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ママドラ来ちゃったよ!
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「むー。」
「チハルさんどうしたんです?」
モリアンに聞かれる千春は応接間のソファーでだらけながら転がる。
「暇。」
「忙しいより良く無いですー?」
ドラゴンの里から帰り、1ヶ月が経ち、週末は頼子やママさんズが遊びに来るが、平日は何事もなく過ごしていた。
「異世界生活に慣れたせいかなぁ、こう、なんて言うか、ワクワクが少ない気がする!」
「そうですねぇ、最近お出かけもしてませんし、また魔法の練習します?」
「魔法かぁ、ヨリママ達すごい上達してたねぇ。」
「はい、正直な話王宮魔導士団の人達もびっくりしてましたよ。」
モリアンと話しをして居ると、ノックの音が聞こえる、ラルカが扉を開けるとエンハルトが顔を出す。
「おかえりチハル・・・だらけてるなぁ。」
「ただいまー。」
「チハル、明日学校が終わったら、休みなんだよな?」
「うん、4連休、なーにしようかなぁ。」
「王宮でゴロゴロしてたら良いじゃ無いか。」
「えぇぇ、暇じゃん。」
「いつも料理したり、魔法の練習したり、休みの日は何かしらしてるだろ。」
「何もしないと勿体無い気がするじゃん?」
「贅沢な悩みだな。」
エンハルトは千春を見ながら笑う、するとロイロが部屋に入ってくる。
「チハル!」
「なに?どうしたの?」
焦りを見せながら応接間に入って来たロイロは千春に謝りだす。
「すまぬ、母が来た。」
「・・・え?」
「しかも数人連れて来とる。」
「・・・は?」
ロイロが話しをしていると、王宮が騒がしくなる。
「千春、間違いない、この気配はママドラだぞ。」
ルプも千春の横に来ると呟く。
「何しに来たのかな。」
「・・・酒かのう?」
「酒じゃねーか?」
ロイロとルプは揃って言うと、庭に兵士が集まってくる、千春は急いで外に出ると軍隊蜂のアミが戦闘態勢に入っていた。
「アミ!あのドラゴンは大丈夫!落ち着いて!」
急いで千春はアミに叫ぶと、アミが千春の横に来て上を見上げる、すると桜の木の周りを飛んでいた一際大きなドラゴンが千春前に降り立ち、ドラゴニュートの姿になる。
「チハルさん、ロイロ、久しぶりね!」
「母よ、まだひと月ほどじゃろ、久しぶりとは言わぬぞ。」
「あら、つれないわね。」
「ママドラさん、今日はどうしたんですか?」
「・・・・ロイロの顔を見に来たのよ?本当よ?」
あからさまに分かる嘘を吐き、目を逸らすママドラ。
「とりあえず連れて来た奴らも降りてくるんじゃ!街が混乱するじゃろう!」
ロイロは、まだ飛んでいるドラゴン達に叫ぶと、皆はママドラの後ろに着地する。
「5人も連れて来る必要は無いじゃろ、目的はなんじゃ。」
ロイロはキツめに問いかける。
「・・・食事もお酒も美味しかったの、この数千年、人との交流も有ったわ、でもあんなに幸せになれた事は無かったの。」
しょんぼりと言うママドラ。
「食事とお酒かぁ、今日はルノアーさんに教えた天ぷらだし、食べて行きますか?」
「いいの!?」
「その為にわざわざ王国まで来たんですよね。」
「ええ!出来ればしばらくココで生活したいわ!」
「え!?」
千春が驚くが、エンハルトも声を上げる。
「ハルト、どうなの?」
「流石になぁ、父上に聞かないと判断は出来ないな。」
「父上?あなた王族だったの?」
「そう言えば名前しか言ってなかったですね、エンハルト・アル・ジブラロール、第一王子です。」
「チハルさんもここに居るって事はそうなのかしら?」
「私も第一王女です、あと、ハルトの・・・婚約者です。」
「まぁ!そうだったのね!それで、国王とお話しは出来ます?」
ママドラはエンハルトに言うと、同時に千春の部屋から宰相と兵士が入って来る。
「殿下!何事ですか?!」
「あー、ちょうど良い、父上と話をしたいんだが。」
「陛下ですか?少々お待ちいただいても?」
「そうだな。」
「ママドラさん、取り敢えず中に入って待ちましょ。」
ママドラを応接間に促し、サフィーナはいつも通り平然とお茶を入れる。
「ママドラさん、しばらくってどれくらい滞在するんです?」
「別に決めてないわ、里の方は代わりを立てて来たから。」
「はぁ、さようですかー。」
たわいもない話しをして居ると、宰相がエイダンとマルグリットを連れて戻って来た。
「お父様、お母様?」
「面白い事してるわねえ。」
「なーにが面白いじゃ。」
マルグリットは直ぐに千春から聞いていたロイロの母と知り、笑みを浮かべていた。
「こんばんわ、夜分遅くに申し訳ないです、ロイロの母で、チハルさん達にはママドラなんて呼ばれてるわ。」
ママドラは立ち上がり挨拶をする。
「儂はこの国の王をしている、エイダン・アル・ジブラロールじゃ。」
「妻のマルグリットですわ。」
エイダンとマルグリットも挨拶を返すと、ママドラをソファーに促し自分達も座る。
「それで?今日はどう言った要件で?」
「もう誤魔化しても一緒だから、単刀直入に言うわ、この国に滞在したいの。」
「・・・ま、まぁ、儂がダメだと言ってもドラゴンじゃろ?どうしようも無かろう?」
「そうねぇ、私達人間にドラゴンを追い払うなんて出来ませんわ。」
「いや、お前なら出来そうじゃが。」
マルグリットの答えにエイダンが突っ込むがスルーされる。
「ロイロ!あなたこの国でドラゴンとして受け入れられてるのよね?!」
「儂かー?そうじゃなぁ、街に飛んで行っても驚かれんくらいには受け入れられとるのう。」
「それじゃドラゴンが増えても大丈夫よね?!」
「んーーーどうじゃろなぁ。」
ママドラとロイロが話しをして居ると、千春がストップをかける。
「ちょーっとまったぁ!私そんなにご飯作れないし!この前のはスーパーのお惣菜だから!」
「千春、それは大丈夫だろ、街には千春のレシピで作った飯がわんさかあるぞ。」
「でもドラゴンさん達お金無いじゃん?!買い食い出来ないでしょ!?」
ルプに突っ込まれるが千春も言い返す。
「それは大丈夫よ。」
ママドラはそう言うと、連れて来たドラゴンがドラゴニュートになり袋をわたす。
「宝物庫から適当に持って来たわ、コレを換金すれば大丈夫でしょ?」
ママドラはテーブルに財宝を広げる。
「これは凄いわねぇ、ルーカス、これ買い取り出来る?」
マルグリットが宰相に問いかける。
「王妃殿下、それは無茶振りと言うんですよ、出来るわけがありません。」
大きな宝石の付いた豪華な首飾り、年代物の金貨、装飾の付いたナイフや剣を見て、宰相は眉間に皺を寄せる。
「そうね、ドラゴンの食事は王宮で賄い、街で食事をする時は王宮の札を渡してもらって食べてもらいましょう、寝床はどうなさるの?」
「何処でも寝れますわよ?」
「流石に何処でもと言うわけには行かないわ、しばらく居るのでしょう?」
「えぇ、ほんのちょっと、そうね、4~500年くらい?」
「・・・ルーカス、王城の東区域を早急に工事しなさい、ドラゴニュートに人化された時用の屋敷もね。」
「はっ。」
「ありがとう、王妃マルグリット、その対価として、滞在中はこの国を護りますわ。」
「そこまでしなくても良いわよ?」
「いいえ、この国に居る以上させていただくわ。」
ニコリと微笑み、ママドラは言う。
「そう、ありがとう、それじゃあ歓迎会しないといけないわね!ルーカス、食事は私の部屋に、お酒は試作のワイン蒸留酒、ブランデーだったかしら?それを持って来て。」
「あ、お母様、今日は天ぷらですよね、こっちの方が合いますよ。」
千春は日本酒を一升瓶で二本渡す。
「ありがとうチハル!大好きよ!」
「うぐっぅぅおがあざまぐるじぃ。」
真正面から抱きつかれ胸に押しつぶされる千春、そしてマルグリットはママドラと連れのドラゴニュートの女性2人を連れ部屋を出て行った。
「・・・お主たちは行かぬのか?」
残った男性のドラゴニュート3人にエイダンが問いかける。
「はい、俺たちは適当に狩りをして食べますので。」
「ドラゴンも女が強いのか。」
「・・・はい。」
「よし!お前達は儂の所で呑むぞ!ルーカスお前も付き合え!」
「はっ、それでは準備して参ります。」
エイダンとルーカス、そして3人のドラゴニュートも部屋を出て行った。
「良かったなチハル。」
「何が?」
「暇じゃなくなっただろ。」
「・・・暇な方が良いね。」
「明日から騒がしくなりそうだ。」
「「・・・はぁ。」」
エンハルトと千春は2人で大きなため息を吐いた。
「チハルさんどうしたんです?」
モリアンに聞かれる千春は応接間のソファーでだらけながら転がる。
「暇。」
「忙しいより良く無いですー?」
ドラゴンの里から帰り、1ヶ月が経ち、週末は頼子やママさんズが遊びに来るが、平日は何事もなく過ごしていた。
「異世界生活に慣れたせいかなぁ、こう、なんて言うか、ワクワクが少ない気がする!」
「そうですねぇ、最近お出かけもしてませんし、また魔法の練習します?」
「魔法かぁ、ヨリママ達すごい上達してたねぇ。」
「はい、正直な話王宮魔導士団の人達もびっくりしてましたよ。」
モリアンと話しをして居ると、ノックの音が聞こえる、ラルカが扉を開けるとエンハルトが顔を出す。
「おかえりチハル・・・だらけてるなぁ。」
「ただいまー。」
「チハル、明日学校が終わったら、休みなんだよな?」
「うん、4連休、なーにしようかなぁ。」
「王宮でゴロゴロしてたら良いじゃ無いか。」
「えぇぇ、暇じゃん。」
「いつも料理したり、魔法の練習したり、休みの日は何かしらしてるだろ。」
「何もしないと勿体無い気がするじゃん?」
「贅沢な悩みだな。」
エンハルトは千春を見ながら笑う、するとロイロが部屋に入ってくる。
「チハル!」
「なに?どうしたの?」
焦りを見せながら応接間に入って来たロイロは千春に謝りだす。
「すまぬ、母が来た。」
「・・・え?」
「しかも数人連れて来とる。」
「・・・は?」
ロイロが話しをしていると、王宮が騒がしくなる。
「千春、間違いない、この気配はママドラだぞ。」
ルプも千春の横に来ると呟く。
「何しに来たのかな。」
「・・・酒かのう?」
「酒じゃねーか?」
ロイロとルプは揃って言うと、庭に兵士が集まってくる、千春は急いで外に出ると軍隊蜂のアミが戦闘態勢に入っていた。
「アミ!あのドラゴンは大丈夫!落ち着いて!」
急いで千春はアミに叫ぶと、アミが千春の横に来て上を見上げる、すると桜の木の周りを飛んでいた一際大きなドラゴンが千春前に降り立ち、ドラゴニュートの姿になる。
「チハルさん、ロイロ、久しぶりね!」
「母よ、まだひと月ほどじゃろ、久しぶりとは言わぬぞ。」
「あら、つれないわね。」
「ママドラさん、今日はどうしたんですか?」
「・・・・ロイロの顔を見に来たのよ?本当よ?」
あからさまに分かる嘘を吐き、目を逸らすママドラ。
「とりあえず連れて来た奴らも降りてくるんじゃ!街が混乱するじゃろう!」
ロイロは、まだ飛んでいるドラゴン達に叫ぶと、皆はママドラの後ろに着地する。
「5人も連れて来る必要は無いじゃろ、目的はなんじゃ。」
ロイロはキツめに問いかける。
「・・・食事もお酒も美味しかったの、この数千年、人との交流も有ったわ、でもあんなに幸せになれた事は無かったの。」
しょんぼりと言うママドラ。
「食事とお酒かぁ、今日はルノアーさんに教えた天ぷらだし、食べて行きますか?」
「いいの!?」
「その為にわざわざ王国まで来たんですよね。」
「ええ!出来ればしばらくココで生活したいわ!」
「え!?」
千春が驚くが、エンハルトも声を上げる。
「ハルト、どうなの?」
「流石になぁ、父上に聞かないと判断は出来ないな。」
「父上?あなた王族だったの?」
「そう言えば名前しか言ってなかったですね、エンハルト・アル・ジブラロール、第一王子です。」
「チハルさんもここに居るって事はそうなのかしら?」
「私も第一王女です、あと、ハルトの・・・婚約者です。」
「まぁ!そうだったのね!それで、国王とお話しは出来ます?」
ママドラはエンハルトに言うと、同時に千春の部屋から宰相と兵士が入って来る。
「殿下!何事ですか?!」
「あー、ちょうど良い、父上と話をしたいんだが。」
「陛下ですか?少々お待ちいただいても?」
「そうだな。」
「ママドラさん、取り敢えず中に入って待ちましょ。」
ママドラを応接間に促し、サフィーナはいつも通り平然とお茶を入れる。
「ママドラさん、しばらくってどれくらい滞在するんです?」
「別に決めてないわ、里の方は代わりを立てて来たから。」
「はぁ、さようですかー。」
たわいもない話しをして居ると、宰相がエイダンとマルグリットを連れて戻って来た。
「お父様、お母様?」
「面白い事してるわねえ。」
「なーにが面白いじゃ。」
マルグリットは直ぐに千春から聞いていたロイロの母と知り、笑みを浮かべていた。
「こんばんわ、夜分遅くに申し訳ないです、ロイロの母で、チハルさん達にはママドラなんて呼ばれてるわ。」
ママドラは立ち上がり挨拶をする。
「儂はこの国の王をしている、エイダン・アル・ジブラロールじゃ。」
「妻のマルグリットですわ。」
エイダンとマルグリットも挨拶を返すと、ママドラをソファーに促し自分達も座る。
「それで?今日はどう言った要件で?」
「もう誤魔化しても一緒だから、単刀直入に言うわ、この国に滞在したいの。」
「・・・ま、まぁ、儂がダメだと言ってもドラゴンじゃろ?どうしようも無かろう?」
「そうねぇ、私達人間にドラゴンを追い払うなんて出来ませんわ。」
「いや、お前なら出来そうじゃが。」
マルグリットの答えにエイダンが突っ込むがスルーされる。
「ロイロ!あなたこの国でドラゴンとして受け入れられてるのよね?!」
「儂かー?そうじゃなぁ、街に飛んで行っても驚かれんくらいには受け入れられとるのう。」
「それじゃドラゴンが増えても大丈夫よね?!」
「んーーーどうじゃろなぁ。」
ママドラとロイロが話しをして居ると、千春がストップをかける。
「ちょーっとまったぁ!私そんなにご飯作れないし!この前のはスーパーのお惣菜だから!」
「千春、それは大丈夫だろ、街には千春のレシピで作った飯がわんさかあるぞ。」
「でもドラゴンさん達お金無いじゃん?!買い食い出来ないでしょ!?」
ルプに突っ込まれるが千春も言い返す。
「それは大丈夫よ。」
ママドラはそう言うと、連れて来たドラゴンがドラゴニュートになり袋をわたす。
「宝物庫から適当に持って来たわ、コレを換金すれば大丈夫でしょ?」
ママドラはテーブルに財宝を広げる。
「これは凄いわねぇ、ルーカス、これ買い取り出来る?」
マルグリットが宰相に問いかける。
「王妃殿下、それは無茶振りと言うんですよ、出来るわけがありません。」
大きな宝石の付いた豪華な首飾り、年代物の金貨、装飾の付いたナイフや剣を見て、宰相は眉間に皺を寄せる。
「そうね、ドラゴンの食事は王宮で賄い、街で食事をする時は王宮の札を渡してもらって食べてもらいましょう、寝床はどうなさるの?」
「何処でも寝れますわよ?」
「流石に何処でもと言うわけには行かないわ、しばらく居るのでしょう?」
「えぇ、ほんのちょっと、そうね、4~500年くらい?」
「・・・ルーカス、王城の東区域を早急に工事しなさい、ドラゴニュートに人化された時用の屋敷もね。」
「はっ。」
「ありがとう、王妃マルグリット、その対価として、滞在中はこの国を護りますわ。」
「そこまでしなくても良いわよ?」
「いいえ、この国に居る以上させていただくわ。」
ニコリと微笑み、ママドラは言う。
「そう、ありがとう、それじゃあ歓迎会しないといけないわね!ルーカス、食事は私の部屋に、お酒は試作のワイン蒸留酒、ブランデーだったかしら?それを持って来て。」
「あ、お母様、今日は天ぷらですよね、こっちの方が合いますよ。」
千春は日本酒を一升瓶で二本渡す。
「ありがとうチハル!大好きよ!」
「うぐっぅぅおがあざまぐるじぃ。」
真正面から抱きつかれ胸に押しつぶされる千春、そしてマルグリットはママドラと連れのドラゴニュートの女性2人を連れ部屋を出て行った。
「・・・お主たちは行かぬのか?」
残った男性のドラゴニュート3人にエイダンが問いかける。
「はい、俺たちは適当に狩りをして食べますので。」
「ドラゴンも女が強いのか。」
「・・・はい。」
「よし!お前達は儂の所で呑むぞ!ルーカスお前も付き合え!」
「はっ、それでは準備して参ります。」
エイダンとルーカス、そして3人のドラゴニュートも部屋を出て行った。
「良かったなチハル。」
「何が?」
「暇じゃなくなっただろ。」
「・・・暇な方が良いね。」
「明日から騒がしくなりそうだ。」
「「・・・はぁ。」」
エンハルトと千春は2人で大きなため息を吐いた。
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