97 / 706
1-97
しおりを挟む
逃げ出したドロプウォートは――
全力疾走、勢いそのまま、教会から宿泊部屋として提供されていた一室のベッドに頭から滑り込み、上掛けをすっぽり被ると、
(らっ、ラディの前でぇなぁんてぇ醜態をぉおぉおぉぉおぉぉ!)
半泣きで小刻みに打ち震え、
(もぅ……消えたいですわぁあぁ……)
自虐的な思いに、打ち拉がれていた。
しかし気持ちが沈んでいる時と言うのは、とかく追い打ちをかける様に「悪い事」ばかり連鎖的に思い出してしまうもの。
ラディッシュと出会ってから今日までの日々が、唐突に思い返され、
(!?)
気付けば今日に限らず、彼の前で晒したのは、
≪誉れ高き「エルブ国四大貴族が一子」で、「首席誓約者候補」の毅然とした立ち姿≫
からは程遠い、森を燃やし、森の一部を丸坊主にし、仲間の命を危険に晒した挙句に、同性の仲間に貞操の危機を抱かせるなど、目を覆いたくなるような醜態の数々。
(何をやっていますのぉワタクシわぁあぁぁあぁぁあああぁぁぁっぁあぁ!)
恥ずかしさのあまり泣きながら上掛けごと丸まり、傍から見れば「巨大な芋虫」がのたうち回っているかの如き動きで身悶えしていると、
コンコンコンコン!
突如、部屋の入り口の木戸がノックされ、
「!」
ビクリと身を震わせ、固まるドロプウォート。
すると木戸の向こうから、
『ドロプさぁん、居るぅ?』
ラディッシュの、癒しを纏った穏やかな声が。
(どっ、ど、ど、ど、ど、どぅしましょう!? ここは一先ず居留守を使ってぇ?! イエイエその様な、人様に対して失礼な行いなどぉワタクシにはぁ!)
気落ちして、一人にしておいて欲しい時くらい、人情としても「居留守を使って構わない」とも思えるが、弱っている時でさえ相手を気遣う生真面目なドロプウォート。
しかし、その生真面目さが裏目に。対応に迷い、返事を返すタイミングさえ逃してしまい、
(わっ、ワタクシ、ど、どどどどぅしたらぁあぁ!!?)
道徳と心情の板挟みにベッドの上で右往左往、ただただ狼狽していると、
『大丈夫だよ、ドロプさぁん』
「!」
いつもと変わらぬ、優しい声。
(ラディ……)
その声に、焦燥していた気持ちは次第に癒され、徐々に落ち着きを取り戻したが、それでも上掛けから抜け出す勇気が持てず、くるまったままゆっくりと起き上がり、
(…………)
木戸の向こうに居る「思い人」へ想いを馳せると、固く閉ざされた扉の前に立つ「思われ人(ラディッシュ)」は、室内のドロプウォートに微笑みかける様に、
「だって、いつもの事じゃなぁいか♪」
ガタタッ!
途端に中から聞こえる異音。瞬間的に「ドロプウォートが大コケした」と悟り、
「ごっ、ゴメぇン! そっ、そそそそそぅ言う意味じゃなくてぇ!」
悪気は全く無かったが、大慌てで、すかさずフォロー。
一方、ベッドの上で「有り得ない姿」でコケていたドロプウォートも、
(な、何なんですのよぉもぅ……)
泣いていた事も忘れ、両頬をぷっくり膨らませて起き上がると、木戸の向こうから、
『でもぉ良いんじゃないのかなぁ、そんな感じで』
(?)
『恥ずかしい所しか見せてない僕が言うのも何だけど、そう言う姿(恥ずかしい姿)を僕たちには、見せてくれても良いんじゃないのかなぁって』
(どう言う意味、ですのぉ??)
ベッドの上で首を傾げていると、微笑むラディッシュは木戸に向かって語りかける様に、
「それってさぁ、着飾ってないその人の、嘘偽りの無い、本当の姿な訳で……僕たちには、それで良いんじゃないのかなぁって、僕は思うんだよね♪」
「!」
ハッと、衝撃的なとある事実に気付くドロプウォート。
人前に出る時、取り繕った姿ばかり、過剰に意識していた事に。
彼女は周囲に人の眼がある時、四大貴族が一子の立ち振る舞いとして、また四大貴族が一子である故に色目を使う輩や、先祖返りである事を悪し様に言う連中に足下をすくわれない為に、常に気を張り、スキは見せない様に心がけ、その癖が身に沁みついていた。
これは頑なドロプウォートだけが責められれば良い話な訳ではなく、彼女をそこまで追い込んだ「心無い者たち」にも責任はあるのだが、彼女はそんな人々の存在を「悪」として一括りに一切の関わりを遮断し、ひたすらに「己を高める事ダケ」に注力していたのであった。
(もしか私が今まで「悪と定めた人々」の中には……お父様とお母様の様に、私の身を案じて下さっていた方々がいらしたのかも……)
そう思うと、挫けそうになる自身の心を守る為であったとは言え、体裁ばかりに囚われ、人を、個を、見ていなかった自身の姿は、
(私を「ドロプウォート」としてではなく、「婿取り」としか見てくれない叔父様たちと、何ら変わらないですわ……)
思い至った答えは、無情であった。
「…………」
人知れず、血の滲む様な努力を重ねて積み上げた「自負」や、真に心優しき両親を見習った「他者に対する気遣い」さえ、情けは人の為ならず、自身の為に行った浅ましき行為に思え、
(国を、民を、守る為の精進と言いつつ私が今までやって来た事は……いったい何でしたの……)
騎士としての矜持さえ揺らぎ始めると、木戸の向こうに隠された「彼女の苦悩」を知る筈も無いラディッシュが、笑顔を絶やさず、
「それに、ドロプさんが優しくて、凄く優秀で、努力家なのは、国中のみんなが知っている事でぇ」
(私は決して……優しくも……有能でも……)
「でもそれって、「みんなが知ってる姿」な訳でぇ」
(体裁で固められた……私の偽りの姿……)
「でも僕は、泣いて、笑って、そそっかしかったり、すぐ調子に乗っちゃう、みんなが知らないドロプさんの姿も知っていてぇ」
(ラディは……いったい何が言いたいんですの……)
戸惑いを覚えていると、木戸を間に挟んだラディッシュは嬉しそうに、
「でも「それこそ」が、記憶も、チカラも、経歴さえも何一つ持って無い今の僕の、この世界における「唯一の自慢」なんだぁ♪」
「ッ!」
自らをきつく縛り付けていた何かが一瞬にして消し飛び、解放された感覚を知るドロプウォート。
それは「自戒」であったのか、それとも「立場」か「しがらみ」か。
四大貴族が一子として張り詰めていた思いが緩み、
(私は……肩ひじ張らず、至らない所を見せたって構いませんでしたのねぇ……)
ドロプウォートの頬を一筋の涙が伝い流れ落ちた。
木戸の前で、伝えたかった全てを伝え終えた、笑顔のラディッシュ。
しかし返らぬ反応に、
(だから「元気になれ」って言われても、その方が無茶な話だよねぇ)
自嘲気味に小さく笑い、
「じゃあ僕、行くね。落ち着いたらおいでよ。みんなも心配して待ってるから」
未だ姿を見せぬ彼女に笑顔を残して立ち去ろうと、背を向けた次の瞬間、
ガチャッ!
木戸が勢いよく跳ね開くと同時、
「ちょ、ドロプさあぁん!?」
ラディッシュは驚きの声を上げた。
ドロプウォートが背中に抱き付き、顔を埋めたのである。
慄くラディッシュの背に、表情が見えないほど顔を埋めたまま、
「本当に、良いのですの……」
「え?」
「だって私、迷惑を掛けてばかり……」
その声は泣いている様であったが、ラディッシュはあえて笑顔で、
「アハハハハ。それは僕だって同じだよぉ」
軽く笑い、
「それにラミィや、パストさんだってぇ」
「ですが、」
「良いんだよぉ」
「…………」
「だって仲間じゃない♪」
肩越しに振り返ると、そこには涙でクシャクシャになったドロプウォートの顔が。
「あっ、ごっ、ごめん! 言い方がキツかったぁ?!」
慌てるラディッシュに、涙顔のドロプウォートはフルフルと首を横に振って答え、
「違いますの違いますのぉ……嬉しい、ですの……」
愛らしいほど気恥ずかしそうに、
「これからも……きっと、いえ沢山、迷惑を掛けると思いますけど……どぅぞ宜しくお願い致しますですわ……」
その表情に、
(ドロプさんって、やっぱり可愛いなぁ……)
つい、よそ事を思ってしまい、
(そっ、そんな事を考えてる場合じゃない!)
自省すると、
「ううん! 僕の方こそ「色々しでかす」と思うけど、宜しくね♪」
二人は明るい笑顔を向け合った。
その様子を、物陰から生温かい眼差しで見つめるターナップ。
傍らで、共に様子を窺っていたパストリスに、
「良かったっスね、パストのお嬢ぉ。無事に収まったみたいでぇ」
笑いかけたが返事が返らず、
「お嬢ぉ?」
すると声を掛けられた事に気付いていなかったのか、パストリスが向けられた視線に慌てた様子で、
「え? あ、何?! あっ、う、うん、そうでぇすねぇ! そ、それに覇気のないドロプなんて、ドロプらしくないしぃ!」
取り繕った様な笑顔に、
「そ、そうっス、ね……?」
同意を返しつつ、
(…………)
彼女の不自然な言動を、気掛かりに思うターナップであった。
それから数日後、椅子車は数々の「修正と言う名の強化」が加えられ、無事に完成した。
全力疾走、勢いそのまま、教会から宿泊部屋として提供されていた一室のベッドに頭から滑り込み、上掛けをすっぽり被ると、
(らっ、ラディの前でぇなぁんてぇ醜態をぉおぉおぉぉおぉぉ!)
半泣きで小刻みに打ち震え、
(もぅ……消えたいですわぁあぁ……)
自虐的な思いに、打ち拉がれていた。
しかし気持ちが沈んでいる時と言うのは、とかく追い打ちをかける様に「悪い事」ばかり連鎖的に思い出してしまうもの。
ラディッシュと出会ってから今日までの日々が、唐突に思い返され、
(!?)
気付けば今日に限らず、彼の前で晒したのは、
≪誉れ高き「エルブ国四大貴族が一子」で、「首席誓約者候補」の毅然とした立ち姿≫
からは程遠い、森を燃やし、森の一部を丸坊主にし、仲間の命を危険に晒した挙句に、同性の仲間に貞操の危機を抱かせるなど、目を覆いたくなるような醜態の数々。
(何をやっていますのぉワタクシわぁあぁぁあぁぁあああぁぁぁっぁあぁ!)
恥ずかしさのあまり泣きながら上掛けごと丸まり、傍から見れば「巨大な芋虫」がのたうち回っているかの如き動きで身悶えしていると、
コンコンコンコン!
突如、部屋の入り口の木戸がノックされ、
「!」
ビクリと身を震わせ、固まるドロプウォート。
すると木戸の向こうから、
『ドロプさぁん、居るぅ?』
ラディッシュの、癒しを纏った穏やかな声が。
(どっ、ど、ど、ど、ど、どぅしましょう!? ここは一先ず居留守を使ってぇ?! イエイエその様な、人様に対して失礼な行いなどぉワタクシにはぁ!)
気落ちして、一人にしておいて欲しい時くらい、人情としても「居留守を使って構わない」とも思えるが、弱っている時でさえ相手を気遣う生真面目なドロプウォート。
しかし、その生真面目さが裏目に。対応に迷い、返事を返すタイミングさえ逃してしまい、
(わっ、ワタクシ、ど、どどどどぅしたらぁあぁ!!?)
道徳と心情の板挟みにベッドの上で右往左往、ただただ狼狽していると、
『大丈夫だよ、ドロプさぁん』
「!」
いつもと変わらぬ、優しい声。
(ラディ……)
その声に、焦燥していた気持ちは次第に癒され、徐々に落ち着きを取り戻したが、それでも上掛けから抜け出す勇気が持てず、くるまったままゆっくりと起き上がり、
(…………)
木戸の向こうに居る「思い人」へ想いを馳せると、固く閉ざされた扉の前に立つ「思われ人(ラディッシュ)」は、室内のドロプウォートに微笑みかける様に、
「だって、いつもの事じゃなぁいか♪」
ガタタッ!
途端に中から聞こえる異音。瞬間的に「ドロプウォートが大コケした」と悟り、
「ごっ、ゴメぇン! そっ、そそそそそぅ言う意味じゃなくてぇ!」
悪気は全く無かったが、大慌てで、すかさずフォロー。
一方、ベッドの上で「有り得ない姿」でコケていたドロプウォートも、
(な、何なんですのよぉもぅ……)
泣いていた事も忘れ、両頬をぷっくり膨らませて起き上がると、木戸の向こうから、
『でもぉ良いんじゃないのかなぁ、そんな感じで』
(?)
『恥ずかしい所しか見せてない僕が言うのも何だけど、そう言う姿(恥ずかしい姿)を僕たちには、見せてくれても良いんじゃないのかなぁって』
(どう言う意味、ですのぉ??)
ベッドの上で首を傾げていると、微笑むラディッシュは木戸に向かって語りかける様に、
「それってさぁ、着飾ってないその人の、嘘偽りの無い、本当の姿な訳で……僕たちには、それで良いんじゃないのかなぁって、僕は思うんだよね♪」
「!」
ハッと、衝撃的なとある事実に気付くドロプウォート。
人前に出る時、取り繕った姿ばかり、過剰に意識していた事に。
彼女は周囲に人の眼がある時、四大貴族が一子の立ち振る舞いとして、また四大貴族が一子である故に色目を使う輩や、先祖返りである事を悪し様に言う連中に足下をすくわれない為に、常に気を張り、スキは見せない様に心がけ、その癖が身に沁みついていた。
これは頑なドロプウォートだけが責められれば良い話な訳ではなく、彼女をそこまで追い込んだ「心無い者たち」にも責任はあるのだが、彼女はそんな人々の存在を「悪」として一括りに一切の関わりを遮断し、ひたすらに「己を高める事ダケ」に注力していたのであった。
(もしか私が今まで「悪と定めた人々」の中には……お父様とお母様の様に、私の身を案じて下さっていた方々がいらしたのかも……)
そう思うと、挫けそうになる自身の心を守る為であったとは言え、体裁ばかりに囚われ、人を、個を、見ていなかった自身の姿は、
(私を「ドロプウォート」としてではなく、「婿取り」としか見てくれない叔父様たちと、何ら変わらないですわ……)
思い至った答えは、無情であった。
「…………」
人知れず、血の滲む様な努力を重ねて積み上げた「自負」や、真に心優しき両親を見習った「他者に対する気遣い」さえ、情けは人の為ならず、自身の為に行った浅ましき行為に思え、
(国を、民を、守る為の精進と言いつつ私が今までやって来た事は……いったい何でしたの……)
騎士としての矜持さえ揺らぎ始めると、木戸の向こうに隠された「彼女の苦悩」を知る筈も無いラディッシュが、笑顔を絶やさず、
「それに、ドロプさんが優しくて、凄く優秀で、努力家なのは、国中のみんなが知っている事でぇ」
(私は決して……優しくも……有能でも……)
「でもそれって、「みんなが知ってる姿」な訳でぇ」
(体裁で固められた……私の偽りの姿……)
「でも僕は、泣いて、笑って、そそっかしかったり、すぐ調子に乗っちゃう、みんなが知らないドロプさんの姿も知っていてぇ」
(ラディは……いったい何が言いたいんですの……)
戸惑いを覚えていると、木戸を間に挟んだラディッシュは嬉しそうに、
「でも「それこそ」が、記憶も、チカラも、経歴さえも何一つ持って無い今の僕の、この世界における「唯一の自慢」なんだぁ♪」
「ッ!」
自らをきつく縛り付けていた何かが一瞬にして消し飛び、解放された感覚を知るドロプウォート。
それは「自戒」であったのか、それとも「立場」か「しがらみ」か。
四大貴族が一子として張り詰めていた思いが緩み、
(私は……肩ひじ張らず、至らない所を見せたって構いませんでしたのねぇ……)
ドロプウォートの頬を一筋の涙が伝い流れ落ちた。
木戸の前で、伝えたかった全てを伝え終えた、笑顔のラディッシュ。
しかし返らぬ反応に、
(だから「元気になれ」って言われても、その方が無茶な話だよねぇ)
自嘲気味に小さく笑い、
「じゃあ僕、行くね。落ち着いたらおいでよ。みんなも心配して待ってるから」
未だ姿を見せぬ彼女に笑顔を残して立ち去ろうと、背を向けた次の瞬間、
ガチャッ!
木戸が勢いよく跳ね開くと同時、
「ちょ、ドロプさあぁん!?」
ラディッシュは驚きの声を上げた。
ドロプウォートが背中に抱き付き、顔を埋めたのである。
慄くラディッシュの背に、表情が見えないほど顔を埋めたまま、
「本当に、良いのですの……」
「え?」
「だって私、迷惑を掛けてばかり……」
その声は泣いている様であったが、ラディッシュはあえて笑顔で、
「アハハハハ。それは僕だって同じだよぉ」
軽く笑い、
「それにラミィや、パストさんだってぇ」
「ですが、」
「良いんだよぉ」
「…………」
「だって仲間じゃない♪」
肩越しに振り返ると、そこには涙でクシャクシャになったドロプウォートの顔が。
「あっ、ごっ、ごめん! 言い方がキツかったぁ?!」
慌てるラディッシュに、涙顔のドロプウォートはフルフルと首を横に振って答え、
「違いますの違いますのぉ……嬉しい、ですの……」
愛らしいほど気恥ずかしそうに、
「これからも……きっと、いえ沢山、迷惑を掛けると思いますけど……どぅぞ宜しくお願い致しますですわ……」
その表情に、
(ドロプさんって、やっぱり可愛いなぁ……)
つい、よそ事を思ってしまい、
(そっ、そんな事を考えてる場合じゃない!)
自省すると、
「ううん! 僕の方こそ「色々しでかす」と思うけど、宜しくね♪」
二人は明るい笑顔を向け合った。
その様子を、物陰から生温かい眼差しで見つめるターナップ。
傍らで、共に様子を窺っていたパストリスに、
「良かったっスね、パストのお嬢ぉ。無事に収まったみたいでぇ」
笑いかけたが返事が返らず、
「お嬢ぉ?」
すると声を掛けられた事に気付いていなかったのか、パストリスが向けられた視線に慌てた様子で、
「え? あ、何?! あっ、う、うん、そうでぇすねぇ! そ、それに覇気のないドロプなんて、ドロプらしくないしぃ!」
取り繕った様な笑顔に、
「そ、そうっス、ね……?」
同意を返しつつ、
(…………)
彼女の不自然な言動を、気掛かりに思うターナップであった。
それから数日後、椅子車は数々の「修正と言う名の強化」が加えられ、無事に完成した。
0
お気に入りに追加
47
あなたにおすすめの小説
チート幼女とSSSランク冒険者
紅 蓮也
ファンタジー
【更新休止中】
三十歳の誕生日に通り魔に刺され人生を終えた小鳥遊葵が
過去にも失敗しまくりの神様から異世界転生を頼まれる。
神様は自分が長々と語っていたからなのに、ある程度は魔法が使える体にしとく、無限収納もあげるといい、時間があまり無いからさっさと転生しちゃおっかと言いだし、転生のため光に包まれ意識が無くなる直前、神様から不安を感じさせる言葉が聞こえたが、どうする事もできない私はそのまま転生された。
目を開けると日本人の男女の顔があった。
転生から四年がたったある日、神様が現れ、異世界じゃなくて地球に転生させちゃったと・・・
他の人を新たに異世界に転生させるのは無理だからと本来行くはずだった異世界に転移することに・・・
転移するとそこは森の中でした。見たこともない魔獣に襲われているところを冒険者に助けられる。
そして転移により家族がいない葵は、冒険者になり助けてくれた冒険者たちと冒険したり、しなかったりする物語
※この作品は小説家になろう様、カクヨム様、ノベルバ様、エブリスタ様でも掲載しています。
【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
冷宮の人形姫
りーさん
ファンタジー
冷宮に閉じ込められて育てられた姫がいた。父親である皇帝には関心を持たれず、少しの使用人と母親と共に育ってきた。
幼少の頃からの虐待により、感情を表に出せなくなった姫は、5歳になった時に母親が亡くなった。そんな時、皇帝が姫を迎えに来た。
※すみません、完全にファンタジーになりそうなので、ファンタジーにしますね。
※皇帝のミドルネームを、イント→レントに変えます。(第一皇妃のミドルネームと被りそうなので)
そして、レンド→レクトに変えます。(皇帝のミドルネームと似てしまうため)変わってないよというところがあれば教えてください。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
気がついたら異世界に転生していた。
みみっく
ファンタジー
社畜として会社に愛されこき使われ日々のストレスとムリが原因で深夜の休憩中に死んでしまい。
気がついたら異世界に転生していた。
普通に愛情を受けて育てられ、普通に育ち屋敷を抜け出して子供達が集まる広場へ遊びに行くと自分の異常な身体能力に気が付き始めた・・・
冒険がメインでは無く、冒険とほのぼのとした感じの日常と恋愛を書いていけたらと思って書いています。
戦闘もありますが少しだけです。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる