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36.不安を抱えたセアラと怒りに燃えるグレイス
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「お久しぶりね」
寮の食堂に向かう為に部屋を出て歩きはじめると居丈高な態度のシャーロットが目を吊り上げてやって来た。
(本当に、どうやって私が部屋を出るのを察知するのかしら)
「夜会でお会いして以来ですわね」
溜息を飲み込みながら笑顔で答えたセアラを不機嫌なグレイスが睨みつけてきた。
「ユリスとジーニアに何をしたの!? セアラと大広間を出た後行方がわからなくなったのよ!」
「残念ながら存じませんの。お二人から声をかけていただいて控室に向かったのですが、ジュースを飲んだ後気分が悪くなったものですから直ぐに帰宅しました。
あの後お二人がどうされたのか心配しておりましたの。確かお二人はご両親と一緒に来られたと記憶しておりますが何もお聞きではないのでしょうか?」
「二人は体調不良で領地に戻ったと聞いていますがそんな事はあり得ませんわ。その直前まで二人はとても元気でしたもの」
シャーロット達はジーニア達がしでかした事を知らず本気で心配しているのか、アメリアの指示で様子を聞きにきたのか。グレイスの不機嫌さからすると前者に見えるが⋯⋯。
「まあ、わたくしと一緒ですわね。わたくしも直前まで体調は良かったのに突然気分が悪くなりましたの。
王宮で出していただいたオレンジジュースが古かったとも思えませんし不思議な話ですわね」
お腹がぺこぺこのセアラは小さく礼をしてさっさと食堂に向かった。ここ数日毒の影響が出ているふりをしていたので寮に着いたらお腹いっぱい食べたいと楽しみにしていたのだ。
(大丈夫だと思いはしたんだけど屋敷の食事は不安だったし)
さっさと席についたセアラはセットメニューにデザートも追加して注文した。今日のメイン鴨肉のローストはセアラの大好物。パンを追加したほうが良かったかしらと考えているとシャーロット達がセアラの周りを取り囲むようにして席に座った。
いつもと変わらない風景に料理が届くのを待った。
お喋りを楽しみながら食事をするシャーロットとグレイスの周りにいる取り巻き達のあからさまなお追従。セアラとわかるようにわざと繰り返される嫌味や嘲笑を聞き流しながらセアラはこっそりとイリスの姿を探していた。
(いつもより少し早い時間だからまだ部屋にいるのかしら。もう寮に着いてると思うんだけど)
少しでもイリスの顔が見たいと思ったセアラはゆっくりと食事をしてみたが結局最後までイリスはやって来なかった。仕方なく部屋に戻ったセアラはさっさと準備を整えてベッドに潜り込んだ。
(マーシャル夫人や王宮の事、初めて仕立てたドレスの事なんかを話したい。ミリセント様とお話しした事も。
それに、イリスとお兄様が少しは進展したのか聞けたらいいんだけど)
教室に入り席に向かいながらイリスを探したがまだ来ていない。仕方なく席に着き授業の準備をはじめると男子生徒の興奮した声が聞こえてきた。
「えっ、それ本当!?」
「父上が仰ってたから間違いないよ」
「リチャード王子殿下かあ、騎士団長並みだって聞くもんな」
「剣技大会出てみようかな。選手になれなくても練習だけでもいいから」
「リチャード王子殿下に教えてもらえるかも!」
(もう噂になってる。騎士団長並みなんて凄い)
鐘が鳴ってもイリスはやって来ない。担任が来ていつも通りの朝礼をはじめた。
「既に知っている者も多いと思うが今度の剣技大会の臨時講師としてリチャード第二王子殿下が来られることになった。
参加者が激増しそうな予感がするから申し込みは来週末迄に変更。遊び半分や邪な狙いで参加した奴は練習の妨害として次の考査で減点されるから気をつけるように。
練習中の観覧や応援時にもマナー違反があった場合は同様に減点になるからな」
「静かに見学するならいいって事ですか?」
「そういう事だ。詳しくは練習の日程と共に掲示される筈だから気になる者は生徒会の掲示板をチェックするように」
ざわつく生徒を無視して教室を出て行ったオーシエンの後を追いかけた。
「先生、イリス・ラーニア様は?」
「ラーニアなら休学した。年末に急病を発して領地で療養しているそうだ」
「それ、本当ですか!?」
「さあどうかな。都合の悪くなった貴族がよく使う手だしなんとも言えん。
授業がはじまるから席に戻れ」
一時限目、弁証法基礎の授業が始まったがセアラは全く聞いていなかった。
(まさか、休み前の最終日のアレのせい?)
試験の不正を疑われたセアラを庇ってグレイスに言い返したイリス。
『田舎者の子爵風情が偉そうに!! このままで済むと思わない事ね!!』
『保健室に行く前にグレイス達に謝りたまえ。このままでは学園にいられなくなる』
グレイスの父ルーカン伯爵は第一騎士団の団長で、ローランドの父アーカンソー伯爵は財務大臣。
例の神殿襲撃に参加したニ家は夜会の際レトビア公爵と親密そうにしていた上、国の重責を担っている。もしどちらかの家から抗議文が届いたとしたら田舎の一子爵家が太刀打ちできるとは思えない。
(なんとかアリシア叔母様に連絡できないかしら。休み中に一緒にお出かけするって言ってたからお兄様なら何かご存じかしら)
殆ど集中出来ないまま午前の授業が終わり食堂に着いたセアラだったが食事を前にフォークを握りしめたまま固まっていた。
「セアラ様、何かありましたの?」
感じの悪い笑みを浮かべたシャーロットが話しかけてきた。その横ではグレイスが笑いを堪えているのか口を歪めている。
「久しぶりの授業で少し疲れたのか食欲がなくて」
イリスのことを聞いてみたかったが真面な返事が返ってくるとは思えない。ルーカン伯爵家かアーカンソー伯爵家がラーニア子爵家に何かしたのかどうかだけでも聞いてみようかと思案していると嬉しそうに身を乗り出したグレイスがクスクスと笑いはじめた。
「なんだか聞きたい事があるってセアラ様のお顔に書いてあるわ。ねえ、皆さんもそう思うでしょう?」
普段セアラの事を平然と呼び捨てにするグレイスが敬称付きで呼ぶ時は、最高に楽しい嫌味を思いついた時だけ。
(何を言い出すつもりなの?)
寮の食堂に向かう為に部屋を出て歩きはじめると居丈高な態度のシャーロットが目を吊り上げてやって来た。
(本当に、どうやって私が部屋を出るのを察知するのかしら)
「夜会でお会いして以来ですわね」
溜息を飲み込みながら笑顔で答えたセアラを不機嫌なグレイスが睨みつけてきた。
「ユリスとジーニアに何をしたの!? セアラと大広間を出た後行方がわからなくなったのよ!」
「残念ながら存じませんの。お二人から声をかけていただいて控室に向かったのですが、ジュースを飲んだ後気分が悪くなったものですから直ぐに帰宅しました。
あの後お二人がどうされたのか心配しておりましたの。確かお二人はご両親と一緒に来られたと記憶しておりますが何もお聞きではないのでしょうか?」
「二人は体調不良で領地に戻ったと聞いていますがそんな事はあり得ませんわ。その直前まで二人はとても元気でしたもの」
シャーロット達はジーニア達がしでかした事を知らず本気で心配しているのか、アメリアの指示で様子を聞きにきたのか。グレイスの不機嫌さからすると前者に見えるが⋯⋯。
「まあ、わたくしと一緒ですわね。わたくしも直前まで体調は良かったのに突然気分が悪くなりましたの。
王宮で出していただいたオレンジジュースが古かったとも思えませんし不思議な話ですわね」
お腹がぺこぺこのセアラは小さく礼をしてさっさと食堂に向かった。ここ数日毒の影響が出ているふりをしていたので寮に着いたらお腹いっぱい食べたいと楽しみにしていたのだ。
(大丈夫だと思いはしたんだけど屋敷の食事は不安だったし)
さっさと席についたセアラはセットメニューにデザートも追加して注文した。今日のメイン鴨肉のローストはセアラの大好物。パンを追加したほうが良かったかしらと考えているとシャーロット達がセアラの周りを取り囲むようにして席に座った。
いつもと変わらない風景に料理が届くのを待った。
お喋りを楽しみながら食事をするシャーロットとグレイスの周りにいる取り巻き達のあからさまなお追従。セアラとわかるようにわざと繰り返される嫌味や嘲笑を聞き流しながらセアラはこっそりとイリスの姿を探していた。
(いつもより少し早い時間だからまだ部屋にいるのかしら。もう寮に着いてると思うんだけど)
少しでもイリスの顔が見たいと思ったセアラはゆっくりと食事をしてみたが結局最後までイリスはやって来なかった。仕方なく部屋に戻ったセアラはさっさと準備を整えてベッドに潜り込んだ。
(マーシャル夫人や王宮の事、初めて仕立てたドレスの事なんかを話したい。ミリセント様とお話しした事も。
それに、イリスとお兄様が少しは進展したのか聞けたらいいんだけど)
教室に入り席に向かいながらイリスを探したがまだ来ていない。仕方なく席に着き授業の準備をはじめると男子生徒の興奮した声が聞こえてきた。
「えっ、それ本当!?」
「父上が仰ってたから間違いないよ」
「リチャード王子殿下かあ、騎士団長並みだって聞くもんな」
「剣技大会出てみようかな。選手になれなくても練習だけでもいいから」
「リチャード王子殿下に教えてもらえるかも!」
(もう噂になってる。騎士団長並みなんて凄い)
鐘が鳴ってもイリスはやって来ない。担任が来ていつも通りの朝礼をはじめた。
「既に知っている者も多いと思うが今度の剣技大会の臨時講師としてリチャード第二王子殿下が来られることになった。
参加者が激増しそうな予感がするから申し込みは来週末迄に変更。遊び半分や邪な狙いで参加した奴は練習の妨害として次の考査で減点されるから気をつけるように。
練習中の観覧や応援時にもマナー違反があった場合は同様に減点になるからな」
「静かに見学するならいいって事ですか?」
「そういう事だ。詳しくは練習の日程と共に掲示される筈だから気になる者は生徒会の掲示板をチェックするように」
ざわつく生徒を無視して教室を出て行ったオーシエンの後を追いかけた。
「先生、イリス・ラーニア様は?」
「ラーニアなら休学した。年末に急病を発して領地で療養しているそうだ」
「それ、本当ですか!?」
「さあどうかな。都合の悪くなった貴族がよく使う手だしなんとも言えん。
授業がはじまるから席に戻れ」
一時限目、弁証法基礎の授業が始まったがセアラは全く聞いていなかった。
(まさか、休み前の最終日のアレのせい?)
試験の不正を疑われたセアラを庇ってグレイスに言い返したイリス。
『田舎者の子爵風情が偉そうに!! このままで済むと思わない事ね!!』
『保健室に行く前にグレイス達に謝りたまえ。このままでは学園にいられなくなる』
グレイスの父ルーカン伯爵は第一騎士団の団長で、ローランドの父アーカンソー伯爵は財務大臣。
例の神殿襲撃に参加したニ家は夜会の際レトビア公爵と親密そうにしていた上、国の重責を担っている。もしどちらかの家から抗議文が届いたとしたら田舎の一子爵家が太刀打ちできるとは思えない。
(なんとかアリシア叔母様に連絡できないかしら。休み中に一緒にお出かけするって言ってたからお兄様なら何かご存じかしら)
殆ど集中出来ないまま午前の授業が終わり食堂に着いたセアラだったが食事を前にフォークを握りしめたまま固まっていた。
「セアラ様、何かありましたの?」
感じの悪い笑みを浮かべたシャーロットが話しかけてきた。その横ではグレイスが笑いを堪えているのか口を歪めている。
「久しぶりの授業で少し疲れたのか食欲がなくて」
イリスのことを聞いてみたかったが真面な返事が返ってくるとは思えない。ルーカン伯爵家かアーカンソー伯爵家がラーニア子爵家に何かしたのかどうかだけでも聞いてみようかと思案していると嬉しそうに身を乗り出したグレイスがクスクスと笑いはじめた。
「なんだか聞きたい事があるってセアラ様のお顔に書いてあるわ。ねえ、皆さんもそう思うでしょう?」
普段セアラの事を平然と呼び捨てにするグレイスが敬称付きで呼ぶ時は、最高に楽しい嫌味を思いついた時だけ。
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