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5. 再調査
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賢太は賢太で気になったので、地制連の連絡メールで、日本地区で起こった現象が他の地区でも起こっていないか確認した。
真先に返信してきたのがアメリカ地区だった。向こうでも原因は調査中との事だか、ハワイエリアで同様の現象が起きていると記載されている。
浩太の方は、賢太との話で出たIDによる調査をして、問題点を一個一個潰していく方法をとっていた。
数百人のIDを位置検索した結果、全て"反応無し"が返ってきた。
想定していた結果とはいえ、浩太はショックだった。これで賢太の言っていた他の地域に移動した案は無くなった。
だとすると、あのエリアの何処かにいるのか、UFOに拐われた?
「ふっ、疲れてるのかな俺…」
UFO説は無いと思ったが、一個ずつ潰すと決めてたので、管制局に恥ずかしい質問をした。
「もしもし、統括本部の大和です。…あのう…今年に入ってからぁ…正体不明の機体というかぁ…UFOみたいなのがレーダーに捕らえられて無いですか?」
「…U、UFOですか?…アハっ」
地球の移動によりその点は特に注視しているが、今の所その様な情報は無いらしい。
そっか…恥ずかしい質問と思ったが、管制局も注視してるんだ。そらそうだよなぁ、他の惑星に近づいたりするんだから、地球外生物がいたら攻めて来てもおかしくないって思ってるって事だよな。
UFO説も消えた。
でもよく考えたら、反対派だけが居なくなったんだったら、何処か別の場所に潜む事はあるだろうけど、殆どの住人が消えるのはおかしいよな。
浩太は両手を頭の上に置き、髪の毛をかきむしった。
そして席を立ち、ドローンが撮った映像を再確認する為に、救対本部へ向かった。
まず映像の中に映っている地上の家の中をもう少し丁寧に見る事が出来ないか眼を凝らしたが、家の中の映像は外からの熱感知映像しか無く確認出来なかった。
道路の映像では、よく見ると耐熱スーツを着たまま倒れている人を何人も確認出来た。
映像を更にズームして倒れてる人を拡大した。
「おぇ、」
胃酸が急上昇して来た。
白骨化している。
報告が来てからまだ数日しか経って無いのに?
「何故なんだ…」
他の人ヘ映像を向けても見ても同じだった。
映像を牛舎に移した。
牛舎の中の牛もやはり白骨化していたが、人間と違い耐熱スーツを来ていないので、骨も灰になっている部分が多いように見えた。
浩太は中間報告書を作成して提出した後、賢太に電話を掛けた。
「まだ日本にいるだろう?」
「あぁ、調べたら日本と同じ事がハワイやジャマイカでも起こってたよ」
「…俺も調べたらある事が解った…お前の言ってた移転説は無くて、恐らく皆んな家や外で死んでしまったと思う。」
「なんで?…」
「画像から路上で倒れてる人の顔を見ようとズームしたら白骨化していた。牛舎の牛もそうだった…まるで火葬されたように灰になっていた。」
「…」
「これって、お前達の実験の中で何か起こってないか?…さっきの話だと、同じような緯度にある島や島国で起きているぞ」
賢太も地制連の実験での現象の様な気がして来た。
「ありがとう浩太、いま聞いた内容を地制連に報告して、問題点を探ってもらうよ」
そういうと電話は切れた。
真先に返信してきたのがアメリカ地区だった。向こうでも原因は調査中との事だか、ハワイエリアで同様の現象が起きていると記載されている。
浩太の方は、賢太との話で出たIDによる調査をして、問題点を一個一個潰していく方法をとっていた。
数百人のIDを位置検索した結果、全て"反応無し"が返ってきた。
想定していた結果とはいえ、浩太はショックだった。これで賢太の言っていた他の地域に移動した案は無くなった。
だとすると、あのエリアの何処かにいるのか、UFOに拐われた?
「ふっ、疲れてるのかな俺…」
UFO説は無いと思ったが、一個ずつ潰すと決めてたので、管制局に恥ずかしい質問をした。
「もしもし、統括本部の大和です。…あのう…今年に入ってからぁ…正体不明の機体というかぁ…UFOみたいなのがレーダーに捕らえられて無いですか?」
「…U、UFOですか?…アハっ」
地球の移動によりその点は特に注視しているが、今の所その様な情報は無いらしい。
そっか…恥ずかしい質問と思ったが、管制局も注視してるんだ。そらそうだよなぁ、他の惑星に近づいたりするんだから、地球外生物がいたら攻めて来てもおかしくないって思ってるって事だよな。
UFO説も消えた。
でもよく考えたら、反対派だけが居なくなったんだったら、何処か別の場所に潜む事はあるだろうけど、殆どの住人が消えるのはおかしいよな。
浩太は両手を頭の上に置き、髪の毛をかきむしった。
そして席を立ち、ドローンが撮った映像を再確認する為に、救対本部へ向かった。
まず映像の中に映っている地上の家の中をもう少し丁寧に見る事が出来ないか眼を凝らしたが、家の中の映像は外からの熱感知映像しか無く確認出来なかった。
道路の映像では、よく見ると耐熱スーツを着たまま倒れている人を何人も確認出来た。
映像を更にズームして倒れてる人を拡大した。
「おぇ、」
胃酸が急上昇して来た。
白骨化している。
報告が来てからまだ数日しか経って無いのに?
「何故なんだ…」
他の人ヘ映像を向けても見ても同じだった。
映像を牛舎に移した。
牛舎の中の牛もやはり白骨化していたが、人間と違い耐熱スーツを来ていないので、骨も灰になっている部分が多いように見えた。
浩太は中間報告書を作成して提出した後、賢太に電話を掛けた。
「まだ日本にいるだろう?」
「あぁ、調べたら日本と同じ事がハワイやジャマイカでも起こってたよ」
「…俺も調べたらある事が解った…お前の言ってた移転説は無くて、恐らく皆んな家や外で死んでしまったと思う。」
「なんで?…」
「画像から路上で倒れてる人の顔を見ようとズームしたら白骨化していた。牛舎の牛もそうだった…まるで火葬されたように灰になっていた。」
「…」
「これって、お前達の実験の中で何か起こってないか?…さっきの話だと、同じような緯度にある島や島国で起きているぞ」
賢太も地制連の実験での現象の様な気がして来た。
「ありがとう浩太、いま聞いた内容を地制連に報告して、問題点を探ってもらうよ」
そういうと電話は切れた。
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