822 / 1,219
第三十章 入園前準備
千十八話 急遽の初心者冒険者向け講習の講師
しおりを挟む
新人職員研修を兼ねた炊き出しも無事に終わり、今日は普通の安息日です。
でも、リズたちは冒険者活動をする気満々でした。
残念ながら、暫くは安全な内容の冒険者活動をするようにと陛下からお達しが出ていました。
すると、食堂でリズがこんなことを言ってきました。
「今日はね、王都冒険者ギルドで新人冒険者向け講習をやるんだよ。講師はお兄ちゃんだよ」
リズよ、その話は全く聞いていないですよ。
いつの間にか、僕が講師になっているなんて。
どうも、この前王都冒険者ギルドに行った際に、密かに講師の話をしていたみたいです。
そういうことは、きちんと話しなさいね。
僕は、苦笑しながら席を立ちました。
ちなみにミカエルたちはレイカちゃんたちと遊ぶみたいで、エレノアとメアリも用事があって不参加です。
僕、リズ、サンディ、イヨだけで活動するって、何だか久々な気がします。
僕もいるよって、スラちゃんとプリンが触手をフリフリしながらアピールしていた。
ではではということで、僕たちは冒険者服に着替えて準備を整えて王都冒険者ギルドに向かいました。
「では、これで手続き完了です。新人冒険者の一部が既に部屋に入っていますが、準備を進めて頂いて構いません」
「はーい」
受付で手続きを終え、僕たちは講義を行う部屋に入っていきます。
元気よく返事をしているリズたちは、特別調査部隊で何回か王都冒険者ギルドにきているので僕よりも慣れた感じで歩いていました。
そして、部屋に入るとある人が僕たちを見てびっくりしていました。
「あっ、アレク様! それにリズ様も」
「あっ、サキちゃんだ!」
「「えっ?!」」
何と、サキさんが席に座っていて二人の男子と話をしていました。
スラちゃんとプリンも触手をフリフリしながら挨拶をしていたけど、どうもリズの反応を見る限り本当に偶然みたいです。
そして、サキさんが二人の男子を僕たちに紹介してくれました。
「こちらにいるのが、ポップさんとガンツさんです。別の王都教会の孤児院にいるんですけど、二人とも剣技の特待生です」
「おおー! 凄い凄い!」
まさか、ここでもう二人の特待生と会うことができるとは。
これには、リズだけでなくサンディも少しテンションが上がっていました。
ポップさんはちょっと長めの紫色の髪で、小柄でスピードタイプだそうです。
対してガンツさんは年齢にしては少し大柄で、茶髪の短髪でパワータイプです。
二人ともとても礼儀正しそうで、僕たちとにこやかに握手してくれました。
一通り挨拶を済ませたところで、改めてお話をします。
「あの、なんでアレク様とリズ様が王都の冒険者ギルドにいるのですか?」
サキさんは、僕たちが普段辺境伯領に住んでいるのを知っているので、冒険者活動するのならわざわざ王都に来ないのではと思っていました。
うん、至極当然の疑問だと思います。
「あのね、今日はリズたちが新人冒険者向け講習の講師をするんだ!」
「えっ?」
「ふふーん、何を隠そうリズとお兄ちゃんはDランク冒険者なのだ!」
「「「えー!」」」
おお、サキさんだけでなく他の二人もとってもびっくりしていました。
まさか同級生が講師をするとは思わないよね。
「もう何回も講師をしているから、教えるのは大丈夫ですよ。というか、人に教えるのは良いことだからと何回もやっています」
「いえ、そうではなくて。アレク様は、本当に何でもやられるんだなと思っちゃいました……」
ああ、うん、サキさんの言いたいこともよく分かります。
僕も色々やっているなあって、そう思っちゃうね。
リズたちはサキさんたちとお喋りしているので、僕は講義の準備を進めます。
意外と新人冒険者が多いなと思ったら、やっぱりというか自信満々の新人冒険者が部屋に複数入ってきました。
講師の僕を見て、つまらなそうに舌打ちまでしていますね。
ちらっとリズたちも態度の悪い新人冒険者を見ていたけど、直ぐに気配に気づくあたりは流石ですね。
スラちゃんもあの態度の悪い冒険者は、態度が悪いだけで悪人でもなく大したことはないと言っています。
うん、いつも通りにやれば良いだけですね。
でも、リズたちは冒険者活動をする気満々でした。
残念ながら、暫くは安全な内容の冒険者活動をするようにと陛下からお達しが出ていました。
すると、食堂でリズがこんなことを言ってきました。
「今日はね、王都冒険者ギルドで新人冒険者向け講習をやるんだよ。講師はお兄ちゃんだよ」
リズよ、その話は全く聞いていないですよ。
いつの間にか、僕が講師になっているなんて。
どうも、この前王都冒険者ギルドに行った際に、密かに講師の話をしていたみたいです。
そういうことは、きちんと話しなさいね。
僕は、苦笑しながら席を立ちました。
ちなみにミカエルたちはレイカちゃんたちと遊ぶみたいで、エレノアとメアリも用事があって不参加です。
僕、リズ、サンディ、イヨだけで活動するって、何だか久々な気がします。
僕もいるよって、スラちゃんとプリンが触手をフリフリしながらアピールしていた。
ではではということで、僕たちは冒険者服に着替えて準備を整えて王都冒険者ギルドに向かいました。
「では、これで手続き完了です。新人冒険者の一部が既に部屋に入っていますが、準備を進めて頂いて構いません」
「はーい」
受付で手続きを終え、僕たちは講義を行う部屋に入っていきます。
元気よく返事をしているリズたちは、特別調査部隊で何回か王都冒険者ギルドにきているので僕よりも慣れた感じで歩いていました。
そして、部屋に入るとある人が僕たちを見てびっくりしていました。
「あっ、アレク様! それにリズ様も」
「あっ、サキちゃんだ!」
「「えっ?!」」
何と、サキさんが席に座っていて二人の男子と話をしていました。
スラちゃんとプリンも触手をフリフリしながら挨拶をしていたけど、どうもリズの反応を見る限り本当に偶然みたいです。
そして、サキさんが二人の男子を僕たちに紹介してくれました。
「こちらにいるのが、ポップさんとガンツさんです。別の王都教会の孤児院にいるんですけど、二人とも剣技の特待生です」
「おおー! 凄い凄い!」
まさか、ここでもう二人の特待生と会うことができるとは。
これには、リズだけでなくサンディも少しテンションが上がっていました。
ポップさんはちょっと長めの紫色の髪で、小柄でスピードタイプだそうです。
対してガンツさんは年齢にしては少し大柄で、茶髪の短髪でパワータイプです。
二人ともとても礼儀正しそうで、僕たちとにこやかに握手してくれました。
一通り挨拶を済ませたところで、改めてお話をします。
「あの、なんでアレク様とリズ様が王都の冒険者ギルドにいるのですか?」
サキさんは、僕たちが普段辺境伯領に住んでいるのを知っているので、冒険者活動するのならわざわざ王都に来ないのではと思っていました。
うん、至極当然の疑問だと思います。
「あのね、今日はリズたちが新人冒険者向け講習の講師をするんだ!」
「えっ?」
「ふふーん、何を隠そうリズとお兄ちゃんはDランク冒険者なのだ!」
「「「えー!」」」
おお、サキさんだけでなく他の二人もとってもびっくりしていました。
まさか同級生が講師をするとは思わないよね。
「もう何回も講師をしているから、教えるのは大丈夫ですよ。というか、人に教えるのは良いことだからと何回もやっています」
「いえ、そうではなくて。アレク様は、本当に何でもやられるんだなと思っちゃいました……」
ああ、うん、サキさんの言いたいこともよく分かります。
僕も色々やっているなあって、そう思っちゃうね。
リズたちはサキさんたちとお喋りしているので、僕は講義の準備を進めます。
意外と新人冒険者が多いなと思ったら、やっぱりというか自信満々の新人冒険者が部屋に複数入ってきました。
講師の僕を見て、つまらなそうに舌打ちまでしていますね。
ちらっとリズたちも態度の悪い新人冒険者を見ていたけど、直ぐに気配に気づくあたりは流石ですね。
スラちゃんもあの態度の悪い冒険者は、態度が悪いだけで悪人でもなく大したことはないと言っています。
うん、いつも通りにやれば良いだけですね。
757
あなたにおすすめの小説
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
劣悪だと言われたハズレ加護の『空間魔法』を、便利だと思っているのは僕だけなのだろうか?
はらくろ
ファンタジー
海と交易で栄えた国を支える貴族家のひとつに、
強くて聡明な父と、優しくて活動的な母の間に生まれ育った少年がいた。
母親似に育った賢く可愛らしい少年は優秀で、将来が楽しみだと言われていたが、
その少年に、突然の困難が立ちはだかる。
理由は、貴族の跡取りとしては公言できないほどの、劣悪な加護を洗礼で授かってしまったから。
一生外へ出られないかもしれない幽閉のような生活を続けるよりも、少年は屋敷を出て行く選択をする。
それでも持ち前の強く非常識なほどの魔力の多さと、負けず嫌いな性格でその困難を乗り越えていく。
そんな少年の物語。
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【完結】え、別れましょう?
須木 水夏
恋愛
「実は他に好きな人が出来て」
「は?え?別れましょう?」
何言ってんだこいつ、とアリエットは目を瞬かせながらも。まあこちらも好きな訳では無いし都合がいいわ、と長年の婚約者(腐れ縁)だったディオルにお別れを申し出た。
ところがその出来事の裏側にはある双子が絡んでいて…?
だる絡みをしてくる美しい双子の兄妹(?)と、のんびりかつ冷静なアリエットのお話。
※毎度ですが空想であり、架空のお話です。史実に全く関係ありません。
ヨーロッパの雰囲気出してますが、別物です。
女神様、もっと早く祝福が欲しかった。
しゃーりん
ファンタジー
アルーサル王国には、女神様からの祝福を授かる者がいる。…ごくたまに。
今回、授かったのは6歳の王女であり、血縁の判定ができる魔力だった。
女神様は国に役立つ魔力を授けてくれる。ということは、血縁が乱れてるってことか?
一人の倫理観が異常な男によって、国中の貴族が混乱するお話です。ご注意下さい。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。