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紗凪
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「たまにはどう?」
今日のメニューにはワインが合うからと出された時に断っておけばボクはそのまま部屋探しを続け、貴哉の部屋から出て行っていただろう、きっと。
だからそれはボクの判断ミス。
せっかく誘ってくれたのだからと飲んだワインは口当たりが良く、勧められるがままにグラスを重ねた。
途中で「もう無理」と言った記憶はあるけれど、残すには微妙な量だから飲み切ってしまおうと言われて注がれるままに杯を重ねてしまったのは彼が意図してやった事。
飲み過ぎたボクには途中から記憶が無くて、気がついた時には貴哉のベッドで抱きしめられていた。
何があったのかなんて、ボクに知る由もない。だけど貴哉が言うにはボクに告白して、ボクが受け入れ、同意の元で身体の関係を持ったと言われてしまい戸惑いを見せると「紗凪まで俺を裏切るの?」と傷付いた顔を見せた彼を拒絶することができなくなってしまった。
「ごめん。
ずっとこの部屋に居ていいって言ったのに、引っ越すなんて言うから」
だからさっさと関係を持ったとでも言いたいのだろう。でもその言葉で合意なんかしてなかったのだと気付く。
酔ったボクを都合のいい言葉で言い包め、ボクが正気ではない隙に服を脱がせ、関係を進めたのだろう。
ボクを抱きしめたままの貴哉は「でも、紗凪も俺のこと好きなんだからずっとここにいたらいいんだよ」と嬉しそうに笑う。貴哉の熱が直接伝わってくるのは何も身に付けてないからで、身体の関係を持ったと言われても違和感がないことに一縷の望みを繋ぐ。だけど「今日はまだ挿れれなかったけど、少しずつ慣らせばできるから」と後孔を指でなぞられれば意図せず甘い声が漏れる。
自分の身体に何が起こったのかと身じろぎすれば「大丈夫、すぐにできるようになるから」ともうひとつの手がボクの身体を這う。
今までそういう経験がないわけじゃない。ただ、相手は異性だったし、【される】方ではなくて【する】側だった。同性との性行為の知識はあったけれど、まさか自分がされる側になるなんて考えた事もなかった。
「ごめん。
でもほら、こうして触っただけで反応してる」
何度も謝罪の言葉を口にするけれど、その謝罪はとても軽く聞こえる。そして謝罪を口にしながらもボクに触れ続け、ボクの快楽を高めていく。
ボクの甘い声に気をよくしたのか、後孔をなぞりながら這わした手はボクの陰茎をそっと覆いやわやわと刺激する。背後に熱さを感じるのは彼も反応しているからなのだろう。
その刺激はボクの意思とは関係なしに快楽を与えるけれど、頭は拒否を示しているため「いや、だ」「やめて」と否定の言葉が溢れる。だけど身じろぎするボクを逃さないとでも言うように覆った指に力を入れられると恐怖で動くことができなくなってしまっま。
「ごめん。
でもここが使えなくなってもこっちで気持ちよくなれば大丈夫だよね」
そう言って反応し始めた陰茎に痛みを与えられ、「痛いっ」と声を上げると「紗凪まで俺から逃げようとするから」と更に力を込められる。
「ごめんなさい、
逃げないから、
やめて」
必死だった。
今まで感じたことのない恐怖に腰を引けば嫌でも背後に熱さを押し当てられる。どこにも逃げ場がなくて、痛みと恐怖で従順になるしかない。
「ずっとここにいるから、
どこにも行かないから」
そう言って身体から力を抜けば満足したのか、その指から力を抜いたものの、陰茎は解放されることなく今度は軽く包み込んだ手を上下に動かし始める。
痛みの恐怖からは解放されたものの、今度は支配されることへの恐怖と望まない快楽への恐怖を感じる。なんとか逃げることができないかと拒否の姿勢を見せようとするけれど、添えられた指にまた力が込められるかと思うと何もできなくなってしまい、何か言うこともできなくなってしまう。
それなのに刺激を受けたボクの陰茎は徐々に反応をしてしまうし、同性であるが故にどうすれば気持ちよくなるのかを理解している動きはボクの快楽を引き出していく。
「怖がらせごめん。
でも紗凪だって俺のこと好きなんでしょ?じゃなかったらこんな風にならないよ」
コチュコチュと音を立て始めた陰茎に気を良くしたのか、同じように反応している陰茎をボクの臀部に押し当てたまま腰を動かし始める。
気持ち悪い。
そう思っていても逃げようとして与えられた痛みを思い出してしまい、されるがままのボクは快楽に流されてしまう。
抑えようとしても漏れる吐息と、快楽に流されて溢れ出る先走りの体液。
「ほら、好きって言ってみて」
そう言われても答えることができず思わず首を横に振れば「素直にならないと」と言いながら指に力を込められてしまう。
「ごめん。
痛くしたくないから、ほら。
素直にならないとこっち、使えなくなっちゃうかもよ?
まあ、俺はその方がいいんだけどね」
力を込めたせいで上下に動かせなくなったのか、痛みだけが与えられる陰茎と、臀部に擦り付けられる熱。
「ごめんなさい」そう呟いても聞き入れられることはなく、それが不満だったのか、貴哉はおもむろに身体を起こすとボクのことを仰向けにし、その足を抱え込む。
横になっていたせいで気付いていなかったけれど、急に態勢を変えられたせいか頭を揺さぶられたような気持ち悪さで抵抗することもできない。
そして、足を抱え込まれたせいで晒された後孔に貴哉の熱を押し付けられる。
何かされてしまったであろう後孔は、それでも貴哉を受け入れることを拒み変に力が入ってしまう。
「痛いのと素直になるの、どっちが良い?」
楽しそうに、嬉しそうにそう言いながら押し付けられる熱は、当然だけどボクには恐怖と痛みしか与えてくれないけれど、それに気付いていながらも熱を奥に押し進めようとするせいで「いたぃ」と小さな声が漏れるけれど、それを気にするそぶりは全く無い。
「あれ、萎えちゃった?」
恐怖で反応の無くなった陰茎を見て嗤った貴哉は「でも、紗凪が悪いんだよ」と言いながらさらに腰を進めようとする。
快楽は無くて、与えられるのは痛みと恐怖だけ。だから、意に沿わなくても痛みと恐怖から逃げられる手段を取るしかなかったんだ。
「…き、だから」
押し当てられた熱に恐怖を感じながらも口を開く。このまま黙っていたら一方的に痛みを与えられ、好きなようにされるだけだから。
十分に慣らされていない後孔は貴哉に快楽を与えても、ボクには苦痛しか与えないはずだから。
「何?」
いつの間に取り出したのか、貴哉の手にはスマホが握られていて、そのカメラはボクの後孔に向けられているように見える。
「ひっ、やだ、何してるの?」
「何って、紗凪か素直になれるように、俺たちがどうやって愛し合うのか記録しておこうと思って」
「やだ、止めてっ、好きだから。
そんなことしなくても、貴哉のこと好きだし、どこに行かないから」
必死にそう口走ることしかできなかったのは生存本能だったのだろう。あの時、未知の恐怖から逃げるためにはそうするしかなかったのだから。
当然だけど、そう言ったボクの姿も言葉も動画として残されてしまい、そのままボクは貴哉に取り込まれてしまった。
「じゃあ、俺と付き合ってくれる?」
押し当てられた熱に怯え、ボクは頷くことしかできなかった。
脅迫じみた行為だったものの、僕が頷けば貴哉は「怖がらせてゴメン」と言って熱を押し当てることをやめ、熱を持ったままの陰茎を僕のものと一緒に包み込む。力をなくしてしまったはずのボクの陰茎は貴哉の熱を与えられ、同じように熱を帯びていく。
生理現象なんて単純なもので、恐怖から解放され快楽を与えられればすぐに反応してしまう。これも、子孫を残すための生存本能なのかもしれない。
ボクたちの関係は子孫を残すことなんですできやしないのだけど。
「今日はこれで我慢するから」
そう言いながら動かされる貴哉の掌は熱く、どちらのものなのか分からない先走りの液が水音を立てる。自由になった両腕で拒否の姿勢を示そうとすれば包み込むその指に力が込められ、痛みを思い出すと抵抗することもできなくなってしまう。
「ぃゃ、」
小さくそう呟けば「でも付き合うって言ったのは紗凪だし、もう大人なんだから付き合うならこういう事も必要だよね」とその手の動きを止める事なく嗤う。
僕だって貴哉だって成人男性なのだから、当然だけど自分で慰める事だってある。だからどこをどう刺激すれば気持ち良くなるかなんて、分からないはずがない。
嫌だと思っても反応してしまう身体。
拒否したくても痛みへの恐怖がそれを邪魔をして、与えられる快楽に声が漏れそうになる。
拒否を示すことを許されない腕で顔を覆い、声が漏れないよう歯を立てると「恥ずかしがってるの?」と楽しそうに嗤い、手の動きを早めた貴哉は「そろそろ、イクよ」と熱を帯びた声を出す。顔を腕で覆っているせいでその表情は見えないけれど、その視線を感じ、与えられる快楽を受け入れる自分が悔しくて立てた歯に力を込める。
痛みで快楽を忘れることができればいいのに。
僕の願いは虚しく、貴哉に与えられた刺激で果てた僕は何も考えることができず、彼に対して従順になることしかできなかった。
今日のメニューにはワインが合うからと出された時に断っておけばボクはそのまま部屋探しを続け、貴哉の部屋から出て行っていただろう、きっと。
だからそれはボクの判断ミス。
せっかく誘ってくれたのだからと飲んだワインは口当たりが良く、勧められるがままにグラスを重ねた。
途中で「もう無理」と言った記憶はあるけれど、残すには微妙な量だから飲み切ってしまおうと言われて注がれるままに杯を重ねてしまったのは彼が意図してやった事。
飲み過ぎたボクには途中から記憶が無くて、気がついた時には貴哉のベッドで抱きしめられていた。
何があったのかなんて、ボクに知る由もない。だけど貴哉が言うにはボクに告白して、ボクが受け入れ、同意の元で身体の関係を持ったと言われてしまい戸惑いを見せると「紗凪まで俺を裏切るの?」と傷付いた顔を見せた彼を拒絶することができなくなってしまった。
「ごめん。
ずっとこの部屋に居ていいって言ったのに、引っ越すなんて言うから」
だからさっさと関係を持ったとでも言いたいのだろう。でもその言葉で合意なんかしてなかったのだと気付く。
酔ったボクを都合のいい言葉で言い包め、ボクが正気ではない隙に服を脱がせ、関係を進めたのだろう。
ボクを抱きしめたままの貴哉は「でも、紗凪も俺のこと好きなんだからずっとここにいたらいいんだよ」と嬉しそうに笑う。貴哉の熱が直接伝わってくるのは何も身に付けてないからで、身体の関係を持ったと言われても違和感がないことに一縷の望みを繋ぐ。だけど「今日はまだ挿れれなかったけど、少しずつ慣らせばできるから」と後孔を指でなぞられれば意図せず甘い声が漏れる。
自分の身体に何が起こったのかと身じろぎすれば「大丈夫、すぐにできるようになるから」ともうひとつの手がボクの身体を這う。
今までそういう経験がないわけじゃない。ただ、相手は異性だったし、【される】方ではなくて【する】側だった。同性との性行為の知識はあったけれど、まさか自分がされる側になるなんて考えた事もなかった。
「ごめん。
でもほら、こうして触っただけで反応してる」
何度も謝罪の言葉を口にするけれど、その謝罪はとても軽く聞こえる。そして謝罪を口にしながらもボクに触れ続け、ボクの快楽を高めていく。
ボクの甘い声に気をよくしたのか、後孔をなぞりながら這わした手はボクの陰茎をそっと覆いやわやわと刺激する。背後に熱さを感じるのは彼も反応しているからなのだろう。
その刺激はボクの意思とは関係なしに快楽を与えるけれど、頭は拒否を示しているため「いや、だ」「やめて」と否定の言葉が溢れる。だけど身じろぎするボクを逃さないとでも言うように覆った指に力を入れられると恐怖で動くことができなくなってしまっま。
「ごめん。
でもここが使えなくなってもこっちで気持ちよくなれば大丈夫だよね」
そう言って反応し始めた陰茎に痛みを与えられ、「痛いっ」と声を上げると「紗凪まで俺から逃げようとするから」と更に力を込められる。
「ごめんなさい、
逃げないから、
やめて」
必死だった。
今まで感じたことのない恐怖に腰を引けば嫌でも背後に熱さを押し当てられる。どこにも逃げ場がなくて、痛みと恐怖で従順になるしかない。
「ずっとここにいるから、
どこにも行かないから」
そう言って身体から力を抜けば満足したのか、その指から力を抜いたものの、陰茎は解放されることなく今度は軽く包み込んだ手を上下に動かし始める。
痛みの恐怖からは解放されたものの、今度は支配されることへの恐怖と望まない快楽への恐怖を感じる。なんとか逃げることができないかと拒否の姿勢を見せようとするけれど、添えられた指にまた力が込められるかと思うと何もできなくなってしまい、何か言うこともできなくなってしまう。
それなのに刺激を受けたボクの陰茎は徐々に反応をしてしまうし、同性であるが故にどうすれば気持ちよくなるのかを理解している動きはボクの快楽を引き出していく。
「怖がらせごめん。
でも紗凪だって俺のこと好きなんでしょ?じゃなかったらこんな風にならないよ」
コチュコチュと音を立て始めた陰茎に気を良くしたのか、同じように反応している陰茎をボクの臀部に押し当てたまま腰を動かし始める。
気持ち悪い。
そう思っていても逃げようとして与えられた痛みを思い出してしまい、されるがままのボクは快楽に流されてしまう。
抑えようとしても漏れる吐息と、快楽に流されて溢れ出る先走りの体液。
「ほら、好きって言ってみて」
そう言われても答えることができず思わず首を横に振れば「素直にならないと」と言いながら指に力を込められてしまう。
「ごめん。
痛くしたくないから、ほら。
素直にならないとこっち、使えなくなっちゃうかもよ?
まあ、俺はその方がいいんだけどね」
力を込めたせいで上下に動かせなくなったのか、痛みだけが与えられる陰茎と、臀部に擦り付けられる熱。
「ごめんなさい」そう呟いても聞き入れられることはなく、それが不満だったのか、貴哉はおもむろに身体を起こすとボクのことを仰向けにし、その足を抱え込む。
横になっていたせいで気付いていなかったけれど、急に態勢を変えられたせいか頭を揺さぶられたような気持ち悪さで抵抗することもできない。
そして、足を抱え込まれたせいで晒された後孔に貴哉の熱を押し付けられる。
何かされてしまったであろう後孔は、それでも貴哉を受け入れることを拒み変に力が入ってしまう。
「痛いのと素直になるの、どっちが良い?」
楽しそうに、嬉しそうにそう言いながら押し付けられる熱は、当然だけどボクには恐怖と痛みしか与えてくれないけれど、それに気付いていながらも熱を奥に押し進めようとするせいで「いたぃ」と小さな声が漏れるけれど、それを気にするそぶりは全く無い。
「あれ、萎えちゃった?」
恐怖で反応の無くなった陰茎を見て嗤った貴哉は「でも、紗凪が悪いんだよ」と言いながらさらに腰を進めようとする。
快楽は無くて、与えられるのは痛みと恐怖だけ。だから、意に沿わなくても痛みと恐怖から逃げられる手段を取るしかなかったんだ。
「…き、だから」
押し当てられた熱に恐怖を感じながらも口を開く。このまま黙っていたら一方的に痛みを与えられ、好きなようにされるだけだから。
十分に慣らされていない後孔は貴哉に快楽を与えても、ボクには苦痛しか与えないはずだから。
「何?」
いつの間に取り出したのか、貴哉の手にはスマホが握られていて、そのカメラはボクの後孔に向けられているように見える。
「ひっ、やだ、何してるの?」
「何って、紗凪か素直になれるように、俺たちがどうやって愛し合うのか記録しておこうと思って」
「やだ、止めてっ、好きだから。
そんなことしなくても、貴哉のこと好きだし、どこに行かないから」
必死にそう口走ることしかできなかったのは生存本能だったのだろう。あの時、未知の恐怖から逃げるためにはそうするしかなかったのだから。
当然だけど、そう言ったボクの姿も言葉も動画として残されてしまい、そのままボクは貴哉に取り込まれてしまった。
「じゃあ、俺と付き合ってくれる?」
押し当てられた熱に怯え、ボクは頷くことしかできなかった。
脅迫じみた行為だったものの、僕が頷けば貴哉は「怖がらせてゴメン」と言って熱を押し当てることをやめ、熱を持ったままの陰茎を僕のものと一緒に包み込む。力をなくしてしまったはずのボクの陰茎は貴哉の熱を与えられ、同じように熱を帯びていく。
生理現象なんて単純なもので、恐怖から解放され快楽を与えられればすぐに反応してしまう。これも、子孫を残すための生存本能なのかもしれない。
ボクたちの関係は子孫を残すことなんですできやしないのだけど。
「今日はこれで我慢するから」
そう言いながら動かされる貴哉の掌は熱く、どちらのものなのか分からない先走りの液が水音を立てる。自由になった両腕で拒否の姿勢を示そうとすれば包み込むその指に力が込められ、痛みを思い出すと抵抗することもできなくなってしまう。
「ぃゃ、」
小さくそう呟けば「でも付き合うって言ったのは紗凪だし、もう大人なんだから付き合うならこういう事も必要だよね」とその手の動きを止める事なく嗤う。
僕だって貴哉だって成人男性なのだから、当然だけど自分で慰める事だってある。だからどこをどう刺激すれば気持ち良くなるかなんて、分からないはずがない。
嫌だと思っても反応してしまう身体。
拒否したくても痛みへの恐怖がそれを邪魔をして、与えられる快楽に声が漏れそうになる。
拒否を示すことを許されない腕で顔を覆い、声が漏れないよう歯を立てると「恥ずかしがってるの?」と楽しそうに嗤い、手の動きを早めた貴哉は「そろそろ、イクよ」と熱を帯びた声を出す。顔を腕で覆っているせいでその表情は見えないけれど、その視線を感じ、与えられる快楽を受け入れる自分が悔しくて立てた歯に力を込める。
痛みで快楽を忘れることができればいいのに。
僕の願いは虚しく、貴哉に与えられた刺激で果てた僕は何も考えることができず、彼に対して従順になることしかできなかった。
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