398 / 1,219
第二十三章 ルルーさんの結婚式と新たな命の誕生
五百九十四話 ハンナさんの結婚式情報
しおりを挟む
午後からは、場所をバザール子爵領に移します。
ハンナさんに挨拶に行かないとね。
「皆様、お元気そうで何よりです」
応接室に案内されると、綺麗なドレスに身を包んだハンナさんがやってきました。
ハンナさんとは色々な結婚式で顔を合わせているけど、ゆっくりと話をするのは久々ですね。
「そういえば、婚約されたと聞きましたわ」
「はい、復興担当として派遣された方と婚約する事になりまして。お相手も、子爵家の出身で爵位的にも問題ないとの事です」
「そう、それはおめでたい事だわね」
ティナおばあさまも思わずニコリとしているけど、ハンナさんも前と比べるとだいぶ表情が明るくなったね。
「来年の夏頃に結婚式を挙げる予定です。お世話になりました皆様方に、招待状を送付する予定です」
来年の夏だと、出産予定の人達も大丈夫だね。
特にジェイド様とソフィアさんはあのバザール領の事件に直接絡んでいるし、結婚式に参加したいはずです。
そして、午後から参加するこの人もバザール領での事件の関係者です。
「それなら、閣僚は全員バザール領の事件に絡んでいるし、結婚式に参加しても全く問題ないな」
「全くその通りですな。我々も結婚式に参加できますな」
「えーっと、その……」
既にハンナさんの結婚式に参加するつもりなのは、午後から参加する農務卿と軍務卿です。
名目上は新しく出来たバザール子爵領の治療研究所の視察だけど、どちらかというとあの万能ソースの新製品の購入が本当の目的でしょう。
「いやあ、あのソースは軍の行軍訓練でも役立ってるぞ。行軍だと持っていける調味料も限られるが、小瓶に入れれば良いし最近は必ず軍の管理する魔法袋の中に入っているぞ」
「それは、その、バザール子爵領の製品を使って頂きありがとうございます」
ハンナさんは上機嫌な軍務卿への返答に困っているけど、あのソースをかけるだけで、野菜炒めも美味しくなるんだよね。
肉にかけて焼くだけでも良いし、乾パンと干し肉だけじゃ士気も下がるから軍の為になっているのは間違いないですね。
「それに、バザール子爵領の開拓が進んだお陰で、王都へ安定的に野菜が供給できている。これはとても大きな功績だ。引き続き、無理のない範囲で開拓を続けてくれ」
「畏まりました」
バザール子爵領は開拓計画し放題って、前に王都から派遣された人が言っていたよね。
魔法使いの冒険者も開拓に活躍しているし、これからも農作物の生産は上がるそうです。
それでも、王都では直ぐに野菜を消費しちゃうんだって。
そして、僕はある事に気が付きました。
「ティナおばあさま、確かバザール領での事件はルーカスお兄様とルーシーお姉様も調査に参加していましたよね? エレノアもいましたけど、そうなると他の王族もハンナさんの結婚式に参加したいと言い出しそうですが……」
「そうね、ルーカスは貴族の裏側を知るきっかけになったし、結婚式に参加したいと言ってくるはずね。後で誰が結婚式に参加するか、打ち合わせを行いましょう」
ハンナさんの結婚式は想像以上に大規模になりそうだけど、皆がハンナさんが結婚して良かったねと思っているはずだよ。
「それに、バザール子爵領の料理なら期待できますな」
「全くですな」
えっと、農務卿と軍務卿が既に料理の期待までしているけど、ここはハンナさんの慶事を皆で祝ってあげましょうね。
ハンナさんに挨拶に行かないとね。
「皆様、お元気そうで何よりです」
応接室に案内されると、綺麗なドレスに身を包んだハンナさんがやってきました。
ハンナさんとは色々な結婚式で顔を合わせているけど、ゆっくりと話をするのは久々ですね。
「そういえば、婚約されたと聞きましたわ」
「はい、復興担当として派遣された方と婚約する事になりまして。お相手も、子爵家の出身で爵位的にも問題ないとの事です」
「そう、それはおめでたい事だわね」
ティナおばあさまも思わずニコリとしているけど、ハンナさんも前と比べるとだいぶ表情が明るくなったね。
「来年の夏頃に結婚式を挙げる予定です。お世話になりました皆様方に、招待状を送付する予定です」
来年の夏だと、出産予定の人達も大丈夫だね。
特にジェイド様とソフィアさんはあのバザール領の事件に直接絡んでいるし、結婚式に参加したいはずです。
そして、午後から参加するこの人もバザール領での事件の関係者です。
「それなら、閣僚は全員バザール領の事件に絡んでいるし、結婚式に参加しても全く問題ないな」
「全くその通りですな。我々も結婚式に参加できますな」
「えーっと、その……」
既にハンナさんの結婚式に参加するつもりなのは、午後から参加する農務卿と軍務卿です。
名目上は新しく出来たバザール子爵領の治療研究所の視察だけど、どちらかというとあの万能ソースの新製品の購入が本当の目的でしょう。
「いやあ、あのソースは軍の行軍訓練でも役立ってるぞ。行軍だと持っていける調味料も限られるが、小瓶に入れれば良いし最近は必ず軍の管理する魔法袋の中に入っているぞ」
「それは、その、バザール子爵領の製品を使って頂きありがとうございます」
ハンナさんは上機嫌な軍務卿への返答に困っているけど、あのソースをかけるだけで、野菜炒めも美味しくなるんだよね。
肉にかけて焼くだけでも良いし、乾パンと干し肉だけじゃ士気も下がるから軍の為になっているのは間違いないですね。
「それに、バザール子爵領の開拓が進んだお陰で、王都へ安定的に野菜が供給できている。これはとても大きな功績だ。引き続き、無理のない範囲で開拓を続けてくれ」
「畏まりました」
バザール子爵領は開拓計画し放題って、前に王都から派遣された人が言っていたよね。
魔法使いの冒険者も開拓に活躍しているし、これからも農作物の生産は上がるそうです。
それでも、王都では直ぐに野菜を消費しちゃうんだって。
そして、僕はある事に気が付きました。
「ティナおばあさま、確かバザール領での事件はルーカスお兄様とルーシーお姉様も調査に参加していましたよね? エレノアもいましたけど、そうなると他の王族もハンナさんの結婚式に参加したいと言い出しそうですが……」
「そうね、ルーカスは貴族の裏側を知るきっかけになったし、結婚式に参加したいと言ってくるはずね。後で誰が結婚式に参加するか、打ち合わせを行いましょう」
ハンナさんの結婚式は想像以上に大規模になりそうだけど、皆がハンナさんが結婚して良かったねと思っているはずだよ。
「それに、バザール子爵領の料理なら期待できますな」
「全くですな」
えっと、農務卿と軍務卿が既に料理の期待までしているけど、ここはハンナさんの慶事を皆で祝ってあげましょうね。
414
あなたにおすすめの小説
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
公爵家三男に転生しましたが・・・
キルア犬
ファンタジー
前世は27歳の社会人でそこそこ恋愛なども経験済みの水嶋海が主人公ですが…
色々と本当に色々とありまして・・・
転生しました。
前世は女性でしたが異世界では男!
記憶持ち葛藤をご覧下さい。
作者は初投稿で理系人間ですので誤字脱字には寛容頂きたいとお願いします。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
ファンタジーは知らないけれど、何やら規格外みたいです 神から貰ったお詫びギフトは、無限に進化するチートスキルでした
渡琉兎
ファンタジー
『第3回次世代ファンタジーカップ』にて【優秀賞】を受賞!
2024/02/21(水)1巻発売!
2024/07/22(月)2巻発売!(コミカライズ企画進行中発表!)
2024/12/16(月)3巻発売!
2025/04/14(月)4巻発売!
応援してくださった皆様、誠にありがとうございます!!
刊行情報が出たことに合わせて02/01にて改題しました!
旧題『ファンタジーを知らないおじさんの異世界スローライフ ~見た目は子供で中身は三十路のギルド専属鑑定士は、何やら規格外みたいです~』
=====
車に轢かれて死んでしまった佐鳥冬夜は、自分の死が女神の手違いだと知り涙する。
そんな女神からの提案で異世界へ転生することになったのだが、冬夜はファンタジー世界について全く知識を持たないおじさんだった。
女神から与えられるスキルも遠慮して鑑定スキルの上位ではなく、下位の鑑定眼を選択してしまう始末。
それでも冬夜は与えられた二度目の人生を、自分なりに生きていこうと転生先の世界――スフィアイズで自由を謳歌する。
※05/12(金)21:00更新時にHOTランキング1位達成!ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。