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世界観設定・用語

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【世界観】

 とある一つの大陸を舞台にしている。
 女神により全ての大地と全ての命が生み出された。精霊は人間を助けるため、人間は繁栄することで女神の力となる。そして力を得た女神が更に世界を豊かにしていくはずだった。
 しかし、人間による暴走(戦争や環境破壊)の末にいつしか女神は姿を消し、精霊はその罰と称して人間の虐殺や人体実験を始める。
 久遠のプロメッサはそんな世界で犠牲となった少年少女の物語である。

【用語】

〈人間〉
 非力で短命な生物。繁殖能力は高いため、結束力をもって繁栄を志すことを女神に願われた。しかし、あまりにも感情が豊かすぎたせいで後の悲劇を生む。千年以上にも及ぶ精霊の「管理」のせいで人口は減少方向にあり、現在では国が二つあるだけである。

〈精霊〉
 女神が最初に生み出した生命。不死と言っても過言ではないほどに長命で、容姿もある程度まで成長したらそれ以上変化することはない。人間と見た目は似ているが、耳が長いことと胸にコアが埋まっている点だけは違う。人間と違い魔法が使える。大精霊と呼ばれる力の強い三体テラ、アクア、ビエントが中心となって人体実験などを行っている。他にも精霊はいるのだが、表舞台に出てくることはほとんどない。
 彼等が何を目的として人間を苦しめているのかは謎。

〈イミタシア〉
 精霊の血を人為的に体内に取り込んだ人間。精霊と人間は交わることがないように、と女神がつくり出したため、普通なら拒否反応の末に死亡するはずなのだが、それを乗り越えてしまった哀れな者たちを指す。大人よりも子供のほうが適合率が高いらしく、本編現在で生き残っているイミタシアは全員十代か二十代前半の若者である。
 イミタシアとなった者は人間には使えないはずの能力が使えるようになる。しかし、その代わりに人間としての機能を何か一つ失うことになる。その命が尽きる際は光の粒子となって消えてしまうため死体も残らない。
 全員あわせて十人存在している彼等だが、八年前に精霊の元から逃げ出すことに成功し、現在は世界各地に散らばっている。
 久遠のプロメッサという物語を大きく動かすのは彼等である。

〈神子〉
 女神が「精霊と人間のバランスを保つために」生み出した特殊な人間。能力を持つ点はイミタシアと似ているのだが代償はない。その力は血によって受け継がれ、現在はシアルワ王国・ラエティティア王国の両王家が神子の力を引き継いでいる。もう一つ神子の一族がいるはずだが、どこにいるのかは定かではない。

〈大神子〉
 神子よりも女神に近い存在。女神の血を直接受け継ぐ人間。どこにいるのか、どんな力を持つのかも定かではない。
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