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二章 城
………とりあえず流されてようか
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はいどうも、とりあえず現実逃避をしている、ラグーンでーす。
ミネルスさんと話してたら突然アルさんに捕まりまして~今です……。
そんな様子を間近で見ていたミネルスさんが国王様と仰ぐ若い男の人、まず僕と目が合い、次いでアルさんの顔を見てすぐに僕の顔をみた。
「お、おま、はぁ……!? 」
「人の顔みてなんだよイウァン、」
「いやおいアルギスそいつ子供……」
「どうだ、可愛いだろ」
ほれ、と僕を持ち上げたアルさんがどや顔をすると、王様は顔を赤くすると、ゆっくりとため息をついた。
「……だ」
「あ? 」
「反対だ、絶 対 に!! 」
ギロリとアルさんを睨み付ける王様、すると当然の流れでアルさんの顔が凶悪な物に変わる。
「あぁ!?、なんでだ!!こいつの何処に不満があるっつんーんだよ! 」
「不満大有りだわ! 何子供なんて連れてきてんだこのバカタレ!」
「誰が馬鹿だゴラ!!」
「お前なぁ……いくら恋をこじらせたからって子供拾ってくることねえだろ、一から自分好みにでも育て上げるつもりか……?」
「……その手もあるか」
「シンプルに気持ち悪いからやめろ、後ちゃんと親御さんには許可とったんだろうなぁ……?」
見た目かっこいい親戚のお兄さんみたいなのに纏う雰囲気が
「そこは大丈夫、ラグーンに親はいねえ」
「…………まさか口封じとして? 」
なにその怖い発想………………。
「しねぇよどあほ!こいつ俺ら程じゃねえが長く生きてるってことだよ! 」
「それで納得してもすぐに結婚は認めないからな……?」
「あぁ゛!? 」
……ねぇちょっとさぁ、口論を交わすのは別に素晴らしいと思うけど……人を右に左に振り回したり人の頭の上でドス声出すのやめてもらえるかな?
「どう見ても体格差がおかしな事になってるじゃないかよ!夜はどうすんだよ夜は! 」
営み~???
あぁ、セックス? え、結局僕セックスしちゃうの?
結婚……あぁ多分するうん。
「なんだよそんなことか、んなもんどうとでも【アルギス……? 】なんだよミネルス今いいところじゃねえか……よ」
アルさんがどや顔でとんでもないことを言いそうになったところで入る優しい声。
あ、あれでも、ミネルスさんなんで笑顔の背景にブリザードつきの雪山がついてるんですか?
【この私のいる前でそんな下品なこと口走らないでもらえます? それと】
「……………なんだよ」
ミネルスさんの状態に流石のアルさんも一歩後ずさり僕を抱く腕に力を込める。
そしてミネルスさんは僕を見ると苦笑した。
「…………そんな人形を買ってもらったばかりの女の子じゃあないんですからいい加減ラグーン君を離しなさい」
アルさんが女の子? やだそんな女の子怖い
「断る」
即答したよこの人。
「真顔で即答をしないでくださいよ……………それにラグーン君、貴方ものほほんとしてないでそこのポンコツに文句の一つででも言ってあげなさい、でないとどこまでも付け上がりますからねこのゴリラ」
ミネルスさんのアルさんに対しての評価がえぐいなぁ……。
いやまぁ。
「いやぁ………無駄な事はしない主義なんで………」
そもそもさっきアルさんに抱きつかれた時に僕の体力のほとんどを消費したからもうこれ以上は動きたくないんだよね。
「無駄ではないでしょう、流されたままじゃアルギスに美味しく頂かれますよ貴方」
こんなぽちゃぽちゃな僕なんて食べても美味しくないでしょう。
「別にいいだろうがよ、そのまま流されて俺の胸の中に溺れてしまえ」
ミネルスさんとの会話に入ってきたアルさんは僕を言葉通り僕を胸に抱き込む。
「ゴリラがくっさい台詞吐いているんじゃありませんよ気持ち悪い」
アルさんは気持ち悪くはないでしょうよ。
おいしょっと僕は顔の位置を変えてミネルスさんを見る。
「激流に逆らっても仕方ないし川の流れのように穏やかにいきましょうや」
「貴方は貴方でその流れに逆らってください」
「アルさんに逆らっても…………ねぇ? 」
体力の無駄でしかないんだからもう今の状況に甘んじた方がいいよね~。
「ねぇ、じゃないんですからね? 全く……」
「…………うしっ、ラグーン、今から俺の部屋の寝室行こうぜ☆
話は終わったとばかりにアルさんががしがしと僕の頭を撫で。
「いてえわこの野郎」
「ククッ、さぁ行こうぜ」
「え、なに寝る? 」
「おう! 」
お家みたいにお昼寝かな。
「よくねえよ!、おいこらアルギス!この子になにする気だおいこらっ! 人の話を聞け! 」
そのまま歩き出そうとするアルさんに王様が顔を青くして前に立ちはだかる。
「なにするって、寝室行くんなら一つしかねえよな? 」
確認を取るように顔をみられて反射的に頷く、昼寝~。
「真っ昼間から盛る気かお前!? 仕事どうすんだよし・ご・と! 」
む? アルさん仕事するの?
「明日からやる、それに合意の上ならいいだろ、な? ラグーン」
「ん? うゆ……………まぁ? そっすね? 」
「この子全然わかってないじゃないかアル、バカタレがぁ!」
「ん……?なにが? 」
今にも殴りかかりそうな剣幕の王様とめんどくさそうな雰囲気を隠す気もなくさらけ出してるアルさんを交互に見る。
ちょっと……話が見えてこないな、まあいいやアルさん、僕足浮いちゃってて不安定だから抱きあげるならもちっとちゃんとだっこして~。
「ん? おうこうか? 」
そうそうそんな感じそんな感じ。
アルさんの腕に座る感じで、このままじゃ座るのに不安定だから僕の手をアルさんの太い首に回してと、オケー。
「ああもうやだこのゴリラ……所でラグーン? 名前は呼び捨てでいいか?」
「別に構いませんよ~」
「よくねえ、ラグーン様と呼べイウァン」
「アルさんはシャラップ」
アルさん、胸はって言ってるけど王様相手に上から目線てアウトやで。
「様づけされるのは俺だっつーの! それでラグーン、お前アルギスと寝室行ったらなにする気なんだ? 」
僕とアルさんは顔を合わせる。
「そりゃあ寝室なんだから寝るのが一般的でしょ」
「……………どっちの意味で? 」
どっち……?
「……………どっちってどゆこと?」
僕が首を傾げて言えば王様は苦々しげな顔で手で頭を押さえた。
「…………いや、なんでもない 」
「え、なに? え? 説明を」
「ラグーンは気にする必要はねえよ、てさっきから廊下がうるさくねえか? ミネルス」
そういえば……アルさん達に集中していて気がつかなったけど 廊下からがしゃがしゃと金属がふれあう音がする、なんだ?
「廊下の騒がしさより貴方達の方がうるさいのですが……確かにそうですね、なんでしょう? 」
「「見つけましたよ(わ)マスター!! 」」
首を傾げるミネルスさんと、その場にいた全員が両開きの大きな扉に注目していると、扉が壊れんばかりの轟音と共に開き、黒い鎧の甲冑と黒い着物を来たきつめな顔立ちの美女が現れこちらを凝視する。
…………………はい?
ミネルスさんと話してたら突然アルさんに捕まりまして~今です……。
そんな様子を間近で見ていたミネルスさんが国王様と仰ぐ若い男の人、まず僕と目が合い、次いでアルさんの顔を見てすぐに僕の顔をみた。
「お、おま、はぁ……!? 」
「人の顔みてなんだよイウァン、」
「いやおいアルギスそいつ子供……」
「どうだ、可愛いだろ」
ほれ、と僕を持ち上げたアルさんがどや顔をすると、王様は顔を赤くすると、ゆっくりとため息をついた。
「……だ」
「あ? 」
「反対だ、絶 対 に!! 」
ギロリとアルさんを睨み付ける王様、すると当然の流れでアルさんの顔が凶悪な物に変わる。
「あぁ!?、なんでだ!!こいつの何処に不満があるっつんーんだよ! 」
「不満大有りだわ! 何子供なんて連れてきてんだこのバカタレ!」
「誰が馬鹿だゴラ!!」
「お前なぁ……いくら恋をこじらせたからって子供拾ってくることねえだろ、一から自分好みにでも育て上げるつもりか……?」
「……その手もあるか」
「シンプルに気持ち悪いからやめろ、後ちゃんと親御さんには許可とったんだろうなぁ……?」
見た目かっこいい親戚のお兄さんみたいなのに纏う雰囲気が
「そこは大丈夫、ラグーンに親はいねえ」
「…………まさか口封じとして? 」
なにその怖い発想………………。
「しねぇよどあほ!こいつ俺ら程じゃねえが長く生きてるってことだよ! 」
「それで納得してもすぐに結婚は認めないからな……?」
「あぁ゛!? 」
……ねぇちょっとさぁ、口論を交わすのは別に素晴らしいと思うけど……人を右に左に振り回したり人の頭の上でドス声出すのやめてもらえるかな?
「どう見ても体格差がおかしな事になってるじゃないかよ!夜はどうすんだよ夜は! 」
営み~???
あぁ、セックス? え、結局僕セックスしちゃうの?
結婚……あぁ多分するうん。
「なんだよそんなことか、んなもんどうとでも【アルギス……? 】なんだよミネルス今いいところじゃねえか……よ」
アルさんがどや顔でとんでもないことを言いそうになったところで入る優しい声。
あ、あれでも、ミネルスさんなんで笑顔の背景にブリザードつきの雪山がついてるんですか?
【この私のいる前でそんな下品なこと口走らないでもらえます? それと】
「……………なんだよ」
ミネルスさんの状態に流石のアルさんも一歩後ずさり僕を抱く腕に力を込める。
そしてミネルスさんは僕を見ると苦笑した。
「…………そんな人形を買ってもらったばかりの女の子じゃあないんですからいい加減ラグーン君を離しなさい」
アルさんが女の子? やだそんな女の子怖い
「断る」
即答したよこの人。
「真顔で即答をしないでくださいよ……………それにラグーン君、貴方ものほほんとしてないでそこのポンコツに文句の一つででも言ってあげなさい、でないとどこまでも付け上がりますからねこのゴリラ」
ミネルスさんのアルさんに対しての評価がえぐいなぁ……。
いやまぁ。
「いやぁ………無駄な事はしない主義なんで………」
そもそもさっきアルさんに抱きつかれた時に僕の体力のほとんどを消費したからもうこれ以上は動きたくないんだよね。
「無駄ではないでしょう、流されたままじゃアルギスに美味しく頂かれますよ貴方」
こんなぽちゃぽちゃな僕なんて食べても美味しくないでしょう。
「別にいいだろうがよ、そのまま流されて俺の胸の中に溺れてしまえ」
ミネルスさんとの会話に入ってきたアルさんは僕を言葉通り僕を胸に抱き込む。
「ゴリラがくっさい台詞吐いているんじゃありませんよ気持ち悪い」
アルさんは気持ち悪くはないでしょうよ。
おいしょっと僕は顔の位置を変えてミネルスさんを見る。
「激流に逆らっても仕方ないし川の流れのように穏やかにいきましょうや」
「貴方は貴方でその流れに逆らってください」
「アルさんに逆らっても…………ねぇ? 」
体力の無駄でしかないんだからもう今の状況に甘んじた方がいいよね~。
「ねぇ、じゃないんですからね? 全く……」
「…………うしっ、ラグーン、今から俺の部屋の寝室行こうぜ☆
話は終わったとばかりにアルさんががしがしと僕の頭を撫で。
「いてえわこの野郎」
「ククッ、さぁ行こうぜ」
「え、なに寝る? 」
「おう! 」
お家みたいにお昼寝かな。
「よくねえよ!、おいこらアルギス!この子になにする気だおいこらっ! 人の話を聞け! 」
そのまま歩き出そうとするアルさんに王様が顔を青くして前に立ちはだかる。
「なにするって、寝室行くんなら一つしかねえよな? 」
確認を取るように顔をみられて反射的に頷く、昼寝~。
「真っ昼間から盛る気かお前!? 仕事どうすんだよし・ご・と! 」
む? アルさん仕事するの?
「明日からやる、それに合意の上ならいいだろ、な? ラグーン」
「ん? うゆ……………まぁ? そっすね? 」
「この子全然わかってないじゃないかアル、バカタレがぁ!」
「ん……?なにが? 」
今にも殴りかかりそうな剣幕の王様とめんどくさそうな雰囲気を隠す気もなくさらけ出してるアルさんを交互に見る。
ちょっと……話が見えてこないな、まあいいやアルさん、僕足浮いちゃってて不安定だから抱きあげるならもちっとちゃんとだっこして~。
「ん? おうこうか? 」
そうそうそんな感じそんな感じ。
アルさんの腕に座る感じで、このままじゃ座るのに不安定だから僕の手をアルさんの太い首に回してと、オケー。
「ああもうやだこのゴリラ……所でラグーン? 名前は呼び捨てでいいか?」
「別に構いませんよ~」
「よくねえ、ラグーン様と呼べイウァン」
「アルさんはシャラップ」
アルさん、胸はって言ってるけど王様相手に上から目線てアウトやで。
「様づけされるのは俺だっつーの! それでラグーン、お前アルギスと寝室行ったらなにする気なんだ? 」
僕とアルさんは顔を合わせる。
「そりゃあ寝室なんだから寝るのが一般的でしょ」
「……………どっちの意味で? 」
どっち……?
「……………どっちってどゆこと?」
僕が首を傾げて言えば王様は苦々しげな顔で手で頭を押さえた。
「…………いや、なんでもない 」
「え、なに? え? 説明を」
「ラグーンは気にする必要はねえよ、てさっきから廊下がうるさくねえか? ミネルス」
そういえば……アルさん達に集中していて気がつかなったけど 廊下からがしゃがしゃと金属がふれあう音がする、なんだ?
「廊下の騒がしさより貴方達の方がうるさいのですが……確かにそうですね、なんでしょう? 」
「「見つけましたよ(わ)マスター!! 」」
首を傾げるミネルスさんと、その場にいた全員が両開きの大きな扉に注目していると、扉が壊れんばかりの轟音と共に開き、黒い鎧の甲冑と黒い着物を来たきつめな顔立ちの美女が現れこちらを凝視する。
…………………はい?
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