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本編~2ヶ月目~
第15話~バイト~
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~新宿・歌舞伎町~
~居酒屋「陽羽南」~
太陽がアスファルトをじりじりと熱してくる。
梅雨は明けて、季節は一気に夏真っ盛り。新宿歌舞伎町も半袖の人が多くなってきた。
それにしてもこの世界の、いや、この国の夏はやたらと暑い。蒸し蒸しとした暑さはどうにも慣れなかった。僕のように身体が毛皮で覆われていたら猶更だ。
そろそろ、体毛の処理もしないとならないな、なんてことを思いながら、陽羽南の店内に入った僕は、澄乃に声をかけられた。
「おっ、おはよう!来て早々で悪いんだけど、すぐに着替えてきてくれるかい?」
既に制服に着替えた澄乃が、店内の机を拭きながらひらりと手を振る。僕は挨拶を返すと急いでバックヤードに飛び込んで着替えを済ませた。
唐突な話だが、何かしら用事があるからこそなのだろう。シャツの襟を整えながら僕がバックヤードから出るのを見て、澄乃は腰に手を当ててゆっくりと近づいてきた。
「うんうん、いいね。準備が早くて助かるよ」
「それはいいんですが店長、一体何があるというんですか。説明が欲しいんですけれど」
訝しげな僕の視線を受けて、澄乃が後頭部をぽりぽりと掻いた。そして一本、ピンと指を立ててみせる。
「いやね、そろそろこの店も人手が欲しいなって思ってて、バイトの募集をしてたんだよ。
で、応募があったんでその面接を今日するんだが、マウロちゃんにも同席してほしいなって思ってさ」
「?……はい」
気の入らない返事が口から漏れる。いまひとつ事態を飲み込めずにいる僕を尻目に、澄乃は言葉を続けた。
「まぁ私一人で面接してもいいんだけど、マウロちゃんにも人柄とか見てもらいたいなって。
この先マウロちゃんが面接するかもしれないし、どんなものかを見てもらう意味合いも含めてね」
「はぁ……で、あの、店長」
「ん?」
おずおずと手を上げて、澄乃の言葉を遮る僕。言葉を切った澄乃に、僕は首を傾げつつ言った。
「バイトっていうのは……なんですか?」
申し訳なさそうに問いかける僕の目を見て、ぱちくりと目を瞬かせる澄乃。次の瞬間、おかしさを堪えるように小さく笑った。
「ふっ……ごめん、そうか。知らないよねマウロちゃん達は。
バイトってのはつまり、そうだな、普通に仕事をする人よりも仕事内容が単純だったり、勤務日数や勤務時間が少なかったりするかわりに、簡単に仕事を辞められたり、勤務期間が定まっていたりする働き方のことを言うんだね。
例えばマウロちゃん達は週五日で8時間くらい働いているけれど、これが例えば週三日で4時間くらいの勤務だったりするわけ。」
澄乃の説明を受けて、僕はなるほどと頷いた。つまり、副次的に仕事を受けて働くようなものか。
僕も元の世界にいた頃、ギルドの厨房で働く他にも薬草採取の仕事や獣肉調達の仕事を受けては生活の足しにしていたものだ。
「ま、つまりはそういうこと。この一か月間で結構お客さんも来るようになったし、今の六人体制じゃどうしても限界があるからね。
今回雇おうと思っているのはホール業務のスタッフだけど、そのうち厨房スタッフも雇いたいなと思ってるから。勿論、人間じゃない種族の子でね」
澄乃はぱちりと片目を瞑って笑ってみせた。つまり今日、面接に来る者も人間ではないということだろう。お店のコンセプトを考えると無論だが。
そんなことを考えていると、エレベーターの扉が開いた。そして中から、虎の耳と尻尾を生やした青年が飛び出してくる。
「失礼します!バイトの面接に来ました!」
ハキハキした声でそう告げる虎の青年を見やり、にんまり笑う澄乃。そして僕を促すと、青年をテーブル席の一つに通すのだった。
席配置は澄乃と僕が隣に並び、澄乃の向かいに青年が座る形だ。澄乃が両手を組みながら、真剣な眼差しをして口火を切る。
「私は、店長の雁木です。こちらが厨房担当のカマンサック。まずは自己紹介をしてもらえるかしら?」
普段とはがらりと雰囲気の異なる澄乃に少々気圧されながら、僕は青年に頭を下げた。対して青年はびしっと背筋を伸ばしながら、変わらずハキハキした声で答えつつ、書類を差し出してきた。
「はい!有馬(ありま) 寅司(とらじ)、20歳。工学館大学3年生です!よろしくお願いします!」
青年――寅司のキラキラした眼差しを見つめて、澄乃は受け取った書類に目を通す。その書類に横から目線を落とすと、住所や電話番号と共に、これまでの学歴や職歴が書かれていた。
そして名前の欄の横に、「種族:仙虎族(シェンフー)」と書かれているのが見える。
「バイト歴を見る限りでは、居酒屋のホール業務の経験はありそうだけど、こういう小規模な居酒屋での仕事は出来そう?」
「はい、大丈夫です!前にバイトしていた居酒屋も、このくらいの広さでした!」
澄乃からの質問にも、的確にハキハキと答えていく寅司。なかなか有能そうで、元気の良い印象を受ける。
そうしていると澄乃が、ちらりと僕に視線を向けてきた。何か問いかければいいのだろうか、そう思案する最中に澄乃の口が開く。
「分かりました。カマンサック、何か聞きたいことはある?」
「え……えーと、そうですね……この店のバイトに、応募しようとしたきっかけは、何かありますか?」
しどろもどろになりながらも、気になっていたことを質問する僕だった。やはり、きっかけは知りたい。
寅司は少し考える様子を見せると、僕に視線をまっすぐ向けてくる。
「はい、学校の友人から話を聞いて、面白そうな居酒屋がオープンしたということで、ここのお店は知っていました。
それで前のバイト先が閉店になってどうしようかと思っていたところに、ここがバイトの募集をしているとネットで見たので、それで応募しました!」
寅司の回答に、なるほどと頷く僕。やはりインターネットが情報源になるか。
この世界に来て三か月、僕もなにかとインターネットのお世話になっている。情報収集にこれほど便利な代物もない。
澄乃が書類を裏返して、裏面に記載された内容を確認しながら口を開いた。
「分かりました。履歴書の記述を見ると、水曜日以外は働けるという形でいいかしら?」
「はい!水曜日はサークルの集まりがあるので出来れば避けたいですが、それ以外はいつでも大丈夫です!」
寅司の元気な返答を受けて、澄乃は大きく頷いた。
「分かりました。バイトの面接は合格です。
手続きとか制服の手配とかがあるから、勤務開始日は今週の土曜日からになるけれど、それまでにいつに仕事に入ってもらうかを相談しましょう」
「ありがとうございます!」
澄乃の言葉に、寅司はぱぁっと表情を輝かせ、大きく頭を下げた。
その様子を見た僕は、こそりと澄乃に耳打ちをする。
「(店長、大丈夫なんですか、その場で合格を出して)」
「(大丈夫、バイトってそんなもんだ)」
澄乃が返してきた耳打ちに、僕は目を少し見開いた。
そんなものなのか。そんなものなら仕方がない。僕はそう割り切ることにして、頭を下げる寅司に生えた虎耳を見ていた。
~第16話へ~
~居酒屋「陽羽南」~
太陽がアスファルトをじりじりと熱してくる。
梅雨は明けて、季節は一気に夏真っ盛り。新宿歌舞伎町も半袖の人が多くなってきた。
それにしてもこの世界の、いや、この国の夏はやたらと暑い。蒸し蒸しとした暑さはどうにも慣れなかった。僕のように身体が毛皮で覆われていたら猶更だ。
そろそろ、体毛の処理もしないとならないな、なんてことを思いながら、陽羽南の店内に入った僕は、澄乃に声をかけられた。
「おっ、おはよう!来て早々で悪いんだけど、すぐに着替えてきてくれるかい?」
既に制服に着替えた澄乃が、店内の机を拭きながらひらりと手を振る。僕は挨拶を返すと急いでバックヤードに飛び込んで着替えを済ませた。
唐突な話だが、何かしら用事があるからこそなのだろう。シャツの襟を整えながら僕がバックヤードから出るのを見て、澄乃は腰に手を当ててゆっくりと近づいてきた。
「うんうん、いいね。準備が早くて助かるよ」
「それはいいんですが店長、一体何があるというんですか。説明が欲しいんですけれど」
訝しげな僕の視線を受けて、澄乃が後頭部をぽりぽりと掻いた。そして一本、ピンと指を立ててみせる。
「いやね、そろそろこの店も人手が欲しいなって思ってて、バイトの募集をしてたんだよ。
で、応募があったんでその面接を今日するんだが、マウロちゃんにも同席してほしいなって思ってさ」
「?……はい」
気の入らない返事が口から漏れる。いまひとつ事態を飲み込めずにいる僕を尻目に、澄乃は言葉を続けた。
「まぁ私一人で面接してもいいんだけど、マウロちゃんにも人柄とか見てもらいたいなって。
この先マウロちゃんが面接するかもしれないし、どんなものかを見てもらう意味合いも含めてね」
「はぁ……で、あの、店長」
「ん?」
おずおずと手を上げて、澄乃の言葉を遮る僕。言葉を切った澄乃に、僕は首を傾げつつ言った。
「バイトっていうのは……なんですか?」
申し訳なさそうに問いかける僕の目を見て、ぱちくりと目を瞬かせる澄乃。次の瞬間、おかしさを堪えるように小さく笑った。
「ふっ……ごめん、そうか。知らないよねマウロちゃん達は。
バイトってのはつまり、そうだな、普通に仕事をする人よりも仕事内容が単純だったり、勤務日数や勤務時間が少なかったりするかわりに、簡単に仕事を辞められたり、勤務期間が定まっていたりする働き方のことを言うんだね。
例えばマウロちゃん達は週五日で8時間くらい働いているけれど、これが例えば週三日で4時間くらいの勤務だったりするわけ。」
澄乃の説明を受けて、僕はなるほどと頷いた。つまり、副次的に仕事を受けて働くようなものか。
僕も元の世界にいた頃、ギルドの厨房で働く他にも薬草採取の仕事や獣肉調達の仕事を受けては生活の足しにしていたものだ。
「ま、つまりはそういうこと。この一か月間で結構お客さんも来るようになったし、今の六人体制じゃどうしても限界があるからね。
今回雇おうと思っているのはホール業務のスタッフだけど、そのうち厨房スタッフも雇いたいなと思ってるから。勿論、人間じゃない種族の子でね」
澄乃はぱちりと片目を瞑って笑ってみせた。つまり今日、面接に来る者も人間ではないということだろう。お店のコンセプトを考えると無論だが。
そんなことを考えていると、エレベーターの扉が開いた。そして中から、虎の耳と尻尾を生やした青年が飛び出してくる。
「失礼します!バイトの面接に来ました!」
ハキハキした声でそう告げる虎の青年を見やり、にんまり笑う澄乃。そして僕を促すと、青年をテーブル席の一つに通すのだった。
席配置は澄乃と僕が隣に並び、澄乃の向かいに青年が座る形だ。澄乃が両手を組みながら、真剣な眼差しをして口火を切る。
「私は、店長の雁木です。こちらが厨房担当のカマンサック。まずは自己紹介をしてもらえるかしら?」
普段とはがらりと雰囲気の異なる澄乃に少々気圧されながら、僕は青年に頭を下げた。対して青年はびしっと背筋を伸ばしながら、変わらずハキハキした声で答えつつ、書類を差し出してきた。
「はい!有馬(ありま) 寅司(とらじ)、20歳。工学館大学3年生です!よろしくお願いします!」
青年――寅司のキラキラした眼差しを見つめて、澄乃は受け取った書類に目を通す。その書類に横から目線を落とすと、住所や電話番号と共に、これまでの学歴や職歴が書かれていた。
そして名前の欄の横に、「種族:仙虎族(シェンフー)」と書かれているのが見える。
「バイト歴を見る限りでは、居酒屋のホール業務の経験はありそうだけど、こういう小規模な居酒屋での仕事は出来そう?」
「はい、大丈夫です!前にバイトしていた居酒屋も、このくらいの広さでした!」
澄乃からの質問にも、的確にハキハキと答えていく寅司。なかなか有能そうで、元気の良い印象を受ける。
そうしていると澄乃が、ちらりと僕に視線を向けてきた。何か問いかければいいのだろうか、そう思案する最中に澄乃の口が開く。
「分かりました。カマンサック、何か聞きたいことはある?」
「え……えーと、そうですね……この店のバイトに、応募しようとしたきっかけは、何かありますか?」
しどろもどろになりながらも、気になっていたことを質問する僕だった。やはり、きっかけは知りたい。
寅司は少し考える様子を見せると、僕に視線をまっすぐ向けてくる。
「はい、学校の友人から話を聞いて、面白そうな居酒屋がオープンしたということで、ここのお店は知っていました。
それで前のバイト先が閉店になってどうしようかと思っていたところに、ここがバイトの募集をしているとネットで見たので、それで応募しました!」
寅司の回答に、なるほどと頷く僕。やはりインターネットが情報源になるか。
この世界に来て三か月、僕もなにかとインターネットのお世話になっている。情報収集にこれほど便利な代物もない。
澄乃が書類を裏返して、裏面に記載された内容を確認しながら口を開いた。
「分かりました。履歴書の記述を見ると、水曜日以外は働けるという形でいいかしら?」
「はい!水曜日はサークルの集まりがあるので出来れば避けたいですが、それ以外はいつでも大丈夫です!」
寅司の元気な返答を受けて、澄乃は大きく頷いた。
「分かりました。バイトの面接は合格です。
手続きとか制服の手配とかがあるから、勤務開始日は今週の土曜日からになるけれど、それまでにいつに仕事に入ってもらうかを相談しましょう」
「ありがとうございます!」
澄乃の言葉に、寅司はぱぁっと表情を輝かせ、大きく頭を下げた。
その様子を見た僕は、こそりと澄乃に耳打ちをする。
「(店長、大丈夫なんですか、その場で合格を出して)」
「(大丈夫、バイトってそんなもんだ)」
澄乃が返してきた耳打ちに、僕は目を少し見開いた。
そんなものなのか。そんなものなら仕方がない。僕はそう割り切ることにして、頭を下げる寅司に生えた虎耳を見ていた。
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