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ゲーム:前日譚
23:授陣の儀式
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継父だった模倣獣の塊には、首飾りらしきものが乗っかっていたが、ユリナスによると、それは呪具で、どうやら擬態が解けなくなる呪いが込められていたらしい。ユリナスの見立てでは、恐らくロドスはずっと以前から、呪具を使ってミミックを使役していたのだろう、という事だった。
翌朝、素っ裸で大股開きのまま眠っていた継母が目を覚まし、自分のあられもない姿に戸惑ったのは言うまでもない。ていうかシーツをかけてあげるくらいしてもいいと思うんだが…。
前回、カーラの世話をしたユリナスの従者が、今回もカーラが落ち着くまで付き添ってくれる事になった。
私周辺の模倣獣関係のごたごたは、これにて一件落着。
そしてユリナスが私の前に再び現れた事で、私は今世の人生に於いて、避ける事の許されない儀式に臨まざるを得なくなってしまった。
聖賢女となるために、賢女の位を授かる儀式、「授陣の儀式」と呼ばれる儀式である。
前の晩に、ユリナスから、夜が明けたら部屋に来るように言われていた。私は意を決し、素肌にガウン一枚だけを羽織って、ユリナスの前に現れた。
当然、ユリナスが全裸で待機しているものだとばかり思っていた私は、普段通りにローブを身にまとったユリナスを見て、戸惑いを隠せなかった。
戸惑いを隠せなかったのは、部屋に入ってドアを閉めるなりいきなり羽織っていたガウンを脱ぎ捨てて一糸まとわぬ姿になった私を見た、ユリナスも同じだった。
「なにをしとるんじゃ、ユーテリア。」
「何ってユリナス様、授陣の儀式をするんじゃないの。」
「…良く分かったのぉ。じゃが何故服を脱ぐんじゃ。」
「…え、だって、ユリナス様は私と…その…交わる…から…」
「交わる?何でじゃ。」
「…体の内側から魔力を注ぎ込むため?」
「…。ユーテリア、そちは処女じゃろ。わざわざわしと交わらんでも、儀式は執り行えるぞ?」
「は?何でっ?」
ユリナスが言うには、もし私が他人の魔力に染まっている場合、つまり処女でない場合には、その魔力を上書きするために、内側から魔力を注いで魔方陣を描くのだそうだ。この時、体が魔力で破裂しないよう、肌に直接手を触れて、外側から拮抗する魔力を込める必要があるので、肌を露出する必要があるのだとか。
私の場合、いまだ処女なので、外側から魔力を込めるだけで良く、肌を敢えて露出させる必要もないんだとか。
「…むぅ。見せ損か。」
「何を呑気に言っとるんじゃ。そもそもわしは女じゃから、そなたと交わる方が面倒くさいわい。」
今なんかさらっとすごい情報投下してきたな。
「ユリナス様、女なの!?」
「なんじゃ、知らなかったか?…ほれ、この通り。」
と、言いながら、ユリナスは寝台に腰かけてローブの裾をめくり、下着を下ろして陰部を私に見せた。
ていうか、股間がぼーぼーじゃん!
「ユリナス様が女って事は分かったけど、何で陰毛が生えてるの!?」
「わしはそち達と違って、数少ないドワーフ族の末裔じゃからの。」
「私は、何の末裔?」
「エロフの末裔じゃな。」
「エルフ?」
「エロフじゃ。」
そんなやりとりのあと、一日がかりで滞りなく儀式を執り行い、無事、処女のまま賢女の位を授かる事ができた。もちろん、ユリナスも生きてる。
翌朝、素っ裸で大股開きのまま眠っていた継母が目を覚まし、自分のあられもない姿に戸惑ったのは言うまでもない。ていうかシーツをかけてあげるくらいしてもいいと思うんだが…。
前回、カーラの世話をしたユリナスの従者が、今回もカーラが落ち着くまで付き添ってくれる事になった。
私周辺の模倣獣関係のごたごたは、これにて一件落着。
そしてユリナスが私の前に再び現れた事で、私は今世の人生に於いて、避ける事の許されない儀式に臨まざるを得なくなってしまった。
聖賢女となるために、賢女の位を授かる儀式、「授陣の儀式」と呼ばれる儀式である。
前の晩に、ユリナスから、夜が明けたら部屋に来るように言われていた。私は意を決し、素肌にガウン一枚だけを羽織って、ユリナスの前に現れた。
当然、ユリナスが全裸で待機しているものだとばかり思っていた私は、普段通りにローブを身にまとったユリナスを見て、戸惑いを隠せなかった。
戸惑いを隠せなかったのは、部屋に入ってドアを閉めるなりいきなり羽織っていたガウンを脱ぎ捨てて一糸まとわぬ姿になった私を見た、ユリナスも同じだった。
「なにをしとるんじゃ、ユーテリア。」
「何ってユリナス様、授陣の儀式をするんじゃないの。」
「…良く分かったのぉ。じゃが何故服を脱ぐんじゃ。」
「…え、だって、ユリナス様は私と…その…交わる…から…」
「交わる?何でじゃ。」
「…体の内側から魔力を注ぎ込むため?」
「…。ユーテリア、そちは処女じゃろ。わざわざわしと交わらんでも、儀式は執り行えるぞ?」
「は?何でっ?」
ユリナスが言うには、もし私が他人の魔力に染まっている場合、つまり処女でない場合には、その魔力を上書きするために、内側から魔力を注いで魔方陣を描くのだそうだ。この時、体が魔力で破裂しないよう、肌に直接手を触れて、外側から拮抗する魔力を込める必要があるので、肌を露出する必要があるのだとか。
私の場合、いまだ処女なので、外側から魔力を込めるだけで良く、肌を敢えて露出させる必要もないんだとか。
「…むぅ。見せ損か。」
「何を呑気に言っとるんじゃ。そもそもわしは女じゃから、そなたと交わる方が面倒くさいわい。」
今なんかさらっとすごい情報投下してきたな。
「ユリナス様、女なの!?」
「なんじゃ、知らなかったか?…ほれ、この通り。」
と、言いながら、ユリナスは寝台に腰かけてローブの裾をめくり、下着を下ろして陰部を私に見せた。
ていうか、股間がぼーぼーじゃん!
「ユリナス様が女って事は分かったけど、何で陰毛が生えてるの!?」
「わしはそち達と違って、数少ないドワーフ族の末裔じゃからの。」
「私は、何の末裔?」
「エロフの末裔じゃな。」
「エルフ?」
「エロフじゃ。」
そんなやりとりのあと、一日がかりで滞りなく儀式を執り行い、無事、処女のまま賢女の位を授かる事ができた。もちろん、ユリナスも生きてる。
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