36 / 191
5、女王家の神器
〈シウリン〉の指輪
しおりを挟む
メイローズはその箱に憶えがあった。主が肌身離さず持っていた小さな宝物。メイローズは敢えて干渉しなかったため、箱の中身は知らない。
恭親王が箱の蓋を開け、中を示す。綿入れの小さなクッションの上に、涙型の翡翠と金銀の象嵌が施された古い指輪が置かれていた。いかにも時代物の、いわくありげな品だ。何より、指輪の周囲を銀色の〈王気〉が取り巻いているのが、メイローズにはっきりと視えた。
「わが主よ、これは……」
「十年前の十二月、〈シウリン〉という太陽宮の見習い僧侶が、〈メルーシナ〉と言う少女から預かったものだ」
メイローズは驚愕に目を見開く。メイローズが〈シウリン〉という名を聞いたのは生涯に一度だけ。主と、初めて顔を合わせた朝。自分は〈シウリン〉だと言い張る主に、根気強く「正しい名」を教え、今後二度と口にしてはならないと言い含めた。背中を冷たい汗が走っていく。欠けたピースが嵌まっていく。
メイローズは思い出した。
十年前に、聖地から失われたものが、もう一つあったことを。
「……手に取って見てもよろしいですか?」
恭親王が頷くと、メイローズは見た目よりもずっしりと重いそれを箱から取り出し、間近で見る。メイローズが触れた瞬間、微かに光ったような気もしたが、それ以後は何も反応しない。しばらく舐めるように眺めまわし、メイローズは指輪を箱に戻した。
「これは……陰の〈王気〉を発していて、特別の神聖なる金属で造られています。人が作ることができない代物です」
メイローズの断言に恭親王が目を瞠る。
「特別の神聖なる金属?」
「かつて……〈混沌〉の闇に支配される以前の神世に伝えられていた神の金属、神金です。陰陽宮の神器〈陰陽の鏡〉と同じものですから、すぐにわかりました」
「神金――?」
張り詰めた紺色の瞳でじっとこちらを見つめて来るメイローズの強い視線を、恭親王は無表情で受け止めた。しかし、感情を表に出さないよう訓練された恭親王の表情とは異なり、その〈王気〉は内心の動揺を余すところなく表して身体の周囲を飛び回っている。
沈黙を貫く恭親王に、メイローズが尋ねた。
「陰の〈王気〉を纏っております段階で、通常のものでないのは明らかですが、これ以上に神器に相応しいものはないように思えますね。これの素性について、わが主は疑問に思われたことはないのでしょうか?」
「私には〈王気〉は視えないし、他の者に見せたこともない……ただの、年代物の古い指輪だとばかり」
「もし、これが神器であるとすれば、十年間失われていたのももっともなことです」
「そうだな……だが、名前が違う」
恭親王が微かに眉を顰めて言う。
「確かに……その、どのような経緯で、〈シウリン〉は、この指輪を預かったのですか?」
「〈シウリン〉は、〈星の雫〉尼僧院の帰り道に、迷子の〈メルーシナ〉を見つけて、尼僧院まで送り届けた。その時、〈メルーシナ〉が落とした指輪を拾って保管していたが、僧院に帰るときに彼女に返すのを忘れたのだ」
「〈メルーシナ〉というのは?」
「彼女が名乗った。彼女はその指輪は〈シウリン〉にくれると言っていたが、〈シウリン〉は一切の私有を禁じられているし、返すつもりだったのだがな。〈メルーシナ〉の熱が非常に高く、尼僧たちも慌てていたし、〈シウリン〉も門限を過ぎていたから、カンテラだけ借りて、すぐに元来た道を戻ったのだ」
メイローズが首を傾げる。
「つまり……〈メルーシナ〉は口がきけたのですよね?」
恭親王も頷いた。
「ああ。いろいろと、話をした。その指輪は、母親にもらったものだと、言っていた。大きくなったら、旦那様に渡すものだとも。」
「それを、くれると言ったのですか?」
メイローズの問いかけに、心なし恭親王は顔を赤らめた。
「……そう。だから、そんな大事な物はもらえないと言ったのだが、自分が持っていたらまた落とすだろうからと。それで、尼僧院に着くまで預かったのだ」
「〈メルーシナ〉の髪と目の色は?」
「白金色の髪に、翡翠色の瞳。凝った造りの衣裳に、そっくりそのまま同じ姿の人形を抱えていた」
メイローズが帳面を覗き込んでぱらぱらと頁をめくる。
「あ、ありました。そう、そっくり同じ姿の人形!」
メイローズが書付を指さしながら言った。
「ああ、あと名を聞いたら、はじめ〈オジョウサマ〉って言ったな。でも特別に〈メルーシナ〉と呼んでもいいって。だからわた……いや、〈シウリン〉は、〈オジョウサマ〉って名前だと思ったんだ。女なんて老婆しか見たことなかったからな。……でも、姫様じゃないんだな?」
恭親王は少し首を傾げた。だが、それについてメイローズには思いついたことがあった。
「アデライード姫は、その数か月前までは王女ではなく、辺境伯の令嬢でしかありませんからね。それまでずっと〈お嬢様〉と呼ばれていても、不思議はありません。それに、アデライード姫は十月生まれですから、十二月の頭ではアデライードという名に慣れていなかったかもしれませんね」
「どういうことだ?」
いぶかしそうに眉を寄せる恭親王に、メイローズが説明した。
「西の女王家では、子供が七歳の年を越えて育つことが少ないので、七歳までは天からの預かり人として、始祖女王ディアーヌの眷属の名をつけ、さらにその名は家族だけに知らされるそうなのです。七歳の誕生日に、初めて本当の名をつけるのだそうですよ。メルーシナは、ディアーヌの眷属の人魚ですね。姫君の幼名がメルーシナというのは、可能性としてあり得ます」
恭親王は顎に手をあてて考え込む。
「なるほど……咄嗟に幼名を名乗ったということか。だが、そうなると……」
恭親王の表情が曇る。周囲にはかまびすしいほどに金の龍が飛び回る。
「尼僧院に着くまでは、普通に喋っていた。だが、尼僧院に着いたときには熱が高く……眠っていてるのかと思っていたが、あれは、意識がない状態だったのだな」
「かなり危険な状態だったようです。西の女王家の姫君たちは身体が弱いですから。初冬の森の中に長くいれば、体調を崩して当然です」
「……あの日は、初雪が降った……」
恭親王が遠い目をして言った。
「意識を取り戻した時には、声を失くしていたとありますが、森を彷徨っている間に恐ろしい目にあって、声を失ったわけではないのですね」
「確かに、見つけた時は泣いていたが、菓子を食べさせれば落ち着いて泣き止んだ。普通に、ペラペラよくしゃべったし、我儘も言いたい放題だった。特に恐ろしい目にあったようには……」
ではなぜ、少女は声を失ったのか。
「熱で、声を失うようなことはあるだろうか?」
「それは、何とも言い難いですね。ですが、尼僧院で姫君の覚醒に立ち会った医師の話では、ひどく怯えたようすであったと。目を覚ますとすぐにエイダ修道女が泣きながら抱き着いて大騒ぎして、ろくに診察もできなかったと零していました」
恭親王は両腕を組んで思案に暮れる。
「……本当に、これが西の神器なのか、彼女がアデライード姫なのか、確かめねばならない。何があったのかを、今ここで詮索しても始まらぬ」
十中八九間違いないと思いながらも、なおも信じがたい思いで恭親王はテーブルの上の指輪を見つめる。
「……わが主が隠して持っておられた宝物とは……その指輪だったのですね」
メイローズは、主が昔から手の内に握り締め、何かを守ろうしてきたのに気づいていた。この小箱を見繕って与えたのも他ならぬメイローズなのだが、しかし、その箱の中身については、一切尋ねることもしなかった。
メイローズの問いかけに、恭親王が長い睫毛の目を伏せた。
「……〈シウリン〉が持っていたもので、残っているのはこの指輪だけだ。太陽宮の僧院には、〈シウリン〉の痕跡は一切、残っていないだろう」
まるで、初めから存在しなかったかのごとく、〈シウリン〉の存在は消されたのだ。
「あの日、門限を過ぎて戻った〈シウリン〉を、帝都からの迎えに来た正副の傅役たちが待っていた。そのまま、攫われるように転移門(ゲート)を通って帝都に連れ出され、それっきりだ。……デュクトに見つかれば取り上げられると思って、〈シウリン〉はずっと、指輪を下帯の中に隠していた。〈メルーシナ〉に返せないことをずっと気に病んでいたが、うかつに動いて、〈シウリン〉の存在を周囲に知られるわけにはいかなかった」
〈シウリン〉は、皇家の秘密だ。その存在を明かすことはできない。
「まさか、〈メルーシナ〉がアデライード姫だなどと、想像もしなかった……」
まだ、恭親王の中でも整理がついていないらしい。
恭親王は指輪の入った小箱を大事そうに懐にしまった。メイローズは、じっと主を見つめ、躊躇いがちに尋ねる。
「わが主よ……。その指輪がもし神器だった場合……それが、あなたのお手元にあることを、どう、説明なさるおつもりですか?」
恭親王はしばらく懐手にして小箱を握りしめていたが、メイローズに言った。
「〈シウリン〉は、存在を隠されていた私の双子の兄弟だ。指輪は彼の遺品で、私は彼の遺言に従って、指輪の持ち主を探していた。嘘は、言っていない」
メイローズが深く頭を下げる。それが妥当な、ぎりぎりの線だろう。
「承知いたしました」
「この件は、私が許可するまで誰にも……〈禁苑〉の者にも秘しておくように」
メイローズはいっそう深く頭を垂れた。
恭親王が箱の蓋を開け、中を示す。綿入れの小さなクッションの上に、涙型の翡翠と金銀の象嵌が施された古い指輪が置かれていた。いかにも時代物の、いわくありげな品だ。何より、指輪の周囲を銀色の〈王気〉が取り巻いているのが、メイローズにはっきりと視えた。
「わが主よ、これは……」
「十年前の十二月、〈シウリン〉という太陽宮の見習い僧侶が、〈メルーシナ〉と言う少女から預かったものだ」
メイローズは驚愕に目を見開く。メイローズが〈シウリン〉という名を聞いたのは生涯に一度だけ。主と、初めて顔を合わせた朝。自分は〈シウリン〉だと言い張る主に、根気強く「正しい名」を教え、今後二度と口にしてはならないと言い含めた。背中を冷たい汗が走っていく。欠けたピースが嵌まっていく。
メイローズは思い出した。
十年前に、聖地から失われたものが、もう一つあったことを。
「……手に取って見てもよろしいですか?」
恭親王が頷くと、メイローズは見た目よりもずっしりと重いそれを箱から取り出し、間近で見る。メイローズが触れた瞬間、微かに光ったような気もしたが、それ以後は何も反応しない。しばらく舐めるように眺めまわし、メイローズは指輪を箱に戻した。
「これは……陰の〈王気〉を発していて、特別の神聖なる金属で造られています。人が作ることができない代物です」
メイローズの断言に恭親王が目を瞠る。
「特別の神聖なる金属?」
「かつて……〈混沌〉の闇に支配される以前の神世に伝えられていた神の金属、神金です。陰陽宮の神器〈陰陽の鏡〉と同じものですから、すぐにわかりました」
「神金――?」
張り詰めた紺色の瞳でじっとこちらを見つめて来るメイローズの強い視線を、恭親王は無表情で受け止めた。しかし、感情を表に出さないよう訓練された恭親王の表情とは異なり、その〈王気〉は内心の動揺を余すところなく表して身体の周囲を飛び回っている。
沈黙を貫く恭親王に、メイローズが尋ねた。
「陰の〈王気〉を纏っております段階で、通常のものでないのは明らかですが、これ以上に神器に相応しいものはないように思えますね。これの素性について、わが主は疑問に思われたことはないのでしょうか?」
「私には〈王気〉は視えないし、他の者に見せたこともない……ただの、年代物の古い指輪だとばかり」
「もし、これが神器であるとすれば、十年間失われていたのももっともなことです」
「そうだな……だが、名前が違う」
恭親王が微かに眉を顰めて言う。
「確かに……その、どのような経緯で、〈シウリン〉は、この指輪を預かったのですか?」
「〈シウリン〉は、〈星の雫〉尼僧院の帰り道に、迷子の〈メルーシナ〉を見つけて、尼僧院まで送り届けた。その時、〈メルーシナ〉が落とした指輪を拾って保管していたが、僧院に帰るときに彼女に返すのを忘れたのだ」
「〈メルーシナ〉というのは?」
「彼女が名乗った。彼女はその指輪は〈シウリン〉にくれると言っていたが、〈シウリン〉は一切の私有を禁じられているし、返すつもりだったのだがな。〈メルーシナ〉の熱が非常に高く、尼僧たちも慌てていたし、〈シウリン〉も門限を過ぎていたから、カンテラだけ借りて、すぐに元来た道を戻ったのだ」
メイローズが首を傾げる。
「つまり……〈メルーシナ〉は口がきけたのですよね?」
恭親王も頷いた。
「ああ。いろいろと、話をした。その指輪は、母親にもらったものだと、言っていた。大きくなったら、旦那様に渡すものだとも。」
「それを、くれると言ったのですか?」
メイローズの問いかけに、心なし恭親王は顔を赤らめた。
「……そう。だから、そんな大事な物はもらえないと言ったのだが、自分が持っていたらまた落とすだろうからと。それで、尼僧院に着くまで預かったのだ」
「〈メルーシナ〉の髪と目の色は?」
「白金色の髪に、翡翠色の瞳。凝った造りの衣裳に、そっくりそのまま同じ姿の人形を抱えていた」
メイローズが帳面を覗き込んでぱらぱらと頁をめくる。
「あ、ありました。そう、そっくり同じ姿の人形!」
メイローズが書付を指さしながら言った。
「ああ、あと名を聞いたら、はじめ〈オジョウサマ〉って言ったな。でも特別に〈メルーシナ〉と呼んでもいいって。だからわた……いや、〈シウリン〉は、〈オジョウサマ〉って名前だと思ったんだ。女なんて老婆しか見たことなかったからな。……でも、姫様じゃないんだな?」
恭親王は少し首を傾げた。だが、それについてメイローズには思いついたことがあった。
「アデライード姫は、その数か月前までは王女ではなく、辺境伯の令嬢でしかありませんからね。それまでずっと〈お嬢様〉と呼ばれていても、不思議はありません。それに、アデライード姫は十月生まれですから、十二月の頭ではアデライードという名に慣れていなかったかもしれませんね」
「どういうことだ?」
いぶかしそうに眉を寄せる恭親王に、メイローズが説明した。
「西の女王家では、子供が七歳の年を越えて育つことが少ないので、七歳までは天からの預かり人として、始祖女王ディアーヌの眷属の名をつけ、さらにその名は家族だけに知らされるそうなのです。七歳の誕生日に、初めて本当の名をつけるのだそうですよ。メルーシナは、ディアーヌの眷属の人魚ですね。姫君の幼名がメルーシナというのは、可能性としてあり得ます」
恭親王は顎に手をあてて考え込む。
「なるほど……咄嗟に幼名を名乗ったということか。だが、そうなると……」
恭親王の表情が曇る。周囲にはかまびすしいほどに金の龍が飛び回る。
「尼僧院に着くまでは、普通に喋っていた。だが、尼僧院に着いたときには熱が高く……眠っていてるのかと思っていたが、あれは、意識がない状態だったのだな」
「かなり危険な状態だったようです。西の女王家の姫君たちは身体が弱いですから。初冬の森の中に長くいれば、体調を崩して当然です」
「……あの日は、初雪が降った……」
恭親王が遠い目をして言った。
「意識を取り戻した時には、声を失くしていたとありますが、森を彷徨っている間に恐ろしい目にあって、声を失ったわけではないのですね」
「確かに、見つけた時は泣いていたが、菓子を食べさせれば落ち着いて泣き止んだ。普通に、ペラペラよくしゃべったし、我儘も言いたい放題だった。特に恐ろしい目にあったようには……」
ではなぜ、少女は声を失ったのか。
「熱で、声を失うようなことはあるだろうか?」
「それは、何とも言い難いですね。ですが、尼僧院で姫君の覚醒に立ち会った医師の話では、ひどく怯えたようすであったと。目を覚ますとすぐにエイダ修道女が泣きながら抱き着いて大騒ぎして、ろくに診察もできなかったと零していました」
恭親王は両腕を組んで思案に暮れる。
「……本当に、これが西の神器なのか、彼女がアデライード姫なのか、確かめねばならない。何があったのかを、今ここで詮索しても始まらぬ」
十中八九間違いないと思いながらも、なおも信じがたい思いで恭親王はテーブルの上の指輪を見つめる。
「……わが主が隠して持っておられた宝物とは……その指輪だったのですね」
メイローズは、主が昔から手の内に握り締め、何かを守ろうしてきたのに気づいていた。この小箱を見繕って与えたのも他ならぬメイローズなのだが、しかし、その箱の中身については、一切尋ねることもしなかった。
メイローズの問いかけに、恭親王が長い睫毛の目を伏せた。
「……〈シウリン〉が持っていたもので、残っているのはこの指輪だけだ。太陽宮の僧院には、〈シウリン〉の痕跡は一切、残っていないだろう」
まるで、初めから存在しなかったかのごとく、〈シウリン〉の存在は消されたのだ。
「あの日、門限を過ぎて戻った〈シウリン〉を、帝都からの迎えに来た正副の傅役たちが待っていた。そのまま、攫われるように転移門(ゲート)を通って帝都に連れ出され、それっきりだ。……デュクトに見つかれば取り上げられると思って、〈シウリン〉はずっと、指輪を下帯の中に隠していた。〈メルーシナ〉に返せないことをずっと気に病んでいたが、うかつに動いて、〈シウリン〉の存在を周囲に知られるわけにはいかなかった」
〈シウリン〉は、皇家の秘密だ。その存在を明かすことはできない。
「まさか、〈メルーシナ〉がアデライード姫だなどと、想像もしなかった……」
まだ、恭親王の中でも整理がついていないらしい。
恭親王は指輪の入った小箱を大事そうに懐にしまった。メイローズは、じっと主を見つめ、躊躇いがちに尋ねる。
「わが主よ……。その指輪がもし神器だった場合……それが、あなたのお手元にあることを、どう、説明なさるおつもりですか?」
恭親王はしばらく懐手にして小箱を握りしめていたが、メイローズに言った。
「〈シウリン〉は、存在を隠されていた私の双子の兄弟だ。指輪は彼の遺品で、私は彼の遺言に従って、指輪の持ち主を探していた。嘘は、言っていない」
メイローズが深く頭を下げる。それが妥当な、ぎりぎりの線だろう。
「承知いたしました」
「この件は、私が許可するまで誰にも……〈禁苑〉の者にも秘しておくように」
メイローズはいっそう深く頭を垂れた。
13
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が死んで満足ですか?
マチバリ
恋愛
王太子に婚約破棄を告げられた伯爵令嬢ロロナが死んだ。
ある者は面倒な婚約破棄の手続きをせずに済んだと安堵し、ある者はずっと欲しかった物が手に入ると喜んだ。
全てが上手くおさまると思っていた彼らだったが、ロロナの死が与えた影響はあまりに大きかった。
書籍化にともない本編を引き下げいたしました
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる