となりのソータロー

daisysacky

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第6章

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「何か、あったのか?」
 自分自身は覚えていないので、頼みの綱は清子だ。
「えっ?さぁ」
清子は目を泳がせる。
(やはり、そうかぁ~)
となると…
「床下?」
まさかな!
急に、あの転校生の存在が、不気味で、恐ろしく感じる。
何なんだ?
どういう意図で、ここにいるんだ?
もう、やめよう…
そう思い、宗太郎は清子を振り返る。
 すると先ほどまで、顏をゆがめていた清子は…
「ここ…どこかに、部屋があったはず」
いきなり思い出したように、言い出した。


「へっ?今、何て言った?」
 まさか、聞き間違えなのか?
宗太郎は、思わず、自分の耳を疑う。
「ん?部屋があったはずだ、と言ったのよ」
何か変なことでも、言った?
清子は、キョトンとした顔になる。
「へっ?」
 なんで清子は…そんなことを、知っているんだ?
何だか、目の前にいる幼なじみが、まるで知らない人のように
感じる。
「えっ、だから…ここじゃなくて、別の部屋で遊んでいたから」
今度は、キッパリとそう言い切る。
「なんで、わかるんだ?」
 子供の頃のことだろ?
 気のせいだろ?
 記憶違いじゃあないのか?
宗太郎には、どうしても…信じることが出来なかった。
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