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王様と妃達⑦
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エリーゼ妃が王様とメイドが口付けを交わす前の事、護衛騎士達に少しだけワインを注いだグラスを近衛騎士が持ち運び扉を開けて両端には騎士二人が護衛を務めていた。
「エリーゼ様!?と近衛騎士…?」
「ふふっ、護衛お疲れ様です、貴殿方が部屋に来ないので代わりに来ました」
「……わたくし達は任務中で御座います。エリーゼ様の御誘いでもお酒は駄目かと思い御断り致しました」
「お堅いのね、でも少しだけなら良いでしょう?たまにはわたくしの言う事も聞いて欲しいわ、王様の近衛騎士の方がワインを持って来てくれたのよ、御断りは出来ませんわ」
ニコッとエリーゼ妃が二人の護衛騎士に笑顔で話し終えると近衛騎士が二人の騎士にワインが入ったグラスを渡した。
「エリーゼ様…」
「しかし、エリーゼ様わたくし達は……」
「王様の許しが出ているから大丈夫よ」
「王様がですか!?」
「……」
二人の護衛騎士はお互いに顔を見てボソボソと声を出していた。
「……王様が良いなら良いかな?」
「そ、そうだなせっかくエリーゼ様の好意でもあるからな」
護衛騎士達の会話を聞きクスクスとエリーゼ妃と近衛騎士は「くっ」と笑いを堪えたように護衛騎士達を見ていた。
護衛騎士達はワインを飲み笑顔で騎士同士会話をしてワインを味わっていた。
「旨っ!…さすが高級ワインだよな」
「初めてかもこんな美味しいワインを飲んだの……」
騎士二人は休息の一時をワインで楽しみ飲み干したワインのグラスを近衛騎士に礼をして渡していた。
「ふふっ、美味しいでしょう!?まだ在るわよ飲みます?」
「い、いえ、これで充分過ぎる程満足です。わたくし達にまでも頂き、有り難う御座います。エリーゼ様」
「王様が来られまして安心致しました」
「わたくしの所へは来る予定ではなかったはずなのよ、今は王様が部屋に来ないことが当たり前に成ってしまったけど……」
「今夜は王様もエリーゼ様の御部屋で御泊まりになると思います」
「えーっ、部屋に泊まるとメイドちゃん達が困るわ」
クスクスと笑い声が廊下で静かに笑い護衛騎士達はワインの礼を言った後エリーゼ妃と近衛騎士は部屋に入った。
「良かったですねエリーゼ様騎士達が喜んで……」
「ええっ、そうね」
ピタッと近衛騎士が話しを途中で止め歩いた足も止まり目が驚いて居るように見えた。
「どうしたの?」
エリーゼ妃も近衛騎士が見ている方へ顔を向けると、長椅子にメイド達が眠る中で、さっきまで座っていた椅子に何故か王様が座りそして王様とメイドが口付けを交わしている姿を見たエリーゼ妃は、自分達が部屋に入って来ている事も分からず、二人は唇を重ね抱き締めるように身体を寄せていた。
「何をしているの?!」
王様とメイドに声を掛けたエリーゼ妃は慌てたように身体と今まで口付けをしていた唇を放し、座っている椅子から王様とメイドは振り向き驚いた顔と真っ青になる顔を見せていた。
「エ…エリーゼ!!い、いつからそこに……」
「……ぁ…」
王様は思わず椅子から立ち上がり身体の動きがオロオロと落ち着きがなく、メイドは手を口に当てカタカタと震える姿が目に入った。
「何をしているの?!」
エリーゼ妃はもう一度同じ事を王様とメイドに向けて声を出した
「……あっ……その…エリーゼ……これは、君の手伝いをしてくれたその礼に……」
「何故、礼が口付けをするのですか?王様」
「……えっ、……エリーゼ……その……私は……」
「貴女もですよ、わたくしのメイドで在りながら王様に身を任せるとは、王様が口付けをする事は分かっていたはずでは無いの!?」
「……も……申し訳…御座いません……エリーゼ様……」
エリーゼ妃は王様だけではなく、メイドまでも怒りをぶつけ始めいつもの笑顔が消え、身長が低いのにまるでジル王子から説教を受けているような感じを受け、いつの間にか王様とメイドは一緒に床に正座で座りエリーゼ妃から怒りの爆弾が落ちていた。
エリーゼ妃の怒りの声は、廊下で護衛をしている二人の騎士達にも聞こえ、慌てて扉を叩くのを忘れ扉を開けた。
「どうしました?エリーゼ様!?」
「お声が廊下までも聞こえ……」
二人の騎士は部屋の中に入るとその光景に驚かされ二人共扉を開けたまま立ち止まっていた。
「王様、貴方の女癖どうにか成りません?はっきり言って迷惑ですわ御年を考えて下さいませ王様」
「…め、迷惑……」
王様はエリーゼ妃から言われ、何も言い返せない姿を見ていた近衛騎士と護衛騎士二人はジロッと睨むような目を見せているエリーゼ妃の顔が、ジル総隊長を思い出し何も悪くないのに勝手に身体がビシッ!と背筋を伸ばし、今後エリーゼ妃を怒らせる事をしない事を騎士三人は胸に手を当て誓った。
「エリーゼ様!?と近衛騎士…?」
「ふふっ、護衛お疲れ様です、貴殿方が部屋に来ないので代わりに来ました」
「……わたくし達は任務中で御座います。エリーゼ様の御誘いでもお酒は駄目かと思い御断り致しました」
「お堅いのね、でも少しだけなら良いでしょう?たまにはわたくしの言う事も聞いて欲しいわ、王様の近衛騎士の方がワインを持って来てくれたのよ、御断りは出来ませんわ」
ニコッとエリーゼ妃が二人の護衛騎士に笑顔で話し終えると近衛騎士が二人の騎士にワインが入ったグラスを渡した。
「エリーゼ様…」
「しかし、エリーゼ様わたくし達は……」
「王様の許しが出ているから大丈夫よ」
「王様がですか!?」
「……」
二人の護衛騎士はお互いに顔を見てボソボソと声を出していた。
「……王様が良いなら良いかな?」
「そ、そうだなせっかくエリーゼ様の好意でもあるからな」
護衛騎士達の会話を聞きクスクスとエリーゼ妃と近衛騎士は「くっ」と笑いを堪えたように護衛騎士達を見ていた。
護衛騎士達はワインを飲み笑顔で騎士同士会話をしてワインを味わっていた。
「旨っ!…さすが高級ワインだよな」
「初めてかもこんな美味しいワインを飲んだの……」
騎士二人は休息の一時をワインで楽しみ飲み干したワインのグラスを近衛騎士に礼をして渡していた。
「ふふっ、美味しいでしょう!?まだ在るわよ飲みます?」
「い、いえ、これで充分過ぎる程満足です。わたくし達にまでも頂き、有り難う御座います。エリーゼ様」
「王様が来られまして安心致しました」
「わたくしの所へは来る予定ではなかったはずなのよ、今は王様が部屋に来ないことが当たり前に成ってしまったけど……」
「今夜は王様もエリーゼ様の御部屋で御泊まりになると思います」
「えーっ、部屋に泊まるとメイドちゃん達が困るわ」
クスクスと笑い声が廊下で静かに笑い護衛騎士達はワインの礼を言った後エリーゼ妃と近衛騎士は部屋に入った。
「良かったですねエリーゼ様騎士達が喜んで……」
「ええっ、そうね」
ピタッと近衛騎士が話しを途中で止め歩いた足も止まり目が驚いて居るように見えた。
「どうしたの?」
エリーゼ妃も近衛騎士が見ている方へ顔を向けると、長椅子にメイド達が眠る中で、さっきまで座っていた椅子に何故か王様が座りそして王様とメイドが口付けを交わしている姿を見たエリーゼ妃は、自分達が部屋に入って来ている事も分からず、二人は唇を重ね抱き締めるように身体を寄せていた。
「何をしているの?!」
王様とメイドに声を掛けたエリーゼ妃は慌てたように身体と今まで口付けをしていた唇を放し、座っている椅子から王様とメイドは振り向き驚いた顔と真っ青になる顔を見せていた。
「エ…エリーゼ!!い、いつからそこに……」
「……ぁ…」
王様は思わず椅子から立ち上がり身体の動きがオロオロと落ち着きがなく、メイドは手を口に当てカタカタと震える姿が目に入った。
「何をしているの?!」
エリーゼ妃はもう一度同じ事を王様とメイドに向けて声を出した
「……あっ……その…エリーゼ……これは、君の手伝いをしてくれたその礼に……」
「何故、礼が口付けをするのですか?王様」
「……えっ、……エリーゼ……その……私は……」
「貴女もですよ、わたくしのメイドで在りながら王様に身を任せるとは、王様が口付けをする事は分かっていたはずでは無いの!?」
「……も……申し訳…御座いません……エリーゼ様……」
エリーゼ妃は王様だけではなく、メイドまでも怒りをぶつけ始めいつもの笑顔が消え、身長が低いのにまるでジル王子から説教を受けているような感じを受け、いつの間にか王様とメイドは一緒に床に正座で座りエリーゼ妃から怒りの爆弾が落ちていた。
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「どうしました?エリーゼ様!?」
「お声が廊下までも聞こえ……」
二人の騎士は部屋の中に入るとその光景に驚かされ二人共扉を開けたまま立ち止まっていた。
「王様、貴方の女癖どうにか成りません?はっきり言って迷惑ですわ御年を考えて下さいませ王様」
「…め、迷惑……」
王様はエリーゼ妃から言われ、何も言い返せない姿を見ていた近衛騎士と護衛騎士二人はジロッと睨むような目を見せているエリーゼ妃の顔が、ジル総隊長を思い出し何も悪くないのに勝手に身体がビシッ!と背筋を伸ばし、今後エリーゼ妃を怒らせる事をしない事を騎士三人は胸に手を当て誓った。
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