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契約終了
契り※
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「佐伯くんっ、お金…」
「いいよ」
財布を出すあたしの手をおさえ、佐伯くんがお会計を強引に済ませてお店を出た。早足で先を歩いて行く佐伯くんを必死で追いかける。
「気に触ること言ったんだったら謝るから待って…ねえ、佐伯くんってば」
小料理屋などが集まる細めの路地を佐伯くんが歩いていく。お店があるものの一見さんお断り、という雰囲気に満ち溢れているから今まで一人で通ることは無かった道だ。ここを通ると駅までショートカットで行けると聞いたことがある。…そんなに早く帰りたいのだろうか。
好きだって言ったことが迷惑だったのかな。今更何なんだ、って思ったのかも。だから怒ってお店を出ちゃったのかな…
「待って佐伯くん、ちゃんと謝るから待って…」
佐伯くんが突然立ち止まったせいで体がぶつかりそうになった。わっ、と小さく声を出してしまったあたしの方に佐伯くんが振り向き、急に距離が縮まった。
「もう無理なんだよ」
「え…?」
「無理なんだって。…あの場で襲っちゃいそうだったからもう帰ろうと思って」
「え?えっ?」
「…いきなり好きとか言うのずるいって。心臓に悪い!」
佐伯くんの口から出たのは思っていたのと全く違う言葉だった。嫌われていたわけじゃないことに心からほっとして、嬉しくて…頬を赤らめて俯く佐伯くんが愛しくなった。
「…襲われてもいいのにな…」
「え?」
「佐伯くんと、二人きりになりたい…」
***
「ん…」
ホテルの部屋に入った瞬間にキスをしてきた佐伯くんの背中に手を回して、ぎゅっと抱きついた。応じるようにあたしの体を抱きしめた佐伯くんが唇を離して、額と額を合わせながらあたしの目を見つめた。
「…ほんとに襲っていいの?」
「うん…」
あたしが頷くと、佐伯くんが恥ずかしそうに目線を逸らした。佐伯くんのこんな姿を見るのは初めてだ。
ベッドの上であたし達はもう一度キスをした。その行為はそのうち熱を帯びてきて…舌が絡み合った。佐伯くんがキスをしながら自分の嵌めていた指輪を外していき、全て外し終わった後にあたしの結婚指輪に手をかけた。
「これ外してもいい?」
「いいよ…」
佐伯くんがあたしの左手の薬指から結婚指輪を外して、ベッドサイドにあるテーブルに置いた。
ずっと付けたままの、偽りの結婚指輪。佐伯くんに外されたことで優斗との生活から解き放たれた様な気持ちになった。
「あ…っ、待って…」
自分の付けているネクタイをほどいてあたしの服を脱がせようとする佐伯くんの手を止めた。
「ん?」
「あの…服脱がされるの…急に恥ずかしくなっちゃって…」
「あー…未央は覚えてないもんね。俺に脱がされたこと」
そう、あの夜の記憶がないあたしは佐伯くんに服を脱がされたことも当然覚えておらず、起きた時には裸だったから今服を脱がされていることが急にとても恥ずかしくなった。
「…うん…」
「自分で脱ぎたい?」
「ううん…脱がせて欲しい」
何だそれ、と佐伯くんが笑いながら再びあたしの服を脱がせ始めた。
「今日は未央の言うこと何でも聞くから」
佐伯くんが耳元で囁く。
「何でもって…」
「前は俺が無理矢理色々やっちゃったし」
「…じゃあ、…き…」
「き?」
「…キスして欲しい…いっぱいキスして欲しい」
そう言葉を発した後顔を背け、追い打ちをかけるように迫り来る、更なる恥ずかしさを隠そうとした。顔が赤くなっていくのが自分でわかる。
「ふっ」
「笑わないでよ、何でもって言ったから言ったのに!」
「いや、あんまりにも可愛くて。笑ってごめんね」
佐伯くんがあたしの頰に手を当て、唇にキスをした。
「いいよ。いっぱいキスしよ」
佐伯くんがキスをしながらあたしの服を脱がせていき、少しずつ乱れていく度に見えるあたしの素肌にもキスをする。
「あっ」
それからあたしの胸の谷間にキスをすると、ブラジャーのホックを外した。何にも守られていない胸を揉みながら、その頂点にある乳首にキスをした。
「や…」
そのまま、佐伯くんの舌が乳首を舐める。…こういう行為をするならして当然だし、何なら前にもされいるのに恥ずかしい…。今日は恥ずかしくなってばっかりだ。
「あ、あっ…」
あたしの服を脱がせ色んなところにキスをしながらも、佐伯くんは自分の服を自然に少しずつ脱いでいく。
「や!そこはいいっ」
お互いの服が全て取り払われた後、佐伯くんの唇があたしの大事なところに移動した。
「なんで?いっぱいキスするって言ったのに」
ちゅっ、とクリトリスを軽く吸われ体がびくっ、と反応する。
「シャワーしてないしっ、だめ、ほんとに無理っ」
「わかったよ」
中に指が入ってきて、ぐちゅっ…と音を立てた。
「未央めちゃくちゃ濡れてる」
「あっ…」
佐伯くんが指を動かしながらキスをする度にどんどん濡れてくる。と共にあたしの中に入る指の数がひとつ増えた。
「んぅ!ん、んっはぁっ」
「未央、苦しい?」
「ううん…きもちい…」
それを聞いた佐伯くんのキスが激しくなっていくと共に、中を弄る指もどんどん激しくなっていく。
気持ちよすぎて、変になりそう。
「んっ…ん!」
舌を絡ませたり、唇を吸われたりする度に、体がどんどん強張っていく。もうダメ…
「ん、んっ…んー!!」
無意識に佐伯くんに抱きついた。電流が走った様な感覚が身を包み、すぐに力が抜けてつかまっていた腕を離してしまう。キスしながらいっちゃった…
「はぁ…っはぁ」
ちゅ、さっきの激しいのと違って優しくて短いキスをされた。あたしからもう一度ぎゅって抱きしめるとまた佐伯くんがキスをしてくれた。
「可愛い。もう入れちゃいたい」
「…佐伯くんに何もしてない」
「未央のこと見てるだけでこんななっちゃってるから大丈夫」
佐伯くんがあたしの手を取り自分のモノに当てさせた。…硬くて、大きくなってる。あたしだけ気持ちよくなっちゃったのに、佐伯くんはこんな風になってるんだ…
佐伯くんがあたしの頰にキスをした後、あたしの足を開いた。佐伯くんのモノがあたしの入り口にあてがわれた後一気に入ってきて、あたし達はひとつになった。
「あ!」
「…っやべ、すぐいっちゃいそ」
佐伯くんの腰が動く度に激しい快感が押し寄せる。
「佐伯くんっ、キスして、キスしてっ…」
佐伯くんがキスをした後、あたしの目を見つめてきた。
「悠登って呼んでよ」
「…悠登っ、ゆうと…好きっ…すき…っ」
「俺も…愛してる、未央」
「悠登っ…」
あたしの唇にキスの雨が降る。それが嬉しくて嬉しくて、幸せで悠登を抱きしめた。唇が触れ合う度に更なる快感が押し寄せ、悠登の腰がさっきよりも激しくなってくる。
「悠登、そんなに動かしちゃだめだよぉっ…」
「激しいの嫌?」
「きもちよすぎて、こわい…」
「可愛すぎだろ…止めらんないよ」
「あっ、だめ!あ、あ…いく、いくっ…」
「そんなに締めたら持たないし…」
「やぁ、いくぅぅっ、あぁっ」
あたし達は同時に絶頂した。腰の動きを止め、力が抜け覆いかぶさってきた悠登にあたしからキスをした。
「…未央はほんとにキスが好きなんだね」
「…うん…」
「俺も好き」
こんなに沢山キスをしたのはどれぐらいぶりだろう。幸せだった…。前にした時と全然違って、悠登の愛情がいっぱい伝わってきた。
でも、これからのことをちゃんと話さなくちゃ。
あたし達はまだ、別れた相手と一緒に住んでいるのだから。お互いがお互いを信じることが出来なければ、こうして体を合わせることが出来たとしても、心は離れてしまう。だから…
「未央、どうした?」
「これからのことちゃんと話したい…」
「うん。話そ」
しがみつくあたしの頭を悠登が撫で、キスをした。
「いいよ」
財布を出すあたしの手をおさえ、佐伯くんがお会計を強引に済ませてお店を出た。早足で先を歩いて行く佐伯くんを必死で追いかける。
「気に触ること言ったんだったら謝るから待って…ねえ、佐伯くんってば」
小料理屋などが集まる細めの路地を佐伯くんが歩いていく。お店があるものの一見さんお断り、という雰囲気に満ち溢れているから今まで一人で通ることは無かった道だ。ここを通ると駅までショートカットで行けると聞いたことがある。…そんなに早く帰りたいのだろうか。
好きだって言ったことが迷惑だったのかな。今更何なんだ、って思ったのかも。だから怒ってお店を出ちゃったのかな…
「待って佐伯くん、ちゃんと謝るから待って…」
佐伯くんが突然立ち止まったせいで体がぶつかりそうになった。わっ、と小さく声を出してしまったあたしの方に佐伯くんが振り向き、急に距離が縮まった。
「もう無理なんだよ」
「え…?」
「無理なんだって。…あの場で襲っちゃいそうだったからもう帰ろうと思って」
「え?えっ?」
「…いきなり好きとか言うのずるいって。心臓に悪い!」
佐伯くんの口から出たのは思っていたのと全く違う言葉だった。嫌われていたわけじゃないことに心からほっとして、嬉しくて…頬を赤らめて俯く佐伯くんが愛しくなった。
「…襲われてもいいのにな…」
「え?」
「佐伯くんと、二人きりになりたい…」
***
「ん…」
ホテルの部屋に入った瞬間にキスをしてきた佐伯くんの背中に手を回して、ぎゅっと抱きついた。応じるようにあたしの体を抱きしめた佐伯くんが唇を離して、額と額を合わせながらあたしの目を見つめた。
「…ほんとに襲っていいの?」
「うん…」
あたしが頷くと、佐伯くんが恥ずかしそうに目線を逸らした。佐伯くんのこんな姿を見るのは初めてだ。
ベッドの上であたし達はもう一度キスをした。その行為はそのうち熱を帯びてきて…舌が絡み合った。佐伯くんがキスをしながら自分の嵌めていた指輪を外していき、全て外し終わった後にあたしの結婚指輪に手をかけた。
「これ外してもいい?」
「いいよ…」
佐伯くんがあたしの左手の薬指から結婚指輪を外して、ベッドサイドにあるテーブルに置いた。
ずっと付けたままの、偽りの結婚指輪。佐伯くんに外されたことで優斗との生活から解き放たれた様な気持ちになった。
「あ…っ、待って…」
自分の付けているネクタイをほどいてあたしの服を脱がせようとする佐伯くんの手を止めた。
「ん?」
「あの…服脱がされるの…急に恥ずかしくなっちゃって…」
「あー…未央は覚えてないもんね。俺に脱がされたこと」
そう、あの夜の記憶がないあたしは佐伯くんに服を脱がされたことも当然覚えておらず、起きた時には裸だったから今服を脱がされていることが急にとても恥ずかしくなった。
「…うん…」
「自分で脱ぎたい?」
「ううん…脱がせて欲しい」
何だそれ、と佐伯くんが笑いながら再びあたしの服を脱がせ始めた。
「今日は未央の言うこと何でも聞くから」
佐伯くんが耳元で囁く。
「何でもって…」
「前は俺が無理矢理色々やっちゃったし」
「…じゃあ、…き…」
「き?」
「…キスして欲しい…いっぱいキスして欲しい」
そう言葉を発した後顔を背け、追い打ちをかけるように迫り来る、更なる恥ずかしさを隠そうとした。顔が赤くなっていくのが自分でわかる。
「ふっ」
「笑わないでよ、何でもって言ったから言ったのに!」
「いや、あんまりにも可愛くて。笑ってごめんね」
佐伯くんがあたしの頰に手を当て、唇にキスをした。
「いいよ。いっぱいキスしよ」
佐伯くんがキスをしながらあたしの服を脱がせていき、少しずつ乱れていく度に見えるあたしの素肌にもキスをする。
「あっ」
それからあたしの胸の谷間にキスをすると、ブラジャーのホックを外した。何にも守られていない胸を揉みながら、その頂点にある乳首にキスをした。
「や…」
そのまま、佐伯くんの舌が乳首を舐める。…こういう行為をするならして当然だし、何なら前にもされいるのに恥ずかしい…。今日は恥ずかしくなってばっかりだ。
「あ、あっ…」
あたしの服を脱がせ色んなところにキスをしながらも、佐伯くんは自分の服を自然に少しずつ脱いでいく。
「や!そこはいいっ」
お互いの服が全て取り払われた後、佐伯くんの唇があたしの大事なところに移動した。
「なんで?いっぱいキスするって言ったのに」
ちゅっ、とクリトリスを軽く吸われ体がびくっ、と反応する。
「シャワーしてないしっ、だめ、ほんとに無理っ」
「わかったよ」
中に指が入ってきて、ぐちゅっ…と音を立てた。
「未央めちゃくちゃ濡れてる」
「あっ…」
佐伯くんが指を動かしながらキスをする度にどんどん濡れてくる。と共にあたしの中に入る指の数がひとつ増えた。
「んぅ!ん、んっはぁっ」
「未央、苦しい?」
「ううん…きもちい…」
それを聞いた佐伯くんのキスが激しくなっていくと共に、中を弄る指もどんどん激しくなっていく。
気持ちよすぎて、変になりそう。
「んっ…ん!」
舌を絡ませたり、唇を吸われたりする度に、体がどんどん強張っていく。もうダメ…
「ん、んっ…んー!!」
無意識に佐伯くんに抱きついた。電流が走った様な感覚が身を包み、すぐに力が抜けてつかまっていた腕を離してしまう。キスしながらいっちゃった…
「はぁ…っはぁ」
ちゅ、さっきの激しいのと違って優しくて短いキスをされた。あたしからもう一度ぎゅって抱きしめるとまた佐伯くんがキスをしてくれた。
「可愛い。もう入れちゃいたい」
「…佐伯くんに何もしてない」
「未央のこと見てるだけでこんななっちゃってるから大丈夫」
佐伯くんがあたしの手を取り自分のモノに当てさせた。…硬くて、大きくなってる。あたしだけ気持ちよくなっちゃったのに、佐伯くんはこんな風になってるんだ…
佐伯くんがあたしの頰にキスをした後、あたしの足を開いた。佐伯くんのモノがあたしの入り口にあてがわれた後一気に入ってきて、あたし達はひとつになった。
「あ!」
「…っやべ、すぐいっちゃいそ」
佐伯くんの腰が動く度に激しい快感が押し寄せる。
「佐伯くんっ、キスして、キスしてっ…」
佐伯くんがキスをした後、あたしの目を見つめてきた。
「悠登って呼んでよ」
「…悠登っ、ゆうと…好きっ…すき…っ」
「俺も…愛してる、未央」
「悠登っ…」
あたしの唇にキスの雨が降る。それが嬉しくて嬉しくて、幸せで悠登を抱きしめた。唇が触れ合う度に更なる快感が押し寄せ、悠登の腰がさっきよりも激しくなってくる。
「悠登、そんなに動かしちゃだめだよぉっ…」
「激しいの嫌?」
「きもちよすぎて、こわい…」
「可愛すぎだろ…止めらんないよ」
「あっ、だめ!あ、あ…いく、いくっ…」
「そんなに締めたら持たないし…」
「やぁ、いくぅぅっ、あぁっ」
あたし達は同時に絶頂した。腰の動きを止め、力が抜け覆いかぶさってきた悠登にあたしからキスをした。
「…未央はほんとにキスが好きなんだね」
「…うん…」
「俺も好き」
こんなに沢山キスをしたのはどれぐらいぶりだろう。幸せだった…。前にした時と全然違って、悠登の愛情がいっぱい伝わってきた。
でも、これからのことをちゃんと話さなくちゃ。
あたし達はまだ、別れた相手と一緒に住んでいるのだから。お互いがお互いを信じることが出来なければ、こうして体を合わせることが出来たとしても、心は離れてしまう。だから…
「未央、どうした?」
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「うん。話そ」
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