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第3章
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普通なら…玄関一杯に、チラシが散らばっていたり、何かありそうな
ものなのだが…
「何もない…」
あまりにきれい過ぎるほどに、ゴミ一つ落ちてはいない。
「不自然だ…やっぱり…」
宗太郎は、頭をかしげる。
確かにいたずら書きを、消したような形跡もある。
(もしかして…やっぱり、神林くんが…ここに来ている?)
こんなところに?
それは、なぜ?
今まで、こんなにこの廃屋を、しげしげと見たことはないけれど…
思ったよりも、大きな家だ。
だが、カーテンは閉まっているし、
窓が開いている様子もない。
人の気配どころか…
生き物の気配さえ、してこない。
「あれ?アイツ…ホントに、ここにいるのか?」
不自然だ、と思わずつぶやくと、
「でも…入る所を、見たでしょ?」
清子が、冷静な口調でそう言う。
「確かに。それも、そうだな」
もっとも…この家の勝手口から、そぅっと逃げられたら、気づかない
のかもしれない。
それでも、グルリと家の周りを、見てみる。
雑草がはびこり、木も思う様、勢いよく枝を伸ばし、今にも窓ガラスを
突き破りそうだ。
何か、生活感が感じられるようなものは、ないか…と探すけれども。
たった一つ、まだ新品なものが目に入る。
「自転車がある!」
家の裏口に、隠すようにして、立てかけてあるのを見つけた。
(あった…)
宗太郎が、清子を振り返る。
清子も大きくうなづく。
だが…
(何か、おかしい…)
宗太郎は、引っかかるものを感じた。
(ここまで、慎重なアイツが…こんな単純なミスを、するのだろうか?)
そのことが、どうしても気になるのだった。
ものなのだが…
「何もない…」
あまりにきれい過ぎるほどに、ゴミ一つ落ちてはいない。
「不自然だ…やっぱり…」
宗太郎は、頭をかしげる。
確かにいたずら書きを、消したような形跡もある。
(もしかして…やっぱり、神林くんが…ここに来ている?)
こんなところに?
それは、なぜ?
今まで、こんなにこの廃屋を、しげしげと見たことはないけれど…
思ったよりも、大きな家だ。
だが、カーテンは閉まっているし、
窓が開いている様子もない。
人の気配どころか…
生き物の気配さえ、してこない。
「あれ?アイツ…ホントに、ここにいるのか?」
不自然だ、と思わずつぶやくと、
「でも…入る所を、見たでしょ?」
清子が、冷静な口調でそう言う。
「確かに。それも、そうだな」
もっとも…この家の勝手口から、そぅっと逃げられたら、気づかない
のかもしれない。
それでも、グルリと家の周りを、見てみる。
雑草がはびこり、木も思う様、勢いよく枝を伸ばし、今にも窓ガラスを
突き破りそうだ。
何か、生活感が感じられるようなものは、ないか…と探すけれども。
たった一つ、まだ新品なものが目に入る。
「自転車がある!」
家の裏口に、隠すようにして、立てかけてあるのを見つけた。
(あった…)
宗太郎が、清子を振り返る。
清子も大きくうなづく。
だが…
(何か、おかしい…)
宗太郎は、引っかかるものを感じた。
(ここまで、慎重なアイツが…こんな単純なミスを、するのだろうか?)
そのことが、どうしても気になるのだった。
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