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おこぼれ話257 それでも鳳凰はいたんだ
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「ほうおう」と聞くと皆さまは何を思い浮かべるだろうか。
平等院でおなじみの伝説の生き物か、はたまたジョウト地方の伝説のポケモンか…(そもそも後者も前者が由来なんだけどさ)
今回はそんな伝説の生き物「鳳凰」にまつわるエピソードだ。
鳳凰は中国神話由来の伝説上の鳥で、日本においても古くから様々な物語や説話に登場してきた日本人にとってもなじみの深い伝説の生き物だ。現代においても10円玉(平等院の一部分としてなうえちっちゃくて表情わからないけどさ)や1万円札(今年2024年に変わって描かれなくなってしまうけどさ)の意匠として使われ、上記のようにゲームなどのキャラクターのモチーフとしてもおなじみだ。鳳凰は日本の文化や信仰の歴史の中で強く根付いてきた存在といっても過言ではないだろう。
ここまで書いた通り鳳凰とは神話や物語の中だけでの存在。つまりは実在しない存在だ。
だが僕のクラスメイトのセイタくんは小4の頃の一時時期、鳳凰がかつて地球上に実在した動物。つまり、恐竜やアンモナイトなどと同じ「絶滅動物」と考えていたことがあった。
小4のある日に彼が「鳳凰は実在した生き物だ」と突然の爆弾発言を行ったものだから鳳凰が伝説上の存在であることを存在を知った時から知っていた僕は「実在しないよ!伝説上の生き物だもん!」と反論したが、彼は「鳳凰は実在したよ!」としばらくかたくなに譲らなかった。スイカは野菜の時のような「鳳凰実在原理主義者」だ。
なにきっかけで彼が「鳳凰は実在した生き物」と思い込むようになったかはわからない。鳳凰らしき生物が発見されたなんてニュースも聞いたことないし。
だが、今回この話を書くにあたって改めて鳳凰のことを調べてみたが、鳳凰の一種とされる鸞(らん)という伝説上の鳥が江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にて実在の鳥として記載されていたそうだ。さらに鸞自体も実在の鳥・ケツァールの外見的特徴と合致しているという指摘もある。
おそらくセイタくんは伝説上の生き物が載ってる本でこういった記述を見て誤解した可能性もあるかもしれない。もちろん真相は本人にしかわからないが。
平等院でおなじみの伝説の生き物か、はたまたジョウト地方の伝説のポケモンか…(そもそも後者も前者が由来なんだけどさ)
今回はそんな伝説の生き物「鳳凰」にまつわるエピソードだ。
鳳凰は中国神話由来の伝説上の鳥で、日本においても古くから様々な物語や説話に登場してきた日本人にとってもなじみの深い伝説の生き物だ。現代においても10円玉(平等院の一部分としてなうえちっちゃくて表情わからないけどさ)や1万円札(今年2024年に変わって描かれなくなってしまうけどさ)の意匠として使われ、上記のようにゲームなどのキャラクターのモチーフとしてもおなじみだ。鳳凰は日本の文化や信仰の歴史の中で強く根付いてきた存在といっても過言ではないだろう。
ここまで書いた通り鳳凰とは神話や物語の中だけでの存在。つまりは実在しない存在だ。
だが僕のクラスメイトのセイタくんは小4の頃の一時時期、鳳凰がかつて地球上に実在した動物。つまり、恐竜やアンモナイトなどと同じ「絶滅動物」と考えていたことがあった。
小4のある日に彼が「鳳凰は実在した生き物だ」と突然の爆弾発言を行ったものだから鳳凰が伝説上の存在であることを存在を知った時から知っていた僕は「実在しないよ!伝説上の生き物だもん!」と反論したが、彼は「鳳凰は実在したよ!」としばらくかたくなに譲らなかった。スイカは野菜の時のような「鳳凰実在原理主義者」だ。
なにきっかけで彼が「鳳凰は実在した生き物」と思い込むようになったかはわからない。鳳凰らしき生物が発見されたなんてニュースも聞いたことないし。
だが、今回この話を書くにあたって改めて鳳凰のことを調べてみたが、鳳凰の一種とされる鸞(らん)という伝説上の鳥が江戸時代の百科事典『和漢三才図会』にて実在の鳥として記載されていたそうだ。さらに鸞自体も実在の鳥・ケツァールの外見的特徴と合致しているという指摘もある。
おそらくセイタくんは伝説上の生き物が載ってる本でこういった記述を見て誤解した可能性もあるかもしれない。もちろん真相は本人にしかわからないが。
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