6 / 8
6. 宇宙ステーション
しおりを挟む
宇宙ステーションで管理している、アースシェードは地球からの物資運搬船により運ばれた資材を取り付けて拡大や部品交換を行なっている。
地制連からの連絡で、アースシェードがガードしきれてない部分が、あるんじゃないのかとの指摘があった。
それを聞いたジェームズはご機嫌斜めだ、たった数百人のスタッフで、地球から送られてきた物を危険な船外作業で取り付けているだけなのに、今回のようなクレームも来る。
「ちっくしょう、俺たちの作業が地球の数十億人の生命を預かってるっていうのか?…そんなの聞いて無いよ」
「凄い事じゃないか、任務を終えて地球に帰ったら英雄扱いされるぞ」
「ばかいうな、失敗したら帰る地球も無くなるんだぞ!」
「さぁ、地球が無くならないように、シェードの確認をしよう」と二人は船外作業の準備を行った。
船外作業の時間は約1時間、それ以上すると酸素も無くなる恐れもあるし、身体への負荷もあるからだ。
まず確認する場所を決めようと、パソコンのモニターをプロジェクターに映した。
「問題のあった地球の緯度からすると、AKラインから縦に降りて行けばいいかなぁ?」
「そうだな、帰りの時間も考えて作業時間は40分としよう。」
「オーケー!」
作業申請をメールして、後は許可が降りるまでの間に、着替えて待つ事にした。
二人は船外へ出ると、手摺りに命綱をかけてゆっくりと目的の場所へ移動した。
AKラインからBK、CKと順に確認して行った。HKラインまで来た時、そこから先TKラインまでが無かった。
「これは?…」
「なんで無いんだ?…」
「とにかく戻ろう!…」
ジェームズとエドワードが船内に戻ってきた。
「なんであの一角だけ無いんだ?…あれじゃ、地球の一部の場所は温度はガードされずに4、500度になってしまうぞ!」
頭を抱えたジェームズ。
「原因はなんだ?」とエドワード。
「恐らく、宇宙ゴミか小惑星のカケラがぶつかったんだろう?…そうじゃないとコンピュータが異常を察知してるだろう?」
「枠だけ残って、破られたって事か?」
「そうだ」
報告書を書いて早急に修復しようと話しあった。
地制連からの連絡で、アースシェードがガードしきれてない部分が、あるんじゃないのかとの指摘があった。
それを聞いたジェームズはご機嫌斜めだ、たった数百人のスタッフで、地球から送られてきた物を危険な船外作業で取り付けているだけなのに、今回のようなクレームも来る。
「ちっくしょう、俺たちの作業が地球の数十億人の生命を預かってるっていうのか?…そんなの聞いて無いよ」
「凄い事じゃないか、任務を終えて地球に帰ったら英雄扱いされるぞ」
「ばかいうな、失敗したら帰る地球も無くなるんだぞ!」
「さぁ、地球が無くならないように、シェードの確認をしよう」と二人は船外作業の準備を行った。
船外作業の時間は約1時間、それ以上すると酸素も無くなる恐れもあるし、身体への負荷もあるからだ。
まず確認する場所を決めようと、パソコンのモニターをプロジェクターに映した。
「問題のあった地球の緯度からすると、AKラインから縦に降りて行けばいいかなぁ?」
「そうだな、帰りの時間も考えて作業時間は40分としよう。」
「オーケー!」
作業申請をメールして、後は許可が降りるまでの間に、着替えて待つ事にした。
二人は船外へ出ると、手摺りに命綱をかけてゆっくりと目的の場所へ移動した。
AKラインからBK、CKと順に確認して行った。HKラインまで来た時、そこから先TKラインまでが無かった。
「これは?…」
「なんで無いんだ?…」
「とにかく戻ろう!…」
ジェームズとエドワードが船内に戻ってきた。
「なんであの一角だけ無いんだ?…あれじゃ、地球の一部の場所は温度はガードされずに4、500度になってしまうぞ!」
頭を抱えたジェームズ。
「原因はなんだ?」とエドワード。
「恐らく、宇宙ゴミか小惑星のカケラがぶつかったんだろう?…そうじゃないとコンピュータが異常を察知してるだろう?」
「枠だけ残って、破られたって事か?」
「そうだ」
報告書を書いて早急に修復しようと話しあった。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
Galaxy Day's mini
兄
SF
惑星を破壊し、文明を蹂躙し、人命を奪いまくる
悪の組織の一家、『コズモル家』。しかし彼らも
生きている以上、日常や休日はある。これは
そんな彼らのおもしろおかしく、そしてクソだらけ
の日常を描いただけの物語である。
本編とはまた別の短編集的なナニカ。今のところ、
この話が 何話前で何話後なのかとかは未定。
そもそも本編とリンクさせるかどうかも未定。
地の文、バトル、ロボット要素は控えめ。
そのクセ、ギャグやコメディ、パロディ要素は
本編以上… カモしれないッスねー (早速パロってる)
未定だらけの見切り発車同然で作ってしまった
この作品。ま、気軽な気持ちで見てくださいませ!
あと、よければこの縁で本編も見てくださいませ!
忘却の艦隊
KeyBow
SF
新設された超弩級砲艦を旗艦とし新造艦と老朽艦の入れ替え任務に就いていたが、駐留基地に入るには数が多く、月の1つにて物資と人員の入れ替えを行っていた。
大型輸送艦は工作艦を兼ねた。
総勢250艦の航宙艦は退役艦が110艦、入れ替え用が同数。
残り30艦は増強に伴い新規配備される艦だった。
輸送任務の最先任士官は大佐。
新造砲艦の設計にも関わり、旗艦の引き渡しのついでに他の艦の指揮も執り行っていた。
本来艦隊の指揮は少将以上だが、輸送任務の為、設計に関わった大佐が任命された。
他に星系防衛の指揮官として少将と、退役間近の大将とその副官や副長が視察の為便乗していた。
公安に近い監査だった。
しかし、この2名とその側近はこの艦隊及び駐留艦隊の指揮系統から外れている。
そんな人員の載せ替えが半分ほど行われた時に中緊急警報が鳴り、ライナン星系第3惑星より緊急の救援要請が入る。
機転を利かせ砲艦で敵の大半を仕留めるも、苦し紛れに敵は主系列星を人口ブラックホールにしてしまった。
完全にブラックホールに成長し、その重力から逃れられないようになるまで数分しか猶予が無かった。
意図しない戦闘の影響から士気はだだ下がり。そのブラックホールから逃れる為、禁止されている重力ジャンプを敢行する。
恒星から近い距離では禁止されているし、システム的にも不可だった。
なんとか制限内に解除し、重力ジャンプを敢行した。
しかし、禁止されているその理由通りの状況に陥った。
艦隊ごとセットした座標からズレ、恒星から数光年離れた所にジャンプし【ワープのような架空の移動方法】、再び重力ジャンプ可能な所まで移動するのに33年程掛かる。
そんな中忘れ去られた艦隊が33年の月日の後、本星へと帰還を目指す。
果たして彼らは帰還できるのか?
帰還出来たとして彼らに待ち受ける運命は?
あたしがいるのは深い森~鎖国日本の学生エージェント
江戸川ばた散歩
SF
やや未来。
とある事情で鎖国して数十年が経つ日本では、人々の移動が制限されていた。
そんな中、自転車漕いではるばる越境生が転校してきた。
彼女の視点で見るこの時代とは。そして彼女自身とは。
地球の愛
綿柾澄香
SF
人類が宇宙への打ち上げに成功しなくなって久しい近未来。
そんな中、たったひとりで宇宙を目指す男。
その前に現れた少女。少女は自らを地球の化身だと言う。
その少女は男になぜ自分から出て行くのかを訊ねる。
それに答えたくない男は、少女の言葉を受け流すものの、それでも少しずつなにかが変わっていく。
* * *
近未来SFラブストーリーです。
少しでもいいな、と思ったら感想、評価いただけると幸いです。
よろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる