上 下
396 / 502

おこぼれ話258 あのお菓子の美味しい食べ方?

しおりを挟む
小2のある日、僕の父が会社の人からチョコビを20箱ぐらいもらってきてくれた。その話を最初に聞いた時はもちろん大喜びしたが、持ってきてくれたのは映画「歌うケツだけ爆弾」に合わせて作られた黒糖味(映画序盤の舞台が沖縄のため)。チョコ味ならまだしも黒糖は当時あまり好きじゃなかった(今は嫌いじゃないけど特別好きでもない)し、そうじゃなくてもさすがに20箱なんて食べきれない。
そこで家族にも協力してもらい、我が家に遊びに来た友達にもおすそ分けすることにした。

それからしばらくの間、我が家に友達が遊びに来たらみんなでチョコビを食べるのが恒例になっていった。
そんな中である友だちがチョコビの新たなる食べ方を発明する。
それは「チョコビの中身を袋から中箱に入れ替えて、その中箱からチョコビを取り出して食べる」というもの。
アニメでしんのすけは皿にあけたりせずによく箱から直接チョコビを取り出して食べているのでその気分を味わえるある意味2度おいしい食べ方なのだ。まあ省略されがちなだけでクレしん世界のチョコビも箱にじかに入ってるわけじゃなくてちゃんと袋に入ってるけどさ。

もちろんこれには他のみんなも僕含めマネをする。
箱から直接チョコビを取り出して口の中に運ぶあの感覚…特にトッピングを足したり、冷やしたり温めたりとかもしてないのにただそれだけで何倍もおいしく感じられる…そこまで好きじゃない黒糖味だって格段に美味しく感じるから不思議だ。

チョコビというのはアニメの世界のお菓子が現実にて具現化した夢のお菓子だ。
それをアニメの主人公になりきって食べれば自分が主人公になった気分でよりおいしく感じられるのだろう。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活

XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

冴えない俺と美少女な彼女たちとの関係、複雑につき――― ~助けた小学生の姉たちはどうやらシスコンで、いつの間にかハーレム形成してました~

メディカルト
恋愛
「え……あの小学生のお姉さん……たち?」 俺、九十九恋は特筆して何か言えることもない普通の男子高校生だ。 学校からの帰り道、俺はスーパーの近くで泣く小学生の女の子を見つける。 その女の子は転んでしまったのか、怪我していた様子だったのですぐに応急処置を施したが、実は学校で有名な初風姉妹の末っ子とは知らずに―――。 少女への親切心がきっかけで始まる、コメディ系ハーレムストーリー。 ……どうやら彼は鈍感なようです。 ―――――――――――――――――――――――――――――― 【作者より】 九十九恋の『恋』が、恋愛の『恋』と間違える可能性があるので、彼のことを指すときは『レン』と表記しています。 また、R15は保険です。 毎朝20時投稿! 【3月14日 更新再開 詳細は近況ボードで】

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

カクヨムでアカウント抹消されました。

たかつき
エッセイ・ノンフィクション
カクヨムでアカウント抹消された話。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

昨日19万円失った話(実話)

アガサ棚
エッセイ・ノンフィクション
19万円を失った様とその後の奇行を記した物

処理中です...