
「はっ!」
自身に飛びかかろうとしたタイヘイに対し、フジンは羽を高速で羽ばたかせる。そこから粉が散布される。タイヘイの顔にかかる。
「む! こ、これは……⁉」
タイヘイは慌てて顔を覆う。フジンが笑う。
「ふふっ、なかなか勘が良いけど……遅かったわね!」
「くっ……な、なんだ……?」
タイヘイの足元がふらつく。フジンがさらに笑う。
「ふふふっ、私の鱗粉には相手を痺れさせる効果があるのよ」
「な、なんだと⁉」
「アンタのパワーもそれでは十分に発揮出来ないでしょう?」
「くっ……」
なおも足元がふらつく中、タイヘイが構えを取り直そうとする。
「おっと、先手を打たせてもらうわ!」
「‼」
フジンが低空飛行し、タイヘイの懐に入り、タイヘイの体を掴む。
「は、離せ!」
「まあまあ、そうつれないことを言わないで……よ!」
「うおっ⁉」
フジンがタイヘイを抱えたまま空高く舞い上がる。フジンが笑いかける。
「ふふっ、どう? ここからの景色……アンタにとっては新鮮じゃない?」
「くそっ……」
「なによ、バタついて……風情ってもんがないわね……ああ、そうだ」
「⁉」
フジンがタイヘイの体をパッと離す。タイヘイの体が空中から地面に向けて落下し、思い切り叩きつけられる。フジンが笑みを浮かべる。
「ふっ、ざっとこんなもんよ……」
「おおっ! さすがはフジン様!」
「俺たちは信じていた!」
「ざまあみろ銀髪野郎め!」
「さ、さっきからなんとなく耳には届いていたけれど……アンタらも調子がいいわね……」
「そこが俺らの取り柄ですから!」
「全然褒めてないわよ」
豚頭の言葉をフジンは切って捨てる。
「そ、そんなあ……」
「情けない声出している暇があったら、さっさとあの銀髪にとどめを刺しなさい……」
「は、はい!」
「返事は良いのよね、返事は……」
見下ろしながらフジンは苦笑する。
「よし! お前ら、まず慎重に包囲網を狭めていき、一気に槍を突き立てるぞ」
「りょ、了解……」
豚頭が慎重に倒れているタイヘイの周辺に集まり、それぞれ距離を詰めていく。
「よ、よし、今だ!」
「ああん⁉」
「うおおっ⁉」
豚頭たちが一斉に槍を突き立てようとしたその時、タイヘイが勢いよく立ち上がる。空中でそれを目にしたフジンが目を丸くする。
「痺れの効果は、そんな簡単に切れないはずなんだけれどね……」
「おりゃあ!」
「フ、フジン様!」
フジンが視線を移すと、タイヘイが周りに群がった豚頭たちに頭突きをして回っている。思わぬ反撃をとられたことによって、豚頭たちは混乱している。フジンはしばらく様子を見ていたが、ハッと気がついて、考えを改める。
「獣人どもが何頭やられようが、知ったこっちゃないって思っていたけど……どれだけ戦力を残すのかも、私の評価につながるのよね……ならば、ねえ、銀髪!」
「あん⁉」
タイヘイが見上がると、ほぼ真上の位置にフジンが立っていた。
「弱い物いじめをしてないで、亜人連合の幹部の首、欲しくないかしら?」
「……じゃあ、降りてこいよ」
「嫌よ、なんでせっかくのアドバンテージを失うような真似をすんのよ」
「それもそうか……」
タイヘイが頭を抱える。フジンが戸惑い気味に笑う。
「ア、アンタって、ひょっとしてアホ?」
「アホって言うな!」
タイヘイが頭を上げて叫ぶ。
「だってそうとしか思えないじゃない……⁉」
「……その高さなら届く」
「くっ⁉」
「はっ!」
タイヘイの鋭い刃に変身した両腕から、斬撃が放たれる。フジンが舌打ちする。
「ちいっ、これがあったわね! ……あら?」
斬撃の勢いが鈍く、フジンの高さまで届かない。タイヘイが俯く。フジンが高笑いする。
「痺れの効果はまだあったようね……おかげで助かったわ」
「くっそ……」
タイヘイは膝をついて、悔しそうに地面を殴る。フジンにとっては愉快な光景だった。
「あの様子だったら豚頭ども相手にも相当消耗しそうね、私は上で優雅に様子見させてもらおうかしら……」
「おい! お前!」
「え?」
タイヘイが大声を上げ、フジンを指差す。
「降りて来いよ!」
「……え、やだ」
一瞬面食らったフジンは断る。タイヘイは苦笑する。
「だよな~」
「こんなアドバンテージをむざむざと捨てるバカはいないでしょうが……ちょっと考えたら分かるでしょ」
「そう……だな!」
「なっ⁉」
フジンは驚いた。自分と同じ高さまで、タイヘイが達していたからである。
「ちょっと考えたら分かったぜ、俺にはまだこれがあった……」
タイヘイは自身の両脚を指し示す。もの凄い量の火が足裏あたりから噴き出されている。
「そ、その脚……まさか、『機』の力?」
「当たりだ! はっ!」
フジンの体を掴んだタイヘイは反転し、きりもみ回転をしながら、地上に落下した。自身の体もろとも、フジンの体を地面に叩きつけたのである。タイヘイはゆっくりと立ち上がる。
「ア、アンタ、なんなのよ……?」
「お、お前まだ喋れたのか……俺は……人と妖のハーフと獣と機のハーフの間に生まれたハーフ……言い換えれば人のクオーターか?」
「! そ、そんな存在が……」
「お、大人しくなったな……さてお前らだが……後で大事な話がある」
「ひ、ひいいっ⁉」
タイヘイの睨みに豚頭たちは震えあがる。タイヘイは首元を抑えながら、歩き出す。
「爺さんにさっきの話の続きを聞かなきゃな……」
「マ、マジかよ……」
「な、なんなんだアイツ……」
豚頭たちが困惑する。タイヘイが睨みをきかせる。
「さて、今度はお前らの番か……」
「! ど、どうする⁉」
「や、やるしかねえだろう!」
「お、俺らで歯が立つ相手かよ!」
「うろたえるんじゃないわよ。みっともないわね、これだから獣人は……」
高い声が聞こえてくる。豚頭たちの表情が変わる。
「そ、そうだ! まだあの方がいた!」
「ああ! 『猪鹿蝶』の最後の一羽!」
「フジン様!」
「うおおおっ!」
豚頭たちが大声を上げる。
「うるさいわよ!」
「す、すみません……」
「ったく、なんで私があいつらとひとくくりなのよ……」
フジンと呼ばれた蝶の頭をした者が背中の大きな羽を動かしながら現れる。タイヘイがそれを見て驚く。
「うん⁉ ちょうちょ⁉」
「そうよ、『虫人』よ」
「ちゅ、虫人……」
「『亜人連合』だからね……獣人だけだと思った?」
「じゃ、若干そう思っていた……すまん……」
タイヘイが申し訳なさそうに頭を下げる。
「別に謝らなくてもいいけど……」
「お前さ……」
「ん?」
「女か?」
「分類的にはそうね」
「そっか……じゃあ、苦しまない程度に……」
タイヘイが手を組んで骨をポキポキとする。フジンが戸惑う。
「そ、そこは手加減するとか、そういう流れじゃないの⁉」
「加減してどうにかなる相手じゃねえだろ?」
「ふっ、分かっているじゃない!」
「!」
フジンが羽を広げる。タイヘイが身構える。
「あいつらの尻ぬぐいをするのは気が進まないけど、ここでアンタを始末すれば、私の覚えもめでたくなるはず……! 始末させてもらうわ!」
「やれるもんなら……やってみろ!」
「はっ!」
自身に飛びかかろうとしたタイヘイに対し、フジンは羽を高速で羽ばたかせる。そこから粉が散布される。タイヘイの顔にかかる。
「む! こ、これは……⁉」
タイヘイは慌てて顔を覆う。フジンが笑う。
「ふふっ、なかなか勘が良いけど……遅かったわね!」
「くっ……な、なんだ……?」
タイヘイの足元がふらつく。フジンがさらに笑う。
「ふふふっ、私の鱗粉には相手を痺れさせる効果があるのよ」
「な、なんだと⁉」
「アンタのパワーもそれでは十分に発揮出来ないでしょう?」
「くっ……」
なおも足元がふらつく中、タイヘイが構えを取り直そうとする。
「おっと、先手を打たせてもらうわ!」
「‼」
フジンが低空飛行し、タイヘイの懐に入り、タイヘイの体を掴む。
「は、離せ!」
「まあまあ、そうつれないことを言わないで……よ!」
「うおっ⁉」
フジンがタイヘイを抱えたまま空高く舞い上がる。フジンが笑いかける。
「ふふっ、どう? ここからの景色……アンタにとっては新鮮じゃない?」
「くそっ……」
「なによ、バタついて……風情ってもんがないわね……ああ、そうだ」
「⁉」
フジンがタイヘイの体をパッと離す。タイヘイの体が空中から地面に向けて落下し、思い切り叩きつけられる。フジンが笑みを浮かべる。
「ふっ、ざっとこんなもんよ……」
「おおっ! さすがはフジン様!」
「俺たちは信じていた!」
「ざまあみろ銀髪野郎め!」
「さ、さっきからなんとなく耳には届いていたけれど……アンタらも調子がいいわね……」
「そこが俺らの取り柄ですから!」
「全然褒めてないわよ」
豚頭の言葉をフジンは切って捨てる。
「そ、そんなあ……」
「情けない声出している暇があったら、さっさとあの銀髪にとどめを刺しなさい……」
「は、はい!」
「返事は良いのよね、返事は……」
見下ろしながらフジンは苦笑する。
「よし! お前ら、まず慎重に包囲網を狭めていき、一気に槍を突き立てるぞ」
「りょ、了解……」
豚頭が慎重に倒れているタイヘイの周辺に集まり、それぞれ距離を詰めていく。
「よ、よし、今だ!」
「ああん⁉」
「うおおっ⁉」
豚頭たちが一斉に槍を突き立てようとしたその時、タイヘイが勢いよく立ち上がる。空中でそれを目にしたフジンが目を丸くする。
「痺れの効果は、そんな簡単に切れないはずなんだけれどね……」
「おりゃあ!」
「フ、フジン様!」
フジンが視線を移すと、タイヘイが周りに群がった豚頭たちに頭突きをして回っている。思わぬ反撃をとられたことによって、豚頭たちは混乱している。フジンはしばらく様子を見ていたが、ハッと気がついて、考えを改める。
「獣人どもが何頭やられようが、知ったこっちゃないって思っていたけど……どれだけ戦力を残すのかも、私の評価につながるのよね……ならば、ねえ、銀髪!」
「あん⁉」
タイヘイが見上がると、ほぼ真上の位置にフジンが立っていた。
「弱い物いじめをしてないで、亜人連合の幹部の首、欲しくないかしら?」
「……じゃあ、降りてこいよ」
「嫌よ、なんでせっかくのアドバンテージを失うような真似をすんのよ」
「それもそうか……」
タイヘイが頭を抱える。フジンが戸惑い気味に笑う。
「ア、アンタって、ひょっとしてアホ?」
「アホって言うな!」
タイヘイが頭を上げて叫ぶ。
「だってそうとしか思えないじゃない……⁉」
「……その高さなら届く」
「くっ⁉」
「はっ!」
タイヘイの鋭い刃に変身した両腕から、斬撃が放たれる。フジンが舌打ちする。
「ちいっ、これがあったわね! ……あら?」
斬撃の勢いが鈍く、フジンの高さまで届かない。タイヘイが俯く。フジンが高笑いする。
「痺れの効果はまだあったようね……おかげで助かったわ」
「くっそ……」
タイヘイは膝をついて、悔しそうに地面を殴る。フジンにとっては愉快な光景だった。
「あの様子だったら豚頭ども相手にも相当消耗しそうね、私は上で優雅に様子見させてもらおうかしら……」
「おい! お前!」
「え?」
タイヘイが大声を上げ、フジンを指差す。
「降りて来いよ!」
「……え、やだ」
一瞬面食らったフジンは断る。タイヘイは苦笑する。
「だよな~」
「こんなアドバンテージをむざむざと捨てるバカはいないでしょうが……ちょっと考えたら分かるでしょ」
「そう……だな!」
「なっ⁉」
フジンは驚いた。自分と同じ高さまで、タイヘイが達していたからである。
「ちょっと考えたら分かったぜ、俺にはまだこれがあった……」
タイヘイは自身の両脚を指し示す。もの凄い量の火が足裏あたりから噴き出されている。
「そ、その脚……まさか、『機』の力?」
「当たりだ! はっ!」
フジンの体を掴んだタイヘイは反転し、きりもみ回転をしながら、地上に落下した。自身の体もろとも、フジンの体を地面に叩きつけたのである。タイヘイはゆっくりと立ち上がる。
「ア、アンタ、なんなのよ……?」
「お、お前まだ喋れたのか……俺は……人と妖のハーフと獣と機のハーフの間に生まれたハーフ……言い換えれば人のクオーターか?」
「! そ、そんな存在が……」
「お、大人しくなったな……さてお前らだが……後で大事な話がある」
「ひ、ひいいっ⁉」
タイヘイの睨みに豚頭たちは震えあがる。タイヘイは首元を抑えながら、歩き出す。
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