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名付けとは!
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「んーーーー。」
千春は朝から教室で机に伏せたまま唸っていた。
「おはよー千春、どうしたん?」
「んー、ヨリおはー、昨日さー、ママドラ来たんよ。」
「は?ママドラって、ロイロちゃんの?」
「うん、部下?護衛?5人連れて来ててさー、その3人が朝の運動とか言って王都の上空飛びまくって、朝から大騒ぎしてた。」
「うわぁ、それでどうなったの?」
「ロイロがうるさいってキレて、3人ボコってた。」
「そりゃ大変だったねぇ。」
頼子と千春は苦笑いしながら会話をして居ると、美桜と麗奈が教室に入って来る。
「おはよー!チハル、ヨリ、ビェリーちゃん居る?」
「おるよー、荷物かー?」
美桜はスポーツバッグをパンパンに膨らませ、荷物を持っていた。
「コレおねがーい。」
「私もお願い!」
麗奈も同じ様にバッグを机に置くと、影に吸い込まれる。
「ママさん達は?」
「明後日の夕方に来るってさ。」
「りょー。」
「で?何かあったの?」
「うん、かくかくしかじか。」
「・・・わからないよ?」
「察して!」
千春は昨日の夜から朝の出来事を説明する。
「面白い事になってんねー。」
「お母様も同じ事言ってたわ、4連休ずっとお泊まり?」
「もち!」
「んじゃ今日は宿題終わらせて、明日から遊ぶ感じかな。」
「えぇぇ、マ?」
「マ。」
不満げに言う美桜を笑いながら返す千春、そして普段通りの授業を受けた千春達は、その足で家に向かった。
「ただいまー。」
「おかえりなさいチハル、お客様が来てますよ。」
「え?こんな時間に?」
「はい、商業ギルドのギルマスと生産ギルドのギルマスがお待ちです。」
サフィーナは千春の荷物を受け取り、着替えを手伝う。
「こんにちは、ダーサン、メイソンさんまでどうしたんですか?」
「私はヨリ達の商品を持って来たんだ、ピーラーと言うやつは作りに細かい作業もあって値段は上がったけど売れ行きは順調、カルタやカードゲームも生産が追いつかないくらいだ。」
「私の方はダンジョン村、エイクラー村の孤児院が出来上がり、子供達を受け入れ始めました、そのご報告で御座います。」
2人はそれぞれ千春に報告をしながら和やかに話す。
「それは良かったです。」
「これもデクスター教皇の協力が有ってこそですな、職員も魔法の使える職員を準備していただき、子供達も懐いておりますので。」
「デクスターさんかぁ、お礼しないとだなぁ。」
「それは問題無いでしょう、聖女様の孤児院で仕事が出来るのです、逆にお礼されますよ。」
「えー、それはそれですよ、私の気持ち的な物なので。」
メイソンと話しをしていると、ダーサンと頼子達が声を上げる。
「そんなに売れてるんです?!」
「マ?!」
「うわぁ、まじかー。」
「どうしたん?」
「聞いて千春、私達に入るお金、1人金貨300枚超えてる。」
「えーっと、3000万円!」
「おかげで生産ギルドも凄く儲かってるよ、とりあえず報告は以上、また面白いネタが有ったら言ってくれると助かるよ。」
「私の方も何かありましたらお呼び下さい、飛んで参ります。」
ダーサンとメイソンは、報告を済ませると部屋を出て行った。
「さてと、お風呂、晩ごはん、宿題、どれが良い?」
千春は頼子達に言う。
「宿題終わらせよ。」
「だねぇ、ちなみに晩ごはん何にするの?」
「ふっふっふー、しゃぶしゃぶだよー!」
某メーカーのつけダレをアイテムボックスから出し、テーブルに並べる。
「多くね?」
「だってアイテムボックスに入れたら腐らないし、色々食べたいじゃん?」
「肉は?」
「ミノちゃんとオークちゃん、ルノアーさんが薄切りにして持って来てくれるよ。」
「おー!やる気出て来たわ!千春さっさと終わらせよ!」
頼子はビェリーに言うと、教科書とノートを取り出す、そしてテーブルを囲むと千春達は宿題を始めた。
----------------------------------
「はい、終わったぁ。」
「千春はやっ。」
「えー、チハル見せてー。」
頼子と美桜もそう言うが、もう終わりそうだ。
「はーい私も終わりーっと、チハル夕食の準備する?」
麗奈もノートを閉じると、千春に声を掛ける。
「しないよー、ルノアーさんが全部やってくれるから。」
「へぇ、ルノアーさんも日本の料理に慣れて来たみたいだね。」
「うん、ソースとかツユも自分たちで作れるようになったからね。」
「チハル、湯浴みの方も準備出来てますよ。」
サフィーナがチハルに声を掛ける。
「ヨリ、ミオ、終わりそう?」
「もう終わるー。」
「私も終わるよー。」
「んじゃ先にお風呂入るかぁ。」
千春達はのんびりお風呂に入る、そして着替えて戻ると夕食の準備がされていた。
「おー!豪華!」
「いや、誰がこんなに食べるのよ。」
皿がいくつも並べられ、肉や野菜がカートにも置かれ並べられていた。
「食べ放題かよ。」
「お残し厳禁?」
「いや、無理だって。」
「大丈夫じゃん?ほら。」
ロイロやルプ、ビェリー、コンは既にスタンバイし、ロイロの定位置となったテーブルを囲み湯が沸くのを見ている。
「余ったら全部あっちに回そう。」
「そだね。」
話しをしていると、扉からノックが聞こえる、モリアンが扉を開けるとママドラと5人のドラゴニュートが入ってくる。
「チハルさん、昨日は有難う、あと朝はごめんなさいね。」
「いやいや、そちらの・・・3人も大丈夫でした?」
「大丈夫に決まっとろう、手加減しとるわ。」
「よく言うわよ、瀕死だったから回復魔法掛けるのが大変だったわ。」
「そういえば皆さん名前無いんですか?」
「あるわよ、私は●□○×△▲よ。」
「・・・え?」
「ドラゴンの名前は人には聞きとれぬよ。」
「そうだったわね、人に聞こえる様に言うなら、グルァロゥロルね。」
「覚えにくいし言いにくいです!」
「ママドラで良いわよ?」
「そうします、そちらの5人も名前有るんです?」
「えぇ、まぁ聞き取れないでしょうけど、呼びやすい名前付けても良いわよ、長い付き合いになるでしょうから。」
クスクスと笑いながらママドラは千春に言う。
「ロイロ、名前付けたら契約なんない?」
「あぁ、儂やルプ達と違って魂の質が違うからの、大丈夫じゃ。」
「そっか、それじゃ女性のドラグナちゃんは、左の人がレフトちゃん、右の子がライトちゃんね。」
「千春・・・さすがにそれは安直すぎない?」
サクッと名前を付けた千春に頼子が突っ込む。
「そう?分かりやすいし覚えやすいじゃん、そんで、男性3人は左から、イー、アル、サンで。」
「おーいチハル、それはどうかと思うよ?」
美桜までが突っ込む。
「それじゃみんなで付ける?」
「あー私はパス、ゲームのキャラでさえ名前付けるの時間掛かるから。」
「ウチも苦手だな。」
「私はさっきの名前で良いと思うけどなぁ。」
「はい、決定!レフちゃん、ライちゃん、あと、イー、アル、サンね!」
「「有難うございます!」」
レフトとライトは嬉しそうにお礼を言う。
「チハル様、私達のイー、アル、サンとはどういう意味で?」
「えっと、私の世界の、別の国の数字・・・。」
「数字ですか、響きは良いですね、有難うございます。」
「う・・うん、よろしくね。」
千春は少し後ろめたい気もしたが、気に入ったようだし良いかと切り替える。
「ママドラさん夕食は?」
「まだですわ、王宮の食堂に行けばいつでも食べれると聞いてますので。」
「それじゃ一緒に食べません?凄いいっぱいあるんで。」
「良いの?」
「勿論ですよー。」
「母よ、酒もあるぞ?」
千春が言うとロイロは酒瓶をフリフリしながら声を掛ける。
「ご一緒させて頂くわ!」
大喜びでママドラは言うと、サフィーナ達がロイロ達のテーブルを広げ魔導コンロを並べていく。
「よーしそれじゃしゃぶしゃぶパーティーだー!」
「なんじゃそりゃ。」
「初めて聞いたわそんなパーティ。」
「食べれるなら私はそれで良い!食べよ!お腹すいた!」
そして千春達やママドラ達、ロイロ達と、皆がワイワイ夕食を始め、賑やかな夕食が始まった。
千春は朝から教室で机に伏せたまま唸っていた。
「おはよー千春、どうしたん?」
「んー、ヨリおはー、昨日さー、ママドラ来たんよ。」
「は?ママドラって、ロイロちゃんの?」
「うん、部下?護衛?5人連れて来ててさー、その3人が朝の運動とか言って王都の上空飛びまくって、朝から大騒ぎしてた。」
「うわぁ、それでどうなったの?」
「ロイロがうるさいってキレて、3人ボコってた。」
「そりゃ大変だったねぇ。」
頼子と千春は苦笑いしながら会話をして居ると、美桜と麗奈が教室に入って来る。
「おはよー!チハル、ヨリ、ビェリーちゃん居る?」
「おるよー、荷物かー?」
美桜はスポーツバッグをパンパンに膨らませ、荷物を持っていた。
「コレおねがーい。」
「私もお願い!」
麗奈も同じ様にバッグを机に置くと、影に吸い込まれる。
「ママさん達は?」
「明後日の夕方に来るってさ。」
「りょー。」
「で?何かあったの?」
「うん、かくかくしかじか。」
「・・・わからないよ?」
「察して!」
千春は昨日の夜から朝の出来事を説明する。
「面白い事になってんねー。」
「お母様も同じ事言ってたわ、4連休ずっとお泊まり?」
「もち!」
「んじゃ今日は宿題終わらせて、明日から遊ぶ感じかな。」
「えぇぇ、マ?」
「マ。」
不満げに言う美桜を笑いながら返す千春、そして普段通りの授業を受けた千春達は、その足で家に向かった。
「ただいまー。」
「おかえりなさいチハル、お客様が来てますよ。」
「え?こんな時間に?」
「はい、商業ギルドのギルマスと生産ギルドのギルマスがお待ちです。」
サフィーナは千春の荷物を受け取り、着替えを手伝う。
「こんにちは、ダーサン、メイソンさんまでどうしたんですか?」
「私はヨリ達の商品を持って来たんだ、ピーラーと言うやつは作りに細かい作業もあって値段は上がったけど売れ行きは順調、カルタやカードゲームも生産が追いつかないくらいだ。」
「私の方はダンジョン村、エイクラー村の孤児院が出来上がり、子供達を受け入れ始めました、そのご報告で御座います。」
2人はそれぞれ千春に報告をしながら和やかに話す。
「それは良かったです。」
「これもデクスター教皇の協力が有ってこそですな、職員も魔法の使える職員を準備していただき、子供達も懐いておりますので。」
「デクスターさんかぁ、お礼しないとだなぁ。」
「それは問題無いでしょう、聖女様の孤児院で仕事が出来るのです、逆にお礼されますよ。」
「えー、それはそれですよ、私の気持ち的な物なので。」
メイソンと話しをしていると、ダーサンと頼子達が声を上げる。
「そんなに売れてるんです?!」
「マ?!」
「うわぁ、まじかー。」
「どうしたん?」
「聞いて千春、私達に入るお金、1人金貨300枚超えてる。」
「えーっと、3000万円!」
「おかげで生産ギルドも凄く儲かってるよ、とりあえず報告は以上、また面白いネタが有ったら言ってくれると助かるよ。」
「私の方も何かありましたらお呼び下さい、飛んで参ります。」
ダーサンとメイソンは、報告を済ませると部屋を出て行った。
「さてと、お風呂、晩ごはん、宿題、どれが良い?」
千春は頼子達に言う。
「宿題終わらせよ。」
「だねぇ、ちなみに晩ごはん何にするの?」
「ふっふっふー、しゃぶしゃぶだよー!」
某メーカーのつけダレをアイテムボックスから出し、テーブルに並べる。
「多くね?」
「だってアイテムボックスに入れたら腐らないし、色々食べたいじゃん?」
「肉は?」
「ミノちゃんとオークちゃん、ルノアーさんが薄切りにして持って来てくれるよ。」
「おー!やる気出て来たわ!千春さっさと終わらせよ!」
頼子はビェリーに言うと、教科書とノートを取り出す、そしてテーブルを囲むと千春達は宿題を始めた。
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「はい、終わったぁ。」
「千春はやっ。」
「えー、チハル見せてー。」
頼子と美桜もそう言うが、もう終わりそうだ。
「はーい私も終わりーっと、チハル夕食の準備する?」
麗奈もノートを閉じると、千春に声を掛ける。
「しないよー、ルノアーさんが全部やってくれるから。」
「へぇ、ルノアーさんも日本の料理に慣れて来たみたいだね。」
「うん、ソースとかツユも自分たちで作れるようになったからね。」
「チハル、湯浴みの方も準備出来てますよ。」
サフィーナがチハルに声を掛ける。
「ヨリ、ミオ、終わりそう?」
「もう終わるー。」
「私も終わるよー。」
「んじゃ先にお風呂入るかぁ。」
千春達はのんびりお風呂に入る、そして着替えて戻ると夕食の準備がされていた。
「おー!豪華!」
「いや、誰がこんなに食べるのよ。」
皿がいくつも並べられ、肉や野菜がカートにも置かれ並べられていた。
「食べ放題かよ。」
「お残し厳禁?」
「いや、無理だって。」
「大丈夫じゃん?ほら。」
ロイロやルプ、ビェリー、コンは既にスタンバイし、ロイロの定位置となったテーブルを囲み湯が沸くのを見ている。
「余ったら全部あっちに回そう。」
「そだね。」
話しをしていると、扉からノックが聞こえる、モリアンが扉を開けるとママドラと5人のドラゴニュートが入ってくる。
「チハルさん、昨日は有難う、あと朝はごめんなさいね。」
「いやいや、そちらの・・・3人も大丈夫でした?」
「大丈夫に決まっとろう、手加減しとるわ。」
「よく言うわよ、瀕死だったから回復魔法掛けるのが大変だったわ。」
「そういえば皆さん名前無いんですか?」
「あるわよ、私は●□○×△▲よ。」
「・・・え?」
「ドラゴンの名前は人には聞きとれぬよ。」
「そうだったわね、人に聞こえる様に言うなら、グルァロゥロルね。」
「覚えにくいし言いにくいです!」
「ママドラで良いわよ?」
「そうします、そちらの5人も名前有るんです?」
「えぇ、まぁ聞き取れないでしょうけど、呼びやすい名前付けても良いわよ、長い付き合いになるでしょうから。」
クスクスと笑いながらママドラは千春に言う。
「ロイロ、名前付けたら契約なんない?」
「あぁ、儂やルプ達と違って魂の質が違うからの、大丈夫じゃ。」
「そっか、それじゃ女性のドラグナちゃんは、左の人がレフトちゃん、右の子がライトちゃんね。」
「千春・・・さすがにそれは安直すぎない?」
サクッと名前を付けた千春に頼子が突っ込む。
「そう?分かりやすいし覚えやすいじゃん、そんで、男性3人は左から、イー、アル、サンで。」
「おーいチハル、それはどうかと思うよ?」
美桜までが突っ込む。
「それじゃみんなで付ける?」
「あー私はパス、ゲームのキャラでさえ名前付けるの時間掛かるから。」
「ウチも苦手だな。」
「私はさっきの名前で良いと思うけどなぁ。」
「はい、決定!レフちゃん、ライちゃん、あと、イー、アル、サンね!」
「「有難うございます!」」
レフトとライトは嬉しそうにお礼を言う。
「チハル様、私達のイー、アル、サンとはどういう意味で?」
「えっと、私の世界の、別の国の数字・・・。」
「数字ですか、響きは良いですね、有難うございます。」
「う・・うん、よろしくね。」
千春は少し後ろめたい気もしたが、気に入ったようだし良いかと切り替える。
「ママドラさん夕食は?」
「まだですわ、王宮の食堂に行けばいつでも食べれると聞いてますので。」
「それじゃ一緒に食べません?凄いいっぱいあるんで。」
「良いの?」
「勿論ですよー。」
「母よ、酒もあるぞ?」
千春が言うとロイロは酒瓶をフリフリしながら声を掛ける。
「ご一緒させて頂くわ!」
大喜びでママドラは言うと、サフィーナ達がロイロ達のテーブルを広げ魔導コンロを並べていく。
「よーしそれじゃしゃぶしゃぶパーティーだー!」
「なんじゃそりゃ。」
「初めて聞いたわそんなパーティ。」
「食べれるなら私はそれで良い!食べよ!お腹すいた!」
そして千春達やママドラ達、ロイロ達と、皆がワイワイ夕食を始め、賑やかな夕食が始まった。
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