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第15章
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「おっ」
自分に逆らうのか、とオジサンが身がまえる。
「何を話したって…この子たちはどうせ、納得しないだろ」
ボソッとそう言う。
先生は「いや」と頭を振ると
「どっちみち…宗太郎に聞き出すにしても、この子たちの協力が必要だ」
なぜかそう言うと、オジサンの顔をじぃっと凝視する。
「へぇ~ずいぶん、偉くなったもんだなぁ」
イヤミったらしく、オジサンは先生のことを、ジロジロと見る。
だが先生は、そんな挑発にものらず、
「下手すると、答えてこれないかもしれないぞ」
冷静な顔をして、そういう。
「そうなのか?」
先生の意思の強そうな目を見ると、オジサンは大げさにはぁ~と
ため息をつく。
「仕方がないなぁ~少しだけだぞ」
しぶしぶ部屋を出て行った。
本当のところは、清子はまだ、先生とこのオジサンたちを結びつかないのだが…
このやり取りを見る限り、どうも知り合いである、というのは間違いない。
「で、何が知りたいんだ」
少し迷惑そうな顔をして、先生は清子たちを見る。
「先生は…どっちの味方?」
思わず清子は、確かめるように聞く。
「どっちのって…私は、古屋敷と神林の先生だ」
それ以上でも、それ以下でもない、と事務的に答える。
「でも、ソータローのことを、昔っから知っていたんですよね?」
清子がさらに重ねて聞くと、
「あぁ~そのことかぁ」
まいったなぁ~
先生の仮面のような表情が、一気に崩れる。
「そりゃあ、ボクだって…若い時はあったんだ」
若気の至りってヤツだな、と先生は困ったように頭をかいた。
自分に逆らうのか、とオジサンが身がまえる。
「何を話したって…この子たちはどうせ、納得しないだろ」
ボソッとそう言う。
先生は「いや」と頭を振ると
「どっちみち…宗太郎に聞き出すにしても、この子たちの協力が必要だ」
なぜかそう言うと、オジサンの顔をじぃっと凝視する。
「へぇ~ずいぶん、偉くなったもんだなぁ」
イヤミったらしく、オジサンは先生のことを、ジロジロと見る。
だが先生は、そんな挑発にものらず、
「下手すると、答えてこれないかもしれないぞ」
冷静な顔をして、そういう。
「そうなのか?」
先生の意思の強そうな目を見ると、オジサンは大げさにはぁ~と
ため息をつく。
「仕方がないなぁ~少しだけだぞ」
しぶしぶ部屋を出て行った。
本当のところは、清子はまだ、先生とこのオジサンたちを結びつかないのだが…
このやり取りを見る限り、どうも知り合いである、というのは間違いない。
「で、何が知りたいんだ」
少し迷惑そうな顔をして、先生は清子たちを見る。
「先生は…どっちの味方?」
思わず清子は、確かめるように聞く。
「どっちのって…私は、古屋敷と神林の先生だ」
それ以上でも、それ以下でもない、と事務的に答える。
「でも、ソータローのことを、昔っから知っていたんですよね?」
清子がさらに重ねて聞くと、
「あぁ~そのことかぁ」
まいったなぁ~
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若気の至りってヤツだな、と先生は困ったように頭をかいた。
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