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第1章『ベサーイの最後』
第15節『ファモ族の家』
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ソウエはラム王に、ファモ族の家を案内する。
5個の太鼓の連結からなるファモ族の家。
1個は居住用。
もう1つは先程、使用した移動用。
残り3個の内2個は、種や物質の保管、研究用。
最後1つは緊急用だそう。
まず居住スペースに案内される。
太鼓の内側にある空間には、平たい円形の形(お煎餅の形)が幾つも重なり合っていた。
その一つ一つが、それぞれのスペースだそう。
ソウエのスペースに案内される。
中に入ると広い空間が広がっており、壁や天井、床に至るまで全て薄いブルーカラーで、他には椅子やテーブルといった物も無い。
宮殿や他のムカークの家とは、かなり異なっていた。
それを見たラム王が思わず
『何も…無いのですね』
とラム王が言う。
するとソウエが
『我々には不必要なのです。しかし必要とあらば』
と言うと、宮殿の王室と全く同じ間取りで、家具が天井や壁、そして床から作り出された。
どうやって同じ物を?と驚くラム王。
ソウエのスペースを見た後に別の太鼓へ向かう。
種や物質の保管、研究をしている所だ。
その中では、植物の改良と生育を行っていた。
ザンパ種ではない植物もいて、ピンクのつぶつぶした実を持つ植物(トウモロコシ)や、木がバネのように独りでに伸び縮みしている種、触れると真っ赤に加熱する木の実(カボスに似ている)等が研究されていた。
物質の方は、物質同士を近付けると、片方が透明になる物、岩のように重たそうな物に音を流すと浮いたり、紙のように薄くヒラヒラした物に、液体を掛けると凄まじい強度になるなど、見ていて、とても楽しかった。
そして最後の太鼓にラム王が向かおうとした時に、ソウエが
『そちらは緊急時以外、開けられません。』
と言い、ラム王は脱出用なのかな?と思った。
そしてラム王は、ソウエに家を案内してもらった事と、星の素材集めに連れて行ってくれた事に、改めてお礼を述べた。
するとソウエが
『宜しければ、いつでも来て下さい。』
と優しく言ってくれた。
宮殿に帰る為、再び来た時に使った球体にラム王とソウエが乗り込む。
帰路に着く球体の中で、ラム王がソウエに
『出来れば…他のムカーク達は、まだファモ族の姿に慣れて無いので、ソウエのような姿に、他のファモ族もなって頂けませんか?そうすれば市民達も安心すると思います。』
と言うとソウエは、ラム王の意見に同意してくれて、球体の外を飛ぶファモ族達もムカークの様な姿になってくれた。
宮殿に帰ると、夫が無事に戻った事に喜ぶサルン。
ラム王は、別宇宙に行って見た事や体験した事を、やや興奮気味にサルンに話すが、サルンはラム王の話を聞いても、今一つピンと来てない様子。
(特に巨大タコが星を押し引きした事)
とにかく楽しそうだったラム王に、良かったね。と笑顔で言い、夫を連れて行ってくれたソウエにも、お礼を言った。
ソウエがラム王に、ファモ族も、この星でムカーク族と一緒に住んでも良いか?と尋ねた。
ラム王は
『それは勿論、構いません。しかし、私の独断では決められません。市民達の意見も必要です。』
そこで、ラム王は市民達を集め、意見を求める事にした。
集まった市民達を前に、ラム王がファモ族は、この星の先住民である事。
そして彼らがこの星を造り、去ってしまった理由や、その後に長い年月を掛けて、ムカーク星を探していた事を市民達に説明した。
最後に、ファモ族がムカーク族と共に暮らしたい。と願っている事を伝えた。
市民達はファモ族の経緯を聞き、共に暮らす事に皆、賛同した。
ソウエ達ファモ族と、ムカーク族は一緒に同じ星で暮らす事となり、ソウエは賛同してくれたムカーク族に感謝の言葉を述べた。
全てのファモ族がムカークの地下都市に移り住むのでは無く、一部が地上と地下に住み、残りはこれまで通り、星の上にある太鼓で暮らす事を市民達に伝えた。
太鼓の居住スペースから、平たい円形のお煎餅が何枚か地下都市にやって来た。
地下のスペースには限りがあるので、お煎餅は街の上に浮いたままで居る事になった。
市民達は
『何で浮いてる?凄いな。』
『乗ってみたい!』
『何故だか美味しそうに見える。』
と見た事も無い物体に興味津々だった。
ソウエが改めてラム王にお礼を言うとラム王は
『元々あなた方の星であり、家でもあるのです。一緒に暮らせて嬉しいです。』
と言うと、ソウエは嬉しそうな表情を見せた。
後日、ソウエ達ファモ族が宮殿を訪れ、星の修復を始める事をラム王に伝える。
ラム王は、一部の市民達が修復に協力したい旨をソウエ達に伝えると、快諾してくれた。
そしてムカーク星の修復が始まる。
ラム王を含めた一部の市民達は、球体に乗り込み、ソウエに連れられて地上に上がる。
初めて球体に乗り、地上に上がった市民達は驚き興奮していた。
ラム王と市民達を乗せた球体は、限定地と凍りついた大地の境にある、高い崖に上に降りた。
ラム王と市民達は球体から降り出て崖の下を覗くと、遥か下には凍りついた大地が広がっていた。
(限定地以外の大地はサバルの熱により、融解し吹き飛んだ為、限定地は高い崖の上になっていた)
その近くには
ネットに入っている茶色の暴れる地面。
皆で最後に、お玉ですくった黒い地面。
薄くて湾曲している小さな板(しゃもじに似ている)
先が細い楕円体の物(じょうろ)等が置いてあった。
じょうろを見た市民達は
『私達も、これに似た物を持っています』
とファモ族に、じょうろを指して言う。
するとファモ族が
『それなら大丈夫ですね、迫って来た大地を上手く止めましょう。』
てっきり水を撒くと思っていた市民達は皆『?』という表情になる。
ファモ族が続けて
『上に(じょうろの先)向けて限定地との高さを同じにして下さい。』
市民達は
『下では無く上に向ける?何で?』
『大地が迫って来る?どういう事?』
ファモ族が自分達の予想とは違う事を言ったので市民達は皆、訳が分からない様子。
それを見ていたラム王は市民達に
『彼らの言うとおりにすれば大丈夫。何が起こるかは、知らないけれど』
と、今までファモ族達に驚く光景ばかり見せられて来たラム王は、少し慣れた様子で言った。
ソウエが来て、ラム王達に説明を始めた。
【大地の作り方レシピ】
まず暴れる地面(土)を凍りついた大地に放つ。
すると急速に茶色の大地が広がり、高さも増す。
地面が崖を越えた所で、じょうろの先を茶色の大地に触れさせると、黒い土が暴れる大地に、くっつき萎ませる。
そして地面を出来るだけ平らにする為、しゃもじを使う。
しゃもじの面を地面の表面に当て、小さな波を作るイメージで小刻みに動かし、波と波を打ち消し会う。
最後に、暴れる地面を押さえる蓋(キャップ)を大地に埋めて完成。
ラム王と市民達は一通り説明を聞いたが、訳がわからない。
一人一人に黒い土が入っている、じょうろと、しゃもじが渡され、ファモ族達とラム王達はそれぞれ、限定地の崖周囲を等間隔に並んだ。
準備が出来た事を見て、ソウエは暴れる土が入ったネットを持って崖の下に降りて行った。
遥か下の凍りついた大地に着いたソウエは、ウゲルカ器官を使って言った。
『では、始めます。』
5個の太鼓の連結からなるファモ族の家。
1個は居住用。
もう1つは先程、使用した移動用。
残り3個の内2個は、種や物質の保管、研究用。
最後1つは緊急用だそう。
まず居住スペースに案内される。
太鼓の内側にある空間には、平たい円形の形(お煎餅の形)が幾つも重なり合っていた。
その一つ一つが、それぞれのスペースだそう。
ソウエのスペースに案内される。
中に入ると広い空間が広がっており、壁や天井、床に至るまで全て薄いブルーカラーで、他には椅子やテーブルといった物も無い。
宮殿や他のムカークの家とは、かなり異なっていた。
それを見たラム王が思わず
『何も…無いのですね』
とラム王が言う。
するとソウエが
『我々には不必要なのです。しかし必要とあらば』
と言うと、宮殿の王室と全く同じ間取りで、家具が天井や壁、そして床から作り出された。
どうやって同じ物を?と驚くラム王。
ソウエのスペースを見た後に別の太鼓へ向かう。
種や物質の保管、研究をしている所だ。
その中では、植物の改良と生育を行っていた。
ザンパ種ではない植物もいて、ピンクのつぶつぶした実を持つ植物(トウモロコシ)や、木がバネのように独りでに伸び縮みしている種、触れると真っ赤に加熱する木の実(カボスに似ている)等が研究されていた。
物質の方は、物質同士を近付けると、片方が透明になる物、岩のように重たそうな物に音を流すと浮いたり、紙のように薄くヒラヒラした物に、液体を掛けると凄まじい強度になるなど、見ていて、とても楽しかった。
そして最後の太鼓にラム王が向かおうとした時に、ソウエが
『そちらは緊急時以外、開けられません。』
と言い、ラム王は脱出用なのかな?と思った。
そしてラム王は、ソウエに家を案内してもらった事と、星の素材集めに連れて行ってくれた事に、改めてお礼を述べた。
するとソウエが
『宜しければ、いつでも来て下さい。』
と優しく言ってくれた。
宮殿に帰る為、再び来た時に使った球体にラム王とソウエが乗り込む。
帰路に着く球体の中で、ラム王がソウエに
『出来れば…他のムカーク達は、まだファモ族の姿に慣れて無いので、ソウエのような姿に、他のファモ族もなって頂けませんか?そうすれば市民達も安心すると思います。』
と言うとソウエは、ラム王の意見に同意してくれて、球体の外を飛ぶファモ族達もムカークの様な姿になってくれた。
宮殿に帰ると、夫が無事に戻った事に喜ぶサルン。
ラム王は、別宇宙に行って見た事や体験した事を、やや興奮気味にサルンに話すが、サルンはラム王の話を聞いても、今一つピンと来てない様子。
(特に巨大タコが星を押し引きした事)
とにかく楽しそうだったラム王に、良かったね。と笑顔で言い、夫を連れて行ってくれたソウエにも、お礼を言った。
ソウエがラム王に、ファモ族も、この星でムカーク族と一緒に住んでも良いか?と尋ねた。
ラム王は
『それは勿論、構いません。しかし、私の独断では決められません。市民達の意見も必要です。』
そこで、ラム王は市民達を集め、意見を求める事にした。
集まった市民達を前に、ラム王がファモ族は、この星の先住民である事。
そして彼らがこの星を造り、去ってしまった理由や、その後に長い年月を掛けて、ムカーク星を探していた事を市民達に説明した。
最後に、ファモ族がムカーク族と共に暮らしたい。と願っている事を伝えた。
市民達はファモ族の経緯を聞き、共に暮らす事に皆、賛同した。
ソウエ達ファモ族と、ムカーク族は一緒に同じ星で暮らす事となり、ソウエは賛同してくれたムカーク族に感謝の言葉を述べた。
全てのファモ族がムカークの地下都市に移り住むのでは無く、一部が地上と地下に住み、残りはこれまで通り、星の上にある太鼓で暮らす事を市民達に伝えた。
太鼓の居住スペースから、平たい円形のお煎餅が何枚か地下都市にやって来た。
地下のスペースには限りがあるので、お煎餅は街の上に浮いたままで居る事になった。
市民達は
『何で浮いてる?凄いな。』
『乗ってみたい!』
『何故だか美味しそうに見える。』
と見た事も無い物体に興味津々だった。
ソウエが改めてラム王にお礼を言うとラム王は
『元々あなた方の星であり、家でもあるのです。一緒に暮らせて嬉しいです。』
と言うと、ソウエは嬉しそうな表情を見せた。
後日、ソウエ達ファモ族が宮殿を訪れ、星の修復を始める事をラム王に伝える。
ラム王は、一部の市民達が修復に協力したい旨をソウエ達に伝えると、快諾してくれた。
そしてムカーク星の修復が始まる。
ラム王を含めた一部の市民達は、球体に乗り込み、ソウエに連れられて地上に上がる。
初めて球体に乗り、地上に上がった市民達は驚き興奮していた。
ラム王と市民達を乗せた球体は、限定地と凍りついた大地の境にある、高い崖に上に降りた。
ラム王と市民達は球体から降り出て崖の下を覗くと、遥か下には凍りついた大地が広がっていた。
(限定地以外の大地はサバルの熱により、融解し吹き飛んだ為、限定地は高い崖の上になっていた)
その近くには
ネットに入っている茶色の暴れる地面。
皆で最後に、お玉ですくった黒い地面。
薄くて湾曲している小さな板(しゃもじに似ている)
先が細い楕円体の物(じょうろ)等が置いてあった。
じょうろを見た市民達は
『私達も、これに似た物を持っています』
とファモ族に、じょうろを指して言う。
するとファモ族が
『それなら大丈夫ですね、迫って来た大地を上手く止めましょう。』
てっきり水を撒くと思っていた市民達は皆『?』という表情になる。
ファモ族が続けて
『上に(じょうろの先)向けて限定地との高さを同じにして下さい。』
市民達は
『下では無く上に向ける?何で?』
『大地が迫って来る?どういう事?』
ファモ族が自分達の予想とは違う事を言ったので市民達は皆、訳が分からない様子。
それを見ていたラム王は市民達に
『彼らの言うとおりにすれば大丈夫。何が起こるかは、知らないけれど』
と、今までファモ族達に驚く光景ばかり見せられて来たラム王は、少し慣れた様子で言った。
ソウエが来て、ラム王達に説明を始めた。
【大地の作り方レシピ】
まず暴れる地面(土)を凍りついた大地に放つ。
すると急速に茶色の大地が広がり、高さも増す。
地面が崖を越えた所で、じょうろの先を茶色の大地に触れさせると、黒い土が暴れる大地に、くっつき萎ませる。
そして地面を出来るだけ平らにする為、しゃもじを使う。
しゃもじの面を地面の表面に当て、小さな波を作るイメージで小刻みに動かし、波と波を打ち消し会う。
最後に、暴れる地面を押さえる蓋(キャップ)を大地に埋めて完成。
ラム王と市民達は一通り説明を聞いたが、訳がわからない。
一人一人に黒い土が入っている、じょうろと、しゃもじが渡され、ファモ族達とラム王達はそれぞれ、限定地の崖周囲を等間隔に並んだ。
準備が出来た事を見て、ソウエは暴れる土が入ったネットを持って崖の下に降りて行った。
遥か下の凍りついた大地に着いたソウエは、ウゲルカ器官を使って言った。
『では、始めます。』
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