異世界日帰り漫遊記

御結頂戴

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セレーネ大森林、爛れた恋のから騒ぎ編

15.素材を取るのも楽じゃない*

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※すみません唐突な諸事情で遅くなりました…(;´Д`)





 
 
 クロウにランパント閣下ことアンナさんを呼んで来て貰った俺達は、沼の状態や敵との戦闘での事、それに採れた素材についてひとまずの説明を行っていた。
 報酬の交渉の時に呼べとは言われたけど、今までの事情が分からないと意思疎通が上手く行かない事も有るからな。

 そんな訳で、要点を抑えてなるべく長くならないように説明していたのだが……アンナさんは一通りの事を頷いたり爆乳を揺らしたりしていたが、やがてフム、と頷くと山のように積まれた骨に近付いた。

「しっかし……相手の“操者そうじゃの笛”をどう封じたのかと思ったら、沼ごと焼き尽くしやがったとは……。ほんっとアンタらとんでもないね……。まあ、準飛竜ザッハークの契約者なんだから、この程度はやってもらわにゃ困るけど……」

 アンナさん違います。契約者俺です。契約した覚えないけど俺です。
 俺は沼を焼き尽くしてたりしませんて。

「まあでも、ブルーパイパーフロッグの肉をカエル達に食わせたのはよくやったね。これでこいつらは上位種の“操心そうしん”に対しての耐性が出来た。次にもし同じ奴がポップして来ても、この耐性を持っている奴が数匹いるなら大丈夫だろう」
「耐性って……食べたら付くんですか?」

 思わず訊くと、アンナさんは腰に手を当ててニカッと笑う。

「魔族とモンスターだけはちょっと特別でな、食べた相手が毒持ちなら、そいつの毒を克服したり体内に溜めておいたりできるんだ。……まあ、毒を体内に溜める方はモンスター限定だが……」
「相手の固有技能を奪う他にもそう言うのがあるんスね」
「おお、そうさ。大概は相手の固有技能を奪えるんだが、自分の体の作りが相手の固有技能を発動できない時は、奪えるモンが耐性という形に変わるんだよ。妙な話だろ? その辺りの事は、私達魔族でもまだ解明できてないんだよ」

 あ……そうか……俺は普通に「チート小説あるあるっすね!」と思ってたけど、この世界の人達からしてみれば変だよなそりゃ。
 前提としては「スキルは奪えて当たり前」っていう思考になってるみたいだが、その前提のせいで「スキルが奪えない」場合になると、何故「耐性というスキルに変換されて奪える」のかが彼らには納得できないのだろう。

 さもありなん。そんな判定が出来ないから相手の固有技能スキルに苦戦するんだし、そもそもどうやって「その固有技能は自分では発動できない」と判断するんだ。
 ステータス画面やスキルが存在する世界じゃないんだから、尚更なおさら謎だよな。

 もしかしたら、魔族はそういう謎に対する研究を進めているのだろうか。
 いっくら「神様が作ったから」が通用する世界でも、そう言う事では納得出来ずに、科学的な研究を重ねて真実を見出そうとする人は出て来るだろうしなあ。
 その研究者が人族ではなく魔族である事が奇妙に思えたが……まあ、俺達が知らないだけで人族にも研究者はいるのかも知れないな。アドニスみたいな奴とかさ。

 しかし……ファンタジーな世界の研究者かあ……。
 普通の研究とかはチンプンカンプンだけど、こういうファンタジー世界の研究ってちょっと気になる。アドニスの時も結構話聞くのは楽しかったし、機会が有れば人族の研究も見て見たいもんだが……。

「それで……この骨は素材としてはどうなんだい」

 別の事を考えている俺の横からブラックが出て来て、アンナさんに問う。
 すると、アンナさんは骨の使い道を知っているらしくサラッと答えてくれた。

「ブルーパイパーフロッグの骨は、装飾品か楽器に使うのが普通だな。特に笛などには最適だ。普通の骨よりも硬いから加工には難儀するが、美しい音色を出す宝石の笛として魔族の演奏者には人気が有るし、実際とても音が良く通るから良いぞ。それに、杖の持ち手に使えば水の曜気の恩恵が貰えたはずだ」
「えっ、お、恩恵っすか」
「ああそうさ。私らには把握はあくできないが、大抵のボスモンスターの素材は、曜気を含んでいるはずだ。確か、人族の学者もそれを知ってるんじゃないか? もし売るのなら、この骨は研究者連中に売った方が高くなると思うぞ」

 よ、曜気含んでるの……?
 水の曜気を探ってみると、確かになんか骨の中に曜気が渦巻いてる感じがする……。そもそも色が青いから見辛くてよく解らんが、こう言うのは初めて見た。
 しかし、学者が高く買い取ってくれるって事は……もしかしてこういう素材って珍しかったりするのかな?

 その辺りの事はまあギルドで聞いてみるか。……とりあえずこの骨の大多数は、貸家の中に保管する事で決定だな。ああ、そこに転がってるシンジュの樹と言い、処理に困る素材が増えていく……ほんとにこういう時アイテムボックスが欲しい。
 流石にこれらをリオート・リングに入れるのは躊躇ためらわれるし……。

「それより、カエルには何の報酬を貰うんだい? これはアンタらが狩ったモンで、報酬じゃないんだろう? 通訳してやるからさっさと言いな」

 あ、忘れてた。
 収納問題よりそっちが先だよな。

 骨の事はひとまず置いといて、アンナさんに「強化剤を作る為にカエルの唾液だえきが欲しい」と言ったら、何だか妙な顔をされてしまった。
 倒して持ってけば良かったのにって思われたんだろうか。でも、温厚なカエル達を虐殺して素材を取るなんて俺にはとても出来ない。
 なるべく平和な手段を取りたかったんですと訴えると、アンナさんはますます困ってしまったようで、頭を掻きながら俺の肩をポンと叩いた。

「なあ、ツカサ……あいつらの唾液だえきが欲しいってんなら、殺して腹を裂いた方がよっぽど簡単だと私は思うぞ?」
「え!? で、でもそんなの今更無理っすよ! せっかくカエル達も助かったってホッとしてるんだし……へ、平和的な方法でどうにかなりませんか……?」

 頼みます、と両手を合わせると、アンナさんは何だか可愛い感じの弱り顔になって、俺から顔を背けるとまたもやぼりぼりと頭を掻いた。
 やだ今の表情可愛い。照れっすか。もしかして俺に見つめられて照れて?
 勝気なお姉さんの純情な部分が出ちゃったって奴ですか!? やだー! 超絶に可愛いじゃないですか結婚してくださーい!!

「うーん……。そこまでいうなら……でも、いや……うーむ……」
「な、なんスか、どうしたんスかアンナさん! 言って下さいよ!」

 照れる美女たまらんっ、たまらん!
 思わず興奮して詰め寄る俺に、アンナさんは眉をハの字に寄せつつ、今度は俺の後ろのブラックとクロウに目をやった。

「…………ちょっとアンタら、席はずしな」
「えっ、なんでそんな事しなきゃいけないの」
「それは出来ん。ツカサを置いてどこかへ行けるものか」

 アンナさんの言葉を速攻で否定するブラック達に、アンナさんは深い深い溜息を吐くと、中年二人にビッと指を突きつけた。

「はー……。じゃあ、見てても良い。見てても良いが、絶対にカエル達を殺そうとするなよ。あと、何があっても怒るな。いいな?」
「よく解んないけど、離れなくていいなら別にいいよ」
「うむ」

 あーあーもーそんな安請け合いしちゃってもう……。いや待てよ、なんでアンナさんは釘を刺すような事を言ったんだ。
 ブラック達にそんな事を言うって事は、まさか……。

 顔をゆがめた俺に、アンナさんは沈痛な面持ちで深く頷いた。

「ツカサ、穏便にあいつらの唾液だえきを引っ張りたいなら……それ相応の事をしなきゃ駄目だ。……そもそも、あいつらの唾液は敵を捕えるためのモンで、それ以外では分泌ぶんぴつされる事は無い。だから、私は戦闘で殺して腹をさばけと言ったんだ。それが一番簡単だからな……。だが、そうじゃなく、平和的に唾液を分泌させる方法となると…………」
「と、なると……?」

 ごくりとつばを飲み込んで、問いかけると……アンナさんは、俺の両肩をがっしと掴んでわり切った目を合わせて来た。

「お前が擬似的に獲物の役をして、唾液を出してやらなきゃいかん」
「………………」

 えっと……それ、って……。

「逃げ回れって、ことですか?」
「……そうじゃない。言いたかないが、要するに、唾液を分泌させるために、お前が一肌脱いでやらにゃいかんと言う事だ。自分を獲物に見立てさせてカエルの舌を巻き付けて、そうして出て来た唾液を取る。それしか方法は無い」
「……………………」

 ああ、確かに狩って腹を掻っ捌いた方が楽でしたね……。
 でも「平和的に」とか言っちゃった手前、もうやらなきゃ仕方ない訳で。
 今更カエル達を虐殺するなんて出来ないし、そんな事したら折角仲良くなれたのに何か俺の方が物凄い精神的ダメージ負うから嫌だしぃいいい。

「なーんだそう言う事か! ツカサ君ガンバッ」
「カエルの舌に……なるほど、解った、いいぞツカサ。しっかりと見守ってやる」
「あああああコンチクショォオオオオ」

 何でそういう系の時だけ怒らないんだよ、積極的に俺を差し出すんだよバカ!
 このスケベ中年どもめ、こんにゃろ、人でなしー!!

「……面倒臭い男達だとは思ってたけど、本当にヤバいねお前の仲間……」
「解って頂けて光栄です……」

 アンナさんの言葉に心底頷くと、俺は大ぶりの空瓶を取り出してバッグを地面に降ろした。もう、こうなったら早く済ませてしまうしかない。
 ……まあ、触手とかじゃないんだし……。あれだ、腕に巻きつけるとかそういう感じで良いんだろ? だったらちょっと我慢してれば終わるだろうし……。

 そう思って装備一式を外すと、俺はアンナさんにカエル達を数匹呼んで貰った。
 アンナさんは諦めきった俺に同情するような顔をしたが、しっかりと通訳の役をこなして、俺が欲しい「報酬」の事をカエル達に話してくれた。

 すると、話を聞いていたカエル達は俺をじいっと見ると……何故か、ケコケコと鳴いて拍手のように舌を鳴らし始めた。
 なに、なんですかカエル君達。

「良かったなツカサ、カエルにもモテモテだぞお前」
「やーめーてーくーだーさーいー!!」

 聞きたくない、そういうの聞きたくない!!
 思わず耳を塞ごうと手を上げると、すかさずカエル達が腕に舌を伸ばしてきた。

「うわっ!」

 柔らかくて弾力のある舌に両腕をそれぞれ捕えられて、思わず瓶を落としそうになる。しかし、その舌は意外にも優しく、腕が痛くなるほどのいましめではない。
 俺を気遣ってくれている事が知れて、ちょっと緊張が解けた。

 そ、そうだよな。カエル達は好意でやってくれてるんだし……変にビクつくのは失礼ってもんだ。第一、唾液を欲しがったのは俺だし……よし、ちゃんとしよう。
 大人しくしていればすぐ終わるんだ。

 アンナさんが気の毒そうに見て来るのを視界の端で捉えつつ、俺は深呼吸をして、改めてカエル達に「よろしくね」と笑った。

「え、えーと……お手柔らかに……」

 俺の両腕を左右から捕えているカエル達と、俺をじっと見つめている残りの三匹のカエルに、挨拶あいさつ代わりにそう言ってみる。
 すると、三匹のカエルはそれぞれ舌を出して、俺の頬や首筋といった肌が露出している部分を舌でつっつき始めた。

「んっ、あは……な、なんだこれ……ちょっと気持ちいいかも……」

 ちょっと硬めだけど弾力があるグミって感じの感触だ。
 ぷにぷにしてて、触られる分には寧ろ気持ちいいな。
 思っていたより怖くないわ。
 こういう感じなら別に恥ずかしくないし、多少唾液まみれになっても構わない。

 あとは唾液を出してくれるのを待つだけかなあ……と思っていると。

「ケコッ」
「……え?」

 俺の肌をつついていたカエルの舌が、ずるりとシャツの中に入って来た。
 これ、えっと……いや待て、たまたま入っただけかもしれんし……。

「あの……しゃ、シャツの中だと唾液が取れないかも……」
「ケコッ」
「ケコケコッ」

 喋りかけてみたけど理解してくれてるんだかどうか解らない……。
 アンナさんに助けを求めようとして体を動かそうとすると、カエル達は急に先程までの無邪気な動きを止めて、舌を次々に服の中に入れ始めた。

「うわあっ!? やっ、ちょっと、だめっ! 服の中じゃどうしようも……っ」

 待って待って何やってんのアンタら!
 さすがにソレは駄目でしょと舌を振りほどこうとするが、優しく縛められているにも関わらず、カエルの舌は俺の両腕をがっちりと捕えて離さない。
 その事に俺が戸惑っている間に、三匹の分厚い舌がそれぞれ動き出した。

「ひっ……! やめっ、って、そこいじったら……ッ! っく、ぃ……いやだっ、ちょっと……だ、駄目だってば……!」

 二つの分厚い舌が、胸のふくらんだ所へと辿たどり着き、そこをぐりぐりと押し始める。あと一つの舌はどうしてそこを選んだのか、へそに舌先をじ込もうとして、執拗しつようにそこだけを突き始めた。
 その内に、じわじわと濡れるような感覚が肌に染み込んでくる。

 少し乾いた感じだった舌は驚くほどのぬめりで勃ちあがっていない乳首をぬるぬると愛撫し、両腕を掴んだ舌は、その先端を伸ばして俺の首筋や耳をこちょこちょくすぐって来て。いくらなんでも、そんな事をされたら……。

「やっ、だ、やだってばあっ……! ひっ、ぅ……もっ、もぉ、だえきっ、でたっ、でてるっ、な、舐めないでぇ……ッ!」

 こんなんじゃ、瓶に唾液を入れられない。
 どうしたら良いんだと涙目になっていると、いつの間にやって来たのかブラックとクロウが俺の手から瓶を掻っさらって、舌から垂れる唾液を集め始めた。

 手伝ってくれるのはありがたい。そうは思ったけど、でも……ブラックの顔は、思いっきり俺の姿を見てニヤニヤと笑っていて。クロウも、俺の顔を凝視しながら鼻息を荒くしている訳で……。

 ああ、これ、あれだ。手伝おうとしてくれたんじゃなくて、ただ単に至近距離で俺が辱められてるのを見たいだけだ……。

「だぁあああっ! 見るなっ、ばかっ、見るなよお!!」
「ええー。僕達が瓶を持ってないと、唾液が集められないじゃないか。だからさ、ツカサ君は安心してカエルにふ、ふふふ」
「ふ、服の中で舌が動く度に、体が反応してるな……たまらん……」
「このっ、ふ、ふざけっ、な……っ! ばかっ、ぁ、やだ……や、ぅぁあっ! そ、そんな風に舐めちゃだめ……!」

 ううううチクショウ、怒鳴りたいのにカエル達が怒鳴らせてくれない。
 もうシャツの中はとっくに唾液でべとべとなのに、それでもカエル達はケコケコと鳴いて俺の乳首を舌先で器用に突いて舐めまわそうとして来る。
 へそを突いていたカエルも、舌の平らな所で穴をタッピングしてきて、言い知れぬ感覚に俺の体はずっとビクビクと反応しっぱなしだった。

 ただでさえ恥ずかしい事をされてるのに、そ、それを、ブラック達だけじゃ無く、アンナさんにまで見られるなんて……っ。
 もうやだ、なんでこんな事になってんだ!

「お、おねが……っ、も、やめっ、あ、アンナさん、助けて……っ」
「……すまん、ツカサ。正直私も、もうちょっとお前の痴態を眺めてたい」
「アンナさんんんんん!?」

 ちょっと、あ、アンナさん何言ってんの!?
 アンナさん女性だよね、女魔族だよね!?

 なんでっ、いや、待って待って、まさかアンナさんまでスケベだというのか!?
 お、女として興奮するんじゃ無く、その、ぶ、ブラック達と同じような……!
 バカな、俺が欲しいスケベはそういうスケベじゃなくて……

「ほらほら、ツカサ君たら相手がカエル如きでも、可愛いここが反応し始めてるよー? まったく、何が嫌なんだかねぇ……」
「ふぁっ!?」

 混乱している俺に付け込むかのように、ブラックは唐突に股間に手を差し込んで来た。急な感覚に思わず体を跳ねさせると、相手はニヤニヤと笑ったままで、俺の股間を優しく揉みしだいて来る。
 今の状態でそんな風に直接刺激されたら、もう俺の意思なんて関係なく、堪え性のない股間のモノは反応してしまう訳で。

 しかも、何度も触れられて知っているブラックの手と言う事が余計に作用して、俺は我慢できずにソコを緩く膨らませてしまった……。

「あ……あぁああ……っ、やだっ、も、ヤダ……さわ、ないでぇ……!」
「ふふ、嫌なの? そのワリには気持ちよさそうだけどなあ……。あっ、そうだ。ツカサ君舐められるの好きでしょ? だったら……ここも舐めて貰ったら?」
「んん゛!?」

 なに、言って……。
 他人に触れられるのをあんなに嫌がってたくせして、モンスターは良いのかよ。
 つーか、どういう趣味なんだよお前は、なんでこう言うのは積極的なんだよー!

「ああ、怒られると思った? 僕は別に構わないよ。怒らないからさ。ほら……」
「や、やだっ、脱がすな、脱がすなぁあ!」
「ツカサ……もうすぐ唾液が瓶に一杯溜まるから、もう少しだけ我慢しろ……」

 そう言いながら、クロウが俺をあやすように頭を撫でて来る。
 だけど、その間にもブラックは俺のズボンを下着ごとずり降ろそうとして来て、怒ろうとするけど、でも、カエル達が乳首や臍を舐めまわしてきて、もう、どうしたら良いのか解らなくて。

 なに、これ。どうすればいいんだよ。
 恥ずかしい、怖い、安心できるはずなのに、ドキドキして、体が反応して、嫌なのに体がカエル達の舌にどんどん熱を高めていく。
 見られたくないのに、やめて欲しいのに、体は舐められて反応してしまって。

「ほら、ツカサ君……カエルが気持ちよくしてくれるってよ……」
「あ、あ……やだ、や……あ、ぁああ……!」

 さっきまで臍を舐めていた舌が、俺の緩く勃ったモノに気付いて、ずるずると下腹部を這い降りてくる。
 そうして、半勃ちになっていた俺の物を簡単に包んでしまうと、ぬめる舌は俺のモノを緩く締め付けながら上下に扱き始めた。

「ぃやらっ、や……やだっ、ひ、っぅ゛……やらっ、やだぁあ……!」
「ふっ、ふふふ……か、可愛いなぁ……。ツカサ君のそう言う怖がってる顔って、モンスター相手の時にしか見れないから本当に貴重なんだよなあ……」
「確かに可愛いな……。ツカサ……オレも興奮してきたぞ……」

 ――――ココで存分に愛してやれないのが残念だ。

 クロウに間近でそう言われて、体が大きく跳ねる。

「っ、ぅ、あぁああ……――――!!」

 それだけの言葉で思いきり反応してしまうなんて、心底情けなかったが……一番情けなかったのが……それだけで、俺が達してしまったことだった……。










 

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