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本章1 ウォータリア編

籠の鳥13

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ダイマオ
「あうあう」

マリーの活躍により難を逃れたダイマオだが、そんなことはお構いなしに岩の方へハイハイし進んで行く、さすが王族子供ながら川の流れにも負けずにドンドン進んでしまう、

イワミー
「こら!ダイマオ~」

 ようやく岩場の横で止まり何かを手にしてキャッキャ言って満面の笑みで燥いでる、
そのダイマオにいち早く駆け寄ったのはイワミーさんだった。

イワミー
「まったく!何やってんのよ」

 びしょびしょのダイマオを抱き上げて風の魔法?なのかわからないが一生懸命乾かしている姿をみると、この人は本当に面倒見が良い人だなと思う。

「イワミーさん ダイマオは大丈夫ですか?」

マリー
「私の子だから大丈夫に決まってるでしょ」

イワミー
「だまっらっしゃい!親ならしっかり保護するものよ!良い?あなた子供っていうのはね……」

マリーさんへの本気の説教が始まりそうなった瞬間 俺の後ろに隠れて

マリー
「はいはい!わかりました、内容はすべてこの父親が聴くので」

イワミー
「マリー!」

 変わり身の術かよ!
このまま餌食なるのだけは嫌だー!


「あれ?ダイマオが何か持ってますよ?」

 ダイマオの手にはキラキラひかる玉の様なモノがあった

アクア
「これはもしや!レイの玉では?」

「こんなところに」

アネゴ
「いや、違うはソレ卵よ」

「卵!?」

アネゴ
「このままじゃ死んじゃうわ」

そう言って川の水を使って卵を水で包んだ、鑑定してみると川女王の卵となっていた。

「離しなさい!」

無理やり離そうとしてもまるで命をとられるのかと云わんばかり暴れまくるのでしょうがなくそのまま持っていくことした。
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