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Chap.6 この心臓を突き刺して
Chap.6 Sec.5
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ウサギとユーグがいた部屋は、外部に出るためのドアが開かれたままだった。乗っ取り前の権限で、ユーグによって強制的に開けられ、そのまま。
開かれたドア横で、身を隠して様子をうかがっていた青年——歓迎会のときにセトを迎えに来た——が、ほっと息をついた。
「……ユーグはやられたみたいだから、俺はもういいか?」
青年のささやき声に応えたのは、
《——今しばらく待機するように》
艶やかな声で、端的な指示。青年を動かしていたのはサクラだった。
ウサギは気づいていないが、彼女が「やめて」と叫んだ時点から、ハオロンのブレス端末との通信は断たれていた。ロキのいるセーフハウスと海上都市を中継していたクルーザーから、サクラが干渉した。
ヴァシリエフハウスの彼らは、他人を護ることを得意としていない。自分の身を護るトレーニングに特化していて、誰かを——とりわけ弱い者を——護る機会を得てこなかった。ハウスで待機するイシャンですら、優先順位を設けて対処する護衛の訓練は受けているが、多数を等しく護ることは意識していない。
多数を護ることを常に意識して、経験を積み重ねてきたのは、サクラだけになる。
「……ここにいるだけで、いいんだな? 誰かが危害を加えたら、システムを破壊すると言っていたが……」
《お前が指示どおり見張っているなら、破壊はしない》
「……ほんとだな?」
《お前は静かに見張れないのか?》
「………………」
青年は、同じフロアに住んでいた。
ロキがウサギの位置を把握したあとに、サクラは青年を脅迫して先に向かわせていた。警備ロボは基地局から発信される偽情報に囚われているが、人は遣える。青年が身につけていた端末へ、サクラは直接指示を送りつけていた。
彼女にナイフを突きつけていたユーグを、サクラは止めようと思えば止められただろうに。
静観していた。
セトとハオロンの騒動も、しかり。
「……あなたは、セトやウサギの仲間じゃないのか」
《………………》
「どうして“今すぐ止めろ”と言わないんだ……?」
《静かに見張れ——と命じなければ黙れないようだな》
冷淡な響きに、青年は口を閉ざした。青年はセトやウサギに対して多少の情があったのだろうが、アトランティスを危機に晒すほどではない。
サクラの意図が気になったが、それ以上の言及はしなかった。
部屋のなかでは、痺れと痛みから床に伏しているユーグに護身のバトンを向けつつ、彼女がリング端末を操作していた。
通話が切れていることに気づいて、再発信し、
「ハオロン!」
《——ありす?》
「わたし、こっち、だいじょうぶ。そっちは……」
《黒いのは? どぉしたんや?》
「(黒いの?) ユーグ? ……なら、たおした」
《たおした? ……ありすが?》
「はい」
通話の奥で、驚きの間があった。
「そっちは……?」
《通話切れたし、攻撃もやめたわ。セトはそっち行ったよ? あとは……ロキがありすのとこ繋がらんみたいやの?》
ハオロンの声に被せて、《繋がった》ロキの声が短く応えた。
《ん? つまり? ……解決したんか?》
疑問だらけの声で尋ねるハオロンに、ウサギが、
「かいけつ、まだ。モルガンさんに、かわってほしい」
《モルガンって……あんたやがの? ありすが、あんたと話したいって》
ハオロンの声のあとに、低い声で《なんだ》と返事があった。
「……ユーグさんは、つかまえ、ました」
《すげぇなぁ? ウサギもヴァシリエフ教育受けてんのかぁ?》
ハオロンから警戒の意を向けられているだろうに、モルガンは普段の気だるげな声で軽口をたたいた。
しかし、
「……か、かえしてほしければ……セトを、かえしてください」
ウサギの唐突な交換条件を受けて、彼にしては珍しく唖然とした空気で、
《……はぁ?》
「セトは、〈はうす〉に、ひつようなので……ここに、わたせない、です」
《ほぉ……つまり? セトを返すなら、ユーグは返してくれるってことかぁ?》
「そう、です」
《ユーグよりセトが必要だって言ったら、どうすんだ?》
「……〈はうす〉のみんなで、ここを、〈はかい〉するとおもいます」
《あ~交渉になってねぇなぁ~? ……まぁ、本気じゃねぇよ。セトよりユーグが大事だ。交渉に出してくるってことは……当然、生きてんだよな?》
「いきてる……でも、すこし、〈びりびり〉したので……たおれて、ます」
《感電させたのか? 過激な女だなぁ……》
「………………」
なんと返したらいいのか分からずにウサギが困惑していると、部屋に飛び込んできたセトが、
「——ウサギ!」
血だらけの頬をした彼女の姿に衝撃を受けたが、床に倒れ込むユーグとそこに向けられるバトンを見て、「???」混乱におちいる。
ドアで待機していた青年は、サクラの指示を受けてすでに消えていた。
「なんだ? これどういう状況だ?」
「わたしが、ユーグさんを、たおした」
セトを見上げる彼女の瞳に、かすかだが得意げな輝きがあったことは否めない。
護られてばかりではないのだ——と、謙虚な主張が見えていた。
そんな主張に気づかないセトは、床に転がるユーグの「スタン攻撃とか……無いっす」小さなうめき声を聞き取って、ようやく状況を把握した。
把握したが、セトの口が発したのは、彼女が期待する——よくやった! などの——称賛ではなく、
「お前! その手どうなってんだ!?」
「……?」
「真っ赤じゃねぇか! 指も手も切れて……耳も切れてねぇかっ?」
「……〈ないふ〉をよけるの、すこし、しっぱいした、かも……?」
「なんで平然としてんだっ? 痛くねぇのか!?」
「……いま、とても……いたくなってきた……」
「治療! 今すぐ治療だろ!」
「……でも、ユーグさんが……」
「こいつはいいから! 縛っとくから早く治療してくれ!」
血まみれの顔と傷まみれの手。恐慌をきたしたセトに激しく急き立てられた彼女は、治療のために移動しようとしたが……ドアから医療ロボが入ってきたため、その場で治療をなされることとなった。
修復の終わった基地局を通して、ロキが派遣したらしい。
《ウサちゃん、なんでそんなことになってンの……》
「ロキ! 〈けが〉、だいじょうぶっ?」
《いや大丈夫じゃねェよ……それ神経いってねェ? ……いってるよな。手術が要るじゃん……》
「? ……ロキは、げんき?」
《何言ってンの……? 痛みでおかしくなってンの……?》
医療ロボの診断越しに真っ赤な手の状態を把握したロキと、2日ほど日にち感覚がずれている彼女は、互いにそれぞれの怪我を心配していたが……噛み合っていない。
ユーグを拘束し終えたセトが、彼女の横までやって来て、
「……大丈夫か」
「はい」
「いや、大丈夫じゃねぇよな……」
「いえ、もう、だいじょうぶ」
「………………」
「……それよりも、セトに、はなしがある」
「話?」
ダイニングのイスに腰掛け、医療ロボに簡易的な治療を施されながら、ウサギはセトを見上げた。
「〈はうす〉に、かえろうと、おもう。〈そと〉は……こわい」
「……ああ、そうだな。ハウスで手術したほうが……」
「——セトも、いっしょに」
彼女の声が、セトの言葉を遮った。
「〈そと〉に、セトだけなんて、のこしていけない。〈はうす〉にいてほしい」
「………………」
「みんな、セトにいてほしいとおもう」
「………………」
「……わたしも、いてほしい」
無言で眉間を細めたセトは、少しばかり動揺しているように見えた。
「さいごに、ひきとめなかったこと……わたしは、〈こうかい〉してる。……だから、いま、ひきとめようとおもう」
傷がないほうの手を伸ばして、けれども、血に濡れていることに気づいて、わずかに躊躇したが。
思いきったように、セトの手を掴んだ。
「いっしょに、かえってほしい」
——いっしょに、いてほしい。
彼女の言葉に、セトの脳裏で重なったのは、
「……おねがい、します」
「………………」
「……ちょこれーと、いっぱいつくるので。メルウィンと」
真面目な顔で提案され、セトは苦笑ぎみに吐息した。
彼女の希望を、振り払えるわけがない。
——そばにいるだろ。これからもずっと。それは約束する。
消えたはずの約束は、セトの胸に刺さったまま——。
開かれたドア横で、身を隠して様子をうかがっていた青年——歓迎会のときにセトを迎えに来た——が、ほっと息をついた。
「……ユーグはやられたみたいだから、俺はもういいか?」
青年のささやき声に応えたのは、
《——今しばらく待機するように》
艶やかな声で、端的な指示。青年を動かしていたのはサクラだった。
ウサギは気づいていないが、彼女が「やめて」と叫んだ時点から、ハオロンのブレス端末との通信は断たれていた。ロキのいるセーフハウスと海上都市を中継していたクルーザーから、サクラが干渉した。
ヴァシリエフハウスの彼らは、他人を護ることを得意としていない。自分の身を護るトレーニングに特化していて、誰かを——とりわけ弱い者を——護る機会を得てこなかった。ハウスで待機するイシャンですら、優先順位を設けて対処する護衛の訓練は受けているが、多数を等しく護ることは意識していない。
多数を護ることを常に意識して、経験を積み重ねてきたのは、サクラだけになる。
「……ここにいるだけで、いいんだな? 誰かが危害を加えたら、システムを破壊すると言っていたが……」
《お前が指示どおり見張っているなら、破壊はしない》
「……ほんとだな?」
《お前は静かに見張れないのか?》
「………………」
青年は、同じフロアに住んでいた。
ロキがウサギの位置を把握したあとに、サクラは青年を脅迫して先に向かわせていた。警備ロボは基地局から発信される偽情報に囚われているが、人は遣える。青年が身につけていた端末へ、サクラは直接指示を送りつけていた。
彼女にナイフを突きつけていたユーグを、サクラは止めようと思えば止められただろうに。
静観していた。
セトとハオロンの騒動も、しかり。
「……あなたは、セトやウサギの仲間じゃないのか」
《………………》
「どうして“今すぐ止めろ”と言わないんだ……?」
《静かに見張れ——と命じなければ黙れないようだな》
冷淡な響きに、青年は口を閉ざした。青年はセトやウサギに対して多少の情があったのだろうが、アトランティスを危機に晒すほどではない。
サクラの意図が気になったが、それ以上の言及はしなかった。
部屋のなかでは、痺れと痛みから床に伏しているユーグに護身のバトンを向けつつ、彼女がリング端末を操作していた。
通話が切れていることに気づいて、再発信し、
「ハオロン!」
《——ありす?》
「わたし、こっち、だいじょうぶ。そっちは……」
《黒いのは? どぉしたんや?》
「(黒いの?) ユーグ? ……なら、たおした」
《たおした? ……ありすが?》
「はい」
通話の奥で、驚きの間があった。
「そっちは……?」
《通話切れたし、攻撃もやめたわ。セトはそっち行ったよ? あとは……ロキがありすのとこ繋がらんみたいやの?》
ハオロンの声に被せて、《繋がった》ロキの声が短く応えた。
《ん? つまり? ……解決したんか?》
疑問だらけの声で尋ねるハオロンに、ウサギが、
「かいけつ、まだ。モルガンさんに、かわってほしい」
《モルガンって……あんたやがの? ありすが、あんたと話したいって》
ハオロンの声のあとに、低い声で《なんだ》と返事があった。
「……ユーグさんは、つかまえ、ました」
《すげぇなぁ? ウサギもヴァシリエフ教育受けてんのかぁ?》
ハオロンから警戒の意を向けられているだろうに、モルガンは普段の気だるげな声で軽口をたたいた。
しかし、
「……か、かえしてほしければ……セトを、かえしてください」
ウサギの唐突な交換条件を受けて、彼にしては珍しく唖然とした空気で、
《……はぁ?》
「セトは、〈はうす〉に、ひつようなので……ここに、わたせない、です」
《ほぉ……つまり? セトを返すなら、ユーグは返してくれるってことかぁ?》
「そう、です」
《ユーグよりセトが必要だって言ったら、どうすんだ?》
「……〈はうす〉のみんなで、ここを、〈はかい〉するとおもいます」
《あ~交渉になってねぇなぁ~? ……まぁ、本気じゃねぇよ。セトよりユーグが大事だ。交渉に出してくるってことは……当然、生きてんだよな?》
「いきてる……でも、すこし、〈びりびり〉したので……たおれて、ます」
《感電させたのか? 過激な女だなぁ……》
「………………」
なんと返したらいいのか分からずにウサギが困惑していると、部屋に飛び込んできたセトが、
「——ウサギ!」
血だらけの頬をした彼女の姿に衝撃を受けたが、床に倒れ込むユーグとそこに向けられるバトンを見て、「???」混乱におちいる。
ドアで待機していた青年は、サクラの指示を受けてすでに消えていた。
「なんだ? これどういう状況だ?」
「わたしが、ユーグさんを、たおした」
セトを見上げる彼女の瞳に、かすかだが得意げな輝きがあったことは否めない。
護られてばかりではないのだ——と、謙虚な主張が見えていた。
そんな主張に気づかないセトは、床に転がるユーグの「スタン攻撃とか……無いっす」小さなうめき声を聞き取って、ようやく状況を把握した。
把握したが、セトの口が発したのは、彼女が期待する——よくやった! などの——称賛ではなく、
「お前! その手どうなってんだ!?」
「……?」
「真っ赤じゃねぇか! 指も手も切れて……耳も切れてねぇかっ?」
「……〈ないふ〉をよけるの、すこし、しっぱいした、かも……?」
「なんで平然としてんだっ? 痛くねぇのか!?」
「……いま、とても……いたくなってきた……」
「治療! 今すぐ治療だろ!」
「……でも、ユーグさんが……」
「こいつはいいから! 縛っとくから早く治療してくれ!」
血まみれの顔と傷まみれの手。恐慌をきたしたセトに激しく急き立てられた彼女は、治療のために移動しようとしたが……ドアから医療ロボが入ってきたため、その場で治療をなされることとなった。
修復の終わった基地局を通して、ロキが派遣したらしい。
《ウサちゃん、なんでそんなことになってンの……》
「ロキ! 〈けが〉、だいじょうぶっ?」
《いや大丈夫じゃねェよ……それ神経いってねェ? ……いってるよな。手術が要るじゃん……》
「? ……ロキは、げんき?」
《何言ってンの……? 痛みでおかしくなってンの……?》
医療ロボの診断越しに真っ赤な手の状態を把握したロキと、2日ほど日にち感覚がずれている彼女は、互いにそれぞれの怪我を心配していたが……噛み合っていない。
ユーグを拘束し終えたセトが、彼女の横までやって来て、
「……大丈夫か」
「はい」
「いや、大丈夫じゃねぇよな……」
「いえ、もう、だいじょうぶ」
「………………」
「……それよりも、セトに、はなしがある」
「話?」
ダイニングのイスに腰掛け、医療ロボに簡易的な治療を施されながら、ウサギはセトを見上げた。
「〈はうす〉に、かえろうと、おもう。〈そと〉は……こわい」
「……ああ、そうだな。ハウスで手術したほうが……」
「——セトも、いっしょに」
彼女の声が、セトの言葉を遮った。
「〈そと〉に、セトだけなんて、のこしていけない。〈はうす〉にいてほしい」
「………………」
「みんな、セトにいてほしいとおもう」
「………………」
「……わたしも、いてほしい」
無言で眉間を細めたセトは、少しばかり動揺しているように見えた。
「さいごに、ひきとめなかったこと……わたしは、〈こうかい〉してる。……だから、いま、ひきとめようとおもう」
傷がないほうの手を伸ばして、けれども、血に濡れていることに気づいて、わずかに躊躇したが。
思いきったように、セトの手を掴んだ。
「いっしょに、かえってほしい」
——いっしょに、いてほしい。
彼女の言葉に、セトの脳裏で重なったのは、
「……おねがい、します」
「………………」
「……ちょこれーと、いっぱいつくるので。メルウィンと」
真面目な顔で提案され、セトは苦笑ぎみに吐息した。
彼女の希望を、振り払えるわけがない。
——そばにいるだろ。これからもずっと。それは約束する。
消えたはずの約束は、セトの胸に刺さったまま——。
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