37 / 37
幸(さき)くあれ、真幸(まさき)くあれ
しおりを挟む
ドス黒いヒルコの海の一点に、光が灯った。日の光に負けそうなほど弱々しい光だった。その光は、反物を広げたように放射状に白い筋が広がっていく。その光は、金色になるほど陽に成り切れていない、透明に近い黄色のヒルコだった。
帯は数を増やし、互いに結びつき、網となっていく。霞(かすみ)のように淡い光が滲みながら広がり、ヒルコの黒を塗り替えていく様は、雨雲の間にのぞいた晴れ間が、空を照らしだしていくようにも見えた。
白い光は色を替え、静楽の都は黄金(こがね)色光に覆われた。突然の変化に、戸惑った下級神達は、あるものは鼻で、あるものは触角で、様子を探る。
獅子の下級神が、犬のようにキャンキャンと悲鳴を上げた。足先が淡いヒルコに呑まれていく。湯に溶ける氷のように、獅子の姿はヒルコと一体化し消えていく。
やがてゆっくりと、ヒルコは土に染み込んでいった。地中に潜った力の塊は、土脈の流れに乗り、もと来た場所へと戻っていった。
玄室に続く道は、完全に崩落(ほうらく)してしまった。天井から剥がれ落ちた岩が、入り口を塞いでいる。玄室の前で、詩虞羅と朱は立ち尽くしていた。
山の中腹から見下ろせば、高さのある建物が少なくなったせいで、悲しいくらい見晴らしがよかった。瓦礫となった都から、いく筋も煙が上がっている。
唯一の救いは、建物がほぼ全壊したなかで、頑丈な造りの内裏や占司殿が残っていたことだ。文字通り、巫女の祈りが通じたのだ。ヒルコの進みが遅かったため、ほとんどの者が避難することができたのも幸いだった。
「お前だけでも救えてよかった、薙覇」
大仕事をした魁の頭をなでながら朱は言った。今回のことで、薙覇はかなり苦しんだし、これからも苦しむだろう。しかし、死ぬよりはましだ。
「私は、死ぬべきでした。柚木様と一緒に」
朱に無理やり薬を塗られた胸の傷を押さえて、詩虞羅は塞がれた墓の入り口をみた。和神になりきれない生(せい)の力に触れた場所は、山肌は荒れ、岩は苔がむし、蔦がからまり、まるで長い年月を経たような姿になっている。荒ぶる神かヒルコが通った跡か、大蛇が地下で這い回ったようにあちこち土が盛り上がり、また穴が空いていた。
あれから、核を浄化された玲帝の荒ぶる神は、巨大な和神(にぎがみ)となった。浄化された金色のヒルコが力を貸した形となり、その力は隅々までおよび、荒ぶる神達を浄化して散っていった。。
「柚木様は自分の命で過ちをつぐなった。しかし私は? 私が柚木様に真実を隠していた罪は? 柚木様の心を支えてあげられなかった罪は?」
朱はふん、と鼻を鳴らした。
「いまさら、それを償うことができると思うのか」
そして小さくため息をつく。
「すんだことだ、薙覇」
朱は都を見下ろした。結界で守られていた内裏も、半分ほど倒壊している。助かった人々が、瓦礫の下に閉じこめられた人を助けだそうと奮闘していた。
「後は、なんとかして鹿子は柚木の遺品でも見つかれば……」
魁が、吠えた。ふさがれた玄室への入り口にむかって。
「うるさいぞ魁! 今大事な話をしようとしているのじゃ」
しかし魁は鳴き止まなかった。それどころかますます興奮して、陵墓の入り口まで走り、前脚で地面を掻き始める。
「本当になにかあるのか」
朱は地面に手をついた。地面の下を血潮のように流れる気脈とヒルコを探る。
「なんと……」
朱はそれきり言葉が出なかった。
「生きているのか? 待っておれ、今助けてやる!」
人手が必要だ。朱は占司殿にむかって走りだした。
「しかし…… 奇跡って本当にあるんですねえ。よくもまあ、生きていたものです。お互いに」
淘汰は改めて自分の体を見下ろした。
確かに、彼はすごい格好だった。土と血で、もとの色もわからないほど変色した衣。角髪(みずら)は解け、肩に髪がかかっている。
「ヒルコが浄化され、死から生の力になって、それが死んでた俺らの命を甦らせた、か。なんの冗談だ、って感じだな」
殺嘉も淘汰と同じような格好だった。着物の胸に開いた穴からは、傷一つない肌がのぞいている。
三人の近くには、土が小さな山を作っていた。その傍に、誰かが忘れた鍬(クワ)が置かれっぱなしになっていた。
あの時、棺の傍にはヒルコが通った跡が穴として残っていた。地下をヒルコが流れたおかげで、玄室の近くには横穴が網のように広がっていた。まるで鉄や金を掘る坑道のように。鹿子達がつぶされずにすんだのは、その横穴の一つに逃げ込んだおかげだった。玄室がつぶれ、地下道に半ば生き埋めになった巫女と従者を堀り出してくれたのは、内裏に避難していた街の人々だった。
鹿子達を掘り出した人達は、無事に助かった三人に暖かい祝いの言葉を残すと、朱の指示で他に怪我人や人手が必要な所がないか探しに散っていった。きっと都では、とにかく動ける者なら誰でも欲しいほど仕事が山積みだろう。
「あはは、私もびっくりしたよ。まさか助かるとは思わなかったわ」
鹿子が苔の生えた地面に腰かける。ヒルコのおかげで傷つけられた足もすっかり治っている。
地中の空洞がつぶれ、土砂崩れがおきるかも知れないため、早くこの山から下りた方がいいのだろうが、今は少しだけ休んでいたい。
「まったく」
土で汚れた朱が鹿子の隣に立った。
帝ですら一目おく巫女達の長(おさ)、占司殿の主人は、鹿子達を助け出すため、自ら泥だらけになって町の人々と一緒に穴堀りをしてくれた。
「本当に、よくもまあ生きて帰れたものだの、鹿子。頼むからもう無茶はしないでくれ」
「そうですよ。本当にいい加減にしてくださいよ!」
珍しく淘汰の口調は怒っているようだった。
「朱様から聞きましたっ。何だって引き返したんですか。僕達なんか放っておいて逃げるべきだった!」
「だって、助けられるあてがあったのだもの」
鹿子はサラリと言った。
「そもそも、鹿子が従者を見捨てて逃げるような巫女だったら、お前が今まで一緒に戦ってかったと思うけどな」
殺嘉の言葉に、淘汰は、あきらめたような溜息になった。
「ヒルコに力を奪われた土地も、もとに戻るでしょう。完全に落ち着くのはまだまだだけど、大丈夫、じきに新しい和神が生まれますよ」
「それにしても……」
殺嘉は鹿子が大事に抱えているものをまじまじと見つめた。
「まさか、こんなになるなんてねえ」
殺嘉が穴の中で見つけ、鹿子に報告しようとしていたもの。それは赤子だった。
柚木の衣に包まれて、大人たちの注目をものともせず、生まれたばかりの赤子は鹿子の腕に抱かれすやすやと眠り続けている。ただし、普通の人間とは違い、信じられないほどの神気を持っていた。
「これは、柚木様。正確には柚木様の魂の欠片を核に生まれた和神。もしかして、大きくなったら、ふふ、柚木様そっくりの女神様になるのかも」
「は、はは、信じられない」
詩虞羅が手を伸ばしてきたので、鹿子は赤子を近づけてやった。しかし汚すのを恐れるように、詩虞羅はのばした手を引っ込める。
その代わり、というように赤子は、紅葉のような手を広げて詩虞羅の頬に触れた。まるでいつの間にか流れていた詩虞羅の涙を拭おうとしているように。
「で、柚木が死んだから、鹿子の呪いもとけた、か。奇跡って、こうほいほい起きるものだったっけか。ここまで運がいいと、いっそ気味が悪いぜ」
「考えすぎだよ、殺嘉」
顔をしかめた殺嘉に淘汰が言う。
「そうだ、これ。これを返してあげなくちゃ」
鹿子は懐から小さな玉の連なりを取り出した。それは希月の腕輪だった。浅葱色の腕輪を、赤子の小さな手首にかけてやる。
「柚木様の、命より大事な物よ」
「なるほど」
殺嘉が呻くように言った。
いつのまにか、日差しが昼の物になっていた。力尽きたように腰を降ろせば、緑の草が青い空に届きそうなほど高く香った。
帯は数を増やし、互いに結びつき、網となっていく。霞(かすみ)のように淡い光が滲みながら広がり、ヒルコの黒を塗り替えていく様は、雨雲の間にのぞいた晴れ間が、空を照らしだしていくようにも見えた。
白い光は色を替え、静楽の都は黄金(こがね)色光に覆われた。突然の変化に、戸惑った下級神達は、あるものは鼻で、あるものは触角で、様子を探る。
獅子の下級神が、犬のようにキャンキャンと悲鳴を上げた。足先が淡いヒルコに呑まれていく。湯に溶ける氷のように、獅子の姿はヒルコと一体化し消えていく。
やがてゆっくりと、ヒルコは土に染み込んでいった。地中に潜った力の塊は、土脈の流れに乗り、もと来た場所へと戻っていった。
玄室に続く道は、完全に崩落(ほうらく)してしまった。天井から剥がれ落ちた岩が、入り口を塞いでいる。玄室の前で、詩虞羅と朱は立ち尽くしていた。
山の中腹から見下ろせば、高さのある建物が少なくなったせいで、悲しいくらい見晴らしがよかった。瓦礫となった都から、いく筋も煙が上がっている。
唯一の救いは、建物がほぼ全壊したなかで、頑丈な造りの内裏や占司殿が残っていたことだ。文字通り、巫女の祈りが通じたのだ。ヒルコの進みが遅かったため、ほとんどの者が避難することができたのも幸いだった。
「お前だけでも救えてよかった、薙覇」
大仕事をした魁の頭をなでながら朱は言った。今回のことで、薙覇はかなり苦しんだし、これからも苦しむだろう。しかし、死ぬよりはましだ。
「私は、死ぬべきでした。柚木様と一緒に」
朱に無理やり薬を塗られた胸の傷を押さえて、詩虞羅は塞がれた墓の入り口をみた。和神になりきれない生(せい)の力に触れた場所は、山肌は荒れ、岩は苔がむし、蔦がからまり、まるで長い年月を経たような姿になっている。荒ぶる神かヒルコが通った跡か、大蛇が地下で這い回ったようにあちこち土が盛り上がり、また穴が空いていた。
あれから、核を浄化された玲帝の荒ぶる神は、巨大な和神(にぎがみ)となった。浄化された金色のヒルコが力を貸した形となり、その力は隅々までおよび、荒ぶる神達を浄化して散っていった。。
「柚木様は自分の命で過ちをつぐなった。しかし私は? 私が柚木様に真実を隠していた罪は? 柚木様の心を支えてあげられなかった罪は?」
朱はふん、と鼻を鳴らした。
「いまさら、それを償うことができると思うのか」
そして小さくため息をつく。
「すんだことだ、薙覇」
朱は都を見下ろした。結界で守られていた内裏も、半分ほど倒壊している。助かった人々が、瓦礫の下に閉じこめられた人を助けだそうと奮闘していた。
「後は、なんとかして鹿子は柚木の遺品でも見つかれば……」
魁が、吠えた。ふさがれた玄室への入り口にむかって。
「うるさいぞ魁! 今大事な話をしようとしているのじゃ」
しかし魁は鳴き止まなかった。それどころかますます興奮して、陵墓の入り口まで走り、前脚で地面を掻き始める。
「本当になにかあるのか」
朱は地面に手をついた。地面の下を血潮のように流れる気脈とヒルコを探る。
「なんと……」
朱はそれきり言葉が出なかった。
「生きているのか? 待っておれ、今助けてやる!」
人手が必要だ。朱は占司殿にむかって走りだした。
「しかし…… 奇跡って本当にあるんですねえ。よくもまあ、生きていたものです。お互いに」
淘汰は改めて自分の体を見下ろした。
確かに、彼はすごい格好だった。土と血で、もとの色もわからないほど変色した衣。角髪(みずら)は解け、肩に髪がかかっている。
「ヒルコが浄化され、死から生の力になって、それが死んでた俺らの命を甦らせた、か。なんの冗談だ、って感じだな」
殺嘉も淘汰と同じような格好だった。着物の胸に開いた穴からは、傷一つない肌がのぞいている。
三人の近くには、土が小さな山を作っていた。その傍に、誰かが忘れた鍬(クワ)が置かれっぱなしになっていた。
あの時、棺の傍にはヒルコが通った跡が穴として残っていた。地下をヒルコが流れたおかげで、玄室の近くには横穴が網のように広がっていた。まるで鉄や金を掘る坑道のように。鹿子達がつぶされずにすんだのは、その横穴の一つに逃げ込んだおかげだった。玄室がつぶれ、地下道に半ば生き埋めになった巫女と従者を堀り出してくれたのは、内裏に避難していた街の人々だった。
鹿子達を掘り出した人達は、無事に助かった三人に暖かい祝いの言葉を残すと、朱の指示で他に怪我人や人手が必要な所がないか探しに散っていった。きっと都では、とにかく動ける者なら誰でも欲しいほど仕事が山積みだろう。
「あはは、私もびっくりしたよ。まさか助かるとは思わなかったわ」
鹿子が苔の生えた地面に腰かける。ヒルコのおかげで傷つけられた足もすっかり治っている。
地中の空洞がつぶれ、土砂崩れがおきるかも知れないため、早くこの山から下りた方がいいのだろうが、今は少しだけ休んでいたい。
「まったく」
土で汚れた朱が鹿子の隣に立った。
帝ですら一目おく巫女達の長(おさ)、占司殿の主人は、鹿子達を助け出すため、自ら泥だらけになって町の人々と一緒に穴堀りをしてくれた。
「本当に、よくもまあ生きて帰れたものだの、鹿子。頼むからもう無茶はしないでくれ」
「そうですよ。本当にいい加減にしてくださいよ!」
珍しく淘汰の口調は怒っているようだった。
「朱様から聞きましたっ。何だって引き返したんですか。僕達なんか放っておいて逃げるべきだった!」
「だって、助けられるあてがあったのだもの」
鹿子はサラリと言った。
「そもそも、鹿子が従者を見捨てて逃げるような巫女だったら、お前が今まで一緒に戦ってかったと思うけどな」
殺嘉の言葉に、淘汰は、あきらめたような溜息になった。
「ヒルコに力を奪われた土地も、もとに戻るでしょう。完全に落ち着くのはまだまだだけど、大丈夫、じきに新しい和神が生まれますよ」
「それにしても……」
殺嘉は鹿子が大事に抱えているものをまじまじと見つめた。
「まさか、こんなになるなんてねえ」
殺嘉が穴の中で見つけ、鹿子に報告しようとしていたもの。それは赤子だった。
柚木の衣に包まれて、大人たちの注目をものともせず、生まれたばかりの赤子は鹿子の腕に抱かれすやすやと眠り続けている。ただし、普通の人間とは違い、信じられないほどの神気を持っていた。
「これは、柚木様。正確には柚木様の魂の欠片を核に生まれた和神。もしかして、大きくなったら、ふふ、柚木様そっくりの女神様になるのかも」
「は、はは、信じられない」
詩虞羅が手を伸ばしてきたので、鹿子は赤子を近づけてやった。しかし汚すのを恐れるように、詩虞羅はのばした手を引っ込める。
その代わり、というように赤子は、紅葉のような手を広げて詩虞羅の頬に触れた。まるでいつの間にか流れていた詩虞羅の涙を拭おうとしているように。
「で、柚木が死んだから、鹿子の呪いもとけた、か。奇跡って、こうほいほい起きるものだったっけか。ここまで運がいいと、いっそ気味が悪いぜ」
「考えすぎだよ、殺嘉」
顔をしかめた殺嘉に淘汰が言う。
「そうだ、これ。これを返してあげなくちゃ」
鹿子は懐から小さな玉の連なりを取り出した。それは希月の腕輪だった。浅葱色の腕輪を、赤子の小さな手首にかけてやる。
「柚木様の、命より大事な物よ」
「なるほど」
殺嘉が呻くように言った。
いつのまにか、日差しが昼の物になっていた。力尽きたように腰を降ろせば、緑の草が青い空に届きそうなほど高く香った。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
五年後、元夫の後悔が遅すぎる。~娘が「パパ」と呼びそうで困ってます~
放浪人
恋愛
「君との婚姻は無効だ。実家へ帰るがいい」
大聖堂の冷たい石畳の上で、辺境伯ロルフから突然「婚姻は最初から無かった」と宣告された子爵家次女のエリシア。実家にも見放され、身重の体で王都の旧市街へ追放された彼女は、絶望のどん底で愛娘クララを出産する。
生き抜くために針と糸を握ったエリシアは、持ち前の技術で不思議な力を持つ「祝布(しゅくふ)」を織り上げる職人として立ち上がる。施しではなく「仕事」として正当な対価を払い、決して土足で踏み込んでこない救恤院の監督官リュシアンの温かい優しさに触れエリシアは少しずつ人間らしい心と笑顔を取り戻していった。
しかし五年後。辺境を襲った疫病を救うための緊急要請を通じ、エリシアは冷酷だった元夫ロルフと再会してしまう。しかも隣にいる娘の青い瞳は彼と瓜二つだった。
「すまない。私は父としての責任を果たす」
かつての合理主義の塊だった元夫は、自らの過ちを深く悔い、家の権益を捨ててでも母子を守る「強固な盾」になろうとする。娘のクララもまた、危機から救ってくれた彼を「パパ」と呼び始めてしまい……。
だが、どんなに後悔されても、どんなに身を挺して守られても、一度完全に壊された関係が元に戻ることは絶対にない。エリシアが真の伴侶として選ぶのは、凍えた心を溶かし、温かい日常を共に歩んでくれたリュシアンただ一人だった。
これは、全てを奪われた一人の女性が母として力強く成長し誰にも脅かされることのない「本物の家族」と「静かで確かな幸福」を自分の手で選び取るまでの物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
思いを込めてあなたに贈る
あんど もあ
ファンタジー
ファナの母が亡くなった二ヶ月後に、父は新しい妻とその妻との間に生まれた赤ん坊を家に連れて来た。義母は、お前はもうこの家の後継者では無いと母から受け継いだ家宝のネックレスを奪うが、そのネックレスは……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる