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第1章 繰り返す女
過去への扉_2
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青く光る扉をよく見ると、それはキラキラと澄んで透明感のある細かい青い光の粒子でできていた。天ヶ瀬が扉の前に立つと真ん中の粒子たちが横にスライドするようにスッと移動した。それはまるで光の粒子自身が意志を持っているようだった。
「さあ、ではこれを持って」
天ヶ瀬から渡されたのは銀色のゴツいリングだった。良く見るとチェーンを通しネックレスのようになっている。
ゴツいくせに何故か品のある変わったリング。
「これは監視者見習いの身分証明書のようなものだから首からぶら下げてくれるかな。一応外からは見えないように服の内側に入れておいてね。大切なものだから念の為他の誰にも見られないようにした方がいい」
『見習いのうちはリングが必要だけど、本物の監視者になればそのうち必要なくなるはずだから』と天ヶ瀬は心の中だけでつぶやいた。
蒼井はそれを受け取り素直に首にぶら下げた。見た目ほど違和感はないようだ。
「準備はいいかな。じゃあ、二人とも気をつけて行ってきてね」
全く緊張感のない九条に声をかけられた二人は、幻想的に青く光る扉を潜った。
引率の天ヶ瀬は九条がオーナーをしているブルーローズの店長兼ソムリエをしている。長身で銀髪、日本人離れした彫りの深い顔をしていて少し近寄り難い感じがするのだが、柔らかな笑顔と細やかな気配りで老若男女問わず人気がある。間違いなくブルーローズの顔である。そんな天ヶ瀬が、今日は店には出ずに蒼井の引率者として同行している。
扉を潜り抜けると、そこには驚くほど見慣れた景色が広がっていた。少し違うのは、地面に足が着かず空中に浮かんでいることぐらいだろう。浮かんではいるが足は地面ではない何かをちゃんと踏み締めている。しかし下には人間が生活している姿が見えるからここが監視する場所のようだ。
蒼井は下の景色を眺めながらここにくる前に九条に言われた監視者という言葉に引っかかりを覚えていた。それを今回の先生である天ケ瀬に質問してみた。
「監視者って一体何を監視するんですか?」
天ヶ瀬はポーカーフェイスを保ちつつ、蒼井の疑問が想定していたものと違っていたことに驚いていた。蒼井は空中にいることをスルーしたのだ。驚きは隠して、まずは彼の初めの質問に答えることにした。
「過去や未来といった時間の監視ではなく、次元の監視と言った方が正しいかな」
「時間ではなくて次元ですか?」
「今私たちが生活している次元て何次元だと思う?」
天ヶ瀬は答えるのではなく、逆に蒼井に質問で返してきた。
「普通に3次元、じゃないんですか?」
「じゃあ、3次元ってどういう世界のことか説明できる?」
「えーと……」
「3次元は幅・奥行き・高さに自由度がある世界、縦・横・高さがある世界って言ったほうが分かり易いかな」
「それは何となくわかります」
「3次元に時間という軸を加えると4次元になるとも言われているんだ。だから私たちが存在しているのは4次元であるとも言える」
「はぁ……」
蒼井はとりあえず頷いた。
「今、通ってきた扉は5次元の存在でありその先にあるのが6次元なんだ」
蒼井は『5次元とか6次元ってなんだ?』と思ったがとりあえず話を聞くことにした。
「5次元という所はいくつもの時間軸が入り乱れているから過去へも未来へもパラレルワールドへも繋がっている。そこは次元のトランスファーポイントとかトランスファーエリアって言われていて、乗換地点とか乗換場のような所かな。6次元は簡単にいうと、3次元とも5次元とも違う別次元ってところだね」
「過去や未来は分かる気がしますけど、パラレルワールドにも繋がっているっていうのはどういうことなんですか?」」
「それに関しては、次元の監視をしているとそのうち分かると思うよ」
「えーと、簡単でいいので僕にも分かるように今教えてくれませんか」
「そうだね……。強制的にパラレルワールドへ行くときは禁忌を犯した時が殆どだね。だからと言って全てのパラレルワールドが犯罪者の行く場所ではないということかな」
「……分かりました。その件はまた今度お願いします」
「それより、蒼井くんは高層ビルくらいの場所に浮いていることに疑問は持たないの?」
そう言われて初めて蒼井は違和感なく浮いていることに気がついた。
「どうして浮かんでいるのでしょうか」
驚かずに普通に質問してくる蒼井に対して天ヶ瀬はこう答えた。
「それはここが6次元だから。私たちが今いる6次元から下に広がる3次元の様子は見えるけど、3次元側からは見えないんだ。もちろんこちらの気配は一才感知されない。監視するにはもってこいの余剰次元ってやつかな」
天ヶ瀬は無駄に綺麗な笑顔でそんな分かるような分からないような説明を始めた。
「私たちがいるこの空間は6畳位の広さがあるけど、うーん…… 今ではあまり見かけなくなった電話ボックス位の大きさまで小さくできるんだ。もっと大きくすることもできるけど、移動するのにはちょっと不便だからこれぐらいまでが限度かな。例えて言うなら大きくて丈夫な風船みたいなもんさ」
天ヶ瀬の説明を聞いた蒼井はその内容を半分も理解できなかった……というよりこれまで常識だと思っていた自分の概念との違いから全てを受け止めるには少々時間が必要だった。
それでも1つ蒼井にとって嬉しい誤算があった。
この余剰次元の中から見下ろす世界には沢山の人がいて、その世界の発する音は聞こえてくるのに人々の心の声は一切聞こえて来ないことだった。
いつもならかなり離れていても、叫び声のような非常に強い心の声は否応なしに聞こえてくるのにそれすらも聞こえてこないことは精神衛生上とてもありがたい状態だった。
少し難しい顔をした蒼井の前に、急に真剣な顔をした天ヶ瀬が蒼井の目をまっすぐ見据えて話してきた。
「えーと、蒼井くんに1つだけ約束して欲しいことがあります」
「1つだけ、ですか」
「はい、1つだけです。これから監視を始めますが対象者に対して決して何も手出しはしないで下さい。いかなる状況に置かれていても助けるような行為はもちろん禁止します」
天ヶ瀬は心の中で『助けられたらですがね』と呟いていた。
「助けるのもダメなんですか?」
「私たち監視者が手を出す時があるとすれば、それこそ次元が消滅するような緊急事態の時だけです。ですので決して対象者の行動に干渉してはいけないのです。場合によっては消滅すら見届ける時もあります。彼らの行動の責任は彼らにあるのですから」
「えっ! 次元が消えることがあるんですか? 監視者は本当に見ているだけなんですか?」
「そういうことです。では蒼井くん、このまま鮫島李花の監視に向かっても大丈夫ですか?」
「えーっと、はい、多分大丈夫……です。それに僕にできることなんて、何もないですし……」
「では、鮫島李花のところへ行きましょうか」
天ヶ瀬はそう淡々と告げた。しかし、心の中では
『蒼井くんが何もできないなんて、そんなことは万が一にもないはずなんだけど…… まぁ、連れて行けば分かるかな? 九条さんが何をさせたいのかも知りたいし』と考えていた。
この天ヶ瀬の心の声も蒼井に届くことはなかった。
『蒼井くんはいつ私の心の声が蒼井くんが聞こえていないことに気づけるかな。ここに来られたのだからあとは彼次第なんだけどいつコントロールできるようになるか楽しみだな』そんなことを天ヶ瀬だけは思っていた。
レストラン・ブルーローズのオーナーと店長は蒼井と同じように人の心の声が聞こえる能力者。尚且つ太古の昔に失われた力、次元の扉を操る能力者だった。
下に広がる世界から聞こえてくるはずの心の声がいつもと違って気持ち良いくらいに心に直接届かない。その事実に蒼井は爽快感を覚えていた。
『こんなに人がいるのに心の声が聞こえないなんて生まれて初めてだ! すごいなー、もうこのまま聴こえなくても良いくらいだな。いくら天ヶ瀬さんが先生だからってこんなことまでは教えてくれないだろうな』
そんなことを思う蒼井は初めての次元移動で平常心を保つことができず、冷静に考えられていなかった。天ヶ瀬の心の声が聞こえないのも6次元にいるからだと思って疑わなかったのだ。
本当は違う理由があることを知るのはもう少し後になってからだった。
「さあ、ではこれを持って」
天ヶ瀬から渡されたのは銀色のゴツいリングだった。良く見るとチェーンを通しネックレスのようになっている。
ゴツいくせに何故か品のある変わったリング。
「これは監視者見習いの身分証明書のようなものだから首からぶら下げてくれるかな。一応外からは見えないように服の内側に入れておいてね。大切なものだから念の為他の誰にも見られないようにした方がいい」
『見習いのうちはリングが必要だけど、本物の監視者になればそのうち必要なくなるはずだから』と天ヶ瀬は心の中だけでつぶやいた。
蒼井はそれを受け取り素直に首にぶら下げた。見た目ほど違和感はないようだ。
「準備はいいかな。じゃあ、二人とも気をつけて行ってきてね」
全く緊張感のない九条に声をかけられた二人は、幻想的に青く光る扉を潜った。
引率の天ヶ瀬は九条がオーナーをしているブルーローズの店長兼ソムリエをしている。長身で銀髪、日本人離れした彫りの深い顔をしていて少し近寄り難い感じがするのだが、柔らかな笑顔と細やかな気配りで老若男女問わず人気がある。間違いなくブルーローズの顔である。そんな天ヶ瀬が、今日は店には出ずに蒼井の引率者として同行している。
扉を潜り抜けると、そこには驚くほど見慣れた景色が広がっていた。少し違うのは、地面に足が着かず空中に浮かんでいることぐらいだろう。浮かんではいるが足は地面ではない何かをちゃんと踏み締めている。しかし下には人間が生活している姿が見えるからここが監視する場所のようだ。
蒼井は下の景色を眺めながらここにくる前に九条に言われた監視者という言葉に引っかかりを覚えていた。それを今回の先生である天ケ瀬に質問してみた。
「監視者って一体何を監視するんですか?」
天ヶ瀬はポーカーフェイスを保ちつつ、蒼井の疑問が想定していたものと違っていたことに驚いていた。蒼井は空中にいることをスルーしたのだ。驚きは隠して、まずは彼の初めの質問に答えることにした。
「過去や未来といった時間の監視ではなく、次元の監視と言った方が正しいかな」
「時間ではなくて次元ですか?」
「今私たちが生活している次元て何次元だと思う?」
天ヶ瀬は答えるのではなく、逆に蒼井に質問で返してきた。
「普通に3次元、じゃないんですか?」
「じゃあ、3次元ってどういう世界のことか説明できる?」
「えーと……」
「3次元は幅・奥行き・高さに自由度がある世界、縦・横・高さがある世界って言ったほうが分かり易いかな」
「それは何となくわかります」
「3次元に時間という軸を加えると4次元になるとも言われているんだ。だから私たちが存在しているのは4次元であるとも言える」
「はぁ……」
蒼井はとりあえず頷いた。
「今、通ってきた扉は5次元の存在でありその先にあるのが6次元なんだ」
蒼井は『5次元とか6次元ってなんだ?』と思ったがとりあえず話を聞くことにした。
「5次元という所はいくつもの時間軸が入り乱れているから過去へも未来へもパラレルワールドへも繋がっている。そこは次元のトランスファーポイントとかトランスファーエリアって言われていて、乗換地点とか乗換場のような所かな。6次元は簡単にいうと、3次元とも5次元とも違う別次元ってところだね」
「過去や未来は分かる気がしますけど、パラレルワールドにも繋がっているっていうのはどういうことなんですか?」」
「それに関しては、次元の監視をしているとそのうち分かると思うよ」
「えーと、簡単でいいので僕にも分かるように今教えてくれませんか」
「そうだね……。強制的にパラレルワールドへ行くときは禁忌を犯した時が殆どだね。だからと言って全てのパラレルワールドが犯罪者の行く場所ではないということかな」
「……分かりました。その件はまた今度お願いします」
「それより、蒼井くんは高層ビルくらいの場所に浮いていることに疑問は持たないの?」
そう言われて初めて蒼井は違和感なく浮いていることに気がついた。
「どうして浮かんでいるのでしょうか」
驚かずに普通に質問してくる蒼井に対して天ヶ瀬はこう答えた。
「それはここが6次元だから。私たちが今いる6次元から下に広がる3次元の様子は見えるけど、3次元側からは見えないんだ。もちろんこちらの気配は一才感知されない。監視するにはもってこいの余剰次元ってやつかな」
天ヶ瀬は無駄に綺麗な笑顔でそんな分かるような分からないような説明を始めた。
「私たちがいるこの空間は6畳位の広さがあるけど、うーん…… 今ではあまり見かけなくなった電話ボックス位の大きさまで小さくできるんだ。もっと大きくすることもできるけど、移動するのにはちょっと不便だからこれぐらいまでが限度かな。例えて言うなら大きくて丈夫な風船みたいなもんさ」
天ヶ瀬の説明を聞いた蒼井はその内容を半分も理解できなかった……というよりこれまで常識だと思っていた自分の概念との違いから全てを受け止めるには少々時間が必要だった。
それでも1つ蒼井にとって嬉しい誤算があった。
この余剰次元の中から見下ろす世界には沢山の人がいて、その世界の発する音は聞こえてくるのに人々の心の声は一切聞こえて来ないことだった。
いつもならかなり離れていても、叫び声のような非常に強い心の声は否応なしに聞こえてくるのにそれすらも聞こえてこないことは精神衛生上とてもありがたい状態だった。
少し難しい顔をした蒼井の前に、急に真剣な顔をした天ヶ瀬が蒼井の目をまっすぐ見据えて話してきた。
「えーと、蒼井くんに1つだけ約束して欲しいことがあります」
「1つだけ、ですか」
「はい、1つだけです。これから監視を始めますが対象者に対して決して何も手出しはしないで下さい。いかなる状況に置かれていても助けるような行為はもちろん禁止します」
天ヶ瀬は心の中で『助けられたらですがね』と呟いていた。
「助けるのもダメなんですか?」
「私たち監視者が手を出す時があるとすれば、それこそ次元が消滅するような緊急事態の時だけです。ですので決して対象者の行動に干渉してはいけないのです。場合によっては消滅すら見届ける時もあります。彼らの行動の責任は彼らにあるのですから」
「えっ! 次元が消えることがあるんですか? 監視者は本当に見ているだけなんですか?」
「そういうことです。では蒼井くん、このまま鮫島李花の監視に向かっても大丈夫ですか?」
「えーっと、はい、多分大丈夫……です。それに僕にできることなんて、何もないですし……」
「では、鮫島李花のところへ行きましょうか」
天ヶ瀬はそう淡々と告げた。しかし、心の中では
『蒼井くんが何もできないなんて、そんなことは万が一にもないはずなんだけど…… まぁ、連れて行けば分かるかな? 九条さんが何をさせたいのかも知りたいし』と考えていた。
この天ヶ瀬の心の声も蒼井に届くことはなかった。
『蒼井くんはいつ私の心の声が蒼井くんが聞こえていないことに気づけるかな。ここに来られたのだからあとは彼次第なんだけどいつコントロールできるようになるか楽しみだな』そんなことを天ヶ瀬だけは思っていた。
レストラン・ブルーローズのオーナーと店長は蒼井と同じように人の心の声が聞こえる能力者。尚且つ太古の昔に失われた力、次元の扉を操る能力者だった。
下に広がる世界から聞こえてくるはずの心の声がいつもと違って気持ち良いくらいに心に直接届かない。その事実に蒼井は爽快感を覚えていた。
『こんなに人がいるのに心の声が聞こえないなんて生まれて初めてだ! すごいなー、もうこのまま聴こえなくても良いくらいだな。いくら天ヶ瀬さんが先生だからってこんなことまでは教えてくれないだろうな』
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