異世界日帰り漫遊記!

御結頂戴

文字の大きさ
486 / 1,098
聖獣王国ベーマス、暗雲を食む巨獣の王編

  来客

しおりを挟む
 
 
   ◆



「しかし、ホントに誰もなにも言って来ないな」

 厠で簡単な後始末をした後、気絶したツカサを恭しく抱いて廊下に出る。
 あれだけツカサが声を上げたのだから、普通は何者かが迷惑だと言いに来そうなものだったが……しかし外は何も変わらず、咎めて来る者も居ない。

 少し離れた場所でたむろしているやけに人数が多い獣人達がいるが、彼らはみな鼻を動かしチラチラとこちらを窺っているだけだ。
 中には、ブラック達が近付いて来ると、耳を伏せ怯えるような顔をする者もいた。

 そんな獣人達を見ながら、ツカサの下着を握り締めている変態女装中年熊が鼻息を満足げに噴いてむふーと音を漏らす。

「ム、うまくいったようだな。これでしばらくは大丈夫だろう」
「…………しばらく、ねえ」

 背後の変態熊の言葉に、ブラックは暗澹たる気持ちになる。
 ……というのも、今後の旅がいつもより面倒臭い事になりそうなのが、この周囲の様子で確定したからだ。予想はしていたが、実際に見ると頭が痛くなる。

(まさか、こうまであからさまとはねえ……)

 先ほどまで人の気配など微塵も無かった廊下やロビーに、獣人達がいつの間にか集まりたむろしているのを目の当たりにすると、あの酒場で駄熊が「提案したこと」が間違ってはいなかったのだと分かり、少々悔しい気持ちになる。

 だが、実際にこうなると最早意地も張っていられなかった。

 ……この、不自然に周囲に散らばっている多くの獣人達は、一言で言えば「ツカサの匂いに釣られてやってきたオスども」だ。
 ツカサは全く気がついていなかったが、この【ゼリバン・グェン】に入った時から、彼には多くの視線が向けられていた。……と言っても、遠くから獲物をジッと観察する類の視線で、恐らくブラックや駄熊でなければ気が付かなかっただろう視線だ。

 そんなものを、多数からツカサは向けられていたのである。
 だから、ブラック達は牽制をする必要があった。
 
 ――――酒場で駄熊に「周囲にソレと分かる形でツカサに自分達の匂いを刻めば、ツカサを狙うオスどもを牽制する事が出来る。やっておいてソンはない」と言われたので、久しぶりに思う存分ツカサを羞恥極まる場所で犯したのだが、まさかその行為でこれほど獣人のオスどもがあぶり出せるとは思っていなかった。

 さすがは、この駄熊に「最高の味だ」と言わせるだけの体をもつツカサだ。
 ブラックもそこに関しては否定の気持ちなど無かったが、しかし今はオスに狙われやすいその柔らかな肉体が少々憎らしい。

 今まではブラックだけが知っていた事だというのに、獣人の国では彼らの嗅覚だけでソレが理解されてしまう。ブラックの恋人であり婚約者であるツカサが、さぞや抱き心地が良いだろうと不特定多数のオスに舌なめずりをされているのだと思うと、嫉妬――いや、独占欲で、おもわず剣を抜いてしまいそうだった。

 だから、ブラックは駄熊の言うことを半信半疑ながらも聞き入れ、ツカサを狙う輩への牽制のためにワザとトイレで大声をあげさせて何度も犯したのである。

(まあ確かに効果はあったけどさあ、怖いくらいに……。でも、こうまで態度が変わるというのは、何だか信じがたいなぁ……)

 普通、人族ならこうもあからさまに態度を出す事は無い。力で奪い取ることが出来ないのなら、話術で何とか絡め取ろう……とすぐに作戦を切り替え、しつこさと狡猾さを発揮するので、基本的にめげることがないのだ。

 だが一般的なガラの悪い獣人達は、こうしてブラックと駄熊を見て一歩退いている。ツカサに自分達のニオイをしみつかせただけで、獣人達は何かを理解し自分から身を引いてしまっているのだ。

 その理由はおそらく……獣人の嗅覚にあるのだろう。
 ただ相手のニオイを嗅ぎ取るだけではない、彼らの特別な鼻が。

(このクズ獣人どもでも、強い物を嗅ぎ分けるハナはあるらしい。だから、僕のニオイが強く付着してるツカサ君を襲おうとする気が萎えたんだろうな。……とはいえ、ヤジウマがこんなに出て来るのは予想してなかったけど……)

 そう思って見渡すと、あからさまにブラック達と距離を取っている獣人達はサッと目を逸らす。自分達が集まって来たくせに、どうもブラックと熊公が怖いらしい。
 だというのに、この獣人達は逃げようとしない。まったく図々しいものだ。

 思わずイラつきが湧いたが、しかし、抱かれて眠るツカサとブラック達を交互に見て露骨に残念そうにする獣人どもをみていると、優越感が湧いて来ないでもない。

(ふふん。羨ましいかヤジウマどもめ。お前らが狙ってる獲物は僕のものだ。お前らには一生縁のないモンなんだからな。……でもまあ、ここまで分かりやすい態度だと、逆に感心するよ。さすがは人族の上を行く欲望直球型の獣人族だ)

 性欲も支配欲も何もかもが剥き出しで、それゆえに感情が沸騰する感覚も短い。
 駆け出してすぐに速度を上げる事の出来るモンスターのようなもので、そこだけは己の地に忠実なのだなとブラックは思った。とはいえ、半分がモンスター由来の存在なのだから、油断はできないのだが。

 ツカサを深窓の姫君のように横抱きにして階段をのぼる間も、獣人達はジッと自分達の姿を見つめている。羨望と妬み、そして……中には、諦めの悪い視線も。
 これだけ当てつけられて折れないのは大したものだが、正直面倒だった。好ましい存在を追いかける気持ちは分からなくもないが、今となってはそれも鬱陶しい。特にツカサにその気持ちが向けられているのであれば……殺意しか、湧かなかった。
 実行する気はないが、心の中では八つ裂きにしているところだ。

(……僕も丸くなったなぁ。ツカサ君が悲しむからやらなくなったけど、昔ならサクッと半死半生くらいにはしてただろうに)

 鬱陶しい視線は慣れっこだったが、初めての旅をしていた時が一番、その視線に敏感になっていたのかも知れない。あの頃にツカサが居てくれたら、必要以上に返り討ちにしていなかったのだろうか。

 ふと考えて、ブラックは別の事に思考を切り替えようと駄熊に問いかけた。

「ところで……遠慮せずに思いきり厠で騒いだけど、大丈夫なのか?」

 ようやく二階に上がって部屋に戻り、ツカサの体を洗ってやろうと洗い場へ向かう。それにノコノコとついて来たお邪魔虫は、ブラックの問いにコクリと頭を動かした。

「問題ない。ここは人族のために作った街だから街中では見かけないが、先程のように厠で“匂いづけ”をすることは珍しくないからな。この【アルクーダ】国でも、村などでは人前で平気で行われることだ。誰もそれを恥じてはいないし、恥じる方が弱者だと思われ良いように扱われる」
「…………そう言う所がわかんないんだよなあ、獣人族って……」

 さすがに、街中や道端で女の胸に手を突っ込んで揉んだり性行為をするような事は人族も遠慮しているのだが……どうも、獣人族は性行為の考え方が違うようだ。
 “匂いづけ”と言っていたが、だとしたら恐らくそれは「セックス」とは別物の行為なのだろうなと考え、ブラックは妙な気持ちになった。

 その気持ちは熊公も何となく理解していたようで、さもありなんと続ける。

「人族からすれば全て性行為に見えるだろうが、オレ達からすれば子作りの交尾は神聖なものだ。“匂いづけ”は、言わば日常行為というか……他のオスに対して己の所有物を誇示するための行為に近い。例え肉棒を肉穴に入れようが、それは一種の支配行為で普通は隠す事もしないのだ。……さすがに街や掟の違う所では自重するものではあるがな」
「なんか不貞の言い訳みたいだなあ……」

 セックスをしても、ソレは交尾のための行為ではないから堂々とやっていい。
 ……なんて風習を人族が知ったら、すぐにメス遊びのための都合がいい言い訳に使われてしまうだろう。なまじ出産方法が人族と同じであるがゆえにタチが悪い。

 けれど、それがこのベーマス大陸では当たり前の掟なのだ。
 獣人族の一般的な認識では、厠で激しいセックスをしても「匂いづけご苦労さま」と労わられるし、人前で己の恋人の体を弄り回す明らかな不審者行動も、誰にも咎められはしないのだ。

 けれどそれは危険な掟でもある。
 浴槽に湯を溜めながらツカサの服を改めて脱がし、ブラックは今後のことを考えて眉間に皺を寄せた。

(セックスがメスに対しての一種の支配行為であるなら、当然それを悪用する獣人も存在するだろうな。……この世界じゃ弱い奴は食い散らかされるんだから、ツカサ君だって何をされるか分かったもんじゃない。その時僕らが居なかったら……)

 考えて、ゾッとする。
 仮に、ツカサが誰か他の男に強姦されたとしても、獣人達は助けないだろう。それどころか、支配行為を上書きするように群がってくる可能性もある。だが、これは何も間違った事ではない。少なくともこの国では当たり前の事なのだ。

 それが当然の、徹底的な強者に有利な世界。
 獣人大陸ベーマスは、人族の倫理観とはあまりにかけ離れた場所だった。

「はぁ……まあでも……そうならないように僕が“匂いづけ”してずっと一緒に居ればいいのか。……今日は危険が少なそうだったからネズミ男に任せたけど、これからはそうも行かないな……僕が、ツカサ君を守るために……ふ、ふふ……に、匂いづけを、してあげなくっちゃね!」

 今日一日でたくさんセックスが出来たことを思い返し、ブラックは頬を緩める。
 厠と言う場所が気になり、最初は声を我慢していたツカサが、徐々に快楽に溺れて行き可愛らしい絶頂の声を何度も喉から引き絞っている様は、本当に可愛かった。

 久しぶりのセックスだったせいか、ツカサの雌穴は再び処女のような頑なさに戻ってしまっていたが、それでも教え込まれた快楽は着実にツカサを淫らで従順なメスに引きずりおろそうとしているようだ。
 ブラックが触れてしまえば、ツカサの体はもう抗えない。

 その事を思い出すと頬の緩みが収まらず、山賊のように気味の悪い顔でニヤニヤしながら、ツカサの服を脱がそうと裸ベストに手を伸ばした。
 ……――――と、ドアをノックする音が聞こえた。

「…………?」

 振り返ると、いつの間にかメイド服の気持ち悪い中年熊がいない。
 偽物であることが丸わかりの硬い胸でも直しに行ったのかと思ったら、ドアが開く音が聞こえた。どうやら来客の対応をしに行ったらしい。

 執事の真似をしていた頃の習慣が抜けないのかと思ったが――――次に聞こえてきた声を聞いて、ブラックは訝しげな顔になると一旦ツカサを寝かせ声がする方へと近付いて行った。玄関先で、駄熊が誰かと話している。

 その「誰か」の姿を視認して、ブラックは思っても見ない人物に目を丸くした。

「ああっと! そこにいらさるのはブラックの旦那サンじゃねえですかっ! お久しぶりザンス、ようこそベーマス大陸【武神獣王国・アルクーダ】にお越しくださいました!」

 特徴があり過ぎる妙な口調と、見覚えのある短く刈り込まれた灰色の髪。
 その頭頂にピンと立つ狼の耳を見て、ブラックはゲンナリした。

「ああ、まさかそいつ……」
「覚えていて下すって、アタシ感激ですよ! そうです、アタシがシーバです!」

 女性の「私」という言い方とも違う、独特な一人称。
 そんな口調の存在など、人生で一度しかあった事が無い。

 クロウクルワッハの元部下、シーバ。

 …………何の役職の部下だったのかは知らないが、その男は確かにそういう名を名乗った三つ目の狼の獣人だった。









 
しおりを挟む
感想 1,219

あなたにおすすめの小説

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)

かのん
恋愛
 気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。  わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・  これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。 あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ! 本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。 完結しておりますので、安心してお読みください。

臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式の話

八億児
BL
架空の国と儀式の、真面目騎士×どスケベビッチ王。 古代アイルランドには臣下が王の乳首を吸って服従の意を示す儀式があったそうで、それはよいものだと思いましたので古代アイルランドとは特に関係なく王の乳首を吸ってもらいました。

魔王の息子を育てることになった俺の話

お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。 「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」 現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません? 魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。 BL大賞エントリー中です。

【本編完結】転生したら、チートな僕が世界の男たちに溺愛される件

表示されませんでした
BL
ごく普通のサラリーマンだった織田悠真は、不慮の事故で命を落とし、ファンタジー世界の男爵家の三男ユウマとして生まれ変わる。 病弱だった前世のユウマとは違い、転生した彼は「創造魔法」というチート能力を手にしていた。 この魔法は、ありとあらゆるものを生み出す究極の力。 しかし、その力を使うたび、ユウマの体からは、男たちを狂おしいほどに惹きつける特殊なフェロモンが放出されるようになる。 ユウマの前に現れるのは、冷酷な魔王、忠実な騎士団長、天才魔法使い、ミステリアスな獣人族の王子、そして実の兄と弟。 強大な力と魅惑のフェロモンに翻弄されるユウマは、彼らの熱い視線と独占欲に囲まれ、愛と欲望が渦巻くハーレムの中心に立つことになる。 これは、転生した少年が、最強のチート能力と最強の愛を手に入れるまでの物語。 甘く、激しく、そして少しだけ危険な、ユウマのハーレム生活が今、始まる――。 本編完結しました。 続いて閑話などを書いているので良かったら引き続きお読みください

異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました

雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。 気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。 剣も魔法も使えないユウにできるのは、 子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。 ……のはずが、なぜか料理や家事といった 日常のことだけが、やたらとうまくいく。 無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。 個性豊かな子供たちに囲まれて、 ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。 やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、 孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。 戦わない、争わない。 ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。 ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、 やさしい異世界孤児院ファンタジー。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました

まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。 性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。 (ムーンライトノベルにも掲載しています)

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

騎士が花嫁

Kyrie
BL
めでたい結婚式。 花婿は俺。 花嫁は敵国の騎士様。 どうなる、俺? * 他サイトにも掲載。

処理中です...