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本章1 ウォータリア編

籠の鳥14

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「前女王ほんとにこっちであっているんですか」

前女王
「私の名前はファミイ、そう呼んでください」

「はい」

ファミイ
「方向的には間違っていないはずです、あちらに一本だけ赤い大きな木があるでしょ」

 そう言って指さした方向には遠くに大きな山がみえるだけだが……

ファミイ
「あの山に昔小屋を建てた記憶があり、そこにいけば昔いろいろ運び入れたものがあるはずですから何か使える物もあると思います」

 正直その木とやらはわからんかったが、一つわかることがある!
遠い!
 声を大にして言いたい
遠い!!

ヨッジー
「考えるのを止めよう…」

ダイマオ
「やめよう!」

マリー
「さすが!私の子言葉も上手になりましたね~」

 ダイマオはPTを組んでの戦闘によりレベルがガンガンあがったことにより、
今では幼稚園入学前くらいの大きさまでに成長している、

マリー
「よし!じゃ私が華麗なダンスを教えてあげよう」

 マリーさんの知能的に子供と同類の思考のせいか母親というよりも
同級生の友達といったような感じだ、寧ろ母親は

イワミー
「コラーーーー!こんな狭い道で暴れるんじゃないの!」

マリー
「きゃ~鬼が怒った」

ダイマオ
「にげろ~」

イワミー
「まちなさい!」

そういって走ってる先にいる

キラーブラッド レベル100
キラーウッド  レベル160
ドングラー   レベル110

これらをまるで道端に生えてる草や空き缶の如く蹴り倒していくマリーさんと
それについていくダイマオ、怒りまかせてなぎ倒していくイワミーさん

「ヨッジー…ここって普通に考えたら危険地帯だよな」

ヨッジー
「ダイン…考えるのを辞めろ」

ウィズ
「何が普通かわからなくなってきました」

アネゴ
「ワタシハフツウノナマエ、ワタシハフツウノナマエ」

先生
「ダーーーーーーニャーーーーーーー」

木霊する先生の遠吠え

ゲンゾウ
「カオスじゃな」

クリス
「ですね」

ゲンゾウさんは現状に疲れたのかクリスさんを召喚して二人でずっと話してる、

 しかし、山道は過酷だった岩に手をかけながら登ったり、その掴んだ岩が急に崩れて
怪我しそうになったり、足場がぬかるでんで転んで泥まみれになったりするなか……

ダイマオ
「父さん遅い!」

兵士
「頑張ってください!」

「はい・・・イラ」

あんたらは微妙に飛んでるから良いよな!!

マリー
「遅いよ~」

あんたのその微妙に飛翔してる靴はなんですか!

「その靴って…」

マリー
「ああ~ダメダメこれはアイドルだけに許された装備だから」

イワミー
「マリー!それをよこしなさい!」

マリー
「いやよ~ダイマオ行きましょう」

優雅に前を飛んでる2人……
地を這う俺等!
く~~~そ~~~


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