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「お前みたいな醜いキズモノとは結婚しない!」
「つまり婚約破棄、ということだな?」
学園の舞踏会で婚約者に婚約破棄を告げられたディアナは、微笑してその言葉を受け入れた。
あまりにも堂々としていたので、破棄を告げた婚約者もその腕の中にいる令嬢もポカンとしてしまうほどだ。
キズモノと言われたディアナの家は騎士の名門。
男性と同じ服を着るディアナの頬には大きな傷があり、体にも無数の痕がある。
全て、人を守るためについたもの。
それが気になるというのなら仕方がないと、あっさり受け止めたのだ。
パートナーをなくして壁の花となるディアナのもとに、声をかけてくる少年がいた。
「僕と、踊ってください」
緊張して真っ赤な顔で見上げてくる美少年の愛らしさは、矢となってディアナの胸を貫いたのだった!
この話は運命の相手と定めた少年を、なんとしてでも口説き落とそうとする女騎士(見習い)の物語
※不定期更新
文字数 4,786
最終更新日 2024.12.24
登録日 2024.12.23
小学六年生の冬、望月歩夢は熱で寝込んでいた。
ベッドの上で意識が遠のき、目が覚めたら寝ていたのは何故か外で森の中。
すぐに「なるほどここは夢!」と納得して楽しんでいると、ひょんなことから巨大な怪物に追いかけ回される羽目に!
絶体絶命のその時、助けてくれたのは喋る犬、ではなく狼。
さすが夢の中だと喋る狼を受け入れていると、その狼が銀髪の少年に変身!
クロドゥルフと名乗るその少年は、狼獣人なのだという。
「言いにくいからクロって呼ぶな」
「勝手に略すな!」
魔法の使える世界に召喚された歩夢と狼獣人の少年クロドゥルフが、力を合わせて問題に立ち向かう友情物語。
※7月中は毎日2話更新、8月は1話更新
※8月26日完結予定です
文字数 84,936
最終更新日 2023.08.29
登録日 2023.07.21
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