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近未来スカベンジャーアスカ編
第3話 ユートピア
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「出口です。 天候は晴れ、無風、気温24度と過ごしやすい気候です」
「あのさぁ、死地から生還した第一声がそれ?」
アスカとポラリスは無事、謎の施設を脱出した。
出口として選んだのは施設内から地表へと続いていたメインダクトで、高さ数百メートルはあろうかという垂直の壁を登って来たのだ。
これはポラリスの活躍による所が大きく、アスカは道中何度も助けられていた。
「それで、ここは?」
「クレイドルから、距離5km地点です」
地表の景色はどこも似たようなもので鋼色の砂があるばかり。
せいぜい丘があるかどうかくらいで、アスカには場所の区別がつかない。
ポラリスの言うことを信じるしかないだろう。
「とりあえずクレイドルを呼んで、ステーションに報告しましょう」
「往復分の電力を消費するとエアハウスの機能が一部制限されますがよろしいですか?」
「具体的には?」
「物質転送装置が1時間ほど使えなくなります」
「その程度なら問題ないでしょう。 お願い」
ポラリスの目が水色に光る。
「通信完了。 まもなく到着します」
少しして、クレイドルが空を飛んで現れた。
スペースシャトルと言われた時代からほとんど変わっていない外観が、この時ばかりはとても安心できる。
着陸したのを確認し、アスカはポラリスに周辺警戒を任せると浮遊シーケンスを起動するため船内に入った。
ブッチャーたちに飛行能力は無いため、宙に浮いていれば侵入を許すことは無い。
まずは安全を確保した上で状況を説明するのが先決だ。
シーケンスを起動し、ポラリスを呼び戻す。
ポラリスは軽やかな足取りで船内へと乗り込み、そのままボディを格納ケースへとしまうと船内システムの管理へ移る。
クレイドルが飛び立ち、地面から一定の距離を保って浮かび出した。
「浮遊可能時間は?」
「ソーラーシステムが稼働しているため24時間は可能かと。 それ以上はチャージが必要です」
「わかった。 その間に安全そうな場所を算出しておいて」
「了解しました」
浮遊には膨大な電力が必要になる。
地表の鉱石との反発を利用したシステムであり、その維持のためにどうしても電気を使ってしまうのだ。
サブシステムであるソーラー発電が行えているとはいえ、メインとなる鉱石を使った発電のための鉱石の貯蔵が足りていない。
電力の確保のためにも、ポラリスには安全に鉱石が掘れる場所を探してもらう必要があった。
アーマーとインナーを脱ぎ、清潔維持装置にかける。
表面に着いた汚れと体液が分解されたのを確認し、アスカはもう一度それを着た。
装置の分析によれば有害物質は検出されなかったらしい。
コーヒーを用意し、テーブルに座り、通信装置を起動してステーションへ繋ぐ。
ゴールドラッシュへの無許可での着陸は本来違法だが、今はそれどころじゃない。
しばらく呼び出し音が続いた後、回線が開いた。
「こちらステーション『フォーティーナイナーズ』。 ゴールドラッシュに船が居るとは聞いてないが?」
高圧的な男の声。
通信周波数からこちらをスカベンジャーだとわかっての態度だろう。
「こちらアスカ、ワープ装置の故障で引力に引かれて仕方なくね。 それより、ブッチャーの徘徊する施設を見つけたんだけど」
「ブッチャーって、観測船からは何の報告も上がってないぞ、気のせいじゃないのか?」
「データがあるから確認して。 ポラリス」
施設内で撮影した動画データや地表データをステーションへと送る。
オペレーターの男は黙り込んでしまった。
しばらく続いた沈黙の後、男はゆっくり口を開いた。
「状況はわかった。 今すぐ星域を離れろ、と言いたい所だが……」
「だが?」
「この件は早急に調査が必要だ。 協力してくれるなら謝礼は弾むとのお達しでね」
「お達しって誰の?」
「支配人だよ。 マーシャル支配人」
マーシャルはフォーティーナイナーズの支配人であり、ゴールドラッシュの管理、監視を担当する、いわばこの星域の王だ。
彼に逆らえばこの宙域を出る事すら難しくなるだろう。
要するに、不法入星を果たしたアスカには拒否権が無い。
「事故だってちゃんと伝えてくれた?」
「ああ、だから調査依頼なんだろ? それともスペースデブリとの衝突事故に会いたいか?」
「チッ!」
アスカはわざと聞こえるように舌打ちした。
こちらが事故を装って入星したように、もし依頼を断れば事故を装って消されるという訳だ。
事なかれ主義のお飾りだとは聞いていたが、まさかここまでのくそ野郎とは。
大方、ブッチャーの勢力拡大に気付けなかった責任を負いたくないのだろう。
アスカから詳細な調査結果が届けば気付いており前々から準備を行っていたと嘘をつき、届かなければ口封じができる、とでも考えているのだろう。
ゴールドラッシュ周辺のステーションはフォーティーナイナーズのみであり、ちゃんとした通信設備が無ければ星間通信は行えない。
もうアスカの運命は決まっていた。
「……依頼内容は?」
「施設の規模と進化に繋がった要因の調査。 奴らが種族と分類されれば倫理団体がうるさい、くれぐれも内密にな」
「……了解」
アスカは通信を切った。
宇宙における種族の定義は幅広く、自己意識を持った生命体の集まりであればほとんどに種族という名が与えられる。
以前のブッチャーたちは言語を持たない殺戮集団であり、凶暴な野生生物群として処理された。
それが種族になってしまったら、奴らの文化を尊重する決定が下されてもおかしくはない。
そうなれば、合法的に人間を繁殖、解体し生体パーツを作る生物をのさばらせる事になる。
それにはさすがのアスカも危機感を持ったが、あんな危険な施設に単独で調査に向かえとは。
思い出しただけで腹が立ち、アスカは机を強く叩いた。
「安全な場所は見つけてあります。 まずは電力を確保して準備を行いましょう」
「……ええ、早速向かって」
クレイドルが移動を開始する。
同じような景色が流れ、同じような地表に到着し、またドリルを伸ばした。
「鉱石貯蔵庫はおよそ24時間でいっぱいになります。 調査に向かいますか?」
「そうしようかな、待っててもしょうがないし」
貯蔵庫が溜まるまでの間、アスカは外の調査を開始する。
実の所、調査とは名ばかりの息抜きだ。
その理由はこの先にある。
鋼色の地面にぽっかりと開いた大きなクレーターの中に、人類の生活のために作られた複合施設、『ユートピア』はあった。
マンションのような住居にレクリエーション施設、食料生産施設が見下ろせる。
数百年前に作られたこの楽園は、未だ正常に動作していた。
内部に関してももちろん調査済みで、ブッチャーが居ない事はわかっている。
アスカはブースターを起動してクレーターへと降り、ユートピアへと続く廊下に入った。
『人類の楽園ユートピア、完成記念セレモニー』。
ホログラム看板の表示する文字がむなしさを煽る。
完成直後の施設をブッチャーが包囲し、ここに居た人々は全員撤退を余儀なくされた。
そこには新天地を夢見てやってきたスカベンジャーも多かった事だろう。
廊下の先のエアロックが開くと、そこには日常に戻ったかのような景色が広がっていた。
人工日光が刺しこむ舗装された道に街灯、様々な商店が並ぶ街並み。
ここだけはまるで地球のようだ。
しかし当然と言えば当然だが、営業している店は少なく建物だけが残されている状態で、まるで一瞬にして住民全てが消えてしまったかのような不気味さがある。
アスカはまず、マンションを目指した。
そこの一室を拠点とし、これからの調査に備えるためだ。
道を進み、マンションの中へと入る。
ユートピアのロックは生体認証方式で、人間であれば誰でも入る事が出来る。
これはブッチャー襲来の際のセキュリティロック解除がそのままの状態になっているためであり、人類の居なくなった今となってはわざわざロックをかける意味もない。
アスカは難なく最上階の部屋へと入り、その中を見渡した。
室内は綺麗に片付けられており、ベッドと本棚や飾り棚などの棚類、瞬間調理器とコーヒーメイカー、お風呂にトイレなど必要最低限が揃っている。
数百年前とは言え、十分に生活できそうだ。
アスカはアーマーを外し、ベッドに横になった。
寝心地はエアハウスのものの方が良いが及第点。
緊張から解放されたアスカは、そのまま気を失うように眠りについてしまった。
船内に残ったポラリスは、ユートピアからの不思議な電波を受け取っていた。
内容は意味不明な物で、何に変換しても意味もなさなければ法則もない。
故障した機械によるノイズのようなそれは、ユートピア内部から複数送信されている。
念のためアスカに通信を送ったが返事はない。
以上の点から、ポラリスはユートピア内部を安全基準を満たしていない危険地域へと断定し、安全確保のためにアスカの元へ向かう決定をした。
ポラリスは格納ケースから飛び出すと、盾とレールガンを手にユートピアへ向かった。
「あのさぁ、死地から生還した第一声がそれ?」
アスカとポラリスは無事、謎の施設を脱出した。
出口として選んだのは施設内から地表へと続いていたメインダクトで、高さ数百メートルはあろうかという垂直の壁を登って来たのだ。
これはポラリスの活躍による所が大きく、アスカは道中何度も助けられていた。
「それで、ここは?」
「クレイドルから、距離5km地点です」
地表の景色はどこも似たようなもので鋼色の砂があるばかり。
せいぜい丘があるかどうかくらいで、アスカには場所の区別がつかない。
ポラリスの言うことを信じるしかないだろう。
「とりあえずクレイドルを呼んで、ステーションに報告しましょう」
「往復分の電力を消費するとエアハウスの機能が一部制限されますがよろしいですか?」
「具体的には?」
「物質転送装置が1時間ほど使えなくなります」
「その程度なら問題ないでしょう。 お願い」
ポラリスの目が水色に光る。
「通信完了。 まもなく到着します」
少しして、クレイドルが空を飛んで現れた。
スペースシャトルと言われた時代からほとんど変わっていない外観が、この時ばかりはとても安心できる。
着陸したのを確認し、アスカはポラリスに周辺警戒を任せると浮遊シーケンスを起動するため船内に入った。
ブッチャーたちに飛行能力は無いため、宙に浮いていれば侵入を許すことは無い。
まずは安全を確保した上で状況を説明するのが先決だ。
シーケンスを起動し、ポラリスを呼び戻す。
ポラリスは軽やかな足取りで船内へと乗り込み、そのままボディを格納ケースへとしまうと船内システムの管理へ移る。
クレイドルが飛び立ち、地面から一定の距離を保って浮かび出した。
「浮遊可能時間は?」
「ソーラーシステムが稼働しているため24時間は可能かと。 それ以上はチャージが必要です」
「わかった。 その間に安全そうな場所を算出しておいて」
「了解しました」
浮遊には膨大な電力が必要になる。
地表の鉱石との反発を利用したシステムであり、その維持のためにどうしても電気を使ってしまうのだ。
サブシステムであるソーラー発電が行えているとはいえ、メインとなる鉱石を使った発電のための鉱石の貯蔵が足りていない。
電力の確保のためにも、ポラリスには安全に鉱石が掘れる場所を探してもらう必要があった。
アーマーとインナーを脱ぎ、清潔維持装置にかける。
表面に着いた汚れと体液が分解されたのを確認し、アスカはもう一度それを着た。
装置の分析によれば有害物質は検出されなかったらしい。
コーヒーを用意し、テーブルに座り、通信装置を起動してステーションへ繋ぐ。
ゴールドラッシュへの無許可での着陸は本来違法だが、今はそれどころじゃない。
しばらく呼び出し音が続いた後、回線が開いた。
「こちらステーション『フォーティーナイナーズ』。 ゴールドラッシュに船が居るとは聞いてないが?」
高圧的な男の声。
通信周波数からこちらをスカベンジャーだとわかっての態度だろう。
「こちらアスカ、ワープ装置の故障で引力に引かれて仕方なくね。 それより、ブッチャーの徘徊する施設を見つけたんだけど」
「ブッチャーって、観測船からは何の報告も上がってないぞ、気のせいじゃないのか?」
「データがあるから確認して。 ポラリス」
施設内で撮影した動画データや地表データをステーションへと送る。
オペレーターの男は黙り込んでしまった。
しばらく続いた沈黙の後、男はゆっくり口を開いた。
「状況はわかった。 今すぐ星域を離れろ、と言いたい所だが……」
「だが?」
「この件は早急に調査が必要だ。 協力してくれるなら謝礼は弾むとのお達しでね」
「お達しって誰の?」
「支配人だよ。 マーシャル支配人」
マーシャルはフォーティーナイナーズの支配人であり、ゴールドラッシュの管理、監視を担当する、いわばこの星域の王だ。
彼に逆らえばこの宙域を出る事すら難しくなるだろう。
要するに、不法入星を果たしたアスカには拒否権が無い。
「事故だってちゃんと伝えてくれた?」
「ああ、だから調査依頼なんだろ? それともスペースデブリとの衝突事故に会いたいか?」
「チッ!」
アスカはわざと聞こえるように舌打ちした。
こちらが事故を装って入星したように、もし依頼を断れば事故を装って消されるという訳だ。
事なかれ主義のお飾りだとは聞いていたが、まさかここまでのくそ野郎とは。
大方、ブッチャーの勢力拡大に気付けなかった責任を負いたくないのだろう。
アスカから詳細な調査結果が届けば気付いており前々から準備を行っていたと嘘をつき、届かなければ口封じができる、とでも考えているのだろう。
ゴールドラッシュ周辺のステーションはフォーティーナイナーズのみであり、ちゃんとした通信設備が無ければ星間通信は行えない。
もうアスカの運命は決まっていた。
「……依頼内容は?」
「施設の規模と進化に繋がった要因の調査。 奴らが種族と分類されれば倫理団体がうるさい、くれぐれも内密にな」
「……了解」
アスカは通信を切った。
宇宙における種族の定義は幅広く、自己意識を持った生命体の集まりであればほとんどに種族という名が与えられる。
以前のブッチャーたちは言語を持たない殺戮集団であり、凶暴な野生生物群として処理された。
それが種族になってしまったら、奴らの文化を尊重する決定が下されてもおかしくはない。
そうなれば、合法的に人間を繁殖、解体し生体パーツを作る生物をのさばらせる事になる。
それにはさすがのアスカも危機感を持ったが、あんな危険な施設に単独で調査に向かえとは。
思い出しただけで腹が立ち、アスカは机を強く叩いた。
「安全な場所は見つけてあります。 まずは電力を確保して準備を行いましょう」
「……ええ、早速向かって」
クレイドルが移動を開始する。
同じような景色が流れ、同じような地表に到着し、またドリルを伸ばした。
「鉱石貯蔵庫はおよそ24時間でいっぱいになります。 調査に向かいますか?」
「そうしようかな、待っててもしょうがないし」
貯蔵庫が溜まるまでの間、アスカは外の調査を開始する。
実の所、調査とは名ばかりの息抜きだ。
その理由はこの先にある。
鋼色の地面にぽっかりと開いた大きなクレーターの中に、人類の生活のために作られた複合施設、『ユートピア』はあった。
マンションのような住居にレクリエーション施設、食料生産施設が見下ろせる。
数百年前に作られたこの楽園は、未だ正常に動作していた。
内部に関してももちろん調査済みで、ブッチャーが居ない事はわかっている。
アスカはブースターを起動してクレーターへと降り、ユートピアへと続く廊下に入った。
『人類の楽園ユートピア、完成記念セレモニー』。
ホログラム看板の表示する文字がむなしさを煽る。
完成直後の施設をブッチャーが包囲し、ここに居た人々は全員撤退を余儀なくされた。
そこには新天地を夢見てやってきたスカベンジャーも多かった事だろう。
廊下の先のエアロックが開くと、そこには日常に戻ったかのような景色が広がっていた。
人工日光が刺しこむ舗装された道に街灯、様々な商店が並ぶ街並み。
ここだけはまるで地球のようだ。
しかし当然と言えば当然だが、営業している店は少なく建物だけが残されている状態で、まるで一瞬にして住民全てが消えてしまったかのような不気味さがある。
アスカはまず、マンションを目指した。
そこの一室を拠点とし、これからの調査に備えるためだ。
道を進み、マンションの中へと入る。
ユートピアのロックは生体認証方式で、人間であれば誰でも入る事が出来る。
これはブッチャー襲来の際のセキュリティロック解除がそのままの状態になっているためであり、人類の居なくなった今となってはわざわざロックをかける意味もない。
アスカは難なく最上階の部屋へと入り、その中を見渡した。
室内は綺麗に片付けられており、ベッドと本棚や飾り棚などの棚類、瞬間調理器とコーヒーメイカー、お風呂にトイレなど必要最低限が揃っている。
数百年前とは言え、十分に生活できそうだ。
アスカはアーマーを外し、ベッドに横になった。
寝心地はエアハウスのものの方が良いが及第点。
緊張から解放されたアスカは、そのまま気を失うように眠りについてしまった。
船内に残ったポラリスは、ユートピアからの不思議な電波を受け取っていた。
内容は意味不明な物で、何に変換しても意味もなさなければ法則もない。
故障した機械によるノイズのようなそれは、ユートピア内部から複数送信されている。
念のためアスカに通信を送ったが返事はない。
以上の点から、ポラリスはユートピア内部を安全基準を満たしていない危険地域へと断定し、安全確保のためにアスカの元へ向かう決定をした。
ポラリスは格納ケースから飛び出すと、盾とレールガンを手にユートピアへ向かった。
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